2014年04月28日

松本孝弘氏 使用タイプ ギターストラップの製作(その1)

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 B'zのギタリスト 松本孝弘さんは、これまでに様々なギターストラップを使われてきたことでも有名なかたですが、その中でも、下の画像にある、”TAK”の文字とクロスが多数散りばめられた、クロムハーツ製のものは特に有名です。

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 それゆえ、当方においても、以前から、このタイプのストラップの製作の問い合わせは多いものとなっていました。

 しかし、天下のクロムハーツ製ということもあり、当方のような一般庶民にとっては高嶺の花。
 実物を間近で見たことも無く、また、詳細までがわかるような画像等も意外に少なかったゆえ、その仕様は想像するしかない状況でした。

 
 そのような中、先日に記事を掲載した福山雅治さんのストラップと同様に、思いがけず、これまでよりも細部がわかるような画像をいただくことができまして、このタイプのストラップの製作を行う運びとなりました。


 実を言うと、以前にも、ネームとクロス柄をカービングで施した、これに似せた形状のギターストラップを数本作ったことがあります。(⇒さすがに”TAK”の文字は入れられませんので、発注者のかたのネームに置き換えてありますが)

 ということで、当初は、ネームとクロスの柄は、てっきり、カービングにて入れられたものと想像していたのですが、今回いただいた画像にて、これらはカービングでのものでは無く、クロスは別途製作された革製のものが縫い付けられ、”TAK”のネーム部分も本体革に切り抜きを設けた上で細工されたものらしいことがわかってきました。

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 当方は、このようなタイプの革モノには疎いので、よくわからないのですが、この製作方法は当たり前のことなのかもしれません。

 しかし、そうなりますと、クロスは、複数のものが交互に重なった上で各部が縫い付けられてあり、また、文字の内側部分なども、独立した別パーツが縫い付けられていることになりますから、これは、なかなかに凝った作りであり、実物のその価格(数十万円)も、ある程度(??)は納得という感じではあります。

 さらに、前方からは見えにくいのですが、文字部部分よりも、さらに上部には、相当数のクロスが延々と・・

 これは、ますます、たいへんそうです。

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 そういったワケで、実際に製作するとなると、それなりの日数と手間を覚悟しなくてはならないことはもちろんなのですが、まずはその前に、文字部分の構造(製作方法)を明らかにしておく必要が出てきました。

 文字部分は、Old English体のフォント形状で、本体革に設けられた切り抜きの中に、ソフトな革が盛り上がる感じで存在していますが、この「盛り上がり具合」は、内部に入っているクッションの効果なのでしょうか。

 さらに、切り抜きの全周囲には、輪郭のアクセント効果も兼ねた、縫い目が施してあります。

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 このあたりは、やはり、レザークラフトの世界では有名な伝統的製作方法なのかもしれないのですが、なにゆえ、当方は、正常な道筋を歩んできた人間ではないので、全て手さぐりな状況です。(苦笑)

 だがしかし、ここをクリアーしないと、先へは進めません。
     
 そこで、まずは、この製法を実験によって探ってみました。

 製作法は、ほとんどヤマカンです。(笑)


 切り抜き部分に、裏から薄い革が貼られ、その下の内部にクッションがあり、これを周囲の縫込みによって固定してあることは明白かと思われたので、ポイントは、裏側の構造ということになりそうです。


 クッションがウレタンなどの素材であれば、そのまま縫ってしまうと、縫い糸の張力によってウレタンが押さえつけられ、経年劣化して破断することもあり得ます。
 したがって、これを防ぐためには、ウレタンの裏側に、さらにもう一枚の薄い革を貼り、これと共に縫い付けることが良いものと思われます。

 また、クッションが綿などの素材であっても、裏側で固定するための革の存在は、同様なことになるでしょう。


 ということで、短い長さの直線部を作って、試作してみたのが下の画像です。
 とりあえずは、実物と似た感じになっているかと思います。

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 また、次の画像のように、裏面にて横から断面を見ると、下から、「本体革」→「薄革」→「ウレタンクッション」→「薄革」という順序で貼り合わされているのがわかりますでしょうか。


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 これにて、何とかなりそうなことがわかりましたので、画像をもとに、全体の図を原寸で描き、これをもとに型紙を製作しました。(今回も、文字部分は、発注者のかたのお名前となっています。)

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 このようなことで、いよいよ革を使っての製作開始となります。

 ⇒ その2に続きます。


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