テスト・調査など

2017年01月08日00:30

カテゴリ: テスト・調査など; Xperia XZ SO-01J

スマホ「SONY Xperia XZ SO-01J」の静止画における手ブレしないシャッタースピードを調査

スマホ「SONY Xperia XZ SO-01J」は、動画撮影時には、5軸の手ブレ補正を電子式で行っているが、静止画については手ブレ補正機能を搭載していない。　そこで、静止画撮影で手ブレしない写真が撮れるシャッタースピードを調査することにした。

Xperia XZ SO-01J メインカメラの仕様　　　
　　1/2.3インチ約2300万画素　裏面照射積層型CMOS
　　焦点距離4.23mm (35mm換算;24mm) f 2.0

開発陣に聞く「Xperia XZ」（後編）――
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1612/26/news121.html
動画撮影時の手ブレ補正は、従来の3軸から5軸に進化した。
5軸の手ブレ補正は電子式で行っており、光学式手ブレ補正は機構上、レンズが厚くなってしまうため見送っている。　
なお、静止画では手ブレ補正機能は採用していない。　これについては「高感度にしてもノイズを抑える画作りを心掛けています。それでシャッター速度を上げられるので、結果的に手ブレは少なくなります」とのこと。
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プレミヤムおまかせオートでチャートを撮影しました。
1/500s　f 2　ISO1600

1/250s　f 2　ISO1250

1/125s　f 2　ISO640

1/64s　f 2　ISO320

1/32s　f 2　ISO160

1/16s　f 2　ISO80

1/8s　f 2　ISO40
手ブレ発生

1/4s　f 2　ISO40
手ブレ発生

スマホ「SONY Xperia XZ SO-01J」の静止画撮影における手ブレのない写真が撮れるシャッタースピードは、1/16s 以上でした。　　
「SONY Xperia XZ SO-01J」は35mm換算焦点距離が24mm なので、手ブレのない写真を撮るにはシャッタースピードを1/24s 以上にすると良いと言われているのでほぼ合致しますね。

2017年01月03日10:43

カテゴリ: テスト・調査など; Xperia XZ SO-01J

スマホ「SONY Xperia XZ SO-01J」の解像度、歪曲、周辺光量落ち、色収差、ISO感度を調査

スマホ「SONY Xperia XZ SO-01J」の解像度、歪曲、周辺光量落ち、色収差、ISO感度による画質を調査しました。

Xperia XZ SO-01J メインカメラの仕様　　　
　　1/2.3インチ約2300万画素　裏面照射積層型CMOS
　　焦点距離4.23mm (35mm換算;24mm) f 2.0

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まずは、プレミヤムおまかせオートでチャートを撮影しました。
1/32s　f 2　ISO200　

プレミヤムおまかせオートでは、ISO感度200で撮影されました。　四隅は若干の解像度の低下がみられるものの、それ以外の解像度は高いと思います。　歪曲、周辺光量落ちは僅かに見られますが問題ないレベル。　色収差は無くGood です。
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ISO感度による画質を調査するためマニュアルにしました。　
1/500s　f 2　ISO1600　

1/250s　f 2　ISO1250

1/125s　f 2　ISO640

1/64s　f 2　ISO320

1/32s　f 2　ISO160

1/16s　f 2　ISO80

1/8s　f 2　ISO40

1/4s　f 2　ISO40

「SONY Xperia XZ SO-01J」では、ISO感度による画質は、ISO1600 ~ 1250 ではノイズが目立つため、ISO640 以下で使用するのがベストだと思います。

2014年12月18日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

「71FL直焦点＋絞り[7057]＋ヘリコイド＋MMF-1＋α7」における絞り[7057]の効果

これまで「71FL直焦点＋絞り＋ヘリコイド＋MMF-1＋α7」の撮影では、絞り開放で使用することがほとんどでしたが、絞りM57[7057] を使用した場合の周辺部の解像度と被写界深度の効果を調べました。

71FL直焦点＋絞り＋ヘリコイド＋MMF-1＋α7　
[2571][7057][7860][9857][7528][7352][7603][7604][7000][5013][α7]

今回は、APS-Cサイズ撮影で行ないました。

絞り47mmΦ(開放)　1/200s　ISO200

絞り40mmΦ　1/160s　ISO200

絞り35mmΦ　1/125s　ISO200

絞り30mmΦ　1/80s　ISO200

絞り25mmΦ　1/60s　ISO200

絞り20mmΦ　1/40s　ISO200

絞り15mmΦ　1/25s　ISO200

絞り10mmΦ　1/10s　ISO200

絞り5mmΦ　0.4s　ISO200

斜め45°
絞り47mmΦ(開放)　1/200s　ISO200

絞り40mmΦ　1/160s　ISO200

絞り35mmΦ　1/125s　ISO200

絞り30mmΦ　1/80s　ISO200

絞り25mmΦ　1/60s　ISO200

絞り20mmΦ　1/40s　ISO200

絞り15mmΦ　1/20s　ISO200

絞り10mmΦ　1/10s　ISO200

絞り5mmΦ　0.4s　ISO200

考察
①　平面のチャートによる調査では、絞り30mmΦにすれば、ほぼ周辺部までシャープな画像になります。
②　斜め45°のチャートによる調査では、絞り20mmΦにすることで、かなり被写界深度を深くできると思います。

以上、「71FL直焦点＋絞り＋ヘリコイド＋MMF-1＋α7」のAPS-Cサイズ撮影では、絞りを30mmΦ以下で使用するのがベストで、野鳥撮影では、ISO感度に余裕があれば20mmΦで使用したいと思います。

2014年07月13日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

「α6000 」の最高ISO感度25600の画質とマルチショットNRの画質を調査

ソニーα6000 の特長として謳われている、「ノイズを徹底的に抑制し、最高ISO感度 25600 を実現」　「マルチショットNR で最高 ISO51200 相当まで対応」　について調査しました。

ソニーα6000 の特長
http://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-6000/feature_2.html

ノイズを徹底的に抑制し、最高ISO感度25600を実現
「APS-Cサイズの大型イメージセンサーの性能を最大限に生かし、高い解像度と最高ISO感度25600という高感度性能を両立。高感度撮影時でもエッジや輪郭部のシャープさを保ちながら、圧倒的な低ノイズを実現します。光量の少ない場面でも高速シャッターを確保できるため手ブレを抑えた写真が撮れ、フラッシュを発光させずに雰囲気を残した描写が可能です。」　

マルチショットNRで最高ISO51200相当まで対応
「ISO AUTO時はISO感度をカメラがシーンに応じて自動設定。マニュアル設定なら最高ISO感度25600までの幅広い感度領域に対応。さらに、高速連写した4枚の画像を合成し、設定したISO感度から最大約2段分のノイズ低減効果が得られる「マルチショットNR（ノイズリダクション）」機能により最高ISO51200相当の高感度撮影も実現しました。」

マルチショットノイズリダクションは、動く被写体でも合成してブレない写真が撮れます。ただし、動く被写体の場合にはノイズ軽減が効かないので、マルチショットノイズリダクションは動く被写体には向いていません。マルチショットノイズリダクションは、4枚連写の最初の1枚目がブレるとノイズ軽減が効かなくなります。1枚目がブレないで撮れれば、マルチショットノイズリダクションが効く機能になっています。

ノイズを徹底的に抑制し、最高ISO感度25600を実現
ISO感度1600 ~ 最高ISO感度25600 まで撮影しました。

ISO1600　1/50s　F8

トリミング

ISO3200　1/100s　F8

トリミング

ISO6400　1/200s　F8

トリミング

ISO12800　1/400s　F8

トリミング

ISO25600　1/800s　F8

トリミング

コメント

①　ISO25600 でも 2L 版程度の印刷ならなんとか使用できそうですが、個人的には、通常の撮影で許容できる感度は　ISO3200　までですね。

次に、ノイズ軽減効果が高いといわれている、マルチショットNR で撮影してみました。

マルチショットNRで最高ISO51200相当まで対応

ISO1600　1/30s　F8

トリミング

ISO3200　1/60s　F8

トリミング

ISO6400　1/125s　F8

トリミング

ISO12800　1/250s　F8

トリミング

ISO25600　1/500s　F8

トリミング

ISO51200　1/1000s　F8

トリミング

コメント

①　　ISO51200 でも 2L 版程度の印刷ならなんとか使用できそうですが、個人的には、マルチショットNR 撮影で許容できる感度は　ISO12800　までですね。

通常撮影の、ISO3200 　と　マルチショットNR 撮影の ISO12800 を並べて比較しました。

ISO3200　1/100s　F8

トリミング

ISO12800　1/250s　F8

トリミング

コメント

①　通常撮影ISO3200 　と　マルチショットNR 撮影ISO12800 のノイズは同程度なので、マルチショットNRのノイズ低減効果は、約2段分で間違いないですね。

②　夜景などの撮影に、マルチショットNR を積極的に使おうと思います。

2014年01月16日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

「M42 Super-Multi-Coated Takumar 200ｍｍＦ4 」の画質を調査

「M42 Super-Multi-Coated Takumar 200ｍｍＦ4 」の画質を調査しました。
撮影機材は、「M42 Super-Multi-Coated Takumar 200ｍｍＦ4 ＋八仙堂 for M42－FX＋X-E1」です。

Super-Multi-Coated Takumar 200ｍｍＦ4＋八仙堂 for M42－FX＋X-E1

チャート

F4　1/125s　ISO200

F5.6　1/5s　ISO200

F8　1/25s　ISO200

F11　1/13s　ISO200

F16　1/5s　ISO200

F22　1/4s　ISO200

千代紙

F4　1/80s　ISO200

F5.6　1/30s　ISO200

F8　1/15s　ISO200

F11　1/8s　ISO200

F16　1/3s　ISO200

F22　1/0.4s　ISO200

電子基盤

F4　1/30s　ISO400

F5.6　1/15s　ISO400

F8　1/6s　ISO400

F11　1/3s　ISO400

F16　0.6s　ISO400

F22　0.8s　ISO400

考察

①　解像度は、
中央部　F5.6 ~ F11---Good。
周辺部　F5.6 ~ F11---Good。

周辺光量落ちは、F5.6 以上Good。

歪曲は無くGood。

周辺部に僅かだが色収差が出ている。

2014年01月15日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

「M42 Super Takumar 135ｍｍＦ3.5」の画質を調査

「M42 Super Takumar 135ｍｍＦ3.5」の画質を調査しました。
撮影機材は、「M42 Super Takumar 135ｍｍＦ3.5＋八仙堂 for M42－FX＋X-E1」です。

Super Takumar 135ｍｍＦ3.5＋八仙堂 for M42－FX＋X-E1

チャート

F3.5　1/160s　ISO200

F5.6　1/80s　ISO200

F8　1/40s　ISO200

F11　1/20s　ISO200

F16　1/13s　ISO200

F22　1/5s　ISO200

千代紙

F3.5　1/100s　ISO200

F5.6　1/50s　ISO200

F8　1/30s　ISO200

F11　1/13s　ISO200

F16　1/8s　ISO200

F22　1/4s　ISO200

電子基盤

F3.5　1/50s　ISO200

F5.6　1/25s　ISO200

F8　1/13s　ISO200

F11　1/6s　ISO200

F16　1/4s　ISO200

F22　1/2s　ISO200

考察

①　解像度は、
中央部　F5.6~ F16---Good。
周辺部　F5.6~ F16---Good。

周辺光量落ちは、F5.6 以上Good。

色収差、歪曲は無くGood。

2012年11月29日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

FUJIFILM X-E1の画質調整

FUJIFILM X-E1には、画質調整の「ノイズリダクション」「ハイライトトーン」「シャドウトーン」「カラー」「シャープネス」があります。各画質調整について、設定を変えて撮影しました。
撮影機材は、 [FUJINON 135mm F5.6][7608][7602][7205][7000][5016][X-E1] です。
撮影条件は、1/30s F11 ISO800 で撮影しました。

「ノイズリダクション」-----高い解像感を優先するか、ノイズの少なさを優先するか調整
－2

－1

＋1

＋2

「ハイライトトーン」-----ハイライト部のコントラストの強弱を調整
－2

－1

＋1

＋2

「シャドウトーン」-----シャドー部のコントラストの強弱を調整
－2

－1

＋1

＋2

「カラー」----色の濃さを調整
－2

－1

＋1

＋2

「シャープネス」----画像の輪郭を強調または弱める調整
－2

－1

＋1

＋2

私は、次の設定で今後、撮影したいと思います。
ノイズリダクションは、高い解像感を優先するため　「－2」に設定。
カラーは、フィルムミュレーションがPROVIA / スタンダードなので、濃いめにするため「＋2」に設定。
シャープネスは、シャキッとした画像が好みなので、輪郭を強調するため「＋2」に設定。
実際に撮影。

「ノイズリダクション－2」「カラー＋2」「シャープネス＋2」「ハイライトトーン 0」「シャドウトーン 0」
1/30s F11 ISO1000

む
1/320s F8 ISO320

1/250s F8 ISO2500

1/250s F8 ISO800

偽色やモアレが発生し易いと思われる、建築用ネットを撮影しましたが、大丈夫ですね。

2012年11月26日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

FUJIFILM X-E1 のフィルムミュレーション

FUJIFILM X-E1には、表現意図に合わせてフィルムを選ぶ感覚で、色再現性や階調表現を使い分けられるフィルムミュレーションが搭載されています。被写体の千代紙を、10種類のフィルムミュレーションで撮影しました。

STD (PROVIA / スタンダード) --- 標準的な発色と階調で人物、風景など幅広い被写体に適しています。(プロ用カラーリバーサルフイルム)

S (ASTIA / ソフト) --- 肌色のつながりを良くしつつ、青空も鮮やかに写るようになります。屋外のポートレートに適しています。(プロ用カラーリバーサルフイルム)

V (Velvia / ビビット) --- 高彩度な発色とメリハリある階調表現で、風景や花の撮影に適しています。(プロ用カラーリバーサルフイルム)

NS (PRO Neg. Std) ---全体的に落ち着いたトーンになります。スタジオでのポートレート撮影に適しています。(プロ用のカラーネガフイルム)

NH (PRO Neg.Hi)--- PRO Neg. Std　に比べて階調をやや硬めにしています。屋外でのポートレート撮影に適しています。((プロ用のカラーネガフイルム)

B (モノクロ　フィルターなし)

BY (モノクロ＋Yeフィルター) --- コントラストを強調し、青空が少し濃くなる

BR (モノクロ＋Rフィルター) --- コントラストを強調し、青空が濃くなる

BG (モノクロ＋Gフィルター) --- 唇、肌の調子を出し、ポートレートに適する

SEPIA ( セピア ) --- ウォーム調の色合いであたたかみの雰囲気を表現します。

考察

①カラーフイルムの発色は、次の順に鮮やかになるようです。
PRO Neg. Std→ PROVIA/ スタンダード → PRO Neg.Hi → ASTIA/ ソフト →Velvia / ビビット

個人的には、PROVIA/ スタンダード　と　ASTIA/ ソフト　の中間の発色程度が良いと思いますね。色の濃さを調整する「カラー」で調整しようと思います。

②フィルムミュレーションのブラケット機能が FUJIFILM X-E1 には搭載されています。積極的に使用したいと思いますね。

手順は・・・・
MENU→撮影メニュー1→フィルムミュレーションBKT →フィルム1.2.3に希望のフィルムミュレーションを設定

DRIVEボタンを押す→フィルムミュレーションブラケットを選択→一度のシャッターボタンを押すことで、フィルム1.2.3の３枚の写真が撮影できる。

2012年11月23日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

FUJIFILM 　X-E1 の高感度画質調査

FUJIFILM 　X-E1 の高感度画質を　千代紙を使って調査しました。
撮影機材は、BORG50FL＋テレコンバーター＋X-E1　です。

千代紙

BORG50FL＋テレコンバーター＋X-E1

[2551][7057][7609][7860][9857][7528][7352][7457][7609][7457][7610][7214][7000][7921][7922][5016][EX-E1]

中央部トリミング画像

1/15s ISO200 絞り開放47mmΦ

1/30s ISO250 絞り開放47mmΦ

1/60s ISO500 絞り開放47mmΦ

1/125s ISO1000 絞り開放47mmΦ

1/250s ISO2000 絞り開放47mmΦ

1/500s ISO3200 絞り開放47mmΦ

1/1000s ISO6400 絞り開放47mmΦ

1/2000s ISO12500 絞り開放47mmΦ

1/4000s ISO25600 絞り開放47mmΦ

考察
①FUJIFILM 　X-E1 の高感度画質は、Very Good だと思います。
ISO3200は、常用可能。
ISO6400でも、ISO3200からの画質低下が少ないので使用できると思います。

2012年11月18日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

FUJIFILM X-E1の画質調査

FUJIFILM 　X-E1 の画質を　羽根、チャート、千代紙を使って調査しました。
撮影機材は、BORG50FL＋テレコンバーター＋X-E1　です。

BORG50FL＋テレコンバーター＋X-E1

[2551][7057][7609][7860][9857][7528][7352][7457][7609][7457][7610][7214][7000][7921][7922][5016][EX-E1]

羽根
1/125s ISO3200 絞り開放47Φ　840mm(35mm換算)

チャート
1/125s ISO640 絞り開放47Φ　840mm(35mm換算)

千代紙
1/125s ISO800 絞り開放47Φ　840mm(35mm換算)

ちなみに、 E-M5 と NEX-5N も撮影してみました。

BORG50FL＋テレコンバーター＋E-M5

[2551][7057][7609][7860][9857][7528][7352][7457][7609][7457][7610][7214][7000][7921][7922][5011][E-M5]

羽根
1/125s ISO1600 絞り開放47Φ　1120mm(35mm換算)

チャート
1/125s ISO320 絞り開放47Φ　1120mm(35mm換算)

千代紙
1/125s ISO500 絞り開放47Φ　1120mm(35mm換算)

BORG50FL＋テレコンバーター＋NEX-5N

[2551][7057][7609][7860][9857][7528][7352][7457][7609][7457][7610][7214][7000][7921][7922][5013][NEX-5N]

羽根
1/125s ISO1250 絞り開放47Φ　840mm(35mm換算)

チャート
1/125s ISO250 絞り開放47Φ　840mm(35mm換算)

千代紙
1/125s ISO320 絞り開放47Φ　840mm(35mm換算)

考察
①E-M5 と NEX-5N のきりっとした画質に対し、FUJIFILM 　X-E1 の画質は、しっとりと滑らかな感じがします。

2012年09月11日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

引き伸ばしレンズの画質を調査

保有しているレンズの　「M.ZUIKO 12-50mm F3.5-6.3」、「LUMIX G 20mmF1.7」、「SEL50mmF1.8」　と　引き伸ばしレンズの「ELニッコール50mmF2.8」、「ELニッコール80mmF5.6」、「ELニッコール105mmF5.6」　の画質を比較しました。

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まずは、焦点距離50mmの比較です。

[M.ZUIKO 12-50mm F3.5-6.3]＋[E-M5]
50mmにセット　 1/200s F7.1 ISO200

トリミング

[SEL50mmF1.8]＋[NEX-5N]
1/320s F8 ISO200

トリミング

ELニッコール50mmF2.8
610mm～無限遠　[ELニッコール50mmF2.8][7844][7840][固定リング][7843][5011][E-M5]
1/200s F8 ISO200

トリミング

焦点距離50mmのレンズを比較した結果は、ELニッコール50mmF2.8 が最も解像度が高いですね。
具体的には、子狐石像の毛並みが解像しているか、比較しました。

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「LUMIX G 20mmF1.7」＋[E-M5]

1/160s F8 ISO200

トリミング

[M.ZUIKO 12-50mm F3.5-6.3]＋[E-M5]
25mmにセット　 1/200s F8 ISO200

トリミング

20mmの比較では、画像が小さすぎてピント合わせが上手くなかったようです。

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ELニッコール80mmF5.6
2110mm ～無限遠　[ELニッコール80mmF5.6][7844][7858][7840][7843][7922][5011][E-M5]
1/160s F8 ISO200

トリミング

子狐石像の毛並みが解像していますのでGOODだと思います。

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ELニッコール105mmF5.6　
[ELニッコール105mmF5.6][7844][7524][7602][7205][7000][5013][E-M5]
1/200s F8 ISO200

トリミング

こちらも、子狐石像の毛並みが解像していますのでGOODだと思います。

2012年09月09日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

ELニッコール105mmF5.6 を、ミニミニドローチューブの組み合わせで使用

引き伸ばしレンズの ELニッコール105mmF5.6 を、M42ヘリコイドシステムではなく、[7205]ミニミニドローチューブによる組み合わせでも使えないか検討しました。

というのも、ヘリコイドよりも伸縮量が大きいのでマクロ撮影がしやすいこと、ミニミニドローチューブをBORG 50FL撮影システムだけでなく有効活用したいこと、更に今後購入したいと思っている、135mmのライカLマウントレンズの対応も考えて、検討することにしました.

とりあえず組み合わせで決まっているのは、

カメラ[NEX-5N]
カメラマウント[5013]　NEXマウント→M49.8 P0.75メス
カメラマウントホルダーM[7000]　M49.8 P0.75オス→Ｍ57P0.75オス
ミニミニドローチューブ[7205]　Ｍ57P0.75メス→Ｍ57P0.75オス
M57/60延長筒S[7602]　Ｍ57P0.75メス→Ｍ57P0.75オス
　　　　　　　　　　　　↓
　　　　　　　　　　　　↓
M42P1→M39AD[7844]　Ｍ42P１オス→M39P１メス
引き伸ばしレンズ[ELニッコール105mmF5.6]　M39P１オス(ライカLマウント39mm)
　

M57/60延長筒S[7602]　と　M42P1→M39AD[7844]　を接続するための部品に必要なネジは、Ｍ57P0.75メス→Ｍ42P１メスになります。
BORGパーツ一覧表で適合する部品を探した結果、M42P1→M57/60AD[7524]　Ｍ57Ｐ0.75メス→Ｍ42P１メスが該当することがわかり、早速購入しました。

ついでに、M42P1→M49.8AD[7843]　と　M42P1→M39AD[7844] も購入しました。引き伸ばしレンズシステムを2台体制にして持ち歩くためです。

部品を組み立てました。

[7000]＋[7205]＋[7602]

[7000]＋[7205]＋[7602]　[7524]

[7000]＋[7205]＋[7602]＋[7524]

[NEX-5N]＋[5013]　[7000]＋[7205]＋[7602]＋[7524]

[NEX-5N]＋[5013]＋[7000]＋[7205]＋[7602]＋[7524]

[NEX-5N]＋[5013]＋[7000]＋[7205]＋[7602]＋[7524]＋[7844]

[NEX-5N]＋[5013]＋[7000]＋[7205]＋[7602]＋[7524]＋[7844]＋[ELニッコール105mmF5.6] 830mm～無限遠

ミニミニドローチューブを伸縮
最も縮めた　カメラ~先端106mm

M42ヘリコイドシステム時は、「最も縮めたカメラ~先端110mm」で無限遠が出るので、カメラマウント~先端106mm　とさらに短いので問題なく無限遠が出ます。

最も伸ばした　カメラ~先端125mm

ワーキングディスタンス　830mm

M42ヘリコイドシステム時、「最も伸ばしたとき、カメラ~先端115mm」なので、カメラ~先端125mmは、もっと長いので近くまで寄れます。

ちなみに、こちらがM42ヘリコイドシステムを「最も伸ばしたとき、カメラ~先端115mm」の写真です。
ワーキングディスタンス　2700mm

更に、[7602]　と　[7524]　の間に　[7608]＋[7457]　を入れて延長すれば、さらにぐっと寄った、マクロ撮影が可能になります。[NEX-5N]＋[5013]＋[7000]＋[7205]＋[7602]＋[7608]＋[7457]＋[7524]＋[7844]＋[ELニッコール105mmF5.6]

千代紙印刷のドットが全面にわたり解像しておりGOODです。

考察

①引き伸ばしレンズの「ELニッコール105mmF5.6」は、、[7205]ミニミニドローチューブによる組み合わせでも使えます。ただし、80mmの焦点距離では無理です。

②[7205]ミニミニドローチューブは、ガタがほとんど無いのに硬くも無く、ピント合わせもスムーズに行えます。

③ヘリコイドよりも伸縮量が大きいので組み立ての自由度が高く、マクロ撮影にも向いています。

④ベローズよりも手軽に導入できます。

⑤135mmのライカLマウントレンズを購入した場合、「Ｍ57延長筒」を入れて延長することで対応できますね。

2012年09月07日06:08

カテゴリ: テスト・調査など

引き伸ばしレンズ EL-NIKKOR 80mmF5.6 の画質

引き伸ばしレンズ EL-NIKKOR 80mmF5.6 の画質を調べました。レンズの絞りは、全てF8で撮影。チャートと千代紙撮影時の露出は、1/6s~1/8s ISO125~200　です。

「オリンパスE-M5」では、次の組み合わせで、ワーキングディスタンス最短2110mm ～無限遠の撮影が可能です。
[80mmF5.6][7844][7858][7840][7843][7922][5011][E-M5]

最短2110mm

無限遠は撮影していません。

上の組み合わせに [7921] を追加して画質を調べました。最短距離が短くなりマクロ撮影ができますが、無限遠はでなくなります。最短630mm ～最長1150mmの撮影が可能
[80mmF5.6][7844][7858][7840][7843][7921][7922][5011][E-M5]

最短630mm

千代紙印刷のドットが全面にわたり解像しておりGOODです。

最長1150mm

1000mmでのチャート

このチャートを見ると、色収差、歪曲、光量落ちがなく、周辺の解像度もGOODだと思います。

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「ソニーNEX-5N」では、次の組み合わせで、ワーキングディスタンス最短2500mm ～無限遠の撮影が可能です。
[80mmF5.6][7844][7858][7840][固定リング][7843][7921][7921][5013][NEX-5N]

最短2500mm

無限遠は撮影していません。

上の組み合わせに [7921] を追加して画質を調べました。最短距離が短くなりマクロ撮影ができますが、無限遠はでなくなります。最短660mm ～最長1230mmの撮影が可能
[80mmF5.6][7844][7858][7840][固定リング][7843][7921][7921][7921][5013][NEX-5N]

最短660mm

千代紙印刷のドットが全面にわたり解像しておりGOODです。

最長1230mm

830mmでのチャート

このチャートを見ると、色収差、歪曲、光量落ちがなく、周辺の解像度もGOODだと思います。

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考察
①引き伸ばしレンズ EL-NIKKOR 80mmF5.6 の画質はGOODです。

②EL-NIKKOR 80mmF5.6 の外観は、メッキと黒のツートンカラーなので目立ちますね。

③E-PL1s 、E-M5 、 NEX-5N の保有している単焦点レンズは、LUMIX G 20mmF1.7 と SEL50mmF1.8 しか持っていないので、EL-NIKKOR 80mmF5.6 も常用したいと思います。

2012年07月26日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

引伸しレンズ「FUJINON EX 50 F2.8」の逆付け

引伸しレンズ「FUJINON EX 50 F2.8」の、逆付けを試してみました。「ＥＬニッコール50/2.8N」は、残念ながら逆付けはできません。

こちらが、FUJINON EX 50 F2.8　の順付けです。
前部

後部

FUJINON EX 50 F2.8(順付け)＋NEX-5N　ワーキングディスタンス310mm~750mm

[FUJINON EX 50 F2.8][7844][7840][7843][5013]

ワーキングディスタンス最短310mmで撮影
1/6s f 8 ISO200

考察
①全面にわたり解像度の高い画像だと思います。
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FUJINON EX 50 F2.8(逆付け)　です。
前部

後部

FUJINON EX 50 F2.8(逆付け)＋NEX-5N　ワーキングディスタンス150mm~200mm
　

[FUJINON EX 50 F2.8][7844][7840][7843][5013]

ワーキングディスタンス最短150mmで撮影
1/4s f 8 ISO200

考察
①FUJINON EX 50 F2.8(逆付け)は、中心部では紙の繊維まで解像していますが、周辺部は絞り f 8 でも画像が流れてしまいますね。

追記
BORG 開発者　中川さんに　紹介していただきました。
http://www.tomytec.co.jp/borg/world/blog/

ブログ内で紹介していただいた角度計、早速購入したいです。ポタ赤用傾斜ウエッジの発売も楽しみにしています。

2012年05月18日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

「E-M5」「E-PL1s」「NEX-5N」の撮影モード

最近は、「BORG 50FL」にマウントアダプターを介して「E-M5」「E-PL1s」「NEX-5N」の各カメラを取り付けて野鳥撮影をすることが多いのですが、ほとんど撮影モードは、シャッタースピード優先モードを使っており、他の撮影モードを使ったことがありません。
今回、金環日食の撮影もあり、各撮影モードを調べてみました。

まずは、「S　シャッタースピード優先モード」です。

E-M5

1. ISO は、AUTO に設定します。
2.　絞り値は　＿.＿の表示で変らない。
3.　メインダイヤルで、希望するシャッタースピードにできます。
4.　サブダイヤルで、露出補正ができます。
5.　ISOをAUTOから手動で設定した場合、撮影前のモニター画像では変化がないのに、再生画像では明るさが変ってしまうので、戸惑いますね。

E-PL1s

1. ISO は、AUTO に設定します。
2.　絞り値は　＿.＿の表示で変らない。
3.　十字ボタンの△を押した後、△▽で希望するシャッタースピードにできます。
4.　十字ボタンで、露出補正ができます。
5.　ISOをAUTOから手動で数値を設定した場合、撮影前のモニター画像では変化がないのに、再生画像では明るさが変ってしまうので、戸惑いますね。

NEX-5N

1. ISO は、AUTO に設定します。
2.　絞り値は　F- - の表示で変らない。
3.　コントロールホイールを回して、希望するシャッタースピードにできます。
4.　コントロールホイールの下を押して、露出補正ができます。
5.　ISOをAUTOから手動で数値を設定した場合、撮影前のモニター画像でも、再生画像でも反映されるため戸惑うことはありません。

次は、「A　絞り優先モード」です。

E-M5

1. ISO は、AUTO に設定します。
2.　メインダイヤル(絞り調整)を回しても絞り値は　＿.＿の表示で変らない。
3.　サブダイヤルで、露出補正ができます。
4.　飛び物撮影のためシャッタースピードを上げるには、ISO をAUTOから手動で設定すれば可能となる。

E-PL1s

1. ISO は、AUTO に設定します。
2.　十字ボタンの△を押した後、△▽で絞り値を変えようとしても　＿.＿の表示で変らない。
3.　十字ボタンで、露出補正ができます。
4.　飛び物撮影のためシャッタースピードを上げるには、ISO をAUTOから手動で設定すれば可能となる。

NEX-5N

1. ISO は、AUTO に設定します。
2.　コントロールホイールを回しても、絞り値は　F- - の表示で変らない。
3.　コントロールホイールの下を押して、露出補正ができます。
4.　飛び物撮影のためシャッタースピードを上げるには、ISO をAUTOから手動で設定すれば可能となる。

最後は、「M 　マニュアル撮影モード」です。

E-M5

1. ISO は、手動設定になる。AUTO には設定できません。
2.　メインダイヤルで、希望するシャッタースピードにできます。
3.　サブダイヤルを回しても、絞り値は　＿.＿の表示で変らない。
4.　ISOを優先する場合;
ISOを入力後、露出補正値を見ながら　0.0になるようメインダイヤルでシャッタースピードを調整すれば、標準の露出になります。
5.　シャッタースピードを優先する場合;
シャッタースピードを設定した後、露出補正値を見ながら　0.0になるようISOを調整すれば、標準の露出になります。

E-PL1s

1. ISO は、手動設定になる。AUTO には設定できません。
2.　十字ボタンの△を押した後、△▽で希望するシャッタースピードにできます。
3.　十字ボタンを押して絞り調整に切り換えても、絞り値は　＿.＿の表示で変らない。
4.　ISOを優先する場合;
ISOを入力後、十字ボタンの△を押した後、露出補正値を見ながら　0.0になるよう△▽でシャッタースピードを調整すれば、標準の露出になります。
5.　シャッタースピードを優先する場合;
十字ボタンの△を押した後、△▽でシャッタースピードを設定した後、露出補正値を見ながら　0.0になるようISOを調整すれば、標準の露出になります。

NEX-5N

1. ISO は、手動設定になる。AUTO には設定できません。
2.　コントロールホイールを回して、希望するシャッタースピードにできます。
3.　コントロールホイールの下を押して、絞り調整に切り換えても　絞り値は　F- - の表示で変らない。
4.　ISOを優先する場合;
ISOを入力後、露出補正値を見ながら　±0.0になるようコントロールホイールでシャッタースピードを調整すれば、標準の露出になります。
5.　シャッタースピードを優先する場合;
シャッタースピードを設定した後、ISOの設定に切り換えて、適当と思われるモニターの明るさに、ISOを調整します。露出補正値を表示して欲しいですね。

考察
①金環日食の撮影には、「M 　マニュアル撮影モード」のISOを優先する場合を使用してみようと思います。

　

2012年05月06日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

ミラーレス一眼「モニター」と「EVF」の視認性

保有しているミラーレス一眼「E-M5」「E-PL1s」「NEX-5N」の「モニター」と「EVF」の視認性を比較しました。

「E-M5」

「E-PL1s」

「NEX-5N」

モニター (Canon S90で撮影)

E-M5----有機ELモニター　3.0型　61万ドット静電容量タッチパネル

E-PL1s---ハイパークリスタル液晶モニター　2.7型　23万ドット　

NEX-5N---TFT駆動エクストラファイン液晶モニター　3.0型ワイド　92万ドット　静電容量タッチパネル

EVF　(Sony WX1で撮影)

E-M5----アイレベル式電子ビューファインダー　144万ドット　視野率100% 倍率0.92~1.15倍

VF-2----E-PL1s外付け電子ビューファインダー　144万ドット　視野率100% 倍率1.15倍

FDA-EV1S---NEX-5N外付け XGA有機ELファインダー 235万ドット

考察
①モニターの視認性は、「E-M5」の有機ELモニターが最も高いと思いましたが、61万ドットなのでそれ程ではないですね。むしろ、「NEX-5N」の91万ドット液晶モニターの方が良いかもしれません。

②EVFの視認性は、「FDA-EV1S(NEX-5Nの外付け有機ELファインダー)」が最も高いです。他のEVFが144万ドットなのに対して、235万ドットで有機ELですから高くて当然でしょうね。

2012年05月05日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

ミラーレス一眼カメラ「NEX-5N」「E-PL1s」「E-M5」のシャッター音

BORGの超望遠レンズを付けたカメラで野鳥の羽根の微細模様を写すには、カメラのブレを最小限にする必要があります。このため、カメラはミラーショックの無いミラーレス一眼が望ましく、重量級の三脚に取り付け、搭載されている低振動モードや電子先幕シャッター機能を使いシャッターショックをできるだけ少なくし、タイマーやリモコン、ケーブルレリーズでシャッターを切ることで手押しによる振動も極力発生させないことが重要です。

保有しているミラーレス一眼カメラ「NEX-5N」「E-PL1s」「E-M5」のシャッター音を録音しました。
シャッター音の小さいカメラほど、シャッターショックも小さいと考えられますので、野鳥の羽根の微細模様を写すには適していると思います。

NEX-5N　電子先幕シャッター機能

E-PL1s　低振動モード

E-M5　低振動モード

カメラのモニターから30cmの位置に、リニアPCMレコーダーを置いて録音しました。生録機材は、「Sony PCM-M10」で、48KHz 24bitのリニアPCM録音です。

生録　ミラーレス一眼のシャッター音
http://www.youtube.com/watch?v=54gQYeh39g8

考察
①「E-M5」のシャッター音は、本当に小さいですね。シャッターショックも少ないと思います。

②「E-M5」で気になる駆動音が発生します。

オリンパスのH.Pによれば、「 E-M5 では 5軸対応の手ぶれ補正を実現するため、新機構を採用しています。また、手ぶれ補正がオフの場合でも、中心を保持するための動作をおこなうため、動作音がします。動画 (ムービー) 撮影時は、動画撮影に最適な駆動を行うため、手ぶれ補正ユニットの動作音は入りにくくなっています。」となっています。

静かな場所では、チョット気になります。深夜の静かな時では、4m位離れると聞こえなくなりますね。動画モードでは、カメラを耳元に近づけて聞こえるレベルなので気にならないレベルだと思います。強力な手振れ補正なのでしょうがありませんね。

2012年04月08日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

「E-PL1s＋LUMIX G 20mm/F1.7 」の画質を調査2

昨日につづき、「E-PL1s＋LUMIX G 20mm/F1.7」の周辺光量落ち、歪曲、解像度、色収差などをテストチャートで調べました。
「NEX-5N＋SEL50F18」も撮影して比較しました。

E-PL1s＋LUMIX G 20mm/F1.7
1/1600s f 1.7 ISO200 40mm(35mm換算)

歪曲は、問題の無いレベルです
f 1.7では周辺光量落ちはかなりあります
f 1.7から中央の解像力は、とても良好
f 1.7でも周辺の解像力は、良好。僅かに色収差があります

1/1250s f 2.0 ISO200 40mm

1/1000s f 2.2 ISO200 40mm

1/800s f 2.5 ISO200 40mm

1/640s f 2.8 ISO200 40mm

1/500s f 3.2 ISO200 40mm

1/400s f 3.5 ISO200 40mm

周辺光量落ちが無視できるのはf 3.5からですね

1/320s f 4.0 ISO200 40mm

歪曲は、問題の無いレベル
f 4.0では周辺光量落ちはない
f 4.0の中央の解像力は、とても良好
f 4.0の周辺の解像力も、とても良好。僅かに色収差があります

1/250s f 4.5 ISO200 40mm

1/200s f 5.0 ISO200 40mm

1/160s f 5.6 ISO200 40mm

1/125s f 6.3 ISO200 40mm

1/100s f 7.1 ISO200 40mm

1/80s f 8.0 ISO200 40mm

歪曲は、問題の無いレベル
f 8.0では周辺光量落ちはない
f 8.0の中央の解像力は、とても良好
f 8.0の周辺の解像力も、とても良好。僅かに色収差があります

1/60s f 9.0 ISO200 40mm

1/50s f 10 ISO200 40mm

1/40s f 11 ISO200 40mm

歪曲は、問題の無いレベル
f 11では周辺光量落ちはない
f 11の中央の解像力は、とても良好
f 11の周辺の解像力も、とても良好。僅かに色収差があります

1/30s f 13 ISO200 40mm

1/25s f 14 ISO200 40mm

1/20s f 16 ISO200 40mm

NEX-5N＋SEL50F18　　「レンズ補正」機能をONにしています
1/2000s f 1.8 ISO200 75mm(35mm換算)

歪曲は、問題の無いレベル
f 1.8での周辺光量落ちは少ない
f 1.8の中央の解像力は、とても良好
f 1.8の周辺の解像力は、甘い。色収差は無い

1/1600s f 2.0 ISO200 75mm

1/1250s f 2.2 ISO200 75mm

1/1000s f 2.5 ISO200 75mm

1/800s f 2.8 ISO200 75mm

周辺光量落ちが無視できるのはf 2.8からですね

1/640s f 3.2 ISO200 75mm

1/500s f 3.5 ISO200 75mm

1/400s f 4.0 ISO200 75mm

歪曲は、問題の無いレベル
f 4.0では周辺光量落ちはない
f 4.0の中央の解像力は、とても良好
f 4.0の周辺の解像力も、とても良好。色収差も無い

1/320s f 4.5 ISO200 75mm

1/250s f 5.0 ISO200 75mm

1/200s f 5.6 ISO200 75mm

1/160s f 6.3 ISO200 75mm

1/125s f 7.1 ISO200 75mm

1/100s f 8.0 ISO200 75mm

歪曲は、問題の無いレベル
f 8.0では周辺光量落ちはない
f 8.0の中央の解像力は、とても良好
f 8.0の周辺の解像力も、とても良好。色収差も無い

1/80s f 9.0 ISO200 75mm

1/50s f 11 ISO200 75mm

歪曲は、問題の無いレベル
f 11では周辺光量落ちはない
f 11の中央の解像力は、とても良好
f 11の周辺の解像力も、とても良好。色収差も無い

1/40s f 13 ISO200 75mm

1/30s f 14 ISO200 75mm

1/25s f 16 ISO200 75mm

1/20s f 18 ISO200 75mm

1/15s f 20 ISO200 75mm

1/10s f 22 ISO200 75mm

考察
E-PL1s＋LUMIX G 20mm/F1.7は、

①歪曲は、問題の無いレベル

②周辺光量落ちは、f 1.7開放から目立つが、f 3.5以上で無視できるレベルになる。

③解像力は、全域で f 1.7開放から、とても良好。

④色収差は、僅かであり現像ソフトで容易に補正できるレベル。

NEX-5N＋SEL50F18は、レンズ補正機能により

①歪曲は、問題の無いレベル

②周辺光量落ちは、f 1.8開放で僅かにあるが、f 2.8以上で無視できるレベルになる。

③解像力は、中央は全域でf 1.8開放から、とても良好。周辺はf 1.8開放でかなり甘いが徐々に改善し、f 4.0以上でとても良好になる。

④色収差は、良く補正されており無い

両方とも、良いレンズだと思いますね。

2012年04月07日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

「E-PL1s＋LUMIX G 20mm/F1.7 」の画質を調査

今日は、「E-PL1s＋LUMIX G 20mm/F1.7」の画角、ボケ味、解像度などを撮影して調査したのでUPします。
「NEX-5N＋SEL50F18」も撮影して比較しました。

まずは、画角からです。
８畳間にあるクリスキットのステレオシステムを目一杯下がって撮影。

E-PL1s＋LUMIX G 20mm/F1.7

室内撮影には、GOODです。

NEX-5N＋SEL50F18

かなりの違いがありますね。

次は、花のボケ味です。
絞りを、開放から f 4.5 まで変化させて撮影。中心の花でピントを合わせています。

E-PL1s＋LUMIX G 20mm/F1.7
1/320s f 1.7開放 ISO400 40mm(35mm換算)

1/200s f 2.2 ISO400 40mm

1/125s f 2.8 ISO400 40mm

1/80s f 3.5 ISO400 40mm

1/50s f 4.5 ISO400 40mm

NEX-5N＋SEL50F18
1/250s f 1.8開放 ISO400 75mm(35mm換算)

1/200s f 2.2 ISO400 75mm

1/100s f 2.8 ISO400 75mm

1/60s f 3.5 ISO400 75mm

1/50s f 4.5 ISO400 75mm

開放のボケ味は、「NEX-5N＋SEL50F18」が上ですが、「E-PL1s＋LUMIX G 20mm/F1.7」もかなり頑張っていますね。

次は、解像度です。野鳥の羽根を絞り値を、開放から f 8.0 まで変えて撮影しました。

E-PL1s＋LUMIX G 20mm/F1.7
1/400s f 1.7 ISO200 40mm(35mm換算)

周辺部(左から３番目の羽根の先端)

中心部

1/200s f 2.2 ISO200 40mm

1/125s f 2.8 ISO200 40mm

1/80s f 3.5 ISO200 40mm

1/50s f 4.5 ISO200 40mm

周辺部

中心部

1/30s f 5.6 ISO200 40mm

1/20s f 7.1 ISO200 40mm

1/15s f 8.0 ISO200 40mm

周辺部

中心部

NEX-5N＋SEL50F18
1/500s f 1.8 ISO200 75mm(35mm換算)

周辺部

中心部

1/250s f 2.2 ISO200 75mm

1/200s f 2.8 ISO200 75mm

1/100s f 3.5 ISO200 75mm

1/80s f 4.5 ISO200 75mm

周辺部

中心部

1/40s f 5.6 ISO200 75mm

1/25s f 7.1 ISO200 75mm

1/25s f 8.0 ISO200 75mm

周辺部

中心部

絞り値を上げていくと解像度が向上します。中心部よりも周辺部の解像度が、より向上します。
「E-PL1s＋LUMIX G 20mm/F1.7」の方が「NEX-5N＋SEL50F18」よりも少し解像度は高いようです。

明日は、テストチャートで解像度、色収差、歪曲を調べます。

2012年04月06日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

「LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.H-H020」を購入

今月、京都旅行に行く予定で「SEL50F18＋NEX-5N」と「50アクロ＋レジューサーorマルチフラットナー＋E-PL1s」を持って行くことにしています。

「SEL50F18」は、ポートレートに適した中望遠レンズで、開放F値1.8の明るさと美しいぼけ味が魅力のいいレンズですが、お寺の庭などを撮影するには画角が狭く使いずらいので、Sonnar T＊ E 24mm F1.8 ZAが欲しい所ですが、チョット値段が高いので躊躇しますね。

そういえば、「E-PL1s」に取り付けるマイクロフォーサーズのレンズを１本も保有していないんですよね。

そこで、今回はマイクロフォーサーズで35mm換算焦点距離が35~40mmのレンズを購入することにしました。

候補は、オリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」　と　パナソニックの「LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.H-H020」です。

F2.8よりF1.7は、1　1/3段明るくなるので、ノンフラッシュの室内撮影で、この差は大きいです。
例えばF2.8で1/60s　ISO3200になる時、F1.7ならISO1250で済むので、高感度画質の劣る「E-PL1s」ではこの差は大きいものがあります。

開放F値が明るく、ボケ味も出しやすく、評判のいい「LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.H-H020」を選択し、家電量販店を3店ほど探しましたが、全て品切れで早くても2週間、遅いと1ヶ月待ちの話でした。これでは、京都旅行には間に合いません。
そこで、現物が直ぐに手に入れるにはオークションしかないということで落札したのがこちらのレンズ(新品)です。

LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.H-H020　NEX-5N＋SEL50F18で撮影
1/80s f 11 ISO3200 75mm(35mm換算)

1/10s f 11 ISO3200 75mm

1/50s f 11 ISO3200 75mm

1/30s f 11 ISO3200 75mm

E-PL1sに取り付けました。実測の重量は、485g
1/30s f 11 ISO3200 75mm

1/10s f 11 ISO3200 75mm

1/60s f 11 ISO3200 75mm

1/30s f 11 ISO3200 75mm

1/30s f 11 ISO3200 75mm

1/30s f 11 ISO3200 75mm

ISO3200で撮影していますがノイズが少ないですね。

この「E-PL1s＋LUMIX G 20mm/F1.7 」で「NEX-5N＋SEL50F18」を撮影しました。
1/60s f 11 ISO3200 40mm(35mm換算) 実測の重量は、532g

1/50s f 11 ISO3200 40mm

やはりE-PL1sは、ノイズが多いです。

明日、ボケ味、解像度、色収差などを撮影して調査したいと思います。

2012年04月02日00:30

カテゴリ: 電子ビューファインダー; テスト・調査など

電子ビューファインダーの見え味　「VF-2」　VS　「FDA-EV1S」

昨日に続き、OLYMPUS　E-PL1sの「電子ビューファインダー　VF-2」　と　NEX-5Nの「電子ビューファインダー　FDA-EV1S」　の見え味を比較しました。電子ビューファインダーの接眼部にCyber-shot 　DSC-WX1を当てて撮影しています。

VF-2
・高精細144万ドットで、視野率100％、倍率1.15倍と大きく見やすいライブファインダー。業務用ビデオカメラの外付けカラービューファインダーに匹敵する、圧倒的なコントラストと明るさを誇ります。もちろん視度調節も可能です。32g

FDA-EV1S
・XGA有機ELを採用した、高精細約235万ドットの電子ビューファインダー
・アングルに合わせて、角度を調整可能
・快適に撮影できる、見やすい表示機能
・アイセンサー搭載で、かんたん表示切り替え
・27g(アイカップを含む重量を実測しました)

テストチャート

「電子ビューファインダー　VF-2」

「電子ビューファインダー　FDA-EV1S」

野鳥の羽根

「電子ビューファインダー　VF-2」

「電子ビューファインダー　FDA-EV1S」

夜間撮影

「電子ビューファインダー　VF-2」

「電子ビューファインダー　FDA-EV1S」

考察
①精細感は、235万ドットの「FDA-EV1S」が、144万ドットの「VF-2」より完全に上ですね。

②夜間撮影でガラス越しの明かりの描写では、有機ELの「FDA-EV1S」は、しっかりとした黒がでていますし、きらきら感も表現されています。

③操作性も「FDA-EV1S」の方が使いやすいです。
「VF-2」---電子ビューファインダーにある黒いスイッチを押すことで、電子ビューファインダーと液晶モニター表示に切り換わる。電子ビューファインダー表示に切り換えた場合、撮影した後に撮影画像を確認すると液晶モニターに表示が移ってしまうため操作性が悪い。また、電子ビューファインダー表示は、アイセンサーが無いため常に表示されるので電池の消耗が多いだろう。

「FDA-EV1S」---MENU→セットアップのFINDER/LCD切換設定には「オート」と「マニュアル」がある。「オート」は、電子ビューファインダーをのぞくと液晶モニター表示から電子ビューファインダー表示に自動で切り換わる。「マニュアル」は、電子ビューファインダーにある「FINDER/LCD切換スイッチ」で液晶モニター表示と電子ビューファインダー表示を切り換える。電子ビューファインダーにはアイセンサーがあるため覗いた時だけ表示される。電子ビューファインダー表示では、撮影した後の撮影画像は電子ビューファインダーに表示される。

2012年04月01日00:30

カテゴリ: テスト・調査など; 電子ビューファインダー

「OLYMPUS　電子ビューファインダー　VF-2」を購入

OLYMPUS　E-PL1sに取り付けられる「電子ビューファインダー　VF-2」を購入しました。NEX-5Nの「電子ビューファインダー　FDA-EV1S」　と比較してみました。

VF-2
・高精細144万ドットで、視野率100％、倍率1.15倍と大きく見やすいライブファインダー。業務用ビデオカメラの外付けカラービューファインダーに匹敵する、圧倒的なコントラストと明るさを誇ります。もちろん視度調節も可能です。32g

FDA-EV1S
・XGA有機ELを採用した、高精細約235万ドットの電子ビューファインダー
・アングルに合わせて、角度を調整可能
・快適に撮影できる、見やすい表示機能
・アイセンサー搭載で、かんたん表示切り替え
・27g(アイカップを含む重量を実測しました)

考察
①SONYは、カメラも小さいですが、電子ビューファインダーも小さくて軽いですね。
②VF-2は、固定ネジなどが無く差し込むだけなので、抜けないかチョット不安です。時々外れかかってヒヤッとしたという話を聞いていたので、検討したいと思います。

明日は、見え味の比較をUPします。

2012年03月24日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

NEX-5Nの「ホワイトバランス」

NEX-5Nの「商品の特長」説明では、
----------------------------------------------------------------------------
「オートホワイトバランス（AWB）」に設定しておけば、カメラがシーンの光源を自動で判定して、色のバランスが最適になるよう調整します。そのほか、赤みや青みを強調したい場合には、「太陽光」「電球」「蛍光灯」などのプリセットモードから選択できます。さらに、「色温度＆カラーフィルター」「カスタム」も搭載しています。また、「OPTION」を選択すれば、ホワイトバランスをライブビューで確認しながら表現に合わせて色合いを微調整できます。

-----------------------------------------------------------------------------
となっています。

「オートホワイトバランス（AWB）」は万能ではなく、光源の状況によってはなかなか適切なホワイトバランスを得られません。そのような時には「カスタムホワイトバランス」を使つたほうがいいと思います。

「カスタムホワイトバランス」とは、白く写したいものが白く写されるよう、カメラが色温度とカラーフィルターを測り、ホワイトバランスを登録してくれる機能で、以下に使い方の手順を示します。

1.「メニュー」→「明るさ・色あい」→「ホワイトバランス」→「カスタムセット」にする。

2.「シャッターボタンで画面中央付近のデーターを取り込みます」というメッセージが出ます。

3.コピー用紙などの白い紙を撮影すると、色温度とカラーフィルターの数値が表示される。

4.OKボタンを押すと、ホワイトバランスの「カスタム」に登録される。

「ホワイトバランス」を試してみました。
最初の被写体は、屋根付き駐車場のオートバイ(色:シルバーメタリック)です。

<日中　PM3:20>

AWB(オートホワイトバランス)　　1/80s f 8.0 ISO3200 75mm(35mm換算)

AWBでは、僅かに青が強い発色です。

太陽光　1/60s f 8.0 ISO3200 75mm

日陰　1/60s f 8.0 ISO3200 75mm

雲天　1/60s f 8.0 ISO3200 75mm

カスタム　5100K G2 　1/60s f 8.0 ISO3200 75mm

カスタムの発色が自然だと思います。

<少し暗くなった　PM5:00>

カスタム　5100K G2 　1/25s f 8.0 ISO3200 75mm

少し暗くなったため、カスタム　5100K G2では少し青が強く合わないようです。

AWB(オートホワイトバランス)　1/25s f 8.0 ISO3200 75mm

AWBでは、僅かに青が強い発色です。

太陽光　1/25s f 8.0 ISO3200 75mm

日陰　1/30s f 8.0 ISO3200 75mm

雲天　1/25s f 8.0 ISO3200 75mm

カスタム　5400K G2 　1/20s f 8.0 ISO3200 75mm

カスタムをやり直して、発色が自然になりました。

次の被写体は、カセットレコーダーです。

<屋内　蛍光灯白色4200K　PM6:20 >

AWB(オートホワイトバランス)　1/50s f 8.0 ISO3200 75mm

AWBは、ほんの僅かに赤っぽいようです。

太陽光　1/40s f 8.0 ISO3200 75mm

日陰　1/40s f 8.0 ISO3200 75mm

雲天　1/40s f 8.0 ISO3200 75mm

蛍光灯　温白色　1/40s f 8.0 ISO3200 75mm

蛍光灯　白色　1/40s f 8.0 ISO3200 75mm

蛍光灯が白色4200Kなので、発色が自然だと思います。

蛍光灯　昼白色　1/40s f 8.0 ISO3200 75mm

蛍光灯　昼光色　1/40s f 8.0 ISO3200 75mm

カスタム　3700K M4 　1/50s f 8.0 ISO3200 75mm

カスタムも発色が自然だと思います。

考察
①「カスタムホワイトバランス」は、精度がいいので撮影前に常用したいと思います。

2012年03月23日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

「50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋E-PL1s or NEX-5N」の画質調査

3月20日ブログの考察は、
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①3月11日　E-PL1sで出ていなかった青ニジミが、「50アクロ＋絞り＋ヘリコイド＋マルチフラットナー1.08xDG＋NEX-5N　　405mm」で出ており残念。　50アクロの青ニジミを補正するには解像度が落ちますが、レジューサー0.85xDGの方がやはり良いと思われます。再度「50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋E-PL1s or NEX-5N」の調査をしようと思います。

②「 50FL＋絞り＋ヘリコイド＋MMF-1＋レジューサー0.85xDG＋E-PL1s　　680mm」　は良好な画質だと思います。
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でした。そこで、早速「50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋E-PL1s or NEX-5N」の画質を調査しました。

50アクロ＋絞り＋ヘリコイド＋レジューサー0.85xDG＋E-PL1s or NEX-5N (3m~無限遠)

[2050][7457][7057][7610][7860][7885][7921][7922][5011 or 5013][E-PL1s or NEX-5N]

まずは、「50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋E-PL1s」の撮影です。

オナガガモ　1/400s ISO100 425mm(35mm換算)

オナガガモ　1/400s ISO100 425mm

ユリカモメ　1/400s ISO100 425mm

オナガガモ　1/400s ISO100 425mm

オナガガモ　1/400s ISO100 425mm

河川敷　1/1000s ISO100 425mm

紅梅　1/1000s ISO320 425mm　手持ち撮影

次は、「50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋NEX-5N」で撮影しました。

オナガガモ　1/640s ISO100 318mm(35mm換算)

ユリカモメ　1/1000s ISO100 318mm

オナガガモ　1/640s ISO100 318mm

ハト　1/1250s ISO100 318mm

オナガガモ　1/640s ISO100 318mm

オナガガモ　1/640s ISO100 318mm

河川敷　1/1600s ISO100 318mm

「50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋E-PL1s or NEX-5N」は、青ニジミが出ていませんし、解像度も思ったほど悪くないです。

「50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋E-PL1s 」と　3月20日ブログにUPした「50アクロ＋マルチフラットナー1.08xDG＋NEX-5N」　及び　「50FL＋レジューサー0.85xDG＋E-PL1s」の画像を比較しました。

「50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋E-PL1s」
1/400s ISO100 425mm(35mm換算)

「50アクロ＋マルチフラットナー1.08xDG＋NEX-5N」
1/800s ISO200 405mm

「50FL＋レジューサー0.85xDG＋E-PL1s」
1/400s ISO500 680mm

3番目の「50FL＋レジューサー0.85xDG＋E-PL1s」がいちばん解像度が高そうですが、大きな差はないみたいですね。

考察
①「50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋E-PL1s or NEX-5N」は、青ニジミもなく、十分な解像度だと思います。
②「50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋NEX-5N」の焦点距離は、212mm(35mm換算318mm)で小型、軽量の望遠マクロとして十分に使えます。

2012年03月22日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

NEX-5Nの「マイフォトスタイル」

SEL50F18 (E 50mm F1.8 OSS)　を購入したことにより以前できなかった、「DMF(ダイレクトマニアルフォーカス)」　や　「マイフォトスタイル」機能が使えるようになりました。

今日は、「マイフォトスタイル」機能について調べました。

「マイフォトスタイル」を使うには、まず撮影モードを「おまかせオート」にします。そして、コントロールホイールの中央ボタンを押すことで、「マイフォトスタイル」の画面になります。
画面左から

背景ぼかし
明るさ
色合い
鮮やかさ
ピクチャーエフェクト
　の項目が並んでいます。

各項目を選んで重ね合わせて設定すると、思い通りの写真と動画が撮影できます。

背景ぼかしを動かすと、レンズ内の絞りが実際に変化して、液晶モニター画面や電子ビューファインダー「FDA-EV1S」でボケ具合が確認できる。
撮影モードを「絞り優先モード」にした場合でも、絞り値を変えればレンズ内の絞りも動くので、液晶モニター画面や電子ビューファインダー「FDA-EV1S」でボケ具合を確認できる。

「背景ぼかし」でぼけが大きくなるよう設定すると、レンズの絞りは大きく開く

「背景ぼかし」でぼけが小さくなるよう設定すると、レンズの絞りは小さく閉じる

動画
NEX-5Nの「マイフォトスタイル」
http://www.youtube.com/watch?v=uo1VFyAPOOg

NEX-5Nの「背景ぼかし」
http://www.youtube.com/watch?v=5r0VQQ9HWjE

2012年03月21日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

NEX-5Nの「フォーカス」

SEL50F18 (E 50mm F1.8 OSS)　を購入したことにより以前できなかった、「DMF(ダイレクトマニアルフォーカス)」　や　「マイフォトスタイル」機能が使えるようになりました。

まずは、NEX-5Nのフォーカスについて調べました。

フォーカスに関する設定項目は、3種類あります。

フォーカス切換
オートフォーカス(AF)
マニュアルフォーカス(MF)
ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)

オートフォーカスモード　　　　　
シングル（AF-S)
コンティニュアス (AF-C)

オートフォーカスエリア
マルチポイント（25点）
中央重点
フレキシブルスポット

動画　NEX-5Nのフォーカス
http://www.youtube.com/watch?v=Q1pxrAtHQpE

フォーカス切換

オートフォーカス(AF)
「オートフォーカスモード」と「オートフォーカスエリア」を変更可能。ただし、ドライブモードが「リモコン」「セルフタイマー」「連続セルフタイマー」では「オートフォーカスモード」を変更できません。
シャッターボタンの半押しで、自動でピントが合い、緑の枠になる。全押しで撮影できる。レンズのフォーカスリングを廻してもピントは変わらない。
動画　NEX-5Nのオートフォーカス(AF)
http://www.youtube.com/watch?v=CwLOK_GSa2Q　　　　　　　　　　　　　　　

マニュアルフォーカス(MF)
「オートフォーカスモード」と「オートフォーカスエリア」の変更はできません。
「MFアシスト」をONにしておくと、レンズのフォーカスリングを廻すことで拡大画像(4.8倍、9.5倍切換可)に切り換わり、手動でピントを合わせられる。また、ソフトキーBを押しても拡大画像(4.8倍、9.5倍切換可)にすることができる。
動画　
NEX-5Nのマニュアルフォーカス(MF)　その①
http://www.youtube.com/watch?v=p1lRm7vLUck
NEX-5Nのマニュアルフォーカス(MF)　その②
http://www.youtube.com/watch?v=UXDpanDbb7E

ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)
「オートフォーカスモード」の変更はできません。
「MFアシスト」をONにしておくと、オートフォーカス(AF)でピントをあわせた後、レンズのフォーカスリングを廻すと、ピント位置が拡大画像となり手動でピントの微調整ができる。マクロ撮影など厳密なピント合わせに有効。
動画　NEX-5Nのダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)
http://www.youtube.com/watch?v=7tktuQPPsHc

α77は、「ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)機能」があるものの「MFアシスト」がないため拡大表示するには手動でボタンを押す必要があります。
また、α65には「ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)機能」が無い。
NEX-5Nが、「フォーカス」に関しては最も操作性がいいと思いますね。

ちなみに、オートフォーカスでピントを合わせた後に、手動でピントを微調整できるのがDMF、フォーカスリングの回転操作に連動して自動的に拡大表示に切り換わるのがMFアシストです。

オートフォーカスモード　　　

シングル（AF-S)
ピントが合うとフォーカスロック　

コンティニュアス (AF-C)
動いている被写体にピントを合わせ続ける

オートフォーカスエリア

マルチポイント（25点）
25点のフォーカスエリアが画面の広範囲をカバーし、どんな構図でも被写体をとらえる

中央重点
画面中央のみでピントを合わせる

フレキシブルスポット
コントロールホイールだけでなくタッチパネルでもピントを合わせる位置を指定できる
　　　　　　　　　　　　

2012年03月19日00:30

カテゴリ: Eマウントレンズ; テスト・調査など

「SEL50F18」の「周辺光量低下」「倍率色収差」「歪曲収差」「解像力」を調査

「SEL50F18」の「周辺光量低下」「倍率色収差」「歪曲収差」「解像力」などについて、NEX-5Nに搭載されている「レンズ補正機能」をOFFと、ONにしたときでテストチャートを撮影して比較しました。

レンズ補正(周辺光量低下、倍率色収差、歪曲収差)を全て　OFF

1/1600 f 1.8 ISO100
かなりの周辺光量低下があります

1/1600 f 2.0 ISO100

1/1000 f 2.2 ISO100

1/800 f 2.5 ISO100

1/640 f 2.8 ISO100

1/500 f 3.2 ISO100

1/400 f 3.5 ISO100
周辺光量低下が気にならないレベルです

1/320 f 4.0 ISO100

1/250 f 4.5 ISO100

1/200 f 5.0 ISO100

1/160 f 5.6 ISO100

1/125 f 6.3 ISO100

1/100 f 7.1 ISO100

1/80 f 8.0 ISO100
右端と左端を見ると僅かに糸巻き型の歪曲収差が確認できます

右端中央を撮影　倍率色収差が有ります

1/80 f 9.0 ISO125

1/80 f 10 ISO160

1/80 f 11 ISO200

1/80 f 13 ISO250

1/80 f 16 ISO500

1/80 f 18 ISO500

1/80 f 20 ISO640

1/80 f 22 ISO800

レンズ補正(周辺光量低下、倍率色収差、歪曲収差)を全て　ON

1/1600s f 1.8 ISO100
補正されて周辺光量低下が少なくなっています

右上隅の解像力

1/1250s f 2.0 ISO100

右上隅の解像力

1/1000s f 2.2 ISO100

右上隅の解像力

1/800s f 2.5 ISO100

右上隅の解像力

1/640s f 2.8 ISO100
周辺光量低下が気にならないレベルです

右上隅の解像力

1/500s f 3.2 ISO100

右上隅の解像力

1/400s f 3.5 ISO100

右上隅の解像力

1/320s f 4.0 ISO100

右上隅の解像力

1/250s f 4.5 ISO100

右上隅の解像力

1/200s f 5.0 ISO100

右上隅の解像力

1/160s f 5.6 ISO100

右上隅の解像力

1/125s f 6.3 ISO100

右上隅の解像力

1/100s f 7.1 ISO100

右上隅の解像力

1/80s f 8.0 ISO100
右端と左端を見ると糸巻き型の歪曲収差は補正されてほとんど無い

右上隅の解像力

右端中央を撮影　倍率色収差が完全に補正されました

1/80s f 9.0 ISO125

1/80s f 10 ISO160

1/80s f 11 ISO200

1/80s f 13 ISO250

1/80s f 16 ISO400

1/80s f 18 ISO500

1/80s f 20 ISO640

1/80s f 22 ISO800

考察
①「周辺光量低下」は、レンズ補正OFFでは f 3.5以上、ONにすると f 2.8以上で無視できるレベルとなる。

②「倍率色収差」は、レンズ補正OFFでは拡大画像で目立つが、ONにすると完全に補正される。

③「歪曲収差」は、レンズ補正がOFFでは僅かな糸巻き型が確認できるが、ONにすると歪曲収差はほとんど無くなる。

④「解像力」は、中央は f 1.8の開放から非常にシャープ。周辺部は f 1.8 ではかなり甘い、f 2.0 から f 2.8　がボケと解像力のバランスが良く、f 4.0 から f 8.0 で四隅を含む画面全域で解像力が高くなる。

参考資料

ソニーE 50mm F1.8 OSS （SEL50F18）
http://digicame-info.com/2012/03/post-361.html#more

ソニー「E 50mm F1.8 OSS」
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/lens_review/20111102_487780.html

ニコンAF-S 50mm F1.8G
http://digicame-info.com/2011/05/af-s-50mm-f18g.html#more

2012年03月18日00:30

カテゴリ: Eマウントレンズ; テスト・調査など

「NEX-5N＋SEL50F18」動画撮影時の手振れ補正とAF動作

昨日は、「NEX-5N＋SEL50F18」の静止画における手振れ補正効果をUPしましたが、今日は、動画撮影時の手振れ補正の効き具合及びAFの動作速度と作動音を調査しました。

動画撮影の順番は
1.「野鳥の羽根」　手振れ補正 OFF→ON
2.「野鳥の羽根」→「ビンテージバイクイラスト」→「千代紙」　手振れ補正 OFF→ON
3.「野鳥の羽根」→「ビンテージバイクイラスト」手振れ補正 OFF→ON

「NEX-5N＋SEL50F18」の手振れ補正とAF動作
http://www.youtube.com/watch?v=7Ud-6fuZWP8

考察
①動画撮影での手振れ補正の効き具合は、OFFの時に小刻みに手振れしていたものが、ONにするとほとんどブレは無くなり滑らかな画像になります。十分な手振れ補正だと思います。

②AFの動作速度は、コントラストAFなのでこんなものでしょうか、位相差AFに比べるとかなり遅く感じます。

③AFの作動音は、無音で素晴らしいと思います。

2012年03月17日00:30

カテゴリ: Eマウントレンズ; テスト・調査など

「SEL50F18」の手振れ補正効果

3月15日のブログで、「NEX-5N＋SEL50F18」の階段を「上り下り歩行」した時の、動画撮影の手振れ補正をUPしましたが、更に手振れ補正効果を調べました。

まずは、静止画での手振れ補正効果を調べました。

手振れ補正　OFF

1/200s f 4.0 ISO400

1/100s f 4.0 ISO200

1/50s f 4.0 ISO100

「手振れ補正OFF」では、この1/50sから手ブレを起こしていますね。

1/25s f 5.6 ISO100

1/13s f 8.0 ISO100

1/6s f 11 ISO100

1/3s f 16 ISO100

手振れ補正　ON

1/200s f 4.0 ISO400

1/100s f 4.0 ISO200

1/50s f 4.0 ISO100

1/25s f 5.0 ISO100

1/13s f 8.0 ISO100

「手振れ補正ON」では、この1/13sから手ブレを起こしていますね。

1/6s f 11 ISO100

1/3s f 16 ISO100

考察
①「NEX-5N＋SEL50F18」は、レンズ内手振れ補正ですが、その手振れ補正効果は1/25sではOK、1/13sではNGです。
「SEL50F18」の35mm換算焦点距離は、50mm x 1.5 ＝ 75mm、手振れしないシャッタースピードは逆数の1/75sですから、手振れ効果1段は　1/37.5s 、2段は　1/18.75s となります。
よって、　「SEL50F18」の手振れ補正効果は2段程度ですね。

2012年03月16日00:30

カテゴリ: テスト・調査など; Eマウントレンズ

「SEL50F18」と「他のレンズ」のボケ味比較

昨日、「NEX-5N＋SEL50F18」のボケ味を「建物のミニチュア模型の被写体」で撮影したものをブログにUPしましたが、今日は「花の被写体」で、「NEX-5N＋SEL50F18」だけでなく保有している「他のレンズ」のボケ味も比較してみました。

比較したのは、
①「NEX-5N＋SEL50F18」　50mm
　　　SEL50F18 ; 50mm F1.8 OSS

②「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL1680Z」　50mmにセット
　　　SAL1680Z ; Vario-Sonnar T＊ DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA

③「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL100M28」　100mm
　　　SAL100M28 ; 100mm F2.8 Macro

④「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL70300G」　70mmにセット
　　　SAL70300G ; 70-300mm F4.5-5.6 G SSM

⑤「NEX-5N＋50FL＋レジューサー0.85xDG」　340mm
　　　50FL ; 400mm　f 8.0

⑥「NEX-5N＋50アクロ＋マルチフラットナー1.08xDG」　270mm
　　　50アクロ ; 250mm　f 5.0

焦点距離が違うので極力「NEX-5N＋SEL50F18」で撮影した大きさになるよう撮影距離を変えました。
ピントは中心の「クリスマスローズ(生花)」をMFで合わせました。他の花は、造花です。
「絞り優先モード」 f 1.8 ~ f 8.0 で撮影しています。

絞り f 1.8
①「NEX-5N＋SEL50F18」

絞り f 2.0
①「NEX-5N＋SEL50F18」

絞り f 2.2
①「NEX-5N＋SEL50F18」

絞り f 2.5
①「NEX-5N＋SEL50F18」

絞り f 2.8
①「NEX-5N＋SEL50F18」

③「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL100M28」

絞り f 3.2
①「NEX-5N＋SEL50F18」

③「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL100M28」

絞り f 3.5
①「NEX-5N＋SEL50F18」

③「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL100M28」

絞り f 4.0
①「NEX-5N＋SEL50F18」

③「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL100M28」

絞り f 4.5
①「NEX-5N＋SEL50F18」

②「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL1680Z」

③「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL100M28」

④「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL70300G」

絞り f 5.0
①「NEX-5N＋SEL50F18」

②「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL1680Z」

③「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL100M28」

④「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL70300G」

絞り f 5.6
①「NEX-5N＋SEL50F18」

②「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL1680Z」

③「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL100M28」

④「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL70300G」

⑥「NEX-5N＋50アクロ＋マルチフラットナー1.08xDG」

絞り f 6.3
①「NEX-5N＋SEL50F18」

②「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL1680Z」

③「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL100M28」

④「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL70300G」

⑤「NEX-5N＋50FL＋レジューサー0.85xDG」

⑥「NEX-5N＋50アクロ＋マルチフラットナー1.08xDG」

絞り f 7.1
①「NEX-5N＋SEL50F18」

②「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL1680Z」

③「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL100M28」

④「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL70300G」

⑤「NEX-5N＋50FL＋レジューサー0.85xDG」

⑥「NEX-5N＋50アクロ＋マルチフラットナー1.08xDG」

絞り f 8.0
①「NEX-5N＋SEL50F18」

②「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL1680Z」

③「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL100M28」

④「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL70300G」

⑤「NEX-5N＋50FL＋レジューサー0.85xDG」

⑥「NEX-5N＋50アクロ＋マルチフラットナー1.08xDG」

考察
①「NEX-5N＋SEL50F18」の f 1.8 ~ f 2.5 を使えば、保有している他のレンズでは出せないボケ味を生かした写真が撮れます。そして、とても美しいボケ味だと思います。
②こちらでもボケ味の評価は高いですね。
http://digicame-info.com/2012/03/post-361.html

2012年03月10日00:30

カテゴリ: 風切り音対策; テスト・調査など

「E-PL1s」と「NEX-5N」の動画撮影時の風切り音対策

「50アクロ＋絞り＋ヘリコイド＋マルチフラットナー1.08xDG＋E-PL1s」　と　「BORG 50FL＋絞り＋ヘリコイド＋MMF-1＋レジューサー0.85xDG＋NEX-5N」で実施済みの動画撮影時の風切り音対策を検証しました。

以前ブログにUPしたNEX-5Nカメラの風切り音対策です
http://blog.livedoor.jp/loghouse1jp/archives/cat_50030741.html?p=2

「50アクロ＋絞り＋ヘリコイド＋マルチフラットナー1.08xDG＋E-PL1s」

E-PL1sの上部に白色の自作ウインドジャマーを取り付け

E-PL1sの前面と上部にマジックテープを２個所取り付け---間に2穴のマイクがあります

白色の自作ウインドジャマーにもマジックテープを２個所取り付けています

「BORG 50FL＋絞り＋ヘリコイド＋MMF-1＋レジューサー0.85xDG＋NEX-5N」

NEX-5Nの上部に灰色の自作ウインドジャマーを２個取り付け

NEX-5Nの上部のステレオマイクの両脇にマジックテープを２個所取り付け

灰色の自作ウインドジャマー２個にもマジックテープを取り付けています

動画です。
「E-PL1s」と「NEX-5N」の動画撮影時の風切り音対策
http://www.youtube.com/watch?v=U9KU1p6ZdHI

動画の撮影順は、E-PL1sの「風切り音対策無し」→E-PL1sの「自作ウインドジャマー取り付け」→NEX-5Nの「風切り音対策無し」→NEX-5Nの「自作ウインドジャマー取り付け」です。

考察
①NEX-5Nの方が風切り音低減効果が高いですね。これは、E-PL1sには「風切り音低減機能」が無いので、自作ウインドジャマーの取り付けただけに対し、NEX-5Nは「風切り音低減機能」があるので、これをONにして更に、自作ウインドジャマーを取り付けたため、相乗効果がでたのだと思います。

2012年02月29日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

50アクロ撮影システムの組み合わせ及び動画

昨日は、各50アクロ撮影システムで「護岸」「レンガ壁」「樹木」の３種類を撮影し、静止画の画質比較をしました。今日は、同時に撮影した「太陽黒点画像」と「動画」をUPします。

まずは、「太陽黒点画像」です。太陽の黒点にピントが合えば無限遠までOKなので太陽を撮影しました。

50アクロ＋NEX-5N
3m~無限遠までの組み合わせ

[2050][7457][7057][7608][7616][7609][7860][7000][7921][7922][5013][NEX-5N ]
1/1600s ISO100 250mm

50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋NEX-5N
3m~無限遠までの組み合わせ
[2050][7457][7057][7610][7860][7885][7921][7922][5013][NEX-5N]

1/2000s ISO100 212mm

50アクロ＋マルチフラットナー1.08xDG＋NEX-5N
3m~無限遠までの組み合わせ
[2050][7457][7057][7609][7860][7108][7923][7921][7922][5013][NEX-5N]

1/1600s ISO100 270mm

次は、動画です。

BORG 50アクロ＋NEX-5N撮影システム
http://www.youtube.com/watch?v=OPMeY-DMk4A

BORG 50アクロ＋E-PL1s撮影システム
http://www.youtube.com/watch?v=vQjUjWMI5UE

静止画では「50アクロ＋NEX-5N」と「50アクロ＋E-PL1s」で青ニジミが顕著に現れていましたが、動画では気になりませんね。

2012年02月28日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

50アクロ撮影システムの画質比較

各50アクロ撮影システムを使い、「護岸」「レンガ壁」「樹木」の３種類を撮影しました。最長撮影距離も検証しました。

撮影条件
①画質比較をするためISO200を目標。最大400以下とした。
②シャッターは、NEX-5N;リモートレリーズ＋2秒タイマー。E-PL1sは、低振動2秒。
③三脚使用

<今回購入した、50アクロだけの基本的な撮影システム>

50アクロ＋NEX-5N　最短撮影距離1870mm

[2050][7457][7057][7608][7860][7860][7000][7921][7922][5013][NEX-5N]

1/1600s ISO200 375mm(35mm換算)

1/1600s ISO200 375mm

1/1600s ISO200 375mm

50アクロ＋E-PL1s

[2050][7457][7057][7608][7860][7860][7000][7921][7922][5011][E-PL1s]

1/1600s ISO160 500mm(35mm換算)

1/1600s ISO250 500mm

1/1600s ISO250 500mm

考察
①青ニジミが見られる。特に樹木が顕著に現れますね。周辺部は画像が流れています。
②E-PL1sの方がNEX-5Nよりも解像感は高いです。50アクロは、f 値が低く高感度にはなりにくいのでE-PL1sが良いと思います。
③最長撮影距離は、3Km程度なら合います。
④3m~無限遠までの組み合わせ(太陽黒点で確認済み)　
シングルヘリコイドなので、少し軽くなります。
[2050][7457][7057][7608][7616][7609][7860][7000][7921][7922][5013 or 5011][NEX-5N or E-PL1s]

<保有していたマルチフラットナー1.08xDGを使った撮影システム>

50アクロ＋マルチフラットナー1.08xDG＋NEX-5N　最短撮影距離1420mm

[2050][7457][7057][7608][7860][7860][7108][7923][7921][7922][5013][NEX-5N]

1/1600s ISO200 375mm(35mm換算)

1/1600s ISO200 375mm

1/1600s ISO200 375mm

50アクロ＋マルチフラットナー1.08xDG＋E-PL1s

[2050][7457][7057][7608][7860][7860][7108][7923][7921][7922][5011][E-PL1s]

1/1250s ISO200 500mm(35mm換算)

1/1250s ISO160 500mm

1/1000s ISO320 500mm

考察
①周辺部の画像の流れはかなり改善していますが、青ニジミの改善は少ないです。
②数mしかピントが合いませんでした。
③3m~無限遠までの組み合わせ(太陽黒点で確認済み)
シングルヘリコイドなので、少し軽くなります。
[2050][7457][7057][7609][7860][7108][7923][7921][7922][5013 or 5011][NEX-5N or E-PL1s]

<今回購入した、レジューサー0.85xDGを使った撮影システム>

50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋NEX-5N　最短撮影距離1595mm

[2050][7457][7057][7608][7860][7860][7885][7921][7922][5013][NEX-5N]

1/1600s ISO200 375mm(35mm換算)

1/1600s ISO200 375mm

1/1600s ISO200 375mm

50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋E-PL1s

[2050][7457][7057][7608][7860][7860][7885][7921][7922][5011][E-PL1s]

1/2000s ISO200 500mm(35mm換算)

1/2000s ISO160 500mm

1/2000s ISO320 500mm

考察
①周辺部の流れは、マルチフラットナーと同程度にかなり改善されています。青ニジミは、マルチフラットナーよりも良好に改善されています。50アクロの補正には、[7885]レジューサー0.85xDGがベストの選択ですね。
②最長撮影距離は、3Km程度なら合います。
③3m~無限遠までの組み合わせ(太陽黒点で確認済み)
シングルヘリコイドなので、少し軽くなります。
[2050][7457][7057][7610][7860][7885][7921][7922][5013 or 5011][NEX-5N or E-PL1s]

結論
①50アクロは、解像感の高いE-PL1sの方がNEX-5Nよりも向いている。
②50アクロだけでは、青ニジミと周辺の流れが顕著であるため問題がある。そこで「レジューサー0.85xDG」　か「マルチフラットナー1.08xDG」を併用することになるが、総合的に選ぶなら「レジューサー0.85xDG」。解像感だけなら「マルチフラットナー1.08xDG」を使用してもいいと思います。
③個人的には、「50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋E-PL1s」を常用したいと思います。

2012年02月27日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

[7061]鏡筒バンド60Φsをダブル使用

現在、保有している「BORG 50FL＋絞りM57＋M57ヘリコイドLⅡ＋MMF-1＋マルチフラットナー1.08xDG＋NEX-5N」などでは、[7061]鏡筒バンド60Φsをシングルで使用して三脚に取り付けていますが、風の強い時やピント合わせの時にかなりブレるため、ダブルで使用することにしました。

[7061]鏡筒バンド60Φsをシングルで、これまで使用していました。

[7061]鏡筒バンド60Φsをダブルで使用することにしました。見た目も安定して振動に強いように見えます。

見た目だけではなく、シングルとダブルで本当に違いがあるのかどうか、動画撮影で検証しました。
護岸のピント合わせ、外壁のピント合わせ、鏡筒を軽く叩いたときの振動の順で、シングルとダブルで比較しました。ピント合わせは、振動の少ないMMF-1を使って合わせています。

鏡筒バンド60Φsのシングル使用とダブル使用
http://www.youtube.com/watch?v=ce0t4wRCAYE

考察
①明らかに、ダブル使用のほうが振動が小さいですし、直ぐに治まりますね。今後は、ダブル使用を常用したいと思います。

2012年02月26日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

「50アクロ」と「 SAL70300G」の画質比較

本格的な画質の比較ではありませんが、画像をUPします。
比較した撮影機材は、「 SAL70300G＋LA-EA2＋NEX-5N」と「50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋NEX-5N」です。

「 SAL70300G＋LA-EA2＋NEX-5N」　

「50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋NEX-5N」　焦点距離;212mm　　f 値;4.25

[2050][7457][7057][7608][7860][7860][7885][7921][7922][5013][NEX-5N]

撮影条件

①「SAL70300G」はズームリングで、焦点距離を「50アクロ」の212mm近くになるよう合わせました。
②手持ち撮影で撮影しました。
③シャッタースピード優先モードを使用。
④手持ち撮影による手ブレを考慮して、1/500sのシャッタースピードで撮影しました。
⑤ISO感度は、ISO AUTOに設定しています。
⑥拡大画像によるマニュアルフォーカスで、ピントを合わせました。

<自転車>

「 SAL70300G＋LA-EA2＋NEX-5N」
1/500s　f5.6　ISO1250 　210mm

「50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋NEX-5N」
1/500s　f4.25　ISO250 　212mm

<カーネーション>

「 SAL70300G＋LA-EA2＋NEX-5N」
1/500s　f5.6　ISO1250 　210mm

「50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋NEX-5N」
1/500s　f4.25　ISO400 　212mm

<葉ぼたん>

「 SAL70300G＋LA-EA2＋NEX-5N」
1/500s　f5.6　ISO1600 　210mm

「50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋NEX-5N」
1/500s　f4.25　ISO320 　212mm

考察

①「50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋NEX-5N」は、「 SAL70300G＋LA-EA2＋NEX-5N」に比べて、2段程度の低感度で撮影が可能。シャッタースピード1/500sでISO400ですから、飛び物撮影に非常に向いています。

②画質に差は無いようです。ボケ味は「50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋NEX-5N」の方が良いと思います。

2012年02月25日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

50アクロ撮影システムの組み合わせ

まずは、保有している部品で50アクロ撮影システムの組み合わせを検討しました。
花の撮影など近い距離の被写体を撮影する目的なので、最短撮影距離を重視して組み合わせました。

<保有していたマルチフラットナー1.08xDGを使った撮影システム>

50アクロ＋マルチフラットナー1.08xDG＋NEX-5N　最短撮影距離1420mm

[2050][7457][7057][7608][7860][7860][7108][7923][7921][7922][5013][NEX-5N]

50アクロ＋マルチフラットナー1.08xDG＋E-PL1s

[2050][7457][7057][7608][7860][7860][7108][7923][7921][7922][5011][E-PL1s]

<今回購入した、レジューサー0.85xDGを使った撮影システム>

50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋NEX-5N　最短撮影距離1595mm

[2050][7457][7057][7608][7860][7860][7885][7921][7922][5013][NEX-5N]

50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋E-PL1s

[2050][7457][7057][7608][7860][7860][7885][7921][7922][5011][E-PL1s]

<今回購入した、50アクロだけの基本的な撮影システム>

50アクロ＋NEX-5N　最短撮影距離1870mm

[2050][7457][7057][7608][7860][7860][7000][7921][7922][5013][NEX-5N]

50アクロ＋E-PL1s

[2050][7457][7057][7608][7860][7860][7000][7921][7922][5011][E-PL1s]

上記の撮影システムは、全てダブルヘリコイド仕様のため結構重いです。ヘリコイドを１個使用した、近距離撮影を重視した軽量システムにしてみました。[7860]を[7609]に変えますので120g軽くなります。

50アクロ＋レジューサー0.85xDG＋NEX-5N 軽量システム

[2050][7457][7057][7608][7860][7609][7885][7921][7922][5013][NEX-5N]
重量913g　ピント範囲2m~10m

ちなみに、重量1309gの「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL70300G( 70-300mm F4.5-5.6 G SSM)　最短撮影距離1200mm」より400gも軽いため、かなり軽く感じます。
近いうちに、花などの撮影で画質の比較をしたいと思います。あわせて最長撮影距離も調べたいと思います。

2012年01月31日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

[9857]MMF-1の伸縮動作

[9857] MMF-1 の伸縮動作を調べました。

ストローク ------ 40mm

粗動ツマミ------ ≒ 2回転1/8　(ストローク40mm )

微動ツマミ------　≒ 24回転　　(ストローク40mm )

粗動ツマミ(大きいツマミ)で１番伸ばした位置

粗動ツマミを1回転させました。≒19mm縮んでいます。

粗動ツマミを2回転させました。≒38mm縮んでいます。

粗動ツマミを2回転1/8 させました。ストローク40mmまで縮みました。

微動ツマミ(金色の小さいツマミ)で１番伸ばした位置

微動ツマミを1回転させました。≒1.7mm縮んでいます。

微動ツマミを2回転させました。≒3.4mm縮んでいます。

微動ツマミを24回転させました。ストローク40mmまで縮みました。

MMF-1の粗動ツマミの1円周は、直径×円周率＝35.6mm×3.14＝112mm
粗動ツマミ1回転すると112mm動き→19mm伸縮する。
粗動ツマミ1mm動かすと→0.17mm伸縮する。
粗動ツマミは、M57ヘリコイドよりも若干ですが伸縮がゆっくりです。

MMF-1の微動ツマミの1円周は、直径×円周率＝25.8mm×3.14＝81mm
微動ツマミ1回転すると81mm動き→1.7mm伸縮する。
微動ツマミ1mm動かすと→0.02mm伸縮する。

ところで、M57ヘリコイドLⅡは、1目盛動かすと0.2mm伸縮。
M57ヘリコイドLⅡの目盛りは、1mm単位の表示ではなく、90目盛りで80mmなので、1mm≒1.125目盛となる。
M57ヘリコイドを1mm(1.125目盛分)動かすと→0.225mm伸縮する。

粗動ツマミは、動いている被写体のピント合わせをした感じでは、M57ヘリコイドよりも合わせ易いと思います。
微動ツマミは、静止している被写体の微細なピント合わせに有効だと思います。
個人的には、「M57ヘリコイドLⅡのダブルヘリコイド」よりも「M57ヘリコイドLⅡ＋MMF-1」がベストだと思いますね。

2012年01月18日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

ヒップサポート装置HP-1を購入しました

元々、このヒップサポート装置HP-1は、金属鏡筒80Φ用のヘリコイド及びドロチューブのたわみ防止装置です。
ヒップサポート装置HP-1
http://www.tomytec.co.jp/borg/world/howto/borgparts/hp1-01.html

私の撮影システムは、「NEX-5N＋50FL＋マルチフラットナー1.08xDG＋絞りM57」ですが、ヘリコイド及びドロチューブのたわみの影響は少ないものの、ピント合わせでヘリコイドを回転させると、かなりの揺れが発生してピントが合わせずらいこと。また、屋外で少しでも風があると、その影響で画像が揺れてしまいます。
この原因は、鏡筒バンド60ΦSの１点支持によることが大きく影響していると思い、ヒップサポート装置HP-1を購入しました。

こちらが、「鏡筒バンド60ΦSの１点支持」です。

こちらが、「ヒップサポート装置HP-1の２点支持」です。

「鏡筒バンド60ΦSの１点支持」　と　「ヒップサポート装置HP-1の２点支持」の動画を撮影しました。
建物の動画は、ヘリコイドを回してピント合わせをしたときの揺れの状況を撮影しました。また、太陽撮影の動画は、風が吹いたときの揺れの状況を撮影しました。

ヒップサポート装置HP-1の効果
http://www.youtube.com/watch?v=JdT7yQSjgTQ

考察
①明らかに、ヒップサポート装置HP-1の２点支持の方が、揺れが少ないです。

2012年01月17日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

太陽撮影時のマルチドット照準器による位置あわせ

2012年01月13日に金環日食撮影用のNDフィルターを購入し、太陽を撮影しましたが、意外と手間取ったのが位置合わせでした。
金環日食撮影用のNDフィルターを購入
http://blog.livedoor.jp/loghouse1jp/archives/51952613.html

というのも、野鳥撮影で使っているマルチドット照準器で太陽を見て位置あわせをするのは、眼にダメージを与えるため使えません。そこで、目測で位置あわせをすることになりますが、BORG 50FLの焦点距離は35mm換算で600mmの超望遠ですし、フードに金環日食撮影用のNDフィルターを取り付けているため、液晶モニター画面では、太陽はそれほど明るく表示できないため、とても位置あわせが難しいです。

そこで、マルチドット照準器の前に黒いフィルターを入れて太陽光を減光することを考えました。

まず、黒いゴミ袋が使えないか試してみましたが、減光不足で上手くいきません。丁度良い減光が得られたのが、こちらの買い物袋です。

左がNDフィルターで、右が買い物袋を丸く切って、NDフィルターケースの上蓋に貼り付けました。

NDフィルターと買い物袋フィルターの減光能力を、LED懐中電灯を使って比較しました。
NDフィルターをフード先端に取り付け、フードの後端から照らしました。

買い物袋フィルターをフード先端に立て掛けて、フードの後端から照らしました。

NDフィルターと買い物袋フィルターの減光能力には大きな違いは無いようです。

こちらが、撮影システムの「NEX-5N＋50FL＋マルチフラットナー1.08xDG＋絞りM57」です。

フード先端にNDフィルターを付けています。

買い物袋フィルターをマルチドット照準器の前にかざして、減光された太陽にマルチドット照準器で位置合わせをします。これで迅速な位置合わせが可能になりました。

撮影時のピントをドットに合わせました。

使用後は、NDフィルターと買い物袋フィルターを一緒にNDフィルターケースに収納することができます。

2012年01月14日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

BORG 「 M57 HELICOID LⅡ[7860]」の仕様を調査　

こちらが、撮影システムに、「 M57 HELICOID LⅡ[7860]」を取り付けている画像です。左から2番目、3番目に出っ張っているのが、「 M57 HELICOID LⅡ[7860]」で、ダブルヘリコイドにしています。

「 M57 HELICOID LⅡ[7860]」の製品情報です。
http://www.tomytec.co.jp/borg/products/partsDetail/summary/41

1．「 M57 HELICOID LⅡ[7860]」の仕様を詳しく調査しました。
①全長は、縮むと50mm、伸びると86mmで、その差は、36mmです。

②ヘリコイドを縮んだ状態から左に回して伸ばしていきます。

１番縮んだ状態です。基準ライン①が数字0ではなく、1に合っています

数字17まで伸ばしました。次の基準ライン②が数字1に来ます。16数字×5目盛＝80目盛　回転しました。

更に伸ばして基準ライン②が数字17に、次の基準ライン③が数字1に来ます。16数字×5目盛＝80目盛　回転しました。

更に伸ばして最大に伸ばしました。基準ライン③が数字5に来ます。4数字×5目盛＝20目盛　回転しました。

１番縮んだ状態から最大に伸ばした状態まで、80目盛＋80目盛＋20目盛＝180目盛回転して、36mm伸びるので、1目盛動かすと0.2mm伸縮することになります(36mm÷180mm＝0.2mm)。

ヘリコイドを１番縮んだ状態から最大に伸ばしても、1回転までは回りません。2/3回転強、回るようですね。

上記の通り、ヘリコイドは、1目盛動かすと0.2mm伸縮しますが、ピントのズレはどうなのか調べました。
カメラから20mと23mの距離にカラーコーンを置いてピントを合わせたところ、5目盛の違いでした。5目盛で3mなので1目盛0.6m(60cm)ピントがズレることになります。
僅か1目盛で、0.6m(60cm)もピントがズレるのですから、かなりピント合わせは難しいと思います。
10分の１の減速微動装置のあるMMF-1の必要性がここにある訳で、導入すれば非常に微細なピント合わせが可能になりますね。

2. ダブルヘリコイドの使い方
ダブルのヘリコイドをどのように使うのか検討した。
カメラに近いヘリコイドのみで、近くから遠くまで被写体にピントが合うように、カメラから遠いヘリコイドを調整しますが、以下の手順で実施します。

①近い被写体でピント調整します。
②両方のヘリコイドを、右にいっぱいに回しておく。(縮める)
③カメラに近いヘリコイドを、左にいっぱいに回す。(伸ばす)
④カメラから遠いヘリコイドを、左に徐々に回してピントのピークが少し過ぎたところで止める。
⑤カメラに近いヘリコイドを、右に徐々に回して遠い被写体にピントが合うか確認する。
これで、カメラに近いヘリコイドのみで、近い被写体から遠い被写体までピントが合います。

3. ヘリコイドによる迅速なピント合わせ方法
野鳥の動画撮影時、急に野鳥が飛来してきたときなど、ピント合わせに手間取りチャンスを逃がすことがしばしば起きています。

ヘリコイドには、目盛りが刻まれていますが、円周の1/3強に0~18の数字だけであり、残りの円周には目盛りがありません。そこで、テ゜プラで19~46の数字を張りました。これで、ほぼ全円周に目盛りが表示できました。

近くの野鳥は〇〇目盛り、干潟の中央は〇〇目盛り、対岸の葦は〇〇目盛り、遠くの野鳥は〇〇目盛り、などと目盛数字を把握しておけば、迅速にピント合わせができると思う。

2012年01月12日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

BORG 「絞りM57」の効果を検証

こちらが、撮影システムに、BORG 「絞りM57」を取り付けている画像です。１番左の出っ張った部分が「絞りM57」です。

こちらの画像は、撮影システムの先端部を外したものです。左から、フード、50FL レンズ、絞りM57[7057]、鏡筒です。

絞りM57[7057]の使い方は、こちらです。
http://www.tomytec.co.jp/borg/world/howto/borgparts/m57-01.html

絞り直径は、最小５ｍｍ～最大47ｍｍです。
最大47ｍｍを開放値とし、1段絞り~8段絞りまで計算値を算出しました。
段　　直径mm　　面積m㎡　　面積比　
０　　　４７．０　　　１７３４　　　１
１　　　３３．２　　　　８６７　　　１／２
２　　　２３．５　　　　４３４　　　１／４
３　　　１６．６　　　　２１７　　　１／８
４　　　１１．７　　　　１０８　　　１／１６
５　　　　８．３　　　　　５４　　　１／３２
６　　　　５．９　　　　　２７　　　１／６４
７　　　　４．１　　　　　13.5　　１／１２８
８　　　　２．９　　　　　 6.8　　１／２５６
　　　　　
この計算値を、「テ゜プラ」で印刷し、絞りM57[7057]に貼り付けました。

実際の野鳥撮影で、絞りの効果を検証しました。
近い野鳥の撮影から順に遠い野鳥まで撮影しました。
ピントは野鳥の目に合わせて撮影しました。
撮影機材は、「NEX-5N＋50FL＋マルチフラットナー1.08xDG＋絞りM57」です。

[野鳥を画面一杯に撮影]
０段　４７．０mm　1/500s ISO250 648mm　

１段　３３．２mm　1/500s ISO500 648mm　

２段　２３．５mm　1/500s ISO1250 648mm　

考察
野鳥を画面一杯に撮影する時、全身にピントを合わせるには、2段絞る必要がありそうです。

[野鳥を画面の半分で撮影]
０段　４７．０mm　1/400s ISO160 648mm　

１段　３３．２mm　1/400s ISO250 648mm　

２段　２３．５mm　1/500s ISO640 648mm　

考察
野鳥を画面の半分で撮影する時は、絞っても絞らなくても変わらないため、絞り開放でいいと思います。

[野鳥を画面の1/3以下で撮影]
０段　４７．０mm　1/400s ISO160 648mm　

１段　３３．２mm　1/400s ISO320 648mm　

２段　２３．５mm　1/400s ISO800 648mm　

考察
野鳥を画面の1/3以下で撮影する時、上と同じで、絞っても絞らなくても変わらないため、絞り開放でいいと思います。

[後ろの野鳥まで、ある程度ピントを合わしたい時]
０段　４７．０mm　1/250s ISO100 648mm　

１段　３３．２mm　1/250s ISO125 648mm　

２段　２３．５mm　1/250s ISO250 648mm　

考察
後ろの野鳥まである程度ピントを合わせるには、2段以上絞る必要がありそうです。ただ、ISO感度も上がり画質は落ちるので注意は必要です。

考察
①野鳥を画面一杯に撮影するときは、全身にピントを合わせるなら、2段絞る必要があります。
②野鳥が画面の半分以下の場合は、絞らなくても良いと思います。
　

2012年01月11日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

背面液晶モニターのタイムラグ

背面の液晶モニターには、どうしても電気的なタイムラグが発生します。野鳥撮影で使用しているNEX-5Nの液晶モニターのタイムラグがどのくらいなのか調査しました。NEX-5Nの他に保有しているカメラ4台も調査しました(Olympus E-PL1sは、レンズが無いため調査していません)。

ストップウォッチソフトは、以下のソフトを使いました。
http://stopwatchtimer.yokochou.com/

PCに表示されたストップウォッチをカメラの液晶モニターに表示させ、後ろからPCのストップウォッチと液晶モニターのストップウォッチを一緒に別のカメラで撮影して、タイムラグを把握しました。10枚撮影して、数値がはっきり読み取れる3枚を選びました。

Sony WX-1
PC --653 ,液晶--554 , 差--0.099秒

PC --753 ,液晶--653 , 差--0.100秒

PC --521 ,液晶--420 , 差--0.101秒

Casio EX-FC150
PC --480 ,液晶--379 , 差--0.101秒

PC --146 ,液晶--047 , 差--0.099秒

PC --679 ,液晶--579 , 差--0.100秒

Canon S90
PC --269 ,液晶--135 , 差--0.134秒

PC --936 ,液晶--803 , 差--0.133秒

PC --868 ,液晶--736 , 差--0.132秒

Sony NEX-5n
PC --779 ,液晶--746 , 差--0.033秒

PC --780 ,液晶--746 , 差--0.034秒

PC --512 ,液晶--479 , 差--0.033秒

Sony α550
PC --730 ,液晶--663 , 差--0.067秒

PC --963 ,液晶--896 , 差--0.067秒

PC --264 ,液晶--197 , 差--0.067秒

考察
①NEX-5Nの液晶モニターのタイムラグは、0.033秒で優秀ですね。

2012年01月01日00:30

カテゴリ: 三脚・雲台・ブラケット・リモートレリーズ; テスト・調査など

あけまして　おめでとうございます。　　

本年も、毎日、ブログの更新を目指してがんばろうと思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成24年　元旦

新年最初のブログです。

昨日、NEX-5Nケーブルレリーズブラケットの記事をUPしましたが、ケーブルレリーズ撮影の画質がどうなのか、手押し撮影、リモコン撮影、ケーブルレリーズ撮影の３種類の撮影を行い、画質比較をしました。撮影機材は、「NEX-5N＋50FL＋マルチフラットナー1.08xDG＋絞りM57」で三脚撮影です。

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[[まずは、1枚撮影です。]]

低速のシャツタースピード1/40sにして、ISO100で撮影しました。
1/40s ISO100 648mm　手押し撮影

手押し撮影では、手ブレが起きています。

1/40s ISO100 648mm　リモコン撮影

1/40s ISO100 648mm　ケーブルレリーズ撮影

リモコン撮影とケーブルレリーズ撮影では、手ブレは起きていません。

シャッタースピードを止まり物撮影に使用する、1/250sにしました。
1/250s ISO640 648mm　手押し撮影

手押し撮影では、僅かですが手ブレが起きています。

1/250s ISO640 648mm　リモコン撮影

1/250s ISO640 648mm　ケーブルレリーズ撮影

リモコン撮影とケーブルレリーズ撮影では、手ブレは起きていません。

シャッタースピードを飛び物撮影に使用する、1/2000sにしました。
1/2000s ISO6400 648mm　手押し撮影

手押し撮影では、ほんの僅かですが手ブレが起きています。

1/2000s ISO6400 648mm　リモコン撮影

1/2000s ISO6400 648mm　ケーブルレリーズ撮影

高速の1/2000sにもなると、手押し撮影とリモコン撮影、ケーブルレリーズ撮影の差はほんの僅かです。

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[[つぎは、速度優先連続撮影です。]]

1/2000s ISO6400 648mm　手押し撮影
1枚目

2枚目

3枚目

4枚目

1/2000s ISO6400 648mm　ケーブルレリーズ撮影
1枚目

2枚目

3枚目

4枚目

速度優先連続撮影は、1枚撮影の最後の画像と比較すると分かりますが、手押し撮影、ケーブルレリーズ撮影共に、1枚撮影よりも画質は落ちます。シャッターが連続して作動するためシャッターブレの影響でしょうね。

考察
①NEX-5Nのケーブルレリーズ撮影では、手ブレは起きません。
②速度優先連続撮影は、1枚撮影よりも画質が落ちます。画質よりもシャッターチャンス優先で使うべきでしょう。

2011年12月28日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

音声認識ソフト「AmiVoice SP」の音声認識精度

音声認識では定評のある、(株)アドバンスト・メディアの音声認識ソフト AmiVoice SPを注文していましたが、ようやく到着しました。実際に使用して音声認識精度がどのくらいか検証しました。
音声認識の株式会社アドバンスト・メディア
http://www.advanced-media.co.jp/

まずは開梱した中身です。左から取り扱い説明書、CD－ROMソフト、マイクヘッドホン、箱です。

パソコンのスタート画面です。画面最後に AmiVoice SP のアイコンが表示されています。左上に AmiVoice バー表示がされています。

単語登録画面です。認識精度を向上させるには、できるだけ多くの単語登録をした方が良いと思われます。

単語登録の例です。「1.4倍テレコンDG 」の単語を登録します。読みは、「いってんよんばいてれこん」を入れて、登録を左クリックします。DG の読みを入れなくても変換が可能になります。

私は、認識精度を上げるため、単語登録に多くの単語を入れました。

音声認識スタートです。左上の AmiVoice バーの OFFをクリックして REC にします。

検索窓をクリックします。ここに、音声認識で1.4倍テレコンDG を表示させます。

ここからは動画です。
音声認識ソフト「 AmiVoice SP 」の認識精度
http://www.youtube.com/watch?v=MjacbZS-x6I

認識精度は使い始めにしては高いと思います。音響学習機能でさらに精度がUPするそうです。動画中の長文の文字入力に音声認識で、2分20秒かかりました。キーボードの手打ちだと、文字を入力するのに私の場合、4分48秒かかります。眼も疲れませんし、時間短縮には非常に効果があると思います。

2011年12月22日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

「NEX-5N＋LA-EA2＋Aマウントレンズ」の露出コントロール

NEX-5Nの製品情報によれば、

Eマウントレンズ使用時は、オートだけでなく、P.A.S.Mの各露出モードでも動画撮影ができ、また、自在な露出コントロールが可能です。

Aマウントレンズ使用時(LA-EA2マウントアダプタ使用)は、オートフォーカス設定時に動画撮影時の絞り値はf3.5、開放絞りがf3.5以上のレンズでは、開放値に制御される。なお、マニュアルフォーカスに変更すれば、絞り値の変更が可能になるとされている。

そこで、実際にSAL1680Z と　SAL100M28 で撮影してみた。

まずは、SAL1680Z(ワイド端16mm)です。
①オートフォーカス　おまかせオート 1/60s f4.0 ISO500 静止画

②静止画を1/60s f4.0 ISO500で撮影後、その状態で動画ボタンを押しました。絞り値がf3.5となり　1/60s f3.5 ISOAUTOで動画撮影されました。
http://www.youtube.com/watch?v=Fzdpb2wGmmA

マニュアルフォーカスにすれば、絞り値の変更が可能になるということなので、絞り優先モードに変えて絞り値を変更しました。
③マニュアルフォーカス　絞り優先モード　1/20s f11.0 ISO1600 静止画

④静止画を1/20s f11.0 ISO1600で撮影後、その状態で動画ボタンを押しました。絞り値はf11.0ですが、シャッタースピードが1/60sとなり、1/60s f11.0 ISO1600の暗い動画が撮影されました。
http://www.youtube.com/watch?v=rJudw9iVvPU

マニュアルフォーカス　絞り優先モードでは、暗い動画が撮影されるため、マニュアル露出モードに変更して絞り値をf11.0に変更しました。
⑤マニュアルフォーカス　マニュアル露出モード　1/20s f11.0 ISO1600 静止画

⑥静止画を1/20s f11.0 ISO1600で撮影後、その状態で動画ボタンを押しました。静止画と同じ1/20s f11.0 ISO1600で正常に動画が撮影されました。f11.0に絞ったことでピントの合う範囲が広がります。
http://www.youtube.com/watch?v=BOADgOKQvM8

⑦動画映像をUPしませんが、マニュアルフォーカス　シャッタースピード優先モードでも、シャッタースピードを調整して絞り値をf11.0に設定すれば、1/20s f11.0 ISOAUTO となり、動画でも維持されて正常に動画が撮影されることを確認しています。

次は、SAL100M28(100mm)でも撮影しました。
⑧オートフォーカス　おまかせオート　1/160s f4.0 ISO2500 静止画

⑨静止画を1/160s f4.0 ISO2500で撮影後、その状態で動画ボタンを押しました。絞り値がf3.5となり　1/60s f3.5 ISOAUTOで動画撮影されました。
http://www.youtube.com/watch?v=Kc-al-lRe2s

マニュアルフォーカス　シャッタースピード優先モードにして、シャッタースピードを調整して絞り値をf11.0に設定しました。
⑩マニュアルフォーカス　シャッタースピード優先モード　1/13s f11.0 ISO1600 静止画

⑪静止画を1/13s f11.0 ISO1600で撮影後、その状態で動画ボタンを押しました。静止画と同じ1/13s f11.0 ISO1600で正常に動画が撮影されました。
http://www.youtube.com/watch?v=wf565XNwFbE

絞り値をSAL100M28の開放値であるf2.8にしてみます。
⑫マニュアルフォーカス　シャッタースピード優先モード　1/200s f2.8 ISO1600 静止画

⑬静止画を1/200s f2.8 ISO1600で撮影後、その状態で動画ボタンを押しました。静止画と同じ1/200s f2.8 ISO1600で正常に動画が撮影されました。
http://www.youtube.com/watch?v=3cOqqvuA2wM

考察
①NEX-5Nの製品情報通りで、Aマウントレンズは、「オートフォーカス」時の動画撮影絞り値はf3.5、開放絞りf3.5以上のレンズは、開放値に制御される。マニュアルフォーカスに変更すれば、絞り値の変更が可能になる。
②マニュアルフォーカス時の動画撮影は、「シャッタースピードモード優先モード」または「マニュアル露出モード」で撮影する。
③NEX-5Nには「絞りプレビュー」が搭載されていないため、撮影前にボケ具合を確認できません。α65とα77と同じように搭載して欲しい機能だと思います。

2011年12月18日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL70300G」動画撮影の手振れ調査

「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL70300G」で動画撮影しました。このシステムには手振れ補正がないのですが、300mmと70mmの焦点距離で手振れがどうなのか、三脚撮影、手持ち撮影、カムコーダーサポート使用の手持ち撮影、の順に撮影しています。

「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL70300G (70-300mm F4.5-5.6 G SSM) 」　

カムコーダーサポート
http://www.signonline.co.jp/menu/submenu/sub_more_detail.html?d_m=11203005380000

「NEX-5N＋LA-EA2＋SAL70300G」動画撮影
http://www.youtube.com/watch?v=kHW8f3L3Xg0

考察
①手持ち撮影に比べ、カムコーダーサポート使用の手持ち撮影は、手振れが若干改善されます。
②SAL70300G では、手振れの少ない70mmでも気になるため、手持撮影は止めたほうが良いと思います。

2011年12月15日08:09

カテゴリ: テスト・調査など

「月の撮影」撮影機材の比較

2011年12月15日　AM5:00頃に月を撮影しました。撮影機材は、「NEX-5N＋LA-EA2＋70-300mm F4.5-5.6 G SSM 」、「NEX-5N＋50FL＋ BORG1.4倍テレコンDG＋絞りM57」、「E-PL1s＋50FL＋ BORG1.4倍テレコンDG＋絞りM57」で、撮影画像の比較をしました。
撮影した画像は、Adobe Photoshop Lightroom 2.7で「切り抜き」「色温度」「露光量」を調整して比較しやくしています。また、「シャープ」の適用量を弱めの21に全て設定しています。

まずは、「NEX-5N＋LA-EA2＋70-300mm F4.5-5.6 G SSM」です。電子先幕シャッター「入」にして、リモコンでシャッターを押しました。
ISO100 1/125s f5.6 450mm

ISO200 1/200s f5.6 450mm

ISO400 1/400s f5.6 450mm

つぎは、「NEX-5N＋50FL＋ BORG1.4倍テレコンDG＋絞りM57」です。電子先幕シャッター「入」にして、リモコンでシャッターを押しました。
絞りM57の開放は47mmΦですが、約一段絞った35mmΦに絞りを設定しました。
ISO100 1/80s 絞り35mmΦ 840mm

ISO200 1/125s 絞り35mmΦ 840mm

ISO400 1/250s 絞り35mmΦ 840mm

ISO800 1/500s 絞り35mmΦ 840mm

さいごは、「E-PL1s＋50FL＋ BORG1.4倍テレコンDG＋絞りM57」です。低振動モード2秒にして、手押しでシャッターを押しました。
ISO100 1/50s -1 3/10EV 絞り35mmΦ 1120mm

ISO200 1/60s -1EV 絞り35mmΦ 1120mm

ISO400 1/160s -1EV 絞り35mmΦ 1120mm

ISO800 1/250s -1EV 絞り35mmΦ 1120mm

考察
①画像の精細感は、「NEX-5N＋50FL＋ BORG1.4倍テレコンDG＋絞りM57」＞「E-PL1s＋50FL＋ BORG1.4倍テレコンDG＋絞りM57」＞「NEX-5N＋LA-EA2＋70-300mm F4.5-5.6 G SSM」ですね。

②高感度ノイズ性能は、予想通り　NEX-5N ＞ E-PL1s　でした。E-PL1sは、ISO800でも高感度ノイズが目立ち始めています。

③撮影時の作業性も、NEX-5N ＞ E-PL1sです。NEX-5N は、チルト可動式液晶モニターやアングル可動ができる外付け電子ビューファインダで撮影できるので作業性はとても高いです。

④「E-PL1s＋50FL＋ BORG1.4倍テレコンDG＋絞りM57」撮影時、「低振動モード2秒」ではなく「2秒セルフタイマー　低振動モード2秒」にすれば良かったかも知れません。日を改めて調べたいと思います。

2011年12月12日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

BORG 50FL＋NEX-5Nは「スイングパノラマ」「プレシジョンデジタルズーム」を使えるのか

NEX-5NにEマウントレンズやAマウントレンズではない、BORG 50FLを取り付けたときに、「スイングパノラマ」「プレシジョンデジタルズーム」が撮影できるのか調査しました。
撮影機材は、「NEX-5N＋BORG 50FL＋マルチフラットナー1.08xDG＋絞りM57」です。

まずは、「スイングパノラマ」です。
1/500s ISO500 648mm

背景の葦の繋がりに不自然さがなく、「スイングパノラマ」は問題なく使用出来ます。
手前の野鳥は、たまたま動きが少なかったため不自然さはありませんでした。
「スイングパノラマ」では、リモコンは使えません、手押しでシャッターを押してスタートさせます。

次は、「プレシジョンデジタルズーム」です。
まず、多摩川東京側の土手から撮影した富士山です。
通常撮影 1/1000s ISO200 648mm

「プレシジョンデジタルズーム ×1.5」1/1000s ISO200

「プレシジョンデジタルズーム ×2.0」1/1000s ISO200

「プレシジョンデジタルズーム ×3.0」1/1000s ISO250

「プレシジョンデジタルズーム ×4.0」1/1000s ISO250

「プレシジョンデジタルズーム ×5.0」1/1000s ISO250

「プレシジョンデジタルズーム ×6.0」1/1000s ISO250

「プレシジョンデジタルズーム ×7.0」1/1000s ISO200

「プレシジョンデジタルズーム ×8.0」1/1000s ISO200

「プレシジョンデジタルズーム ×9.0」1/1000s ISO200

「プレシジョンデジタルズーム ×10.0」1/1000s ISO200

次は、野鳥と工場です。
通常撮影 1/2000s ISO3200 648mm

「プレシジョンデジタルズーム ×2.0」 1/2000s ISO3200

通常撮影 1/2000s ISO800 648mm

「プレシジョンデジタルズーム ×2.0」 1/2000s ISO800

通常撮影 1/2000s ISO1250 648mm

「プレシジョンデジタルズーム ×2.0」 1/2000s ISO1250

通常撮影 1/2000s ISO1250 648mm

「プレシジョンデジタルズーム ×2.0」 1/2000s ISO1250

「プレシジョンデジタルズーム」も問題なく使用できますね。動画も試してみましたが、「プレシジョンデジタルズーム」は、動画では撮影できません。「プレシジョンデジタルズーム」は、リモコンが使えます。

「プレシジョンデジタルズーム」とは!!
遠くのものを大きく撮れる「プレシジョンデジタルズーム」画像の中央部分を拡大表示して撮影できます。コントロールホイールを回すだけで、1.1倍から最大10倍までスムーズに拡大できます。薄型広角レンズなどの単焦点レンズ使用時に、遠くの被写体に大きく迫りたいときに便利です。

2011年12月11日00:30

カテゴリ: テスト・調査など

BORG 50FL＋NEX-5Nは「クリエイティブスタイル」「シーンセレクション」を使えるのか

NEX-5NにEマウントレンズやAマウントレンズではない、BORG 50FLを取り付けたときに、「クリエイティブスタイル」「シーンセレクション」が撮影できるのか調査しました。
撮影機材は、「NEX-5N＋BORG 50FL＋ BORG1.4倍テレコンDG＋絞りM57」です。

「クリエイティブスタイル」と「シーンセレクション」の違い
http://qa.support.sony.jp/solution/S1110278024734/

「クリエイティブスタイル」
スタンダード 1/1000s ISO800 840mm

ビビット 1/1000s ISO800 840mm

ポートレート 1/1000s ISO800 840mm

ランド 1/1000s ISO800 840mm

サンセット 1/1000s ISO800 840mm

白黒 1/1000s ISO800 840mm

「クリエイティブスタイル」は、問題なく撮影できます。全てリモコンでシャッターを押しました。

「シーンセレクション」
風景 1/125s ISO100 840mm

マクロ 1/160s ISO125 840mm

スポーツ 1/2000s ISO1600 840mm

夕景 1/125s ISO100 840mm

夜景ポートレート 1/125s ISO100 840mm

夜景 1/125s ISO100 840mm

手持ち夜景 1/125s ISO100 840mm ・・・リモコンではシャッターが切れないため、手でシャッターを押します。

ポートレート 1/160s ISO125 840mm

「シーンセレクション」は、取り敢えずは撮影できます。夜景ポートレート、夜景、手持ち夜景は実際の夜景を撮って判断したいと思います。手持ち夜景以外は、リモコンでシャッターを押しました。

多摩川東京側の土手から川崎駅方面を夜間撮影しましたので画像をUPします。
夜景ポートレート 1/1.3s ISO3200 840mm

夜景 1/1.3s ISO3200 840mm

手持ち夜景 1/4s ISO6400 840mm 手でシャッターを押し

夜間撮影の結果から、「シーンセレクション」も全て撮影できますね。

2011年12月09日00:30

カテゴリ: You Tubeに生録をアップ; テスト・調査など

NEX-5NとPCM-M10の音質を比較

多摩川六郷橋下流の河川敷で「ヒドリガモ」が鳴いたところを、NEX-5Nで動画撮影しました。また、同時にリニアPCMレコーダーのPCM-M10でも生録して、音質を比較しました。

ヒドリガモの群れ

まずは、NEX-5Nの動画撮影です。風雑音を低減できる「風音低減」機能を「入」にして動画撮影しています。
「ヒドリガモの鳴き声」NEX-5Nで動画撮影
http://www.youtube.com/watch?v=KDv0DlN7lWk
結構、風切音が録音されていて気になりますね。

つぎは、PCM-M10の生録です。風切音を防止できる「ウインドスクリーンAD-PCM2」を装着して生録しました。
「ヒドリガモ鳴き声」 PCM-M10で生録
http://www.youtube.com/watch?v=ism3nRjMgCY
風切音がほとんど録音されていません。ヒドリガモの鳴き声や通過していくジェット機音なども河川敷で生で聞いているような音質です。NEX-5Nよりも明らかに音質は上ですね。

NEX-5Nには、別売りのステレオマイクロホンECM-SST1がありますが、スマートアクセサリーターミナル取り付け専用のため、ECM-SST1を取り付けると、折角購入した電子ビューファインダーFDA-EV1Sが使えなくなります。また、NEX-5Nにはマイク端子が無いため他のステレオマイクロホンも使用できません。
このため、購入しようと思っていた、ステレオマイクロホンECM-SST1の購入は止めました。

リニアPCMレコーダーのPCM-M10は、従来から手持ちで録音していますが、長い時間の手持ちは苦痛ですし、操作時に指の擦る音が入ったりするため、三脚の脚に固定できる「マルチクランプポッドmini CX-2500」を購入しました。

安定して固定できますし、サイズ的にもベストのようです。PCM-M10には、録音スタートの5秒前から録音を開始できる「プリレコーディング機能」がありますので、野鳥が鳴いてから録音させても録れます。これからは、野鳥の生録もがんばろうと思います。

「マルチクランプポッドmini CX-2500」
http://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/200-CAM004