2005年02月21日

作画マン事情

以前に『基本を習って習って、習い切った所から個性が生まれる』という、とある芸術家の方の話を書きましたが。最近の作画マンは動画としてこの仕事に就いてから3ヶ月から半年で原画に回される事が普通になって来たそうです、そうしないと本人も嫌になって辞めてしまう例もあるとか。
自分たちの時代には特別な例外を除いて、大体1年半〜2年半で原画になっていました。テレコムのようなしっかり基礎を学ばせる会社では、もっと長かったそうです。でもそれでも原画になった時、分からない事やもっと学んでおけば良かったと思う場面が沢山ありました。
って事は3ヶ月や半年で学べる作画の基礎ってどの程度なのでしょう。これじゃ自分の個性を作り上げる土台すら築けないんじゃないかと。
こんな状況の中で成長して行かなくてはならない若い作画の人は、本当に大変だと思います。
そんな中でも実践的に養成してくれるアニメ会社直営の専門学校などが、ここ数年あちこちに出て来たのはいい事なんじゃないかなと思っていたのですが、ライブの社長・芦田さんが講師をしていた東映の養成所は今年から声優科を残して他は閉鎖するとか。

新人を育てる機会をこのまま失うのは惜しいと思った芦田さんがサンライズに(伏せなくていいですよね)相談した所、ライブと同じ建物内に完全に将来原画や作監を目指す人のためだけの作画教室を、サンライズの援助で作れる事になったそうです。サンライズさん、太っ腹!
この話は大分前に耳にしていてぼんやり心に留めていたのですが、先日聞いたら今春から運営開始、もう受講する生徒も決まっているらしいです。どうやら少人数制になる模様。
講師は芦田さんをはじめライブやその周囲の作画の方になるようで、正直自分もその講義を受けたい気分なんですが。その事を言ったら芦田さんに「そんな事言わないで、講師の方をやってよ」と言われました。芦田さんの助力になるならぜひともと思いつつ、果たして自分に人に教える事なんて出来るのか、そんな力があるのか疑問だったりします。


lmtomi at 02:27│Comments(0)TrackBack(0)仕事の事 

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とみなが まり
・アニメの原画を生業にしています。
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