2020年にリニューアル品を発売以来、好評をいただいてきた「ブライアン・メイ スタイル ギターストラップ」ですが、この度、再再度の仕様変更を行い、3代目となる新しいバージョンを発売させていただくことになりました。
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2020年発売の2代目の品については、各筋から多くの御協力をいただきまして、一気に実物に近い姿にバージョンアップできたものでありました。
この品の発売に際しては、各情報の検討に数年を費やすことになり、かなり長い期間を得て形にしたものであったのですが、実を言いますと、少々時間切れの様相もあり、大きなレベルアップを成し得たとは言え、目をつぶることになる要素がいくつか存在していたのです。
ただし、これらについては、ストラップの長さ設定に関係するものが主たるものであり、発注者のかたの希望の長さに対応するためには、変更になることもある内容であったため、一般的に考えれば、そのままでも良いかなという考えでおりました。
ところが、ここしばらくにて、海外からの御注文なども多く受けるうちに、上記の内容について、「実物に、より忠実に作って欲しい」という要望が出されてきまして、さすがに、ブライアン・メイ氏のマニアの方々だと痛感した次第であるわけです。(この理由の1つは、海外のかたは高身長のかたが多く、ブライアン・メイ氏のストラップと同レベルの長さの品を御希望であったことでして、誠に申し訳ないです。)
ということなのですが、仕様変更を実施するならば、その他で気になっていた部分も一気に改修しようと決起しまして、いくつかの手直しを行い、3代目となる品を発売する結果となりました。
今回の仕様変更については、大きく目立つような外観上の変化はなく、実際にはマイナーチェンジ程度のものなのですが、色々な意味にて、今後、重要な内容になるのかもしれません。
以下に、その主要な内容を記述いたします。
1.バックルの上の柄の位置
今回の仕様変更での外観における最も大きな変化部分は、バックルのすぐ上に見えることになる、X形状の柄部分の位置です。
以前の記事にて、この柄は「Moon Glyphs」というものにおける「TIME」の意味かも?といったことも書きましたが、下の画像のように、実物ではバックルの上にて全体が見えているのに対して、当方のものでは、この柄にバックルの上部が幾分(5~6mmほど)かかってしまっているという状態になっておりました。(左側のものが、実物です。)
この件について厄介なのは、実物にては、この柄のセンターに近い位置にバックルピン用の穴があることです。
柄の位置を動かすと、この部分のみバックルピン穴間の間隔も変わってしまうことになってしまうので、安易に柄の位置を変えるわけにはいきません。
もちろん、この部分だけの穴間隔を大きくし、柄の位置を変えてしまっても良いのですが、周囲や全体とのバランスも考えれば、なるべく自然な形で柄の位置を実物と同じようにしたいものです。
そこで、以下のようなことにも変更を加えつつ、バランスをとりながら、柄の位置が実物に近くなるように修正を実施しました。
・バックルピン穴の間隔
・バックル外周の寸法
・バックルピンの太さなどの形状
・ストラップ本体の革の厚さ
・柄の上下寸法
結果は、以下の画像の通りです。(もちろん、左側のものが実物です。)
ちなみに、上記の「バックルピン穴の間隔」は、バックルが取り付けられているストラップ前端部の長さにも関わってくることになりまして、最終的には、ストラップ上の各柄のサイズ設定にまで影響が及ぶことになってきます。
すなわち、この部分の位置関係は、様々な要素の集大成的なものであるとも言えるゆえ、やはり簡単には変更できないものでもあり、前回の仕様品においては、数か月間検討しても結論が出なかったゆえ、保留となっていた感じの部分でありました。
2.バックルの大きさを極力リアルサイズに
前回の仕様品については、諸事情により、バックルのサイズはリアルサイズよりも数ミリほど大き目になっていたのですが、製作方法の改善などによって、目標値に対して±0.5mm程度には納まるようにしました。
3.ストラップ本体上の柄について
まだまだ謎多き、ブライアン・メイストラップの例の柄なのですが、再度のデザイン画起こしと、カービング過程の見直しを行い、各部の形状と大きさなどについて、さらに実物に近づけることを実施しました。
前回の品では、カービングの際には、まず型紙を使って革上に各部柄の外周ラインを描いた後、細部のカービングを実施するという段取りで行っていました。
しかし、ブライアン・メイストラップの小さく複雑なデザインの柄は、型紙での精度を上げることが意外に難しく、納得のいく仕上がりになっていない部分が存在しておりました。
これに対して、今回は、型紙ではなく、新たに起こした各部の柄のデザインシートを直接に使って、革上にラインをトレースした後、カービングを行うという方法に変更しました。
デザインシートは、はじめから多数をコピーして用意しておき、使い捨て的にどんどん使用していくという方式です。
この方法によって、少なくとも、外観のイメージにおいては、以下の画像のように、さらに実物の雰囲気に近づけたかと思っております。
まずは、黒テープ部なしの状態です。
以上のような内容の新仕様のブライアン・メイスタイルのギターストラップになるのですが、製作工程については、色々と手間と時間がかかる部分が増えてしまったこともあり、たいへん申し訳ないのですが、価格については、6万円台に上げさせていただきたいと考えております。
2代目の品に関しましても、1本製作するには12日間程度の日数がかかっており、なかなかに厳しい価格設定ではあったので、どうか御理解いただければと思います。
ただし、しばらくの間は特別価格としまして、税込み¥57,000にて販売させていただきます。(特別価格ゆえ、セールでの値引きはありませんので、申し訳ございません。)
以上、よろしくお願いいたします!!
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