営業部、天野です。

引き続き、ポーランド旅行の思い出を書いてみます。

首都ワルシャワから特急列車で3時間ほど南へ行くと、古都クラクフがあります。
ポーランド王国が一番栄えていた14世紀~16世紀ごろ、首都だったのがクラクフです。
第二次大戦時、ワルシャワは徹底的に破壊されましたが、クラクフは昔の街並みはそのまま残りました。

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今では1000箇所以上ある世界遺産。
1978年に初めて世界遺産に登録されたのは、わずか12。
その12のうちの1つが、ここクラクフの旧市街なんです。
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クラクフで有名な聖マリア教会。


さらにポーランドには、そのオリジナル12のうちの2つ目があります。
それがヴィエリチカ岩塩坑です。

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クラクフの南東15km、地下に広がる岩塩の採掘坑。
そもそも私がポーランドへ行きたいと思ったきっかけは、ヴィエリチカ岩塩坑の存在を知ったからでした。


ヴィエリチカ岩塩坑の始まりには、ある伝説があります。

ヴィエリチカでの岩塩採掘は、遅くても西暦1044年には始まっていたとされています。
当時はごく小さな採掘場で量も取れないので、塩の多くはハンガリー王国から輸入していました。
輸入した塩の置き場として、ここヴィエリチカの採掘場が使われていたようです。
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そのヴィエリチカ村から、ポーランドの女王キンガに連絡が入ります。
「採掘場から指輪が見つかった。高価なもので王室の女性の物に違いない」

キンガは指輪を見て驚きます。
それは結婚に前向きでなかったキンガが、10年前に故郷ハンガリーの岩塩坑に投げ捨てた物でした。
輸入された塩に混ざって運ばれたわけですね。
これは単なる偶然じゃないと考えたポーランド王室。
国を挙げて本格的にヴィエリチカの岩塩採掘に取り組みます。
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このとき西暦1250年。それから閉鎖される1996年まで、700年以上塩の採掘が続けられます。
坑道の全長はなんと300km。東京-名古屋間ぐらいあります。
観光客に公開されてるのは、その内の1%程度のみ。

ハイライトとなる聖キンガ礼拝堂。

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壁も地面も、像や絵画もすべて塩で作られています。

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地下に眠る歴史。
ポーランドに行った際は、是非見ていただきたい場所です。