「カイザー」といえば、ドイツ語で皇帝を意味する。ローマ帝政前夜の非凡な軍人政治家ユリウス=カエサル(B.C.100~B.C.44)に由来する。

 本日行われている佐賀競馬にも、その「カイザー」の名にふさわしい馬が存在する。「キョウワカイザー」と「ウルトラカイザー」だ。

 この2頭を象徴するレースがある。ウルトラカイザーが4年半ぶりに佐賀競馬に戻ってきたときのレースだ。

 佐賀競馬2017/1/8九州オールカマー(S2)オープン ダート2000m

 これを是非みていただきたい。アナウンサーがところどころで名台詞を言っていて、とても楽しめる。不良馬場の中、最後のコーナーを回り、直線に入った時には、もう、先頭を走るのは両カイザーだけ。

  「あと100m、やっぱり元祖九州の皇帝はウルトラカイザーか、しかしキョウワカイザーならんでくる~、キョウワカイザー1着!今、九州の皇帝は おれだ といわんばかりに」(実況を引用)

 先行するウルトラカイザーを、ずっと追いかけていたキョウワカイザーがゴール前で外から差し切るシーン、見応えがある。

 そして、このレースで、ついにウルトラカイザーは勝利して復活を遂げる。

 佐賀競馬2017/4/15六角川賞(S2)オープン ダート2000m

 驚くべきことに、後半に入っても、真島騎手がほとんど手を動かすことなく、先頭に立って、キョウワカイザーの追い込みも振り切り、勝利。

 「元祖九州の皇帝、ここに復活」(実況を引用)
 
 レースもさることながら、実況にも魅せられる。

 とにかくこの、ウルトラカイザー(9歳牡馬)は、門別競馬で何度も重賞を制覇しているような馬だから、佐賀に帰ってきても敵なしといった様相。従って、ウルトラカイザーが出るレースは実力差がはっきり見えるレースになりやすい。先行か、2、3番手でいって、最後も伸びて逃げ切るんだから、他の馬は「こんなやつどうやったて勝てないよぉ」と思っているかも。

 対してキョウワカイザー(7歳牡馬芦毛)、こちらはずっと3年半佐賀競馬で頑張ってきた、たたき上げの馬。芦毛で、白っぽいので目立ち、人気も集めているのではないか。

 佐賀競馬では、この両カイザーに魅せられて、重賞中心に見ているが、このように、一部の強い馬が多く、堅いレースとなることが多い。この二頭に食い込んでくるぐらい強いのは、マサヤ(6歳牡馬)。こちらも、佐賀出身で、南関競馬で活躍して佐賀に帰ってきた馬のようだ。

 だが、こういったレースを沢山見ていると、たとえば、コパノエクスプレス、とか、タガノリバレンス、とか、いつも出てくるが、なかなか、3着に入るのがやっとという馬もいることに気付く。最近では、リュウグウノツカイ、といって、何かとても神聖ないい名前を持った馬がいるんだが、先行しては後退し、今日の佐賀競馬第12レース多々良岳特別A1・A2 ダート1400m(マサヤが勝利)では、先行できずに後退し・・・。
 
 でも、このような馬たちのおかげで、レースが成り立っている。

 今の時代、日本では、馬が沢山活躍する場は競馬ぐらいしかない。運搬の手段としての馬はとうの昔に終わってしまって、今、大量に馬を生産しているのは、まさに競馬のためと言っても過言ではないだろう。
 
 それでも注目される馬はまだいい。注目されない馬たちにも、スポットライトを当ててみたい。



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