身元引受とはあまり関係のない話かもしれませんが、
確か、舞城王太郎のデビュー作は、「煙か土か食い物」だということを思い出します。

つまり、生きているものの終わりは、
煙になるか
土にかえるか
食い物になるか

ということだったと記憶しておりますが、
なにぶんだいぶん前に読んだきりなので、うろ覚えです。

この意見は考えるまでもなく正しい。
反論の余地がない。
ゆえに、遊びがないように感じて、そこが唯一の反論すべきところでしょうが、
しかし、おそらく現代の日本で逝去した場合、
ほとんどの場合、煙になってしまうのは、事実です。

当協会は高齢者の方の身元引受をしている以上、
死後の事務を委託される立場にあることも事実。

身元引受とは、誰かが煙になることを見届けることなのかもしれません。

では、お亡くなりになられたあと、我々は何を託されているのか。
我々としては何をすべきなのか。
次回書いてみようと思います。