営業部、天野です。
フランス旅行記の後編です。
映画好きの私としては、とりあえずここに行かねば!という場所がありました。
見えますでしょうか?緑に囲まれた落ち着いた雰囲気の中、奥に見える建物・・・。
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それがここ!
シネマテーク・フランセーズこと映画博物館です。
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ウキウキしながら近づくと・・・ん??閉まってる・・・?
同じく博物館を見に来たらしいアメリカ人が、「ヘイ!これ見てみなよ」と壁に貼ってある紙を指差します。

そこには「バカンスなんで1ヶ月位休みまーす(意訳)」という張り紙が・・・。
入れなかったのは残念ですが、博物館でもバカンスとるのがフランスらしいなぁと妙に納得してしまいました。

映画繋がりでもう一つ。
カルチェ・ラタンという街があります。

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カルチェ=地区、ラタン=ラテン語。つまりラテン語地区という名前の街です。
ヨーロッパ各地から集まった学生たちが、共通言語のラテン語で会話したというのが由来らしいです。
学生の集まるところ映画館あり!は世界共通。

ここにある「フィルモテック」という映画館に是非とも行ってみたいと思っていました。
何せあのタランティーノ監督が、フランスにいるときは通い詰めてるとか・・・。

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平日昼間でもこの行列。上映は白黒の古いアメリカ映画。気分は高まります。

反対側はどうなっているのかな?とテクテク歩いて行くと、何とこちらにも映画館が。
後で知ったのですが、カルチェ・ラタンの街には数軒の映画館があるとのこと。
そして私は見てしまったのです。パリの街にデデンと張り出された「OZU」の文字を。
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そう、ここでは小津安二郎の回顧上映が行われていたのです。
遠い異国で侍に会ったような気分になった私は、予定を変更してこの映画館に入ることにしました。

この映画館ル・シャンポは1938年オープン。歴史のある名画座です。
小津映画も人気なのかこの行列。

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上映作品は「東京暮色」フランス語字幕付きで鑑賞。
話は父親が笠智衆、娘が原節子といういつもの小津映画でした。
結構細かい会話の言い回しなんかに笑い声も起きていたので、フランス語訳もきっと上手くされていたのだと思います。

映画を見てすっかり昭和に浸っていたので、映画館を出てパリの街並みを見たらギャップを感じました。
今日ここで小津映画を見た人は、もしかしたらまだ見ぬ日本という国に憧れや興味を持つのかもしれません。
そう、私が映画を見てまだ見ぬパリを夢想したように・・・。
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次回の小津上映もこの行列。
いや~映画って本当に良いものですね。