少し前の話だが、五月のある日、私の親友から久しぶりに連絡がきた。
彼がよく行く居酒屋のオーナーが、
私の高校の先輩であるとのこと。


久しぶりに連絡がきたことに驚き、
自分の先輩と交友関係を築いていることに驚き、
且つ、あの先輩が居酒屋をオープンしたことに驚き、
少々頭が混乱した。


とはいえこれは素晴らしい知らせなので、
早速会う日をセッティング。


その日はお互い仕事のため、
集合時間は少々遅い19時半。
場所は直接、茅場町駅にあるお店。


こちらから向かうと、door to doorで約一時間。
乗り換えは池袋と大手町の2回と、
それほど時間も手間もかからずにたどり着くことができる。


駅を出て、スマホが指す住所へ歩いていくと、
見た目に明るく、キレイな外観のお店の前に。


「魚と酒 宍くら」である。
original


入店すると彼はすでに着席し、一杯やっていた。
久しぶり、と声をかけ、隣に座ると、
カウンター越しには先輩が腕を振るっている。
IMG_8701


こちらも久しぶり、である。
オープンは一年前とのことで、
おめでとうございます、も忘れず伝え、
美味しいと評判の味を堪能すべく、
ビールを喉に流し込んだ。


親友との思い出話に花を咲かせていると、
次々と注文していた品が運ばれてきた。


お造り
IMG_8695


サラダ
IMG_8696


雲丹乗せゆで卵
IMG_8697


ばい貝の煮つけ
IMG_8699


金華サバの照り焼き
IMG_8704


極め付けは子持ち昆布の串揚げ(食べかけはご容赦願いたい)。
IMG_8705


魚は築地から直接仕入れるため何もかも新鮮で、
お酒も種類が豊富で美味しいものばかり。


食材一つ一つに先輩の気持ちが乗っかり、
どれもこれも絶品である。


聞けば、親友の家がこのすぐ近くで、
かなりのヘビーユーザーとのこと。
なんなら昨日もここで飲んでいたらしい。


余談だが、しばらすると隣に外国人の夫婦が着席した。
メニューを読もうとしているが、
日本語のため読めずに注文ができないようだ。


すると彼は流暢な英語でその夫婦に救いの手を差し伸べ、
通訳し、飲みたいもの、食べたいものを聞き出し、
注文を行った。


隣で聞いていて、スペイン語のような英語だったが、
(旦那さんは英語ができず、スペイン語で奥さんに話しかけ、
それを奥さんが英語に直し、彼に伝える)
スラスラと会話をする彼を見て、
改めて超優秀な奴だと再認識した。


その夫婦が帰ると、今度はおしゃれなスーツを着たおじ様が着席。
よう、お疲れ!と彼とあいさつ。
昨日一緒に飲んでいた顔見知りとのこと。


話していると、その方も週3~4でこの「宍くら」に顔を出すようだ。
また、その後もひっきりなしに来店する人々を見て、
この街で、この店がどれだけ愛されているかを感じとれた。


楽しい時間というのはあっという間で、
そろそろ電車も危なくなってきたため、
一足先に帰宅したが、
必ずまた来たくなるお店であった。


もしも、今日はうまい食事をしながら飲みたい、
と思ったなら、是非一度足を運んでもらいたい。


「魚と酒 宍くら」
東京都中央区日本橋茅場町1-6-2
地下鉄 東西線・日比谷線 茅場町駅10番出口より徒歩1分



snmk