営業部、天野です。


ドラマのTBSという言葉があります。
コロナ下で撮影が延期される逆境の中、今クール3本のドラマを放映したTBSは、全て大ヒットという偉業を達成しました。

平均視聴率20%以上を続ける“顔相撲ドラマ”「半沢直樹」
おじさんが家政婦?!「私の家政夫 ナギサさん」
そして今回紹介する「MIU404」 (ミウ ヨンマルヨンと読みます)

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録画して後から見るのが当たり前の現代。金曜22:00までに雑務を全て終え、テレビの前に陣取る。
リアルタイムで見る楽しさを思い出させてくれました。
視聴後はtwitterで皆の感想を読み、共感し、シーンを思い出しては号泣する・・・。そんな日々を過ごしていました。

ところが私の周りでは、
「ドラマなんて見てる時間ありません!」「海外ドラマなら見るけど・・・」「テレビ、持ってません」


ムムム。以前もブログで書きましたが、ドラマを毎週楽しみにテレビを見るという習慣はマイナーな楽しみになっているのかもしれません・・・。


しかし良い物は良い!そんな気持ちでドラマ MIU 404を紹介したいと思います。

見ようと思うドラマを選ぶきっかけは、キャストやテーマがほとんどです。
でも今回の「MIU 404」は珍しく脚本家で選んだドラマです。

脚本家の野木亜紀子さん。今日はこの名前だけでも覚えて下さい。
私が現在日本一の脚本家として信じてやまない、名脚本家です。

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野木さんは「空飛ぶ広報室」「逃げるは恥だが役に立つ」など、小説やマンガ原作の脚本で知りました。
この頃は原作のエッセンスを上手く脚本に落とす人だな、という印象でした。
2018年にオリジナル脚本で放映された「アンナチュラル」その素晴らしさに感銘し、野木さん脚本の物はドラマでも映画でも、全て見るようにしています。


MIU 404は一言でいうと刑事のバディもの。そういうと「もう、見飽きたよ・・・」そんな声が聞こえてきそうです。
私も野木さん脚本でなかったら見てなかったかもしれません。
野木さんの脚本に顕著なのは社会問題が扱われていること。
MIUでも、あおり運転、若者のドラッグ依存、外国人労働者、ホームレス・・・。
新聞やニュースで取り上げられる、確実に現代日本に存在している問題ですが、何となく流して生きている。
ドラマの中でこんなセリフがあります。世の中の問題に対し「みんな、どうして平気なんだろ」と呟く。それに対し
「見えてないんじゃない?見ないほうが楽だ。見てしまったら世界がわずかにズレる。そのズレに気づいて逃げるか、また目をつぶるか」


また実際の野木さんインタビュー記事から抜粋。

「ドラマや映画に対しても、世の中のいろんな物事に対しても、誰かの発言に対しても、
自分が理解できない時に『じゃあそれは何なのか』って考えようとする人がすごく減っちゃって。
“自分が分からない=ダメ”に直結してしまう。
そういうことをできなくなってしまっている大人がじわじわと増えているように思え、気になっています」
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このドラマを見ていると自分が今どんな世の中を生きているのか、突きつけられます。
だからといって説教臭いドラマではない。エンターテイメントや笑いの要素も含まれているので、とっても見易い。
笑い、楽しみ、ハラハラし、泣き、そして考えさせられる。1時間で感情のジェットコースターに乗れるんです。

もう1つ野木さんのインタビュー記事から抜粋。

「ドラマの根幹になるもの。人は生まれ持った環境や、誰と出会うか出会わないか、あるいは何かしらのタイミングといったいくつものスイッチによって、たどる道を否応なく左右されてしまうという視点です。」





MIU404というドラマと出会ったことが、自分の人生の(良い意味での)スイッチになるように。
今後配信や、ディスク販売もあると思うので是非チェックしてみて下さい!