介護徒然草

身寄りが無い人と身元引受人の関係、介護と申請について、よくある問題点とその対応について書いてます。

タグ:子ども部屋おじさん

bt190619


こちらの記事です。

当協会も生活保護の方や年金暮らしの方の身元引受人になっている関係で、家賃滞納という現実にはよくよく直面しています。生活保護の方あるいは年金暮らしの方でかつ高齢になってくると、そもそも月の金額では暮らせない、いわゆる詰んだ状態から始まっているということも多いわけです。

家賃滞納も何十万円、場合によっては何百万円と積み重なっていて、事実上返済は不可能になっています。

オーナーとしては追い出せばいいと思われるかもしれませんが、実際にそこに住んでいる方を追い出すというのは容易ではありません。例えば、まったく払わないのではなく、月々に暮らしていく分からわずかに支払うというような場合、なかなか追い出せないといった現実があります。

そのときの積み重なった滞納はオーナーの怒りと同等と言い換えてもいいかもしれません。
直接的な負債関係はないにしろ、身元引受人として怒りの矛先になるということは、ままあることですから。

そんなわけで、家賃滞納というのは不幸な事態です。

今回は、近年増えてきた就職氷河期世代の家賃滞納についての記事になります。

子ども部屋おじさんにはなりたくない心理

いったん外に出てるという状態から、実家に帰るという選択は難しいというのはあると思います。

こどおじが揶揄の対象になっているからというのもあるでしょうが、それ以上にいままでの生活パターンが劇的に変化することに耐えきれないのです。

就職氷河期世代にとって、正職は苦労して得た勲章のようなものですから、もしも職を失えば、もう一度職探しを始めます。

きっと、座ったら二度と立ち上がれないというような心理状態です。

だから、家賃滞納してでも居続けてしまいます。


不安定な地位におかれる就職氷河期世代

基本的に就職氷河期世代は正職についた人が少ないです。新卒至上主義の日本の国風とあいまって、一度失敗したルートをたどった人間は、社会からつまはじきにされています。

それゆえにといったらなんですが、手にしていた職を失うと、家賃滞納という状況に陥ってしまいます。

これは単純に経済的に困窮するということだけが理由ではありません。

先に述べたように、家賃滞納にはオーナーに対する不誠実な態度ということになります。それでも、なおその状況を続けてしまうというのは、こんなにも割を食っているのだから、他人(オーナー)も同じく家賃滞納という状況になってもしかたないじゃないかという心理が伴っているように思います。

当協会のご利用者の方がみんながみんなそうであるとは言い難いですが、このある種の【あきらめ】といいますか、不幸で連帯するような心理状態があるように思われました。

つまり、自己肯定感のなさが、他人の不幸を許容してしまうというか。

他人なんかどうでもいいと思ってしまう。

そのため、家賃を滞納してもたいしたことだと思わない。

じゃあどうすればいいかというと、自己肯定感を持つことが大事なので、誰かに認めてもらうということが大事なのかなと思います。

特に親は【派遣だから】とか【実家暮らしだから】とか【働いてないから】とかいう理由で否定しないことが大事ですね。


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bt190312


こちらの記事です。

子ども部屋おじさん。このワードが生み出されたのはつい最近のようです。

社会人となり、自らの収入で生活できるようになっても、「自宅暮らし」を続ける人への風当たりが厳しいという。ネット上では、“実家の「子供部屋」に住み続けている独身の中年男性”を意味する「子供部屋おじさん」という表現が登場。派生形の「子供部屋おばさん」や、略語にあたる「こどおじ・こどおば」も生まれるなど、それぞれの立場を巻き込んだ論争となっている。

要はパラサイトシングルの現代版みたいな感じでしょうか。

しかし、子ども部屋という子どもっぽさとおじさんという一見矛盾した言葉を組み合わせるところにやはり揶揄といいますか【風当り】というものを感じます。

風は目に見えないものなので、すべては印象のお話。

噂とか、世間体とか、社会とか、常識とか、そういう実態がないもの。
しかし、我々にとっては、そういう虚像がなければ生きていけないのも事実。

常識なんて最たるものです。
例えば、建物を建てるときの地鎮祭とかべつにしなくても死にはしないと思うんですが、するのが常識になっていて、ほとんどの建物ではしている。常識化してしまっている。

印象から言えば、子ども部屋おじさんは生活力がないとか、なにかしらのコミュニケーション障害を抱えているとか、そういうふうに捉えられる一方で、むしろ倹約する合理的な人という印象を抱かれたりもするようです。ここを論じてもまったく意味がない。

ただ、日本の可処分所得がどのような推移をたどってきているかを考えると、実家暮らしというのは合理的な側面が増すように思います。

こちら0000181775_01
の厚生労働省のデータを御覧ください。

可処分所得は平均的に見ても300万円を割りこんでいます。
しかし、これはアッパークラスを含めての数値になりますから、
子ども部屋おじさんと呼ばれるロスジェネ世代はもっと平均値より低いでしょう。

年収的に考えても200万円から300万円で、仮に住居費が5万円/月にかかるとそれだけで60万円年間にかかるわけです。電気代やガス代を含めると、貯蓄もままならない。

そんな中、実家暮らしはほとんど必須ということになります。

また、記事内では介護離職についても書いてありました。
実際、親の介護のためにやむなく実家に舞い戻るという例もあると思います。
いくら福祉関係が昔より発達してきたとはいえ、完全に本人の意思だけで完結する施設というのはまだ珍しい部類です。特に高齢になってくると認知症になる可能性が高まるので、意思能力が減衰します。その場合、施設側がいろいろな判断をすることになり、決断の負担が増える。
家族の意思が救いになるんですね。

子ども部屋おじさんも一概に悪いとは言えないような気がします。










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身元引受は身寄りの無い方がご入居する際のサポート、葬儀サポート、金銭管理から、独居の方の電話による見守り業務まで幅広くおこなっております。

コンサルとしては、長年にわたる経験から、時代を先取りした”未来”をお届けするものです。介護報酬の改定やいろいろなリスクを勘案し、行政申請から内部監査、予算の見直しまで含めた総合的なものスポット的なものを取り揃えております。
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