ロンドン在住というと、何かグラマラスな世界にいると思われる 
こともあるのですが、わたしはふだん、いたって普通に会社員をしています。 

毎朝混んだチューブ(地下鉄の愛称)にゆられ、 
ロンドン北部ののどかな住宅地から、 
中心部のメディア関係のオフィスが建ち並ぶエリアまで通勤。 
だいたい八時半くらいから五時半くらいまで 
オフィスで仕事、もしくは時々気分転換でカフェで仕事 
することもあります。 

でも九月も第二週めに入り、生活が大きく変わりました。 
夏休みが終わって、所属するアマチュアバレエグループの 
練習が始まったのです。 

一日中PC画面とにらめっこし、クライアントとやりあったあと、 
時にはストレスマックスの状態で週に二ー三回 
ダンススタジオに向かうのですが、 
すてきなピアニストが弾いてくれる生ピアノに身を委ねていると、 
次第にその日のストレスがすーっと引いていくのを感じます。 

アマチュアバレエグループにいるのは、色んな職業、 
年代、国籍、セクシャリティの人たち。 
でも踊るのが大好きという熱い思いだけは共通していて、 
一緒にいるととても刺激になります。 

ロンドンでいいなぁと思うことの一つは、 
皆「わたしもう年だから」というのを 
言い訳にする人が少ないということ。 

知り合いにも、子育てが一段落してから 
長年の夢だった演劇学校に入って女優になった人や、 
心理セラピストを引退してからダンスに目覚め、 
バレエやズンバのクラスに熱心に参加、 
しまいには舞台にも出た七十代近いおじいちゃんとか、 
面白い人がたくさんいます。 

ロンドンと東京どっちが好き? 
と聞かれることがしょっちゅうあるのですが、 
わたしは別にロンドン礼賛主義というわけでもないし 
日本も大好きなのですが、年齢に対する意識という点では 
ロンドンの方が心地いいというのは確かです。 

(就職の面接でも、面接官は絶対に年齢を聞いてはいけないし、
履歴書に生年月日を書くこともないのです!)
 

これからも踊る会社員として、文踊両道な三十代として 
バランスをとっていきたいなと思う今日この頃。 
来年の公演までに、最近再開したばかりのポアントシューズで 
うまく踊れるようになりたいものです。 

 

写真は、先日コロシアム劇場であった、イングリッシュ・ナショナル・バレエ団主催の大人のためのワークショップ。「コッペリア」の舞台装置のある舞台で、プロのダンサーたちの横でおどるという貴重な体験をしました!
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