2017年05月23日

エリック・クラプトン氏使用タイプのクロコダイル柄 ストラップ2種を発売!(その1)

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 この度、2016年の来日公演も記憶に新しい、エリック・クラプトン氏の使用タイプのギターストラップ2種を発売いたしました。

 発売記念として、それぞれのバージョンで、10本限定にて20%オフ価格で販売します。

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 販売ページは以下となります。

バージョン1:
  PC用:  http://straphouse.ocnk.net/product/113
 スマホ用: http://straphouse.ocnk.net/phone/product/113


バージョン2:
  PC用:  http://straphouse.ocnk.net/product/114
 スマホ用: http://straphouse.ocnk.net/phone/product/114




 このストラップの実物は、クロコダイル(ワニ)の本革を使ったものと思われ、焦げ茶色のバージョンと、黒色のバージョンのものが見られます。

 黒色バージョンについては、当時、来日公演の広告の画像にもあったものなので、クラプトン氏のファンのかたでなくとも御存じかもしれません。


 当方では、2015年の段階で、このタイプのストラップの製作の検討を始めました。

 しかし、資料を集めつつ調査しているうちに、複数のバージョンが存在している可能性が出てきたことや、後部の長さ調整部の詳細がわかる画像が見つからなかったことなどから、この企画は、少々保留状態となっておりました。

 また、製作に関わる大きな問題として、「クロコダイルの本革は、あまりにも価格が高い(一般的には、1枚で十万円以上)」といったことも存在しておりました。

 しかし、数か月前に、お客様から製作検討の依頼があり、また、長さ調整部の情報もいただけたこともあって、再度の検討を開始したという次第です。


 このようなことで、実際に製作できるような道筋を立てることになったわけですが、アレコレと調査し、頭を絞った結果、クリアすべき問題項目に関しては、以下のようなことになりました。
  


1.長さ調整部の構造について

 お客様からの情報により、実物のストラップの長さ調整部については、ライブ動画を見ると、かなりわかることが判明しましたゆえ、様々な動画にて確認してみました。

 その結果、調整部の構造は、布製のストラップやベルトによく見られるような、移動カン(リュックカン)と呼ばれる金属パーツを使用したものであることがわかりました。

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 これですと、バックル方式やスリット方式の調整方式とは異なり、その調整範囲内にては、無段階に長さを設定できるメリットがあります。

 また、ストラップの幅は、画像から、フェンダー系のストラップなどで一般的な、2inch(約5cm)であろうことがわかりましたが、この幅の移動カン等のパーツならば、専門店にて入手は可能です。


 ただし、この方式は、長さ設定の過程にて、金属部にて革を局所的に折り曲げる必要があるゆえ、厚めの革ですと、折り曲げにくいばかりでなく、革の表面にシワなどが発生しやすく、また、革の劣化が他の方式に比べて早いという欠点もあります。

 これゆえ、本革のストラップなどでは、あまり採用しない方式なのですが、実物においては、比較的曲げやすいクロコダイル革ということで、この方式にしたという感じなのでしょうか。

 とりあえずは、サンプルを製作しての試験を行った結果、表面にクロコダイル相当の何らかの革を貼った、1mm~2mm程度の厚さの牛革であれば、何とかクリアできそうではありましたので、この長さ調整方式を踏襲することにしました。

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2.使用する革について

 お客様の希望の御予算からも、クロコダイルの本革は使用できませんでしたゆえ、まずは、クロコダイル柄の「型押しの牛本革」の使用を考えてみました。

 クラプトン氏の実物のストラップは、おそらく(もちろん!?)本物のクロコダイル革と思われるのですが、クロコダイル一匹分の革を長手方向に切り出して使用したと思われる柄模様となっています。

 よって、この柄に近いものを探す必要があり、かつ、上記の長さ調整機能で考えると、本体の革の長さは、120cm以上は欲しいところとなります。

 ところが、一般的な型押し革のほとんどでは、「半裁」と呼ばれる、大きな単位(牛一頭の半分の大きさ)での牛本革1枚分において、幅が狭い方向に、柄が型押しされています。(⇒長手方向に柄が並んでいないということです。)

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 従って、この状態ですと、実物のような柄の並びとするためには、100cm(1m)少々までしか長さを確保できそうにありません。

 加えて、型押しの柄については、実物のストラップと同様な形状/大きさの柄がなかなか見つからないといったこともありました。


 このような状況から、長手方向に柄が並び、かつ、型押し牛革よりも様々な種類の柄が用意されている、クロコダイル柄の合皮を使用することにしました。

 多くの種類の合皮から、実物になるべく近い柄の形状/大きさと、色のものを選んで使用することになります。

 もちろん、合皮だけでは強度的に不足するため、ストラップ本体は、1.5mm厚の牛本革として、これの表面にクロコダイル柄の合皮を接着した後、ミシン縫い、及び、手縫いでの縫合を施すという方式をとっています。(実物も、全体に縫合が施されています。)

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 これにて、金属パーツ部における折り曲げにも対応できるしなやかさと、使用経過においても伸びの少ない強度を確保できるようにしてあります。

 牛本革と合皮のハイブリッド構造ゆえ、合皮使用とは言っても、合皮のみの市販のストラップのような経年劣化によるヒビ割れなどは、遥かに発生にしくいものです。



3.実物のバージョンについて

 動画も含めて確認してみたところによると、現在当方にてわかった範囲では、クラプトン氏のクロコダイルストラップは、2つのバージョンが存在している模様です。

 1つめは、2013年のライブ動画などでメインに使用されているものですが、焦げ茶色で、先端部に、別途の細かい柄の革が貼ってあると推定されるバージョンです。

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 そして2つめは、2015年や、2016年の来日時のライブ画像でメインに使われているものですが、黒色で、焦げ茶のものよりも大きなクロコダイルの柄が先端から並んでいるものです。

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 いずれのバージョンも、後部の長さ調整部は、ほぼ同様で、この部分にワイヤレスのトランスミッターが取り付けられて使用されていることも多いようです。(トランスミッターケースも、クロコダイル革で構成されています。)


 ということで、当方では、この2つのバージョンを作り分けて販売することにいたしました。


 長くなってしまいましたゆえ、当方の2種の品の詳細は次回ということで・・・


 ⇒ 続きます。 


 販売ページは、こちらです!
 
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2017年04月14日

YAMAHA ビンテージタイプのアコギ用ストラップを発売しました!!

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 長らく御好評をいただいている、SP-410タイプのストラップに加え、この度、アコギ用ストラップとして、「ビンテージタイプ」などと呼ばれている、YAMAHAの旧タイプのストラップの再現にトライした品を発売いたしました。

 まずは、発売特別価格として、先着の10本については、20%オフにて販売いたします。

 販売ページは、こちらです!
 PC用:  http://straphouse.ocnk.net/product/112
 スマホ用: http://straphouse.ocnk.net/phone/product/112



 この実物については、SP-410系列のものよりも古い製品のようで、現在のところ、正式な型番などが不明なのですが、近年のオークションなどにおいても、出品されているのをよく見かけるものです。(1980年のYAMAHAのカタログでは、ナチュラル色のものがSP-301、ブラック色のものがSP-302、ブラウン色のものがSP-303という型番になっております。)

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 本体が3ピース構造であることが外観上の特徴ともなっておりますが、本体幅は7cmで、SP-410よりも大型であり、全体的に高級感のあるストラップになっています。

 大型のタイプのアコースティックギターに適していることになるでしょうか。

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 現存する実物においては、多くのものに経年劣化が生じており、このことからも、かなり以前の製品であると推測されるのですが、ここしばらく、当方にも、同タイプの実物品の修理依頼が数件来ていたという事実もあったりします。

 この製品については、まずは、先端の革リング部に最も劣化が生じるようで、この部分の修理が最優先事項になりがちです。(アコギ用としての構造上においては、当たり前でもありますが)

 また、実物は、アイボリーに近いベージュ色、ブラウン色、ブルー系の色のものなどがあったようですが、ベージュ色のものなどでは、顔料系と思われる着色剤が使用されているゆえか、経年劣化で、革表面にヒビ割れが生じやすく、外観における劣化感(?)を増してしまっているといったこともあります。


 ということで、多くのものが劣化し始めているこの時期ということもあり、当方のSP-410タイプと同様に、同スタイル/同形状のものを製作してみようと思い立った次第です。


 修理品を預かった際に、実物の各部寸法を採寸させていただいたわけですが、本体部は、厚さが約3mmの本革、スナップの付いたホルダー部のみが、厚さ約1.5mmの本革が使われています。

 従って、当方標準の牛本革を使うことが可能であることがわかりました。

 ただし、長さ設定用の金属バックルに関しては、残念ながら、同形状のものが現在生産されていないため、代用品を使うしかないのが現状であります。(実物のバックルは、YAMAHAの文字が入っておりますので、もともと、同様にはできないわけですが・・)



 このような経緯にて、まずは、ナチュラル色とブラウン色のものを試作してみたのが、以下の画像です。

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 上述したように、顔料系の着色剤は耐久性に少々難があるので、ブラウン色のものは、染料系のものを使用してあります。

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 当方の標準販売品としては、SP-410タイプと同様に、ナチュラル色、ブラック色、ブラウン色の3色としてありますが、御希望の色での着色も可能です。
 

 もちろん、これもSP-410タイプと同様に、YAMAHAの文字刻印やロゴの刻印をすることはできませんゆえ、これらに関しては省略してありますが、エンド部に、御希望のネーム刻印をすることなどは可能です。

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 ギターのネック部に取り付けるためのループを形成する先端の部分に関連しては、以下のようなことがあります。

 ストラップ本体の幅は7cmで、長さはSP-410と同じく約100cmとなっているものの、先端部の長さは、SP-410よりも約12cmほど短くなっています。

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 ただし、長さを除く、先端部の基本仕様は、SP-410とほぼ同じで、以下の画像のように、バックルピン穴側の端部の形状が少々異なる程度です。(当方のSP-410タイプのものや、アコギ用システムストラップのものと互換性があります。)

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 このことから、当方が今回発売した品では、オリジナルタイプの長さの先端部を持ったものに加え、SP-410と同様な長さの先端部のもの(ロングタイプ)も選択できるようにしました。


 ちなみに、お客様から得た情報として、このストラップ本体の接合部は、ポケット状になっており、ピック入れや、歌詞カード入れとして利用可能となっています。 

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 ということで、SP-410タイプとは、また異なる趣を持った、このアコギ用ストラップですが、御購入を検討いただければ幸いです!!  

 
 先にも書きましたように、先着の10本については、定価の20%オフにて販売いたします。


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2017年03月31日

ポール・マッカートニー氏使用タイプのベース用ストラップを!

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 年末/年始のセールの影響もあり、この3カ月ほど、エラく忙しい状態になってしまい、なんと、3月も終わろうという日に、本年最初のブログ更新です。 たいへん申し訳ありません。 

 さて、2017年最初の記事は、先日、お客様の御要望にて製作した、ポール・マッカートニー氏が使用していたタイプのベースストラップが、その題材です。

 ポール・マッカートニー氏と言えば、あらためてここで書くまでもありませんが、いよいよ本年4月の来日公演が迫っている状況であります。


 今回、モデルとなったものは、かの有名な1976年からの全米ツアー「ウイングス・オーヴァー・アメリカ」にて、使用されているベース用ストラップ。

 当時のライブアルバムのジャケットを始め、このベースストラップは、web上などでも多く見受けられるものなのですが、一見すると、シンプルな形状ながら、前後共にバックルによる長さ調整機能が付いているというタイプ。

 2つのバックルが付いた本体部と、前後それぞれのバックルに通す、ストラップピン穴のある前端部と後端部、これらの3つの部分から構成されているというわけです。

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 そして、このストラップのバックルは、「レンジャータイプ」と呼ばれるタイプが使われています。

 これは通常、バックル本体と、金属製の装飾パーツ2つの、3ピースで成り立っているのですが、ポール氏のものは、もう一工夫がされていて、少々厄介です。

 下の画像を見るとわかりますように、ストラップピン穴がある、バックルに通す部分には、両方の側に、装飾用の金属パーツが装着されています。

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 すなわち、ストラップピン穴より先が、さらに少々延長されており、先端に金属パーツが装着されているということです。(画像の状態では、ストラップピン穴の部分は、現場対応なのか、テープのようなものが巻かれて、演奏中に外れないように固定されているようですね。)

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 よって、このバックルまわりの金属部品は、結果的に、4ピース構成となっているのですが、これはストラップの後部も同様なので、結局、1本のストラップを製作するために、4組のレンジャータイプのバックルを購入することが必要となるわけです。(通常市販されているものは、3ピースでの販売で、各金属パーツのバラ売りは、一般的には無いゆえ)

 これにて、バックルの購入費用だけで、¥13000~¥15000ほどが、かかることになります。


 加えて、ポール氏が、このストラップを使用している画像を見ますと、バックルによる長さ調整機能があるとは言え、ストラップの前端部/後端部共に、最大長さ設定の状態で、常に使用しているようです。

 よって、あえて狙っているのかどうか?は断言できませんが、バックル部は装飾的なモノであって、基本的には、ほとんど「長さ固定」に近いコンセプトで製作された品なのかもしれません。


 ということで、現在、一般的に手に入る市販のパーツを使って、なるべく実物に近いものを製作してみることにしました。

 画像から、各部サイズを割り出してみると、ストラップ本体の幅は、約51mm(2インチ)、先端部と後端部のバックルに通す部分の幅は、約30mm(1.2インチ)といったことのようです。

 これに適合するレンジャータイプのバックルセットを購入し、まずは、形にしてみたものが、以下の画像です。

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 実物の各部の革は、2枚合わせの革らしく、周囲には縫い目が入っておりますが、今回の製作では、お客様の御希望により、1枚革で製作し、縫い目も入れていない状態となっています。


 上述したとおり、レンジャーバックルの3ピースのセットに、先端用の金属パーツを1つ追加し、実物に準じて、このような構造になっています。

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  これがストラップ本体の前後それぞれに設けられていることになります。

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  これらを組み合わせると・・

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 繰り返しになりますが、ストラップピン穴部より先に、さらに装飾があるのがミソです。

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 このようなことで、まずは、ポール・マッカートニー氏の使用タイプのベースストラップが出来上がりました。


 今後、実物どおりに、2枚革での縫い目付きのモノなども試作してみようかと思っております。


 本年最初の記事は、とりあえず、このようなところで・・



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