府中市東南部の是政2丁目に、中央自動車道の高速バス乗り場である府中バスストップ(中央道府中バス停)があります。
ここでは中央自動車道を通る高速バスの多くが乗降を扱っており、つまりわざわざ東京駅や「バスタ新宿」などのターミナルに行かなくともここから高速バスで、中部地方を中心に各地へ行けます。
ここでは中央自動車道を通る高速バスの多くが乗降を扱っており、つまりわざわざ東京駅や「バスタ新宿」などのターミナルに行かなくともここから高速バスで、中部地方を中心に各地へ行けます。
とはいっても、今回筆者がここから高速バスに乗って旅行に出かけたというわけではありません。
私は時々、夜に父親と一緒に食後のウォーキングに出ることがあるのですが、その際にこのトイレを発見したというわけです。まさかこんなトイレが設置されているとは思わずに出かけたため、掲載画像は携帯電話での撮影です。
この中央道府中バス停は、地図を見るとわかりますが、近くに鉄道の駅がなく、一番近い西武多摩川線 競艇場前駅は約700m、徒歩9分ほどの距離ですが、同路線は武蔵境〜是政の路線で府中市中心部に連絡しておらず、京王線の駅は東府中駅、及び多磨霊園駅が比較的近いですが、どちらの駅からも1kmほど離れており、徒歩15分ほどかかります。府中駅や府中本町駅からは3km近く離れており、歩くと30分以上かかるため、市中心部への交通の便はよろしくありません(付近には「ちゅうバス」是政循環の「是政文化センター」、「是政二丁目北」、「中央道府中バス停下」、「鶴巻公園」バス停があり、日中なら同路線が府中駅から30分ヘッドで運行され、乗ればこれらの停留所まで10分程度で到達できる)。また、中央道バス停周辺に駐車場や駐輪場は設置されていません。また、駅からも遠ければ主要な一般道も近くにないので、商業施設などもなく、一番近いコンビニエンスストアまで約500m離れています。
こんな微妙なところではなく、東京競馬場の南西角(是政3丁目と矢崎町1丁目の境)か、分倍河原駅南側(本町西交差点〜分梅町2丁目の京王線との交点あたり)にバス停を造っておけばもっと便利だったのではないかと思います(筆者の自宅からだと割と近いが)。
この中央道府中バス停は基本的には下り(山梨・長野・名古屋・大阪方面)が乗車専用、上り(新宿・東京駅方面)が降車専用のように使用されていますが、一部の路線(八王子始発で新宿・渋谷を経由する高松行き、金沢行き)は逆に上り線に下り便が入り、下り線に上り便が入るため、わずかながら上り線側の停留所で乗車を扱う系統が存在します。このためか、トイレは上下線両側に用意されていました。
性格としては駅のトイレに近いかもしれません。
この記事では下り線側を取り上げます。
高速道路のバス停の中には、インターチェンジ併設などで地上に停留所があるものもありますが、ここは直接高速道路の高架にバス停があるため、公道上からは階段を上がって乗り場にアクセスするようになります。2015年の府中スマートインターチェンジ設置に当たってバス停も全面的に改築されているため、2019年10月現在Wikipediaに掲載されている写真とは停留所の様子が異なります。階段を登りきったホーム入口にはドアが設置されています。なお、エレベーターなどは設置されていません。ホーム奥には屋根付きの待合所と非常電話があります。
バス停ホーム上に設置された駅名標(?)です。書式は京王電鉄バスグループのバス停標識に似ています。停留所名の下にはここで乗降を扱うバス会社の名前がすべて書かれています。高速バスの場合、便によって経由する停留所が異なるほか、基本的に隣接するバス停同士で利用する(例:ここで乗って次の中央道日野で降りる)ようなことはできないため、隣の停留所名は記載されていません。係員は常駐しておらず、運賃はバス車内で支払うか、前もって予約時に支払うことになります。
ホーム上から、公道に下りる階段を見下ろして撮影した写真です。階段踊り場の途中にある物置小屋のような建物がトイレになります。
■中央道府中バス停 下り線側トイレ
●器具カラー
便座:ペールホワイト(製造終了、TOTO色番号:#N11)
トイレの外観です。仮設トイレのような建物となっています。入口ドアの上には「バイオラックス」と書かれたステッカーが貼り付けられています。つまりこのトイレはバイオトイレで、「バイオラックス」というのは正和電工(本社:北海道旭川市)が製造するバイオトイレの商品名です。照明はセンサー式で自動点灯となります(実際には先に中の写真を撮った後に外観を撮っている)。同社HPの情報と照らし合わせると、このトイレは元々工事現場用仮設トイレとして設計された「GKL-43」型のようです。
このトイレは男女兼用です。
中に入ってみます。
トイレは洋式となっています。ステンレスの段の上に便座だけが置かれている奇妙な見た目です。便器、というよりバイオトイレの「本体」がこのステンレスの段の内部に内蔵されています。便座はTOTOのウォームレットS(暖房便座)('00.8〜'11.1モデル)TCF109を使用しています。内部は土のようなものがぎっしり詰められており、中に棒のようなものが見えますが、土のようなものはオガクズで、使用後に壁に取り付けられたスイッチを押すと棒が回転してオガクズと汚物が撹拌され、屎尿に含まれている細菌と自然界に棲息する微生物の作用で汚物を発酵・分解させる仕組みになっています。作用後のオガクズは有機肥料として最適なものとなります。大掛かりな汲み取りは不要で、オガクズを年に2〜3回交換すればいいようです。
便器真上まで来るとやや汲み取り式トイレのような臭気がしたものの、室内の臭いはわずかでした。紙も補充されており、きちんと管理はされているようです(ただ、写真左側に見える便座クリーナーは切れていた)。
…このトイレの存在は知りませんでした。バイオトイレは、筆者は10年ちょっと前に多摩動物公園のアジア園南側・ターキン舎付近にあったのを見たぐらいでした(他に、四ツ谷駅の○丸ノ内線ホームから見えるテニスコートの中にあった気がする)。府中市内で見たのは初めてです(もしかしたら唯一の設置物件かもしれない)。日中なら、ここから歩いて3分ぐらいのところに府中市立是政文化センターがあり、同施設にはウォシュレットや多機能トイレが完備されているため、あまりこのトイレを使う必要性はありませんが、夜行系統の高速バスを利用する前に用を済ませるにはこのトイレは有用といえます。
ただ、手洗設備が全くないのは難点でした。便座クリーナーを代用しようにも今回はそれが切れていました。
手洗設備を設置しようとなると水道配管が必要となり、バイオトイレのメリットの1つである「大がかりな配管工事が不要」というのがなくなってしまいますが、せめて、スーパーマーケットのトイレや病院の入口などにあるような手指消毒用のアルコールスプレーでも置いておいてほしいところです(むしろ便座クリーナーもそれで代用すればいいのでは)。このトイレの管理は府中市なのか、NEXCO中日本なのか、あるいは京王電鉄バスなのかわかりませんが、紙をちゃんと2ロール補充できる管理をしているので、消毒用アルコールスプレーを定期的に補充することは可能なのではないかと思います。
私は時々、夜に父親と一緒に食後のウォーキングに出ることがあるのですが、その際にこのトイレを発見したというわけです。まさかこんなトイレが設置されているとは思わずに出かけたため、掲載画像は携帯電話での撮影です。
この中央道府中バス停は、地図を見るとわかりますが、近くに鉄道の駅がなく、一番近い西武多摩川線 競艇場前駅は約700m、徒歩9分ほどの距離ですが、同路線は武蔵境〜是政の路線で府中市中心部に連絡しておらず、京王線の駅は東府中駅、及び多磨霊園駅が比較的近いですが、どちらの駅からも1kmほど離れており、徒歩15分ほどかかります。府中駅や府中本町駅からは3km近く離れており、歩くと30分以上かかるため、市中心部への交通の便はよろしくありません(付近には「ちゅうバス」是政循環の「是政文化センター」、「是政二丁目北」、「中央道府中バス停下」、「鶴巻公園」バス停があり、日中なら同路線が府中駅から30分ヘッドで運行され、乗ればこれらの停留所まで10分程度で到達できる)。また、中央道バス停周辺に駐車場や駐輪場は設置されていません。また、駅からも遠ければ主要な一般道も近くにないので、商業施設などもなく、一番近いコンビニエンスストアまで約500m離れています。
こんな微妙なところではなく、東京競馬場の南西角(是政3丁目と矢崎町1丁目の境)か、分倍河原駅南側(本町西交差点〜分梅町2丁目の京王線との交点あたり)にバス停を造っておけばもっと便利だったのではないかと思います(筆者の自宅からだと割と近いが)。
この中央道府中バス停は基本的には下り(山梨・長野・名古屋・大阪方面)が乗車専用、上り(新宿・東京駅方面)が降車専用のように使用されていますが、一部の路線(八王子始発で新宿・渋谷を経由する高松行き、金沢行き)は逆に上り線に下り便が入り、下り線に上り便が入るため、わずかながら上り線側の停留所で乗車を扱う系統が存在します。このためか、トイレは上下線両側に用意されていました。
性格としては駅のトイレに近いかもしれません。
この記事では下り線側を取り上げます。
高速道路のバス停の中には、インターチェンジ併設などで地上に停留所があるものもありますが、ここは直接高速道路の高架にバス停があるため、公道上からは階段を上がって乗り場にアクセスするようになります。2015年の府中スマートインターチェンジ設置に当たってバス停も全面的に改築されているため、2019年10月現在Wikipediaに掲載されている写真とは停留所の様子が異なります。階段を登りきったホーム入口にはドアが設置されています。なお、エレベーターなどは設置されていません。ホーム奥には屋根付きの待合所と非常電話があります。
バス停ホーム上に設置された駅名標(?)です。書式は京王電鉄バスグループのバス停標識に似ています。停留所名の下にはここで乗降を扱うバス会社の名前がすべて書かれています。高速バスの場合、便によって経由する停留所が異なるほか、基本的に隣接するバス停同士で利用する(例:ここで乗って次の中央道日野で降りる)ようなことはできないため、隣の停留所名は記載されていません。係員は常駐しておらず、運賃はバス車内で支払うか、前もって予約時に支払うことになります。
ホーム上から、公道に下りる階段を見下ろして撮影した写真です。階段踊り場の途中にある物置小屋のような建物がトイレになります。■中央道府中バス停 下り線側トイレ
●器具カラー
便座:ペールホワイト(製造終了、TOTO色番号:#N11)
トイレの外観です。仮設トイレのような建物となっています。入口ドアの上には「バイオラックス」と書かれたステッカーが貼り付けられています。つまりこのトイレはバイオトイレで、「バイオラックス」というのは正和電工(本社:北海道旭川市)が製造するバイオトイレの商品名です。照明はセンサー式で自動点灯となります(実際には先に中の写真を撮った後に外観を撮っている)。同社HPの情報と照らし合わせると、このトイレは元々工事現場用仮設トイレとして設計された「GKL-43」型のようです。このトイレは男女兼用です。
中に入ってみます。
トイレは洋式となっています。ステンレスの段の上に便座だけが置かれている奇妙な見た目です。便器、というよりバイオトイレの「本体」がこのステンレスの段の内部に内蔵されています。便座はTOTOのウォームレットS(暖房便座)('00.8〜'11.1モデル)TCF109を使用しています。内部は土のようなものがぎっしり詰められており、中に棒のようなものが見えますが、土のようなものはオガクズで、使用後に壁に取り付けられたスイッチを押すと棒が回転してオガクズと汚物が撹拌され、屎尿に含まれている細菌と自然界に棲息する微生物の作用で汚物を発酵・分解させる仕組みになっています。作用後のオガクズは有機肥料として最適なものとなります。大掛かりな汲み取りは不要で、オガクズを年に2〜3回交換すればいいようです。便器真上まで来るとやや汲み取り式トイレのような臭気がしたものの、室内の臭いはわずかでした。紙も補充されており、きちんと管理はされているようです(ただ、写真左側に見える便座クリーナーは切れていた)。
…このトイレの存在は知りませんでした。バイオトイレは、筆者は10年ちょっと前に多摩動物公園のアジア園南側・ターキン舎付近にあったのを見たぐらいでした(他に、四ツ谷駅の○丸ノ内線ホームから見えるテニスコートの中にあった気がする)。府中市内で見たのは初めてです(もしかしたら唯一の設置物件かもしれない)。日中なら、ここから歩いて3分ぐらいのところに府中市立是政文化センターがあり、同施設にはウォシュレットや多機能トイレが完備されているため、あまりこのトイレを使う必要性はありませんが、夜行系統の高速バスを利用する前に用を済ませるにはこのトイレは有用といえます。
ただ、手洗設備が全くないのは難点でした。便座クリーナーを代用しようにも今回はそれが切れていました。
手洗設備を設置しようとなると水道配管が必要となり、バイオトイレのメリットの1つである「大がかりな配管工事が不要」というのがなくなってしまいますが、せめて、スーパーマーケットのトイレや病院の入口などにあるような手指消毒用のアルコールスプレーでも置いておいてほしいところです(むしろ便座クリーナーもそれで代用すればいいのでは)。このトイレの管理は府中市なのか、NEXCO中日本なのか、あるいは京王電鉄バスなのかわかりませんが、紙をちゃんと2ロール補充できる管理をしているので、消毒用アルコールスプレーを定期的に補充することは可能なのではないかと思います。
バイオトイレは沖縄の国頭村の山奥(入場有料)の施設で見たことはありますがこちらはTOTO製非水洗洋式便器(C47)を使用していました。
山間や田舎などの下水道の通っていない地域では現在もボットン便所を使用しているところもあるかとは思いますが現在はボットン便所なども改良されているらしく、このようなバイオトイレやセパレート便器(イメージURL→ https://daiobio.co.jp/bio-toilet/bio-toilet-opption/separate-closet-bowl/)などを使用するところもあるかと思われます。
因みに非常に驚いたのが香川県の雲辺寺のトイレに、2010年代竣工のボットン便所があるのを他の方のブログより確認しています。
しかもこちらはボットン便所にオートボウルという組み合わせでした。
以前、とある不動産サイトで1995年竣工の戸建でボットンがあった記憶もあり、新しくともせいぜいその位までかなと思っていましたが2010年代竣工の物件でボットン便所があることは非常に驚いています。