大丸東京店東京駅八重洲口のデパート:大丸東京店。以前は現在の建物より南側の横長のビル(八重洲中央口駅舎)にて営業していましたが、今日からグラントウキョウ・ノースタワー(JR東日本の八重洲口再開発計画の一環として建設された高層ビル)の低層階に移転しました。御茶ノ水からそう遠くないこともあり、早速トイレを調査してきました。
12月25日に12階トイレを一部再取材。また、3・7・8・10階を新たに取材しました。12階トイレの追加・差し替え分については紹介文の最初に●印をつけてあります。3・7・8・10階トイレについてはこちらへ。

大丸自体は大阪市中央区心斎橋に本店があり、主に西日本に多く出店しています。かつては東京都下の八王子・町田にも店舗がありましたが、これらが2000年までに撤退し、それ以降は関東地方唯一の店舗になっていましたが(東日本全体ではこのほか札幌にも店舗がある)、最近食品部門に特化した店舗が横浜・浦和に出店しているようです。また、系列にスーパーマーケット:大丸ピーコックがあり、これは関東地方にも多く出店しており、本部は大阪ではなく東京都江東区にあるようです。
トイレは各階1箇所ずつ(1階・13階には設置なし(13階はレストラン各店舗に専用トイレがあるのだろうか)、12階は2箇所設置)にあります。本稿では地下1階→2階→5階→12階東側→12階西側の計5箇所を紹介します。
所在地:東京都千代田区丸の内1-9-1

◆一般トイレの大便器個室には全て便座クリーナーの備え付けがあります。
◆館内トイレの自動水栓は全てサーモスタット混合栓です。
◆多機能トイレのドアは全て手動です。
■地下1階トイレ
大丸東京店地下1階トイレ案内図デパートのトイレではまだ珍しい点字表記付のトイレ内部案内図が各トイレの入口に付いています。
左が男性用トイレ、右が多機能トイレの案内図です。



大丸東京店地下1階トイレ(01)洗面台はTOTO製CeFiONtect仕様のL710を2台使用しています。蛇口は自動水栓アクアオートコンテンポラリタイプです。洗面台間に手指乾燥機(クリーンドライ高速両面タイプ)も設置されています。
器具カラーは全てのトイレでペールホワイト(TOTO色番号:#N11)です。

大丸東京店地下1階トイレ(02)小便器はTOTO製CeFiONtect仕様の自動洗浄小便器ジアテクトUFS800CEを4台使用しています。
1台は手すりを併設しています。フックも設置されています。



大丸東京店地下1階トイレ(03)大便器個室は洋式×2です。便器はTOTO製CeFiONtect仕様の壁掛サイホン便器C550SUを使用しています。洗浄装置は他社の光電センサー式フラッシュバルブ(木村技研アクアエースプライベート)です。便座はウォシュレットP男性用の蓋なし仕様(TCF581MRV6)です。1室はベビーシート・ベビーキープ設置です。
大丸東京店地下1階トイレ(04)大便器個室内のベビーシートです。ベビーキープともどもCOMBI製です。





大丸東京店地下1階トイレ(05)もう1室は便器などは全く同じものを使っていましたが、ベビー用器具がない代わりに着替え台がありました。





大丸東京店地下1階トイレ(06)多機能トイレです。便器は一般用と同じでTOTOのC550SUです。便座はウォシュレットアプリコットF2のバリアフリーリモコン仕様TCF4321V81です。小型手洗器・背もたれも設置されています。
ここではベビーキープではなくTOTOのベビーチェアが設置されています。

大丸東京店地下1階トイレ(07)多機能トイレの洗面台はTOTO製CeFiONtect仕様のL270DMを使用しています。
蛇口は自動水栓アクアオート手動スイッチ付グースネックタイプです。








大丸東京店地下1階トイレ(08)ベビーシート・着替え台です。これらはCOMBI製です。
姿見も設置されています。





■2階トイレ
店内の案内板によるとここと12階のトイレにオストメイト対応設備があるとのことでした。
大丸東京店2階トイレ案内図点字表記付のトイレ内部案内図です。
男性用トイレの器具設置数は洗面台2台、小便器3台、洋式個室2室です。
洋式個室は1室がベビーシート・ベビーキープ設置、もう1室が着替え台設置です。

大丸東京店2階トイレ(01)洗面台はTOTO製CeFiONtect仕様のL589ACMを2台使用しています。蛇口は自動水栓アクアオートです。
やはり洗面台間に手指乾燥機(クリーンドライ高速両面タイプ)が設置されています。



大丸東京店2階トイレ(02)小便器はTOTO製CeFiONtect仕様の自動洗浄小便器ジアテクトUFS800CEを3台使用しています。1台は手すりを併設しています。フックも設置されています。
小便器間に仕切りがあります。UFS800CEはストール小便器なので必須ではありませんが、あるといいものではあります。

大丸東京店2階トイレ(03)大便器個室は洋式×2です。便器はやはりTOTO製CeFiONtect仕様の壁掛サイホン便器C550SUを使用しています。洗浄装置はアクアエースプライベートです。便座はウォシュレットP男性用の蓋なし仕様(TCF581MRV6)です。2室とも手すりは設置されています。

大丸東京店2階トイレ(04)向かって右側の個室にはベビーシート・ベビーキープも設置されています。





大丸東京店2階トイレ(05)向かって左側の個室は着替え台(COMBIでの品名は「チェンジングボード」)が設置されています。
ペーパーホルダーはデパートなどのトイレではおなじみの日本パルプテックス社の製品で統一されています。



大丸東京店2階トイレ(06)多機能トイレです。便器は男性用と同様のC550SUを使用しています。便座はウォシュレットアプリコットF2のバリアフリーリモコン仕様(TCF4321V81)です。
こちらのトイレには小型手洗器はありません。背もたれ・ベビーキープ・多目的シートも設置されています。多目的シートはTOTOのEWC500Rです。

大丸東京店2階トイレ(07)多機能トイレ内の洗面台・幼児用小便器・オストメイト対応設備です。洗面台はL270DM、幼児用小便器はU309C、汚物流しはSK35です。
オストメイト対応設備の蛇口はサーモスタットシャワー金具でお湯も使うことが出来ます。


■5階トイレ
大丸東京店5階トイレ案内図点字表記付のトイレ内部案内図です。
男性用トイレの器具設置数は洗面台2台・小便器4台・洋式個室3室です。3室中1室にはベビーシート・ベビーキープ・着替え台が設置されています。


大丸東京店5階トイレ(01)洗面台はTOTO製CeFiONtect仕様のベッセル型洗面器L700を2台使用しています。蛇口は自動水栓アクアオートです。
やはり洗面コーナー中央には手指乾燥機(クリーンドライ高速両面タイプ)が設置されています。


大丸東京店5階トイレ(02)小便器はTOTO製CeFiONtect仕様の自動洗浄小便器ジアテクトUFS800CEを4台使用しています。
1台は手すりを併設しています。
フックも設置されています。フックは東京メトロ銀座線三越前駅トイレ小便器コーナーのそれと同じタイプです。

大丸東京店5階トイレ(03)大便器個室は洋式×3です。便器はTOTO製CeFiONtect仕様のC550SUを使用しています。洗浄装置はアクアエースプライベートです。便座はウォシュレットP男性用TCF581MRV6です。手すりは本来レストルームドレッサースリムタイプGのオプションとして使われるハンドグリップです。

大丸東京店5階トイレ(04)個室内に設置されているベビーシート・着替え台です。






大丸東京店5階トイレ(05)ベビーキープも設置されています。
これと同じ形状で座面が固定式のベビーキープも存在します。(これは折りたたみ式)









大丸東京店5階トイレ(06)残り2室は乳幼児対応設備・着替え台はなく、手すりは通常のL型です。





大丸東京店5階トイレ(07)多機能トイレです。便器はやはりTOTOのC550SUを使用しています。便座も他の多機能トイレと同様にウォシュレットアプリコットF2のバリアフリーリモコン仕様TCF4121V81です。洗面台もL270DMで他の多機能トイレと同様です。背もたれ・ベビーキープ・姿見・着替え台もあります。

大丸東京店5階トイレ(08)多機能トイレ内にはベビーシートも設置されています。






大丸東京店8階トイレ洗面台参考までに9階トイレの洗面台。ストライプ柄のカウンターが目を引きます。洗面台はL589ACMです。
そのほかの器具は5階のトイレと同じでした。




■12階東側(中央区寄り)トイレ
大丸東京店12階トイレ(01)外観実は大丸東京新店にはベビー・子供服や玩具の売場がなく、「となると幼児専用トイレもないかもな・・・」と思いましたが、レストランフロアーの12階東側に独立した幼児専用トイレがありました。これを囲むように男性用・女性用トイレが配置されています。


大丸東京店12階トイレ(01)案内図点字表記付のトイレ内部案内図です。男性用トイレの器具設置数は洗面台2台・小便器3台・洋式個室2室です。2室中1室はベビーシート・着替え台設置、もう1室はベビーキープ設置です。
多機能トイレはオストメイトに対応しています。

大丸東京店12階トイレ(01-01)洗面台はTOTO製CeFiONtect仕様のL700を2台使用しています。L700はカウンター式洗面器ですが、ここでは1台ずつ独立した配置になっています。蛇口は自動水栓アクアオートです。
やはり手指乾燥機はクリーンドライ高速両面タイプです。

大丸東京店12階トイレ(01-01夜)●12月25日の再取材時は時間帯が17時台で、既に外が暗くなっていました。
昼間とはまた別の雰囲気で、洗面台に当てられた照明や手指乾燥機の殺菌ランプ(?)がいい味を出しています。


大丸東京店12階トイレ(01-02)小便器はTOTO製CeFiONtect仕様の自動洗浄小便器ジアテクトUFS800CEを3台使用しています。
フックも設置されています。前方が窓になっているため、八重洲付近の風景を見下ろしながら用足しできます。手すりはここにはありません。


大丸東京店12階トイレ(01-02夜)●夜に撮影した画像です。
ビル街が一望できるトイレなので、夜景を見ながらの用足しも一興かと思います。




大丸東京店12階トイレ(01-03)大便器個室は洋式×2です。便器はTOTO製CeFiONtect仕様の壁掛サイホン便器C550SUを使用しています。洗浄装置はアクアエースプライベートです。便座はウォシュレットP TCF581MRV6です。



大丸東京店12階トイレ(01-04)ベビーシート・着替え台です。
ベビーシート・着替え台は向かって右側の個室に設置されています。
ベビーキープ付の個室は終始使用中でした。








大丸東京店12階トイレ(01-05)●幼児専用トイレの洗面台です。
樹脂製のカウンター一体型で、これも東京メトロ銀座線三越前駅トイレのそれに通ずる雰囲気があります。
蛇口はTOTOの自動水栓アクアオートです。


大丸東京店12階トイレ(01-06)●小便器はTOTOのU309Cを使用しています。洗浄方式は押しボタン式です。
隣にオムツ替えコーナーがあります。




大丸東京店12階トイレ(01-07)●幼児用大便器はTOTOのC425Rを使用しています。洗浄装置はアクアエースではなくTOTO製の靴箆(ソフトレバー)式フラッシュバルブです。
幼児用トイレにも便座クリーナーが設置されています。(しかし、目に入る危険がありそうですが・・・)
ちなみに12階にはベビー休憩室もあります。

大丸東京店12階トイレ(01-08)多機能トイレです。間取りは同様にオストメイトに対応している2階のトイレと似ていますが、幼児用小便器は独立した幼児用トイレがあるため設置されていません。便器はC550SU、便座はウォシュレットアプリコットF2 TCF4321V81です。背もたれ・ベビーキープも設置されています。

大丸東京店12階トイレ(01-09)オストメイト対応設備です。汚物流しはTOTOのSK35を使用しています。蛇口はサーモスタットシャワー金具で、お湯も使用できます。洗浄装置は靴箆(ソフトレバー)式フラッシュバルブです。
手前左側に着替え台も設置されています。


大丸東京店12階トイレ(01-10)洗面台はTOTO製CeFiONtect仕様のL270DMを使用しています。
蛇口は自動水栓アクアオート手動スイッチ付グースネックタイプです。








大丸東京店12階トイレ(01-11)やはり多目的シートはTOTO製で、「パブリック用折りたたみシート」EWC500Rを使用しています。
床材の関係からか他の物件で見るEWC500Rよりも引き出し時の音が静かな感がしました。




オブジェ@大丸東京店12階12階エスカレーター付近にあったオブジェです。






■12階西側
(東京駅寄り)トイレ
大丸東京店12階トイレ(02)外観12階西側のトイレです。
ここのみ館内の共有エリア内にあるトイレで唯一多機能トイレがありません。
入口付近の点字表記付内部案内図はここにも完備されています。


大丸東京店12階トイレ(02-01)洗面台はTOTO製CeFiONtect仕様のL589ACMを2台使用しています。やはり独立して配置されています。
蛇口は自動水栓アクアオートです。手指乾燥機はやはりクリーンドライ高速両面タイプを使用しています。



大丸東京店12階トイレ(02-02)小便器はTOTO製CeFiONtect仕様の自動洗浄小便器ジアテクトUFS800CEを4台使用しています。L字型配置になっており、2台が窓に面しています。
窓に面した部分の小便器では東京駅に発着する電車を眺めながら用を足せます。鉄道ファン向けトイレといえそうです。

大丸東京店12階トイレ(02-03)大便器個室は洋式×2です。やはり便器はTOTO製CeFiONtect仕様の壁掛サイホン便器C550SUを使用しています。洗浄装置はアクアエースプライベートです。便座はウォシュレットP男性用TCF581MRV6です。
1室は乳幼児対応設備・着替え台設置です。


大丸東京店12階トイレ(02-04)ベビーシート・着替え台です。






大丸東京店12階トイレ(02)からの眺望小便器コーナー付近からの眺望です。
中央付近に東京駅2番線から中央線快速電車のE233系電車が発車してゆく様子が見えます。このほか左(南)方向を向くと品川方面から到着する電車が見えるほか、視線を下に下げると新幹線が停車している様子も見えます。


やはり新しいデパートということで期待を裏切らない設備です。実は最初、建物自体はJR東日本の物件ということで「まさかTOTOとINAXの製品を混合で使ってるなんてことはないだろうな(同じ「TOKYO STATION CITY」のプロジェクトで建設された北隣の「サピアタワー」は実際そうなっており、一般トイレの洗面台だけTOTOで後はINAXだった)」と思いましたが、幸いにもすべてTOTOで統一されていました。ウォシュレットがPだったのは少し残念でしたが、それは贅沢というものでしょう。
しかし謎だったのが陶器が悉くTOTOマーク印字なしの特殊品だった件(ちなみにアクアエース操作部の木村技研ロゴマークもありませんでした。ひょっとして、と思い8月25日の記事を見たら操作部の形状が浅草寺トイレのそれとほぼ同じだったため、やっとアクアエースと断定できました。)。さらにはウォシュレットのロゴマークも12階東側以外では上からシールを張られて隠されており(多機能トイレのバリアフリーリモコンのロゴマークは隠されていなかった)、何故そのようにしたのかは理解に苦しみます。
駅を挟んで反対側の新丸ビルと設備面で比較するとしたら、どちらのトイレもとても充実した設備を持っているのでかなり難しいところですが、独立した幼児専用トイレがあるということで若干こちらに軍配が上がります。
ちなみにどうも銀座線三越前駅などのトイレに雰囲気が似ているところがあるな、と思ったらここも設計事務所ゴンドラが手がけた物件のようです。設計事務所ゴンドラは遊び心に富んだデザインのトイレを多く手がけていますが、ここのトイレも結構遊び心に富んでいます。(特に12階) 

※「ウォシュレット」はTOTOの登録商標です。