ロコズ閉店後、備忘録、反省、改善に活かすために2015年10月から始めた「ロコズの履歴書」もvol.13。自分の振返りで綴った執筆が意外に反響を頂いております。2017年12月をもって完結致します。あと残り3回ですがお付き合い下さいませ。
 
  ◆ロコズもキャスト(アルバイト)を採用し始め店内に新しい風が吹き始めました。最初は緊張もしましたし、気も遣いました。またキャストとは親子程にも歳が離れていましたので、どんな接し方をすれば良いか悩みました。結果、息子や娘のように向き合うことが一番自分らしいのではと考えました。それが良かったのか、当店のキャスト定着率はほぼ100%!店舗規則はなく自主性に任せるといった運営方法で自由な職場を実現。その中から新しいアイデアも飛び出し、自分自身若い子たちから多くの刺激を受ける事も出来ました。
勿論自分からキャストへの発信も欠かしません。試験勉強期間中は客席で勉強OKとか、キャストとその友達に試食会をやってみたり、誕生日、就職内定や大学卒業のお祝いをしたり、主婦アルバイトの子供たちへ就業体験をさせてみたり。今考えると本当に試行錯誤でした。
そしてその甲斐あってかキャストが友達を連れ、所属するゼミやサークルで使い、ママ友がハロウィンで使いetc、 ドンドンお客様が増えてきました。

しかし、水商売はなかなか厳しい…

2015年1月27日(火)
定休日を使い、いつものように経理業務をしていました。そして現金残高と年間収支表をチェック…
 寒いのに身体がカッと熱くなり冷や汗が出て来ました。

「ダメだ。夏で終わる。」

そして、「この状態でやっても身体はボロボロ、店からも抜け出せない。2号店なんて以ての外!一生店に立たなきゃならない。貯蓄も出来ず、老後店を閉めたらどうするんだ。貯蓄がないから死ぬな…。オレは何のためになってんだ?」 

と考え、

「もうやりきった。頑張った。まだ資金に余力のあるうちに決断しよう。家族に一生心配は掛けられない。」 

と走馬灯が走りました。

「やめよう。」

答えは出ました。その晩、嫁さんに相談し、了承。翌日すぐに電話しました。今、浅野が会社員でお世話になっている店舗流通ネットの麻生さんです。 

「ちょっと相談がありまして会ってもらっても良いですか?」

そして数日後、喫茶店で会い今までの経緯を話しました。

「ロコズを閉めます。店舗を売却したいのですが、お願い出来ますか?」 

麻生さんは快く引き受けて下さいました。
その後、店舗流通ネットの物件ホームページにロコズの物件情報が掲載され、営業マンがユーザーを連れて内見に来てくれました。結果ハワイアンのスイーツのお店を出したい方が造作代金100万円で契約してくれる事になりました。次にやる事は大家承諾です。造作売却代金と保証金で250万円戻ってくる目処も着き、少しは救われたなと当時は思いました。
その時期は2月下旬、、、
携わって下さった皆様、その節は本当にお世話なりました。ありがとうございました。

売却先も決まり、閉店はみんなでパーティーをして5月GW最終日に閉店、5/15明渡しとスケジュールを定めました。そしていよいよ不動産会社である東武プロパティーに電話。

浅野:「この度、店を辞めることにしました。また、次ここで店をやりたいと言う会社さんもいらっしゃいます。」
 
東武:「ダメです。このビルは耐震補強工事をするため、今後、新規テナントの入居募集は認めません。お辞めになるならスケルトンにして退去なさって下さい…。」
 
浅野:「え⁉︎」
 
東武:「また仮に続けられたとしても次回は定期借家賃貸借契約4年とさせて頂きます。」
 
えっ⁉︎どういう事⁉︎今まで後継先見つけて来たらスムーズに承継出来てたのに何故??しかも定借4年?1年短くなったよ。4年後って2019年??

頭が真っ白になりました。
 
では次回「ロコズの履歴書vol.14~閉店~」です。