今回、当方の回転ギターストラップの試作品を発注されたかたは、ヴィジュアル系バンド GAKIDOのギタリストである崇太郎さんというかたです。
崇太郎さんブログ:http://ameblo.jp/shutaro8787/
先日、Shibuya O-WESTでのライブで初使用され、リハーサル段階から様々な試験を行っていただき、その報告を受けました。
そして現在、その報告をもとに、当方にて、販売予定のモデルの各部に若干の手直しを行っております。
したがって、この方向が固まり次第、発売の流れに行きたいかと考えておりますゆえ、どうかよろしくお願いいたします。
まずは、報告内容の前に、崇太郎さんのギターの様子を掲載いたしましょう。
ESP特注の7弦レフティーのギターですが、今回は、以下の画像のように、裏面のアームユニットのスプリングカバーを3mm厚のアルミ板で新製し、回転用の金属パーツを取り付けてあります。(この部分の画像は、初公開です!)
ネックジョイント部がストラトキャスター等よりも細めのため、回転用の金属パーツは、当方での最初の試作品で使用したタイプよりも一回り小さいものを使っています。
回転の重心位置を調整できるようにするため、ネジ穴は横長に開けてあります。(ワイヤレス送信機や、接続用のシールドの重量によって重心位置はけっこう変化するので、位置の調整(微調整)機能は必ず必要となるものです。)
ギターを回転させる様子の連続画像です。
体各部の位置の注意点などを確認できれば、短時間で回転動作に慣れることができます。
ということで、とりあえずは問題はない状況でありましたが、崇太郎さんはさらに現場で何種ものストラップを使い、また、ギターを様々な高さに吊るしての試験を行って、報告を寄せていただけました。(本当に感謝です!)
それにおける、諸項目と対策を、以下に記載してみます。
1.ギターの高さとの関係
上記の画像のような、崇太郎さんが通常使っているギターの高さであれば、回転動作に関しては、特に問題は無いということでした。
しかし、ギターを腰よりも低い位置にした場合は、回転させるとギターのネック(ヘッド)が腿から膝にかけて接触しやすくなるとのこと。
これに関しては、ギターが腰より低い位置になった場合、ストラップで吊るしているボディレストを支える体の面積が少なくなるゆえ、ボディレスト及びギターの上面が幾分下を向くような形になり、その分、回転平面も下向きになって、回転中にギターのネックが足に当たってしまうということかと思います。
この対策としては、ボディレスト下部に取り付けられ、面積を下方向に延長するようなオプションパーツを設定して、対応できるようにする方向でおります。
下方向に長くなったボディレストを太腿部分で支えることができるので、下向きの角度を修正できると考えられます。
よって、ギターが腰までの高さであれば、標準品そのままでokですが、ギターを低くするかたは、このオプションを付けていただくという形です。
2.ギターのネックの接続形式による影響
みなさんも御存じのように、一般には、ストラトやテレキャス等のフェンダー系のデタッチャブルのネックは、ギターのボディーと並行な角度となっておりますが、ギブソン系のものに代表されるセットネックやスルーネックのギターは、ネック及びヘッドがボディに対して下方に角度が付けられているものが多くなります。
さすがに高価なレス・ポールモデルなどを回転させることには勇気がいるかとも思いますが(笑)、この後者のタイプは、ギターを回した際に、ネックのヘッドがボディよりも使用者側に寄った位置で回ることを意味しておりますゆえ、そうなれば、当然、ヘッドは足や頭にぶつかりやすくなることになってしまいます。
崇太郎さんからも、このあたりの報告があったのですが、この対策については、なかなかに難しいところです。
基本的には、フェンダー系のネック&ヘッドに角度の付いていないタイプが安全ということになるでしょうか。
単純に考えれば、ギブソン系のものでも、回転部分に台座などを追加して、ギターをより前方に突き出すようにすれば良いのですが、それでは、ただでさえ見えにくくなっている指板上面が、さらに見えにくくなってしまいます。
よって、回転金具を取り付けている部分の金属プレートに、若干の角度をつけ、ギターのボディとネックが作る角度の中間くらいの状態にて、ギターを回すといった手段が、現在可能な対策となるのかと考えられます。
あるいは、回す時にのみ、ギターを前方に突き出すような機構を設ける、といった方法もありますが、これについては、後日、要検討ですね。
最初の販売時は、このあたりについては、使われるギターに応じて当方で検討し、対応したいかと思います。
3.指板の視認性の問題への対応
上記項目にもあったように、今回の回転ギターストラップを使うと、回転部品を取り付けるゆえ、ギターが従来よりも1.5cm~2cmほど前方に突き出すような形となります。
これは、回転させるためには仕方が無いことであるワケですし、ある程度その状態で弾いていると、慣れてはくるのですが、やはりノーマル状態になるべく近づけたいものではあります。
そこで、現在、ボディレストの革カバー上から取り付けている回転金具を、革カバーに切り込みを設け、内部のアルミ板に直接取り付けることにしました。
これにて約2mm、ギターは使用者側に近づきます。
さらに、革カバーの革の厚さを、現在の2mmから1.5mmのものに変更して、0.5mmの接近を・・・
小さな値に見えるかもしれませんが、計2.5mmの改善を施してみます。
あとは、回転金具をギターに直付すれば3mmの改善、革カバー無しとすれば、現在よりも4mmの改善などとなりますが、あまりやり過ぎても、商品としての価値が無くなってしまうので(!?)、これもユーザーのかたの御希望で、となるでしょうか。
4.ストラップピン位置の影響
今回の品では、ギターの回転中に、前方からボディレストが見えにくくするため、ボディレストは極力コンパクトなサイズとすることを試みました。
このため、ストラップピンの位置は、従来のギターのボディ上の位置よりも中心部寄りとなっており、フロントエンド側の支持位置も、指板のハイポジション寄りになるのですが、これにより、ハイポジションでのフィンガリング時のフィーリングが、通常とは多少異なるものとなります。
崇太郎さんからも、この影響、及び、3項の影響から、「ハイポジションで弾くことが、指板の視認性の低下とあいまって、ノーマル時よりも難しくなる」との指摘を受けました。
この対策についても、難しいところなのですが、もし行うとすれば、ストラップピン位置が通常のものに近いような横幅となる、より大型のボディレストを用意することあたりになるでしょうか。
もちろん、このようになれば、ボディレストが、ギター回転中により見えることになるので、それをどこまで良しと判断するか?です。(使用者のかたによって、このあたりの感覚は異なるのかと思いますが)
5.ストラップピンの回転に関すること
回転ギターストラップのボディレストは、回転については常にフリー状態ですので、ギターをスタンドに立て掛けている場合などにおいては、ボディレストは自由に回転してしまうことになります。
このため、この回転によって、いざギターを持って使おうとした際に、ストラップがネジれてしまい、もとに戻すのに少々手間がかかるという報告が出されました。(ロックピン部分の金具も、360度、自由に回転するため、よりネジれやすいということです。)
これについては、ボディレストの固定(ロック)機構を付けるのは、今回は見送りなゆえ、ストラップピン(シャーラーのロックピン)の接続部分においてストッパー部を設け、ロックピンの金具の回転角度に制限を付けるようにしたいと考えております。(ボディレスト上に革製のストッパーを設けることにより、比較的簡単に実現可能と思われます。)
この対策で、ある程度、ストラップがネジれてしまう度合いを抑えることができるかと思います。
以上、最初の発売に関しては、改善できる部分は、極力、各部に改良を施して対応いたします。
基本的には、「ギターを回転させる」という、通常では存在しないことを行うため、ギター本体に大きく手を加えない限り、演奏のフィーリングをそのまま維持するのは難しいことになります。
しかし、できる限り、それを軽減するため、努力していくつもりでおります。
現状の品でも、ストラトタイプのギターを使用し、ギター位置をあまり低くしないかたであれば、大きな問題は無いとも言えますゆえ、正式発売前でも、御興味のあるかたは、お問い合わせいただければと思います。
ギターストラップハウス:
http://straphouse.ocnk.net/
ギターストラップ&レザーアイテム写真館:
http://straphouse.ngs-central.com/strap2/strap2_top.htm
N.G.S RockGuitar/Bass 教室
http://guitar.ngs-central.com/guit1_pc_index.html
21世紀エレクトリックギター2(ブログ):
http://blog.livedoor.jp/lns_guitar1/
JOY-RING THE WORLD:
http://joy-ring.ngs-central.com/index.html
JOY-RING THE SHOP:
http://joy-ring.ocnk.net/
Let's JOY-RING(ブログ):
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