JR新宿駅南東側に一際大きな偉容を見せるのが、百貨店の高島屋新宿店(新宿高島屋、タカシマヤタイムズスクエア)です。 同店はまだ新しいようなイメージがありますが、すでにオープンから20年あまりを経過し、今年ついにトイレのリニューアルが始まりました。
今回はそんな新宿高島屋のトイレを紹介していきます。
高島屋は1831年の創業で、三越や松坂屋、伊勢丹などと並ぶ(伊勢丹は明治に入ってからの創業だが)呉服店系の老舗百貨店ですが、新宿地区では最後発の1996年の出店となります。この場所はかつて国鉄新宿駅の貨物ヤードがあった場所で、用地はJR東日本に引き継がれずに国鉄清算事業団(1998年に解散)がしばらく保有しており、再開発に当たって競争入札により高島屋の出店が決定した経緯があります。他にはやはり新宿未出店の西武百貨店やそごう(この2社はあとに合併することになる)、またすでに新宿に拠点を置いていた伊勢丹や丸井が入札に参加していましたが、高島屋が他社より有利な条件を提示したことや、また“バランスを考慮して”高島屋に決定したようです。
高島屋のほか、2〜8階の南側は東急ハンズが入っているなど、いくつかの専門店が入居しており、複合商業施設の形態となっています。
最寄りはJR新宿駅、および○東京メトロ副都心線 新宿三丁目駅ですが、当物件の所在地は新宿区ではなく、渋谷区(千駄ヶ谷5-24-2)です。南北に長い建物になっており、ほとんどの階でトイレは2か所設置されています。
この建物は1996年竣工と比較的新しいこともあって、トイレの大掛かりな改修はこれまで行なわれてきませんでした。設計時よりバリアフリー対策に力を入れており、多機能トイレがほとんどのフロアに設置されています(この年代の建物では、これほど多くの多機能トイレが設置されるのはまだ珍しかった)。この新宿高島屋は、東京都で初の「ハートビル法」(2006年にいわゆる「バリアフリー新法」に改正される)の認定を受けた商業施設でした。
トイレは元々LIXIL(INAX)の器具をメインで使用していました。
■高島屋新宿店 トイレ共通事項
●多機能トイレのドアは自動(押しボタン式)
まず地下1階のトイレから見ていきます。地下1階は食品フロア〈グルメスクエア〉となっています。また、○東京メトロ副都心線 新宿三丁目駅に直結しています(JR新宿駅へは2階から連絡している)。
■高島屋新宿店 地下1階トイレ
●器具カラー:オフホワイト(LIXIL INAX色番号:BN8)
(一部BW1)
●撮影日:2019年8月18日
地下1階のトイレは南北方向(長辺)では建物中央付近、東西方向(短辺)では西側(JR新宿駅寄り)に当たる位置(「菊乃井」と「赤坂ふきぬき」の間の通路を入る)にあります。多機能トイレも設置されています。
洗面台はカウンター式で、LIXIL(INAX)のL-2094CL(TOTOのL582CM/L582CMSに相当)を5台使用しています。蛇口は自動水栓オートマージュですが、AM-90系とAM-200系が混在しています(どちらも後から取り替えられたもの)。自動液体石鹸装置、手指乾燥機も設置されています。自動石鹸装置は以前のモデルで、おそらく1996年当時販売されていたものではないかと思います。手指乾燥機(三菱電機ジェットタオル)も設置されています。
小便器はLIXIL(INAX)のセンサー一体型ストール小便器(初代)AWU-802AM(100V)(床置式)(TOTOのUS301CS、UFS610Cに相当)を5台使用しています。一番手前の1台には手すりを併設しています。Calmicサニタイザーも取り付けられています。内装は大理石調で、老舗デパートらしく格調高い雰囲気です。
大便器個室は3室(和式1+洋式2)あります。和式となっているのは一番手前の個室です。便器はLIXIL(INAX)の和式サイホンゼット便器C-750を使用しています。洗浄装置は光電センサー式フラッシュバルブです。
LIXIL(INAX)のC-750はTOTOのC202に相当する機種で、サイホンゼット式の和式ということで希少価値の高い機種の1つと言えます。便器手前に横手すりが設置されています。ブース材は、10年ほど前に一度更新されています。
洋式2室のうち、こちらは中央の個室です。この個室は便器が交換されています(洋式同士の取り替えと思われる)。LIXIL(INAX)製ハイパーキラミック仕様の壁掛ニューボルテックス便器C-P12Pを使用しています。洗浄装置は光電センサー式フラッシュバルブです。便座はシャワートイレPB11M(「ビデ洗浄」なし)を使用しています。個室内には手すりも設置されています。この便器のロゴマークの印字は右側面奥に「LIXIL」のみの印字となっていました。シャワートイレが入っていた個室では、竣工当時高級機種であったシャワートイレ700シリーズが設置されており、2010年頃までは個室によっては同機種が残っていたようです。
一番奥の個室では、便器はLIXIL(INAX)の壁掛式サイホン便器C-27PCを使用しています。洗浄装置は光電センサー式フラッシュバルブです。便座は前割(U型)普通便座で、幼児用便座(取付型)を併設しています。この個室内にはベビーチェアも設置されています。ペーパーホルダーはTOTO製です。
多機能トイレです。便器はLIXIL(INAX)の車椅子対応サイホンゼット便器C-5K(上面高さ417mm、TOTOのC48ASに相当)を使用しています。洗浄装置は靴べら(ソフトレバー)式スイッチのフラッシュバルブです。便座はシャワートイレ(KB21タイプに似ているがやや異なる。量販店モデル?)です。背もたれはずいぶん高い位置に設置されており、むしろ肩か首に当たるような位置の気がします。カーテンが設置されています。器具配置は右勝手です。
多機能トイレの洗面台はLIXIL(INAX)のL-62AG(TOTOのL832に相当)を使用しています。蛇口は自動水栓オートマージュを使用しています。多機能トイレ内には手指乾燥機が設置されていませんでした。
多機能トイレにはベビーシートも設置されています。COMBI製です。
■高島屋新宿店 12階北側トイレ
●撮影日:2019年8月18日
このトイレは12階の北半分を占める「ユニクロ」の売り場を抜け、北側エレベーターの前を通った先にあります。4階から12階まで、北側のトイレは北側エレベーターの前を通った先に設置されています。
12階北側トイレは、洗面コーナーが大きな窓に面して設置されており、景色を楽しみながら利用できます。機種は地下1階トイレと同じですが、器具台数は3台となっています。
小便器、大便器は地下1階トイレと同様です(小便器は3台、大便器個室は洋式2室)。
■高島屋新宿店 13階南側多機能トイレ
●器具カラー:オフホワイト(LIXIL INAX色番号:BN8)
(汚物流しはBW1)
●撮影日:2019年8月18日
13階南側の多機能トイレは、現状高島屋新宿店で唯一のオストメイト対応トイレとなっています。このトイレは「ねぎし」と「水刺齋(スランジェ)」の間の通路を入ったところにあります。
多機能トイレの便器はLIXIL(INAX)のC-5Kを使用しています。洗浄装置は靴べら(ソフトレバー)式スイッチのフラッシュバルブです。ここでは温水洗浄便座が設置されておらず、便座は前割(U型)普通便座、取付型の幼児用便座併設となっています。高島屋新宿店では、いまも多機能トイレが温水洗浄便座未設置となっている箇所が多いです。器具配置は左勝手です。
多機能トイレ内のオストメイト対応設備(給湯機能付)です。汚物流しはLIXIL(INAX)のS-203U(標準洗浄水量13L)を使用しています。蛇口はサーモスタットシャワー金具ですが、洗髪洗面化粧台(TOTOでいう「シャンプードレッサー」)用のタイプが設置されています。洗浄装置はタッチスイッチ式フラッシュバルブです。オストメイト対応設備側にも液体石鹸・自動液体石鹸装置が設置されています。紙は棚の上に直置きされています。左下に着替え台が設置されています。
多機能トイレの洗面台はLIXIL(INAX)のL-62AGを使用しています。蛇口は自動水栓オートマージュです。
多機能トイレ内にはベビーシートも設置されています。ベビーシートはCOMBI製です。先ほどの地下1階多機能トイレにあったものと比べると少し古いモデルです。
■高島屋新宿店 14階中央トイレ
●器具カラー:オフホワイト(LIXIL INAX色番号:BN8)
●撮影日:2019年9月17日
このトイレは「名代とんかつ かつくら 京都三条」の奥(というより、中央エレベーターの隣)に設置されています。
洗面台はカウンター式で、LIXIL(INAX)のL-2094CLを3台使用しています。蛇口は自動水栓オートマージュです。手指乾燥機(三菱電機ジェットタオル)、自動液体石鹸装置も設置されています。
小便器はLIXIL(INAX)のセンサー一体型ストール小便器(初代)AWU-802AM(100V)を4台使用しています。一番手前の1台には手すりを併設しています。Calmicサニタイザーも取り付けられています。
大便器個室は3室(洋式×3)あります。3室中2室では、便器はLIXIL(INAX)の壁掛式サイホン便器C-27PCを使用しています。洗浄装置は光電センサー式フラッシュバルブです。便座はシャワートイレP男性用(「ビデ洗浄」なし)CW-P22Mを使用しています。個室内には手すりも設置されています。ベビーチェアも設置されています。便座クリーナーも備え付けられています。
1室(確か一番奥)では、便器が取り替えられており、LIXIL(INAX)製ハイパーキラミック仕様のC-P12Pを使用しています。洗浄装置は光電センサー式フラッシュバルブです。この個室では便座はシャワートイレPB男性用(「ビデ洗浄」なし)CW-PB11Mを使用しています。この個室ではベビーチェアが設置されています。洋式同士での取り替えが行われたのではないかと思います。
多機能トイレです。この個室では便器が取り替えられており、LIXIL(INAX)製ハイパーキラミック仕様の車椅子対応サイホンゼット便器C-5KR(TOTOのC480ANに相当)を使用しています。洗浄装置は靴べら(ソフトレバー)式スイッチのフラッシュバルブです。便座はシャワートイレPB(「流水音」付*)CW-PB11Fです。やはり妙に高い位置に背もたれが設置されています。カーテンが設置されています。器具配置は左勝手です。
多機能トイレの洗面台はLIXIL(INAX)のL-62AGを使用しています。蛇口は自動水栓オートマージュです(建設当時販売されていたモデル)。やはり多機能トイレには手指乾燥機が設置されていませんでした。
多機能トイレ内にはベビーシートも設置されています。ベビーシートはCOMBI製です。
*「流水音」=TOTOでいう「音姫」。「音姫」がTOTOの登録商標のため、当Blogでは他社製品に関してはこのように記載する
20数年前の建設で、その後大規模な改修が行なわれていない物件にしては、多機能トイレの整備率も高く、少なくとも一般トイレに関しては設備レベルは2019年現在の水準と比べても悪くはない、という印象でしたが、なにぶん20数年前当時の設計であるため、一般トイレ内にベビーカーなどで入れる広めの個室はなく、男性用トイレ内にベビーシートの設置もない、またここはなぜか多機能トイレの大部分が温水洗浄便座未設置となっていたなど、だんだん見劣りするところがでてきていました。また、オストメイト対応設備の拡充もそろそろ必要ではないかと思われるところであり、今般改修が行なわれることになりました。
まずは4階北側、9階南側、11階南側、13階中央の4か所を改修することになり、今年5月よりこれらのトイレを閉鎖し、工事が始まりました。
従前のここのトイレは、ペーパーホルダーがTOTO製となっている以外はLIXIL(INAX)製の器具が設置されており、何となく改修後もLIXIL(INAX)の器具が使用されるのではないかと思っていました。
これら4か所のトイレのうち、9階南側と13階中央のトイレは先に工事が終了し、9月10日に供用が開始されました。
■高島屋新宿店 9階南側トイレ(改修後)
●器具カラー:ホワイト(TOTO色番号:#NW1)
●撮影日:2019年9月17日
この9階はベビー・子ども服、おもちゃの売場となっています。4階〜11階の各階の南側のトイレは、南側のエレベーターから少し左に離れた位置にあります。この9階では「アンパンマン キッズコレクション」の右手にトイレがあります。
洗面台はカウンター式で、TOTO製CeFiONtect仕様の円形洗面器L530を3台使用しています。L530は2007年頃の発売で、これまで洗面台といえば楕円形が主流でしたが、正円形のボウル形状が発売当時斬新に感じたものでした。蛇口は自動水栓アクアオート(サーモスタット混合栓 TENA22A)です。写真一番左側(入口側から見ると一番奥)の1台は子ども用で、低い位置に設置されています(鏡もそこだけ円形になっている)。内装はグレーを中心とした大理石調になっています。手指乾燥機(クリーンドライ高速両面タイプ)も設置されています。
小便器はTOTO製CeFiONtect仕様の自動洗浄小便器UFS900JCS(リップ高さ350mm、「きれい除菌水」・掃除口付)を3台使用しています。1台には手すりを併設しています。フックも設置されています。1台ずつ間仕切りも設置されています。
大便器個室は2室(洋式×2)となりました。便器はTOTO製CeFiONtect仕様の壁掛式ニューボルテックス便器CS530P(フチなし形状・トルネード洗浄採用、この場合の洗浄水量は大6L)を使用しています。給水はタンク(フラッシュタンク)式となっています。便座はウォシュレットPS2n(「音姫」・「きれい除菌水」付 エコリモコン 蓋なし仕様 標準ピクト採用)TCF5533AUYRを使用しています。ウォシュレットのリモコンと便器洗浄スイッチはキーを押したときの力で発電する「エコリモコン」です。個室内に手すり・ベビーチェアも設置されています。便座クリーナーも備え付けられています。
奥の個室は奥行が広めに取られており、ベビーカーなどでの入室が考慮されています(ドアは内開き戸)。便器関係は先程の個室と同様のTOTO CS530PにウォシュレットPSの組み合わせですが、こちらの個室ではベビーチェアの手前にオムツ用ゴミ箱が設置されています。この個室内には幼児用補助便座も備え付けられています。
奥の個室内にはベビーシートも設置されています。ベビーシートはCOMBI製です。着替え台も設置されています。
多機能トイレです。残念ながら?こちらは一般トイレと比べると平凡な雰囲気となってしまっています。TOTOの「コンパクト多機能トイレパック」を使用しています。便器はCS530P(この場合の洗浄水量は大4.8L)を使用しています。こちらも給水はタンク(フラッシュタンク)式です。便座はウォシュレットアプリコットP AP2AK(「温風乾燥」・「きれい除菌水」付 「音姫」なし エコリモコン 蓋なし仕様)TCF5840AUPRを使用しています。小型手洗器・背もたれも設置されています。右隣にベビーチェアが設置されています。幼児用補助便座も備え付けられています。器具配置は左勝手です。
多機能トイレの洗面台は「コンパクト多機能トイレパック」内包の樹脂製・カウンター一体型のものとなっています。蛇口は自動水栓アクアオートを使用しています。左隣に手指乾燥機(クリーンドライ高速両面タイプ)が設置されています。
多機能トイレ内にはベビーシートも設置されています。ベビーシートはTOTOのYKA25を使用しています。
元々LIXIL(INAX)製器具メインだったトイレが改修でTOTO製器具メインに変わったり、その逆は珍しいことではないですが、ここに関してはTOTOメインに変わったのはちょっと意外な気がしました。
■高島屋新宿店 13階中央トイレ(改修後)
●器具カラー:ホワイト(TOTO色番号:#NW1)
●撮影日:2019年9月17日
このトイレは中央エレベーターの右手(「とんかつ とん匠」の裏手)にあります。
洗面台はカウンター式で、TOTOのマーブライトカウンター ツインデッキタイプ(樹脂製・カウンター一体型)MKWDを2台使用しています。蛇口は自動水栓アクアオート(サーモスタット混合栓、TENA126Aと思われる)を使用しています。中央に手指乾燥機(クリーンドライ高速両面タイプ)が設置されています。
小便器はTOTO製CeFiONtect仕様の自動洗浄小便器UFS900JCS(リップ高さ350mm、「きれい除菌水」・掃除口付)を3台使用しています。一番手前の1台には手すりを併設しています。フックも設置されています。やはり1台ごとに間仕切りが設置されています。内装はここも大理石調になっています。
小便器コーナー奥にベビーシートが設置されています。ベビーシートはTOTOのYKA24を使用しています。
大便器個室は2室(洋式×2)あります。便器はTOTO製CeFiONtect仕様の壁掛式ニューボルテックス便器CS530P(フチなし形状・トルネード洗浄採用、この場合の洗浄水量は大6L)を使用しています。給水はタンク(フラッシュタンク)式となっています。便座はウォシュレットPS2n(「音姫」・「きれい除菌水」付 エコリモコン 蓋なし仕様 標準ピクト採用)TCF5533AUYRを使用しています。個室内には手すり・ベビーチェアも設置されています。
奥の個室はスペースがやや広めに取られており、ベビーカーなどでの入室が考慮されています。便器関係はやはりTOTOのCS530PにウォシュレットPSの組み合わせとなっており、個室内にベビーチェアも設置されています。
こちらでは個室内にはベビーシートが設置されていませんでした。
この13階中央トイレでは、改修に際して多機能トイレの追加は行なわれませんでした。
■高島屋新宿店 4階北側トイレ(改修後)
●器具カラー:ホワイト(TOTO色番号:#NW1)
●撮影日:2019年9月25日
北側エレベーター(JR新宿駅側)の横にあるトイレです。4階の店舗でいうと「メンバーズサロン」前を抜けた先にあります。このトイレは9月24日より供用を開始しています。
このトイレでは改修に際して多機能トイレが追加されました。
このトイレはお得意様向けサロンの最寄トイレであるためか、他のトイレより上質な雰囲気に仕上げられています。
洗面台はドイツの名門メーカー・ビレロイ&ボッホ(Villeroy & Boch)社製で、大皿のようなベッセル型のものを使用しています。2台設置されています。ビレロイ&ボッホ社製の衛生器具は日本ではセラトレーディング(TOTOグループ企業)や、リラインスが販売取次を行なっています(この洗面器はセラトレーディング品番VB514400と思われる)。蛇口は自動水栓アクアオート(セラトレーディング扱い・サーモスタット混合栓、CET940Tと思われる)です。自動液体石鹸装置(オートソープディスペンサー)、手指乾燥機(クリーンドライ高速両面タイプ)も設置されています。
ビレロイ&ボッホ社のロゴです。ビレロイ&ボッホ社は1748年に創業し、名族ハプスブルグ家の援助を受け、ヨーロッパ王室御用達の窯として成長しました。衛生陶器よりも食器などのテーブルウェアの方が有名です。
洗面コーナー向かいに鏡とカウンターを備えた身だしなみコーナーも用意されています。このトイレも石造り風の内装で、高級感あふれる雰囲気です。カウンターは洗面台より低い位置となっています。
洗面コーナー前からトイレ内奥の方を向いて撮影しました。トイレ奥は大きな窓に面しています。窓にはカーテンがかかっています。この写真は夕方暗くなったあとの撮影ですが、外光の入る日中だとまた少し違った印象になりそうです。
小便器はTOTO製CeFiONtect仕様の自動洗浄小便器(リップ高さ350mm、「きれい除菌水」付・掃除口付)UFS900JCSを3台使用しています。一番手前の1台には手すりを併設しています。フックも設置されています。やはり1台ごとに間仕切りが設置されています。
大便器個室は2室(洋式×2)あります。便器はTOTO製CeFiONtect仕様の壁掛式ニューボルテックス便器CS530P(フチなし形状・トルネード洗浄採用、この場合の洗浄水量は大6L)を使用しています。給水はタンク(フラッシュタンク)式となっています。便座はウォシュレットPS2n(「音姫」・「きれい除菌水」付 エコリモコン 蓋なし仕様 標準ピクト採用)TCF5533AUYRを使用しています。個室内に手すり・ベビーチェアも設置されています。便座クリーナーも備え付けられています。写真は手前側の個室で、ベビーシートなどは設置されていませんが、個室のスペースはこちらも広めにとられています。
奥の個室はこのトイレでも乳幼児用設備を充実させた個室となっています。便器関係は手前側の個室と同様、TOTOのCS530PにウォシュレットPSの組合せです。この個室では幼児用補助便座の備え付けがあるほか、便器右側にオムツ用のゴミ箱が設置されています。ベビーチェアも設置されています。
奥側個室内にはベビーシートも設置されています。ベビーシート、ベビーチェアはCOMBI製です。
多機能トイレです。9階南側の多機能トイレと比べると、内装が一般トイレに近づいた高級感のあるものになっています。TOTOの「コンパクト多機能トイレパック」を使用しています。便器はCS530P(この場合の洗浄水量は大4.8L)を使用しています。こちらも給水はタンク(フラッシュタンク)式です。便座はウォシュレットアプリコットP AP2AK(「温風乾燥」・「きれい除菌水」付 「音姫」なし エコリモコン 蓋なし仕様)TCF5840AUPRを使用しています。小型手洗器・背もたれも設置されています。右隣にベビーチェアが設置されています。幼児用補助便座も備え付けられています。器具配置は左勝手です。
多機能トイレの洗面台は「コンパクト多機能トイレパック」内包の樹脂製・カウンター一体型のものとなっています。蛇口は自動水栓アクアオートを使用しています。左手前に手指乾燥機が設置されています。
多機能トイレ内にはベビーシートも設置されています。ベビーシートはTOTOのYKA25を使用しています。自動ドアのスイッチはベビーシートに近く、頭を右にして使うと子どもが間違って自動ドアのスイッチを押してしまいそうな気がします(ベビーチェアと違って、頭を左にして使えば問題はない)。
■高島屋新宿店 11階南側トイレ(改修後)
●器具カラー:ホワイト(TOTO色番号:#NW1)
●撮影日:2019年9月25日
位置的には先程の9階南側トイレとほぼ同じで、「呉服サロン 桐庵」の横に入口があります。
洗面台はカウンター式で、TOTO製CeFiONtect仕様のL530を2台使用しています。蛇口は自動水栓アクアオート(サーモスタット混合栓 TENA22A)です。自動液体石鹸装置(オートソープディスペンサー)、手指乾燥機(クリーンドライ高速両面タイプ)も設置されています。洗面コーナーの広さは9階南側トイレと同じですが、9階南側のトイレは3台設置なのに対し、こちらは同じスペースで2台設置なので、ずいぶん広々とした印象になります。また、右手前に身だしなみコーナーが用意されています。
11階南側のトイレは、洗面台周り以外は器具・内装とも9階南側トイレと同じ仕様(台数も同じ)だったため、詳しい紹介は割愛します。多機能トイレはこのトイレには設置されていません。
…今般のトイレ改修では、設置器具のメインがLIXIL(INAX)からTOTOに変わったほか、設備面では主に男性用トイレ内へのベビーシート設置など、乳幼児用設備の増強が図られています。改修工事によって使用器具のメーカーが変わるのは珍しいことではないですが、
ここでは最近でも、便器洗浄センサースイッチの操作説明ステッカーが、LIXILの名前で、わざわざ旧型のセンサーを描いて制作されており、なんとなく改修もINAXメインで施工されるのではないかと言う気がしていて、ちょっと意外でした(高島屋でも、ここ以外の店舗ではTOTOメインのところの方が多いが)。
内装の雰囲気は伊勢丹新宿店の2013年〜2016年頃に改修が施工されたトイレに似ている印象がありましたが、老舗デパートらしい格調を保っているのではないかといえます(使用器具自体は近年のトイレで比較的よく見るものだが)。
一方で残念であった点としては、今般の改修では期待していたオストメイト対応設備の拡充が行なわれなかったことが挙げられます。現状では当物件におけるオストメイト対応のトイレは先に述べた13階南側の1か所(未改修)のみであり、近隣の各デパートも大体オストメイト対応のトイレは2〜3か所程度(ルミネ1・2はまだない)なので、特別ここのオストメイト対応トイレがほかの各店に比べて少なすぎるということはないですが、ことここに関してはそれらの各店(NEWoManは別として)に比べて建物が新しくて多機能トイレの数も多く、さらに今回多機能トイレを改修したのに、オストメイト対応設備の追加が行なわれなかったのは残念な限りでした。13階の1か所だけでは低層階にしか用のない人はわざわざ上がる必要があって不便であり、また1つしかないためほかの客で塞がっているとわざわざ13階まで行った上にさらに待ち時間が発生したり、あるいはほかの物件に移動する手間がかかります。また、今後13階南側のトイレを改修するようなときに一時的に当物件からオストメイト対応トイレが消滅する可能性もあります。
せっかくこれからトイレ改修を進めていくわけですから、今後の高島屋新宿店のトイレ改修では積極的にオストメイト対応設備の追加を行ない、最低でも全館で5〜6か所ぐらいはオストメイト対応トイレを設置してほしいものであり、次に改修を行なうトイレでのオストメイト対応化を期待したいところです。
●動画(YouTube)
高島屋のほか、2〜8階の南側は東急ハンズが入っているなど、いくつかの専門店が入居しており、複合商業施設の形態となっています。
最寄りはJR新宿駅、および○東京メトロ副都心線 新宿三丁目駅ですが、当物件の所在地は新宿区ではなく、渋谷区(千駄ヶ谷5-24-2)です。南北に長い建物になっており、ほとんどの階でトイレは2か所設置されています。
この建物は1996年竣工と比較的新しいこともあって、トイレの大掛かりな改修はこれまで行なわれてきませんでした。設計時よりバリアフリー対策に力を入れており、多機能トイレがほとんどのフロアに設置されています(この年代の建物では、これほど多くの多機能トイレが設置されるのはまだ珍しかった)。この新宿高島屋は、東京都で初の「ハートビル法」(2006年にいわゆる「バリアフリー新法」に改正される)の認定を受けた商業施設でした。
トイレは元々LIXIL(INAX)の器具をメインで使用していました。
■高島屋新宿店 トイレ共通事項
●多機能トイレのドアは自動(押しボタン式)
まず地下1階のトイレから見ていきます。地下1階は食品フロア〈グルメスクエア〉となっています。また、○東京メトロ副都心線 新宿三丁目駅に直結しています(JR新宿駅へは2階から連絡している)。
■高島屋新宿店 地下1階トイレ
●器具カラー:オフホワイト(LIXIL INAX色番号:BN8)
(一部BW1)
●撮影日:2019年8月18日
地下1階のトイレは南北方向(長辺)では建物中央付近、東西方向(短辺)では西側(JR新宿駅寄り)に当たる位置(「菊乃井」と「赤坂ふきぬき」の間の通路を入る)にあります。多機能トイレも設置されています。
洗面台はカウンター式で、LIXIL(INAX)のL-2094CL(TOTOのL582CM/L582CMSに相当)を5台使用しています。蛇口は自動水栓オートマージュですが、AM-90系とAM-200系が混在しています(どちらも後から取り替えられたもの)。自動液体石鹸装置、手指乾燥機も設置されています。自動石鹸装置は以前のモデルで、おそらく1996年当時販売されていたものではないかと思います。手指乾燥機(三菱電機ジェットタオル)も設置されています。
小便器はLIXIL(INAX)のセンサー一体型ストール小便器(初代)AWU-802AM(100V)(床置式)(TOTOのUS301CS、UFS610Cに相当)を5台使用しています。一番手前の1台には手すりを併設しています。Calmicサニタイザーも取り付けられています。内装は大理石調で、老舗デパートらしく格調高い雰囲気です。
大便器個室は3室(和式1+洋式2)あります。和式となっているのは一番手前の個室です。便器はLIXIL(INAX)の和式サイホンゼット便器C-750を使用しています。洗浄装置は光電センサー式フラッシュバルブです。LIXIL(INAX)のC-750はTOTOのC202に相当する機種で、サイホンゼット式の和式ということで希少価値の高い機種の1つと言えます。便器手前に横手すりが設置されています。ブース材は、10年ほど前に一度更新されています。
洋式2室のうち、こちらは中央の個室です。この個室は便器が交換されています(洋式同士の取り替えと思われる)。LIXIL(INAX)製ハイパーキラミック仕様の壁掛ニューボルテックス便器C-P12Pを使用しています。洗浄装置は光電センサー式フラッシュバルブです。便座はシャワートイレPB11M(「ビデ洗浄」なし)を使用しています。個室内には手すりも設置されています。この便器のロゴマークの印字は右側面奥に「LIXIL」のみの印字となっていました。シャワートイレが入っていた個室では、竣工当時高級機種であったシャワートイレ700シリーズが設置されており、2010年頃までは個室によっては同機種が残っていたようです。
一番奥の個室では、便器はLIXIL(INAX)の壁掛式サイホン便器C-27PCを使用しています。洗浄装置は光電センサー式フラッシュバルブです。便座は前割(U型)普通便座で、幼児用便座(取付型)を併設しています。この個室内にはベビーチェアも設置されています。ペーパーホルダーはTOTO製です。
多機能トイレです。便器はLIXIL(INAX)の車椅子対応サイホンゼット便器C-5K(上面高さ417mm、TOTOのC48ASに相当)を使用しています。洗浄装置は靴べら(ソフトレバー)式スイッチのフラッシュバルブです。便座はシャワートイレ(KB21タイプに似ているがやや異なる。量販店モデル?)です。背もたれはずいぶん高い位置に設置されており、むしろ肩か首に当たるような位置の気がします。カーテンが設置されています。器具配置は右勝手です。
多機能トイレの洗面台はLIXIL(INAX)のL-62AG(TOTOのL832に相当)を使用しています。蛇口は自動水栓オートマージュを使用しています。多機能トイレ内には手指乾燥機が設置されていませんでした。
多機能トイレにはベビーシートも設置されています。COMBI製です。■高島屋新宿店 12階北側トイレ
●撮影日:2019年8月18日
このトイレは12階の北半分を占める「ユニクロ」の売り場を抜け、北側エレベーターの前を通った先にあります。4階から12階まで、北側のトイレは北側エレベーターの前を通った先に設置されています。
12階北側トイレは、洗面コーナーが大きな窓に面して設置されており、景色を楽しみながら利用できます。機種は地下1階トイレと同じですが、器具台数は3台となっています。小便器、大便器は地下1階トイレと同様です(小便器は3台、大便器個室は洋式2室)。
■高島屋新宿店 13階南側多機能トイレ
●器具カラー:オフホワイト(LIXIL INAX色番号:BN8)
(汚物流しはBW1)
●撮影日:2019年8月18日
13階南側の多機能トイレは、現状高島屋新宿店で唯一のオストメイト対応トイレとなっています。このトイレは「ねぎし」と「水刺齋(スランジェ)」の間の通路を入ったところにあります。
多機能トイレの便器はLIXIL(INAX)のC-5Kを使用しています。洗浄装置は靴べら(ソフトレバー)式スイッチのフラッシュバルブです。ここでは温水洗浄便座が設置されておらず、便座は前割(U型)普通便座、取付型の幼児用便座併設となっています。高島屋新宿店では、いまも多機能トイレが温水洗浄便座未設置となっている箇所が多いです。器具配置は左勝手です。
多機能トイレ内のオストメイト対応設備(給湯機能付)です。汚物流しはLIXIL(INAX)のS-203U(標準洗浄水量13L)を使用しています。蛇口はサーモスタットシャワー金具ですが、洗髪洗面化粧台(TOTOでいう「シャンプードレッサー」)用のタイプが設置されています。洗浄装置はタッチスイッチ式フラッシュバルブです。オストメイト対応設備側にも液体石鹸・自動液体石鹸装置が設置されています。紙は棚の上に直置きされています。左下に着替え台が設置されています。
多機能トイレの洗面台はLIXIL(INAX)のL-62AGを使用しています。蛇口は自動水栓オートマージュです。
多機能トイレ内にはベビーシートも設置されています。ベビーシートはCOMBI製です。先ほどの地下1階多機能トイレにあったものと比べると少し古いモデルです。■高島屋新宿店 14階中央トイレ
●器具カラー:オフホワイト(LIXIL INAX色番号:BN8)
●撮影日:2019年9月17日
このトイレは「名代とんかつ かつくら 京都三条」の奥(というより、中央エレベーターの隣)に設置されています。
洗面台はカウンター式で、LIXIL(INAX)のL-2094CLを3台使用しています。蛇口は自動水栓オートマージュです。手指乾燥機(三菱電機ジェットタオル)、自動液体石鹸装置も設置されています。
小便器はLIXIL(INAX)のセンサー一体型ストール小便器(初代)AWU-802AM(100V)を4台使用しています。一番手前の1台には手すりを併設しています。Calmicサニタイザーも取り付けられています。
大便器個室は3室(洋式×3)あります。3室中2室では、便器はLIXIL(INAX)の壁掛式サイホン便器C-27PCを使用しています。洗浄装置は光電センサー式フラッシュバルブです。便座はシャワートイレP男性用(「ビデ洗浄」なし)CW-P22Mを使用しています。個室内には手すりも設置されています。ベビーチェアも設置されています。便座クリーナーも備え付けられています。
1室(確か一番奥)では、便器が取り替えられており、LIXIL(INAX)製ハイパーキラミック仕様のC-P12Pを使用しています。洗浄装置は光電センサー式フラッシュバルブです。この個室では便座はシャワートイレPB男性用(「ビデ洗浄」なし)CW-PB11Mを使用しています。この個室ではベビーチェアが設置されています。洋式同士での取り替えが行われたのではないかと思います。
多機能トイレです。この個室では便器が取り替えられており、LIXIL(INAX)製ハイパーキラミック仕様の車椅子対応サイホンゼット便器C-5KR(TOTOのC480ANに相当)を使用しています。洗浄装置は靴べら(ソフトレバー)式スイッチのフラッシュバルブです。便座はシャワートイレPB(「流水音」付*)CW-PB11Fです。やはり妙に高い位置に背もたれが設置されています。カーテンが設置されています。器具配置は左勝手です。
多機能トイレの洗面台はLIXIL(INAX)のL-62AGを使用しています。蛇口は自動水栓オートマージュです(建設当時販売されていたモデル)。やはり多機能トイレには手指乾燥機が設置されていませんでした。
多機能トイレ内にはベビーシートも設置されています。ベビーシートはCOMBI製です。*「流水音」=TOTOでいう「音姫」。「音姫」がTOTOの登録商標のため、当Blogでは他社製品に関してはこのように記載する
20数年前の建設で、その後大規模な改修が行なわれていない物件にしては、多機能トイレの整備率も高く、少なくとも一般トイレに関しては設備レベルは2019年現在の水準と比べても悪くはない、という印象でしたが、なにぶん20数年前当時の設計であるため、一般トイレ内にベビーカーなどで入れる広めの個室はなく、男性用トイレ内にベビーシートの設置もない、またここはなぜか多機能トイレの大部分が温水洗浄便座未設置となっていたなど、だんだん見劣りするところがでてきていました。また、オストメイト対応設備の拡充もそろそろ必要ではないかと思われるところであり、今般改修が行なわれることになりました。
まずは4階北側、9階南側、11階南側、13階中央の4か所を改修することになり、今年5月よりこれらのトイレを閉鎖し、工事が始まりました。
従前のここのトイレは、ペーパーホルダーがTOTO製となっている以外はLIXIL(INAX)製の器具が設置されており、何となく改修後もLIXIL(INAX)の器具が使用されるのではないかと思っていました。
これら4か所のトイレのうち、9階南側と13階中央のトイレは先に工事が終了し、9月10日に供用が開始されました。
■高島屋新宿店 9階南側トイレ(改修後)
●器具カラー:ホワイト(TOTO色番号:#NW1)
●撮影日:2019年9月17日
この9階はベビー・子ども服、おもちゃの売場となっています。4階〜11階の各階の南側のトイレは、南側のエレベーターから少し左に離れた位置にあります。この9階では「アンパンマン キッズコレクション」の右手にトイレがあります。
洗面台はカウンター式で、TOTO製CeFiONtect仕様の円形洗面器L530を3台使用しています。L530は2007年頃の発売で、これまで洗面台といえば楕円形が主流でしたが、正円形のボウル形状が発売当時斬新に感じたものでした。蛇口は自動水栓アクアオート(サーモスタット混合栓 TENA22A)です。写真一番左側(入口側から見ると一番奥)の1台は子ども用で、低い位置に設置されています(鏡もそこだけ円形になっている)。内装はグレーを中心とした大理石調になっています。手指乾燥機(クリーンドライ高速両面タイプ)も設置されています。
小便器はTOTO製CeFiONtect仕様の自動洗浄小便器UFS900JCS(リップ高さ350mm、「きれい除菌水」・掃除口付)を3台使用しています。1台には手すりを併設しています。フックも設置されています。1台ずつ間仕切りも設置されています。
大便器個室は2室(洋式×2)となりました。便器はTOTO製CeFiONtect仕様の壁掛式ニューボルテックス便器CS530P(フチなし形状・トルネード洗浄採用、この場合の洗浄水量は大6L)を使用しています。給水はタンク(フラッシュタンク)式となっています。便座はウォシュレットPS2n(「音姫」・「きれい除菌水」付 エコリモコン 蓋なし仕様 標準ピクト採用)TCF5533AUYRを使用しています。ウォシュレットのリモコンと便器洗浄スイッチはキーを押したときの力で発電する「エコリモコン」です。個室内に手すり・ベビーチェアも設置されています。便座クリーナーも備え付けられています。
奥の個室は奥行が広めに取られており、ベビーカーなどでの入室が考慮されています(ドアは内開き戸)。便器関係は先程の個室と同様のTOTO CS530PにウォシュレットPSの組み合わせですが、こちらの個室ではベビーチェアの手前にオムツ用ゴミ箱が設置されています。この個室内には幼児用補助便座も備え付けられています。
奥の個室内にはベビーシートも設置されています。ベビーシートはCOMBI製です。着替え台も設置されています。
多機能トイレです。残念ながら?こちらは一般トイレと比べると平凡な雰囲気となってしまっています。TOTOの「コンパクト多機能トイレパック」を使用しています。便器はCS530P(この場合の洗浄水量は大4.8L)を使用しています。こちらも給水はタンク(フラッシュタンク)式です。便座はウォシュレットアプリコットP AP2AK(「温風乾燥」・「きれい除菌水」付 「音姫」なし エコリモコン 蓋なし仕様)TCF5840AUPRを使用しています。小型手洗器・背もたれも設置されています。右隣にベビーチェアが設置されています。幼児用補助便座も備え付けられています。器具配置は左勝手です。
多機能トイレの洗面台は「コンパクト多機能トイレパック」内包の樹脂製・カウンター一体型のものとなっています。蛇口は自動水栓アクアオートを使用しています。左隣に手指乾燥機(クリーンドライ高速両面タイプ)が設置されています。
多機能トイレ内にはベビーシートも設置されています。ベビーシートはTOTOのYKA25を使用しています。元々LIXIL(INAX)製器具メインだったトイレが改修でTOTO製器具メインに変わったり、その逆は珍しいことではないですが、ここに関してはTOTOメインに変わったのはちょっと意外な気がしました。
■高島屋新宿店 13階中央トイレ(改修後)
●器具カラー:ホワイト(TOTO色番号:#NW1)
●撮影日:2019年9月17日
このトイレは中央エレベーターの右手(「とんかつ とん匠」の裏手)にあります。
洗面台はカウンター式で、TOTOのマーブライトカウンター ツインデッキタイプ(樹脂製・カウンター一体型)MKWDを2台使用しています。蛇口は自動水栓アクアオート(サーモスタット混合栓、TENA126Aと思われる)を使用しています。中央に手指乾燥機(クリーンドライ高速両面タイプ)が設置されています。
小便器はTOTO製CeFiONtect仕様の自動洗浄小便器UFS900JCS(リップ高さ350mm、「きれい除菌水」・掃除口付)を3台使用しています。一番手前の1台には手すりを併設しています。フックも設置されています。やはり1台ごとに間仕切りが設置されています。内装はここも大理石調になっています。
小便器コーナー奥にベビーシートが設置されています。ベビーシートはTOTOのYKA24を使用しています。
大便器個室は2室(洋式×2)あります。便器はTOTO製CeFiONtect仕様の壁掛式ニューボルテックス便器CS530P(フチなし形状・トルネード洗浄採用、この場合の洗浄水量は大6L)を使用しています。給水はタンク(フラッシュタンク)式となっています。便座はウォシュレットPS2n(「音姫」・「きれい除菌水」付 エコリモコン 蓋なし仕様 標準ピクト採用)TCF5533AUYRを使用しています。個室内には手すり・ベビーチェアも設置されています。
奥の個室はスペースがやや広めに取られており、ベビーカーなどでの入室が考慮されています。便器関係はやはりTOTOのCS530PにウォシュレットPSの組み合わせとなっており、個室内にベビーチェアも設置されています。こちらでは個室内にはベビーシートが設置されていませんでした。
この13階中央トイレでは、改修に際して多機能トイレの追加は行なわれませんでした。
■高島屋新宿店 4階北側トイレ(改修後)
●器具カラー:ホワイト(TOTO色番号:#NW1)
●撮影日:2019年9月25日
北側エレベーター(JR新宿駅側)の横にあるトイレです。4階の店舗でいうと「メンバーズサロン」前を抜けた先にあります。このトイレは9月24日より供用を開始しています。
このトイレでは改修に際して多機能トイレが追加されました。
このトイレはお得意様向けサロンの最寄トイレであるためか、他のトイレより上質な雰囲気に仕上げられています。
洗面台はドイツの名門メーカー・ビレロイ&ボッホ(Villeroy & Boch)社製で、大皿のようなベッセル型のものを使用しています。2台設置されています。ビレロイ&ボッホ社製の衛生器具は日本ではセラトレーディング(TOTOグループ企業)や、リラインスが販売取次を行なっています(この洗面器はセラトレーディング品番VB514400と思われる)。蛇口は自動水栓アクアオート(セラトレーディング扱い・サーモスタット混合栓、CET940Tと思われる)です。自動液体石鹸装置(オートソープディスペンサー)、手指乾燥機(クリーンドライ高速両面タイプ)も設置されています。
ビレロイ&ボッホ社のロゴです。ビレロイ&ボッホ社は1748年に創業し、名族ハプスブルグ家の援助を受け、ヨーロッパ王室御用達の窯として成長しました。衛生陶器よりも食器などのテーブルウェアの方が有名です。
洗面コーナー向かいに鏡とカウンターを備えた身だしなみコーナーも用意されています。このトイレも石造り風の内装で、高級感あふれる雰囲気です。カウンターは洗面台より低い位置となっています。
洗面コーナー前からトイレ内奥の方を向いて撮影しました。トイレ奥は大きな窓に面しています。窓にはカーテンがかかっています。この写真は夕方暗くなったあとの撮影ですが、外光の入る日中だとまた少し違った印象になりそうです。
小便器はTOTO製CeFiONtect仕様の自動洗浄小便器(リップ高さ350mm、「きれい除菌水」付・掃除口付)UFS900JCSを3台使用しています。一番手前の1台には手すりを併設しています。フックも設置されています。やはり1台ごとに間仕切りが設置されています。
大便器個室は2室(洋式×2)あります。便器はTOTO製CeFiONtect仕様の壁掛式ニューボルテックス便器CS530P(フチなし形状・トルネード洗浄採用、この場合の洗浄水量は大6L)を使用しています。給水はタンク(フラッシュタンク)式となっています。便座はウォシュレットPS2n(「音姫」・「きれい除菌水」付 エコリモコン 蓋なし仕様 標準ピクト採用)TCF5533AUYRを使用しています。個室内に手すり・ベビーチェアも設置されています。便座クリーナーも備え付けられています。写真は手前側の個室で、ベビーシートなどは設置されていませんが、個室のスペースはこちらも広めにとられています。
奥の個室はこのトイレでも乳幼児用設備を充実させた個室となっています。便器関係は手前側の個室と同様、TOTOのCS530PにウォシュレットPSの組合せです。この個室では幼児用補助便座の備え付けがあるほか、便器右側にオムツ用のゴミ箱が設置されています。ベビーチェアも設置されています。
奥側個室内にはベビーシートも設置されています。ベビーシート、ベビーチェアはCOMBI製です。
多機能トイレです。9階南側の多機能トイレと比べると、内装が一般トイレに近づいた高級感のあるものになっています。TOTOの「コンパクト多機能トイレパック」を使用しています。便器はCS530P(この場合の洗浄水量は大4.8L)を使用しています。こちらも給水はタンク(フラッシュタンク)式です。便座はウォシュレットアプリコットP AP2AK(「温風乾燥」・「きれい除菌水」付 「音姫」なし エコリモコン 蓋なし仕様)TCF5840AUPRを使用しています。小型手洗器・背もたれも設置されています。右隣にベビーチェアが設置されています。幼児用補助便座も備え付けられています。器具配置は左勝手です。
多機能トイレの洗面台は「コンパクト多機能トイレパック」内包の樹脂製・カウンター一体型のものとなっています。蛇口は自動水栓アクアオートを使用しています。左手前に手指乾燥機が設置されています。
多機能トイレ内にはベビーシートも設置されています。ベビーシートはTOTOのYKA25を使用しています。自動ドアのスイッチはベビーシートに近く、頭を右にして使うと子どもが間違って自動ドアのスイッチを押してしまいそうな気がします(ベビーチェアと違って、頭を左にして使えば問題はない)。■高島屋新宿店 11階南側トイレ(改修後)
●器具カラー:ホワイト(TOTO色番号:#NW1)
●撮影日:2019年9月25日
位置的には先程の9階南側トイレとほぼ同じで、「呉服サロン 桐庵」の横に入口があります。
洗面台はカウンター式で、TOTO製CeFiONtect仕様のL530を2台使用しています。蛇口は自動水栓アクアオート(サーモスタット混合栓 TENA22A)です。自動液体石鹸装置(オートソープディスペンサー)、手指乾燥機(クリーンドライ高速両面タイプ)も設置されています。洗面コーナーの広さは9階南側トイレと同じですが、9階南側のトイレは3台設置なのに対し、こちらは同じスペースで2台設置なので、ずいぶん広々とした印象になります。また、右手前に身だしなみコーナーが用意されています。11階南側のトイレは、洗面台周り以外は器具・内装とも9階南側トイレと同じ仕様(台数も同じ)だったため、詳しい紹介は割愛します。多機能トイレはこのトイレには設置されていません。
…今般のトイレ改修では、設置器具のメインがLIXIL(INAX)からTOTOに変わったほか、設備面では主に男性用トイレ内へのベビーシート設置など、乳幼児用設備の増強が図られています。改修工事によって使用器具のメーカーが変わるのは珍しいことではないですが、
ここでは最近でも、便器洗浄センサースイッチの操作説明ステッカーが、LIXILの名前で、わざわざ旧型のセンサーを描いて制作されており、なんとなく改修もINAXメインで施工されるのではないかと言う気がしていて、ちょっと意外でした(高島屋でも、ここ以外の店舗ではTOTOメインのところの方が多いが)。内装の雰囲気は伊勢丹新宿店の2013年〜2016年頃に改修が施工されたトイレに似ている印象がありましたが、老舗デパートらしい格調を保っているのではないかといえます(使用器具自体は近年のトイレで比較的よく見るものだが)。
一方で残念であった点としては、今般の改修では期待していたオストメイト対応設備の拡充が行なわれなかったことが挙げられます。現状では当物件におけるオストメイト対応のトイレは先に述べた13階南側の1か所(未改修)のみであり、近隣の各デパートも大体オストメイト対応のトイレは2〜3か所程度(ルミネ1・2はまだない)なので、特別ここのオストメイト対応トイレがほかの各店に比べて少なすぎるということはないですが、ことここに関してはそれらの各店(NEWoManは別として)に比べて建物が新しくて多機能トイレの数も多く、さらに今回多機能トイレを改修したのに、オストメイト対応設備の追加が行なわれなかったのは残念な限りでした。13階の1か所だけでは低層階にしか用のない人はわざわざ上がる必要があって不便であり、また1つしかないためほかの客で塞がっているとわざわざ13階まで行った上にさらに待ち時間が発生したり、あるいはほかの物件に移動する手間がかかります。また、今後13階南側のトイレを改修するようなときに一時的に当物件からオストメイト対応トイレが消滅する可能性もあります。せっかくこれからトイレ改修を進めていくわけですから、今後の高島屋新宿店のトイレ改修では積極的にオストメイト対応設備の追加を行ない、最低でも全館で5〜6か所ぐらいはオストメイト対応トイレを設置してほしいものであり、次に改修を行なうトイレでのオストメイト対応化を期待したいところです。
●動画(YouTube)
LIXIL(INAX) C-750 - 洗浄中
LIXIL(INAX) C-P12P - 洗浄中
LIXIL(INAX) C-27PC - 洗浄中
(以上は地下1階トイレにて収録)
TOTO CS530P - 洗浄中
(4階北側トイレにて収録)
※「ウォシュレット」はTOTOの登録商標です。