その他楽器

著名なギタリストのかたも、出発点は皆同じ!

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 前回は、自分に関するたいへんマヌケな話を書いてしまいましたが(苦笑)、今回は、それとは全く次元の異なる(!?)逸話的な話題です。

 現在、当方のレザークラフトのブログにおいては、B'zの松本孝弘さんが使っていたタイプのギターストラップを作ってみよう、といった記事を書いている最中なのですが、これに関係して、1つ思い出したことがあります。


 数年前、1970年代に買ったギター雑誌を何気なく見返していた時のことです。

 当時は、インターネットなどはこの世に存在しておらず、バンドのメンバーを募ったり、加入の希望を出すには、印刷物を利用するしかないという状況でした。

 したがって、楽器/バンド関係の雑誌には、必ずと言って良いほど、バンドのメンバー募集関連のページが設けられておりました。

2014-1-7-1


 そして、その雑誌のメンバー募集のページを見ていたところ、たくさんの方々の中に、なんと、「松本孝弘」という名前を見つけたのでありました。


 松本孝弘さんは、私が学生の頃には、既に日本のメタル系のギタリストの常連になっていて、音楽ものの番組などでも、その姿を拝見することが多くなっていたのですが、そのメン募の記事は70年代中期のものでしたので、プロとして本格的に活動されるようになる前のものだったのでしょうか。

 今や、雲の上の人のようになってしまった松本氏ですが、その当時は、もう少しは近くにいた人だったのかなぁと、何か不思議な気分になりました。


 また後日、同時期の他の雑誌のメン募のコーナーを見ていたら、当方がギターストラップの仕事にて、たいへんお世話になったかたの(若かりし頃の・・)お名前を見つけたりもしまして、これまたビックリ。


 というわけで、出発点はみんな同じであったのだなぁ、とあらためて思ったのでありました。


 まあしかし、その後、雲の上へと誘っていった力の源は、絶え間ない努力と情熱かな・・ 
 

 実に、感慨深いですねぇ・・ 


2014-1-7last



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いきなりピアニカ・・(その4)

 昨日のハギー氏からの情報によると、ハギー氏改造によるエレキピアニカは、プロピアニスト小島亜希子さんによって、ますます活躍の場を広げている模様。
 何だか、盛り上がってきてます!? 



 さて、今回の最終案。 ノイズゲートの一種、スローギアを使ったノイズ対策です。 

 タッチノイズが出てからも、しばしの間、回路を遮断したままにして、音が出るのを遅らせ、ノイズ信号がなくなってからONさせようという姑息な(?)作戦。
 果たしてうまくいくのでしょうか・・


 え~と、結果としてはですね。 無音区間、すなわちピアニカを弾くつもりが無いのに本体または鍵盤に触ることによって出てしまう場合のタッチノイズに関しては、ほぼ防いでくれました。

 よほど続けてノイズを出さない限り、アンプのスピーカーからはノイズ音は出てきません。

(⇒連続したノイズは、スローギアやノイズゲートの回路部の最初の部分であるコンデンサーにチャージされた信号分の電流が抜けるヒマがないため、回路はONのままになってしまうためです。)


 しかし、通常に弾く場合に関しては、最初のタッチノイズ部分は出ないように防いでくれますが、ピアニカの本来の音も同時に消えてしまうため、「なめらかな音の立ち上がりがないピアニカの音が、不自然に突然出る」といった感じになってしまいました。

 これは、チョイトきびしいです。


 よって、この案は絶対的に保留・・笑


 図解します。


 下の図のようにスローギアをかけることになります。

slowgear_fig1-2

 そして、実際にスローギアをかけて、立ち上がり部分をカットすると、下のようになります。

slowgear_fig1-1


 ということで、現在の状態にて、エフェクター類で何かするとすれば、やはり、イコライザーにて、タッチノイズの周波数帯域の音を減少させてやるという方法あたりが有効手段かな?という結論に達したわけであります。


 あとは、「ピアニカの音をひろっているピエゾ素子に関して、なるべくタッチノイズが伝わらないような取り付け構造とする」といったハード面での対策となってくるでしょうか。

 検討後に、再び試行する予定です。



 今回は、これでおしまい・・・

ピアニカ2


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いきなりピアニカ・・(その3)

 さあ、ピアニカのタッチノイズの具体的対策の検討です。


 前回書いたことを、もう一度まとめると以下のようになります。

1.タッチノイズレベルは、ピアニカの本来の信号よりもかなり大きい。

2.本来の無音部分だけでなく、鍵盤を押した瞬間にもタッチノイズが発生し、本来の信号と混在する。

3.タッチノイズの周波数は、本来の信号の周波数よりも低い。

4.タッチノイズの継続時間は短い。


 1や2を見ると、けっこうガックリきてしまうかもしれませんが、やはり、ここはシンプルに考えて、3に注目です。

 周波数(基本周波数)に差があって、しかもノイズのほうが低いとくれば、これはある意味シメたもの。
 まずは、低い周波数はカットしましょうということです。

 周波数を指定してカットする、パラメトリックイコライザーやグラフィックイコライザーを使えば良いわけですが、とりあえず、マルチエフェクターのイコライザーのLow-Midレンジを使って、周波数を指定して実施。

 まあ境目は甘くなるものの、単純明快に効果がありました。 でも、倍音の関係からか、完全には消えず。


 よって、これはかけっぱなしでいくということにして、次に、4の継続時間の短さに注目。

 前回書きましたように、ノイズゲートとは、ある一定レベルの信号が来ると、初めて、OFFであった回路をONする(つなぐ)役割をするものです。 
 ノイズゲートの種類によっては、信号レベルを検知してから回路をONするまでの時間も設定できるものもありますが、この時間を非常に大きく設定すると、信号が一定レベル以上であっても、その信号が来てからしばらく経たないとONしないゆえ、ギターなどの楽器の場合、アタック音が聴こえなくなるような現象が生じます。

 これを意図的に行い、エレキギターでのボリューム奏法(バイオリン奏法)のような効果をもたせられるようにしたものが、BOSSにては「スローギア」と呼ばれている種のエフェクターです。

 コンパクトのものは、今は販売されておりませんが、BOSSのGTシリーズには入っておりますし、他社のマルチエフェクターにも、同様の機能のものが入っていることが多く、けっこう遊べます。


 ということで、コイツを使って、無音部分のタッチノイズをシャットアウト、そして、本来の信号時に混じるものについても、ノイズが立ち上がり時の一瞬だけということを利用して軽減できないかというのが次のトライです。

GT-PRO


 続きます。 ⇒
 
 
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いきなりピアニカ・・(その2)

 さて、ピアニカのタッチノイズ問題の続きです。

 このような場合、まずは、ノイズ音の大きさや周波数をある程度知っておかなければ、いくら対策を施すとしても、真っ暗闇をやみくもに進もうとするようなものになってしまいます。

 よって、ノイズ波形をしっかりと捕らえようという話になってくるわけですが、現在、当方では昔ながらのアナログのオシロスコープしかない状況です。(このディジタル測定器全盛の時代に・・・

 ↓ これです。 (こんなものでいけるのか?・・・)

オシロ1-2

 しかし、ピアニカの本来の信号と比較しつつ、概要はつかめました。

 ナンと、タッチノイズのほうが、本来の信号レベルよりもずっと大きい・・

 少なくとも、ノイズレベルが小さければ、ギター用のエフェクターではおなじみのノイズゲートを使って、弾いていない状態でのノイズは出力されないようにできると思っていたのです。


 ノイズゲートとは、ある信号レベル(しきい値)を設定しておき、回路に加わる信号のレベルが、しきい値よりも小さい時には回路をOFFに(電気的に遮断)しておき、しきい値よりも大きなレベルの信号が来ると、回路をONにするという働き持ちます。

 すなわち、通常は、ノイズ信号のレベルは小さいため、それよりも少し大きなしきい値に設定しておけば、ノイズ信号は通過せず、その時は(見かけ上)無音状態となります。
 そして、しきい値よりも大きな、楽器からの本来の信号は通過させますので、それにて普通に音が出るということになります。

 が、改造エレキピアニカの場合、ノイズ音のほうが大きいので、これではノイズゲートの効果は期待できません。(と言うか、しきい値の設定のしようがない・・)


 しかも、このタッチノイズは、鍵盤を押さえていない(弾いていない)時にのみ、指がボディや鍵盤部に触ることにより出るという潜入感があったのですが、実際には、弾く際に鍵盤を指で押さえるので、本来の音と同時に、この大きなノイズ音も出ているのです。(考えてみれば当たり前なのですが・・)

 
 ただし、ノイズ信号の周波数は、意外にも、ピアニカ本来の音の信号よりも低いことがわかりました。

 あと、ノイズ信号の幅(持続時間)は、指が触れる等の一瞬で出るものですので、かなり小さく、瞬間的な立ち上がり時間、及び減衰時間を持つものです。


 さあ、このような情報を得てのノイズ対策、あなたならどうしますか??

 ⇒ 続く


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いきなりピアニカ・・(その1)

 最初の記事の話題は、エレキギターの話題ではなくて、何とピアニカであります。

pianica_title



 現在、当方のアコギ講師の萩原氏(通称:ハギー)は、ピアニカのエレキ化&その普及という任務(?)に取り組んでおりまして、私も時折、首を突っ込んでいます。

 ピアニカの類は、御存知のかたも多いと思いますが、小学校などで良くみかけた楽器。(ピアニカというのは、YAMAHAさんにおける商品名ですが) 

 パイプをくわえて息(空気)を吹き込んでハーモニカのように音を出すことを基本とし、かつ鍵盤があって、オルガンのように、単音/和音の音を出すことができるものです。


 しかし、子供用のお手軽楽器かと思いきや、けっこうな値段のする高級タイプも存在しまして、さらには、エレキ化したものも市販されております。

 ここのところ、ハギー氏が取り組んでいるのは、一般のピアニカにピエゾのピックアップを簡易的に取り付け、ライン入力して、アンプやPAから音を出そうというもの。

 既に、各方面のプロミュージシャンや、一般のかたがたにも注目され、実際に演奏に使っているミュージシャンのかたもいらっしゃいます。


 ここで問題となるのは、この種の楽器が、その学校備品的な用途ゆえ、ローコストを狙い、薄い樹脂製のボディや鍵盤を持つということ。

 これにおいては、ボディや鍵盤に指が触れるだけで、簡単に全体が振動してしまい、ピエゾが拾ってしまうのです。 このレベルは、本来の音以上だったりします。

 よって、このノイズ音を何とか軽減できないかということが、私も加わったチームの今回の任務というワケであります。

 ⇒ 続く・・・

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