見下す蠍の徒然草

主にメロディ系のメタルを中心にレビューしてます。FavoriteはGamma Ray、Scorpions、Wuthering Heights、Magma、King Crimson。

はい、今年最大の注目作、”パンプキンユナイテッド”Helloweenの7人体制でのアルバムですよ。2018年春の来日は本当に興奮しましたし、とても楽しかった(東京でチケットが取れなかったんで、名古屋まで遠征しました)です。そこからはや3年、待ちに待ったアルバム。少々微妙でもみんなべた褒め、年間ベストにも選ぶんでしょ、なんて斜に構えたりはしていましたが、全然そんなことはなく、これは間違いなく大傑作です。音楽の話をするのはジャケットの後、とこのブログでは決めていますが、先に書いちゃいました。こんな傑作なら6月16日の昼休みに抜け出して買いに行った甲斐もあるもんです。まあ”Skyfall”のシングルを聞いた時点で傑作だとは思っていましたが、カイの曲がこれだけだとか、そんなことなんて吹っ飛びますよ。ただ一番はSkyfall。カイ・ハンセンの凄みを改めて感じた次第です。これ買ってないメタラーは存在しないとは思いますが、変な逆張りなどせずに買うべき新たなマスターピースです。
文章書くのに悩みすぎて発売から4か月たってて草。いろいろ形式を考えてみましたが、うまくいきませんね。
Helloween
Disc 1
01. Out For The Glory
02. Fear Of The Fallen
03. Best Time
04. Mass Pollution
05. Angels
06. Rise Without Chains
07. Indestructible
08. Robot King
09. Cyanide
10. Down In The Dumps
11. Orbit
12. Skyfall

Disc 2
01. Golden Times
02. Save My Hide
03. Pumpkins United
04. We Are Real(日本盤ボーナス・トラック)

再結成・再集結にはいろいろパターンがありますが、”Pumpkin United”は特殊だった。全盛期を飾ったボーカリストが復帰しますよ、というときはだいたいそのときいるボーカルが追い出されるものだし(Judas Priestにおけるロブ・ハルフォードの復帰でお払い箱になったティム・オーウェンズやブルース・ディッキンソンの復帰で追い出されたIron Maidenのブレイズ・ベイリーの例を見よ)、再結成するにしても、ある特定の時期のボーカルが選ばれて、その他の時期のボーカルは一顧だにされなかったり(84年のDeep Purple再結成など)、まあボーカルは1人だけで再結成するものです。例外はマイケル・シェンカーが歴代のボーカリストを一堂に集めたMichael Schenker Festくらいでしょうか。ロバート・フリップも、Unionイエスも、ボーカリストは1人だけだった。そう考えると、マイケル・キスクとアンディ・デリスという二大巨頭を擁した再結成をし、そしてアルバムまで作る彼らはある意味類を見ない(まあ探せばあるんだろうけど)試みだと思います(カイも含めた3人ボーカリストとよく言われてますけど、アルバムを聞く限りカイがメインボーカルを張っているのはほぼなく、Skyfallくらいですし、実質二大ボーカルということでしょう。3人ギタリストになっちゃった例はいくらでもある、というか上にあげたIron Maidenとかね。)。というわけで、このアルバムを作るにあたってはこのタイプが違う二人のボーカルをいかにいかしていくか、それがキーだとみんな思っていたでしょうし、Heloween、プロデューサーのチャーリー・バウアーファイントとデニス・ワードといった製作する側もその点を重要課題として気にしていたであろうことは、各種インタビューから伝わってきたところ。

二人いるボーカルをどう活かすか、となったときにはいろいろ方法論が考えられるところですが、最も安牌な「各曲を綺麗に二分する」という手は取ってきませんでした。さすがですね。インタビューからもかなり苦労した雰囲気は感じられました。これは後でも触れますが、曲の傾向自体はキーパー時代のものでは全くなく、「Straight Out Of Hell」「My God Given Light」に続く、サシャ加入後の流れのままなんですよね。なので、アンディの声は当然合うんですが、キスクの声がどこまであうか、というのは不安に思っていました。ただそこはマイスターであるヴァイキー、そしてとても器用なデリスはうまく合わせてきましたね。”Out For The Glory”はキスクがほぼリードしている曲ですし、”Robot King”も広い声域を活かした、いい意味で近年の彼らになかった曲でグッド。インタビューなどで絶賛されている”Angels”はそこまで好きになれませんでしたが…

Best Tuneは文句なしで”Skyfall”です。カイ作曲はこの曲だけというのは残念ですが、間違いなく一番いい曲。シングルで聞いたときからいい曲だと思っていましたが、しかし、10曲濃密なアルバムを聞いた流れで、そして短い導入”Orbit”に導かれる形でのこの曲はまた格別。この手の長い曲を構成させたらやはり一番だな、と思いました。もっとカイの書くデリスの曲とか、聴いてみたかった気もしますが…

ボーナスディスクも路線が違って本編に入れなかった、というだけだと思う(質の問題ではない)ので、2枚組必須ですね。
年間ベスト級のアルバムでしょう。期待値が相当高かったですが、僕は大満足できました。逆張りでもなんでもなく、正直な評価です。
★★★★★

前期に引き続きやります。評価は★と☆。黒が1、白が0.5でMAX★★★★★です。年内は他との比較も含め、変動する可能性あり。
表記はバンド名→アルバムタイトルの順。★4以上の作品については基本的にレビューしており、レビューが完成している記事には「レビューはこちら」とつけています。前期のものが全然追いついていないですが、と氏が終わるまでには追い付きたいですね。
前期の記事はこちら
今年から中古CDの購入録も付け始めました。月ごと更新の予定。
2021年7月に購入した中古CD
2021年8月に購入した中古CD
2021年9月に購入した中古CD

1.Big Big Train - Common Ground
イギリスのシンフォニック/ポンププログレッシブロックバンドの最新作。1曲目が快活に走る明るめの曲で面喰うが、相変わらずの路線ではある。どうしても「Folklore」と比べてしまうが、良いアルバムだと思います。
★★★★★

2.Powerwolf - Call Of The Wild
ドイツのパワーメタル。向こうじゃあ大人気らしいが、日本ではそこまで、という構造はかつてのSabatonに似ているので、きっかけさえあればめっちゃ跳ねると思う。そしてこのアルバムはそのきっかけに十分なりうる快作だと思っています。漢らしいボーカルに盛大なコーラスが重なる、という構造はやはりSabatonとの類似点を見いだせるが、こちらの方がよりスピーディーでメロディアスかな。というわけで、Sabatonが好きな人はマスト。正統派/メロディックメタルが好きな人なら大概はまるサウンドです。B!誌の93点は伊達ではない。
★★★★★

3.Wizardthrone - Hypercube Necrodimensions
Alestorm、Gloryhammerの主謀者クリストファー・ボウズがお送りするシンフォニックブラック/メロディックデスメタルプロジェクト。という言われ方を聞いて想像する通りの音が流れてきて笑いました。というかこれBAL-SAGOTHじゃね?
最初は音がごちゃごちゃしていて構造が分かりづらかったですが、聴きなれてくるとメロディアスさが際立ってきて、これは快作。
★★★★★

4.The Samurai Of Prog - The White Snake And Other Grimm Tales II
相変わらず多作で(Drのソロアルバムも近く出るよ)、今年2枚目のアルバム。相変わらずのシンフォプログレ、このジャンルが好きな人は気に入るアルバム。グリム童話をテーマにした連作ですが、小品中心の1枚目と異なり、今作は10分前後の曲3曲に17分超え1曲、合計58曲という長編主体のアルバムですが、飽きることなく聞けます。これも良い。
★★★★★

5.Sonic Desolution - Explorer
去年デビューアルバムでメロディ派の度肝を抜いたArctic RainのGtが参加していることで買うしかないよね、だけど触れ込みがFlower Kings、Kaipaの名前が取りざたされているプログレッシブロック…どういうこっちゃ?ボーカルはトリプルボーカルのようで、僕がわかったのは北欧様式美界最大の一発屋ことBiscaya(”Howl In the Sky”はガチの名曲。あとは…)のボーカル、再結成Kaipaのドラム、Out Of This Worldのベース、そしてArctic RainのGt。あとは男女一人ずつボーカルがいますがわかりませんでした。
若干ヘヴィーなフラキンという感じのサウンドは、まあフラキン聞けばよくね?と感じたので、じゃあギターソロはどうなの?っていうとArctic Rainで聞けたような開放的で突き抜けるようなギターソロは聞けなかったかな...最初2曲はほとんどなかったし、少々期待外れです。
聴きこめば変わるかも。
★★★☆

6.At The Gates - The Nightmare Of Being
メロデスオリジネイターの最新作。

7.Kimmo Porsti - Past And Present
サムライオブプログの主謀者のソロ。タイトルからも分かるように、過去の曲も含めた編成。

8.Enuff Z'Nuff - Never Enuff:Rarities & Demos
初期の未発表音源集。こんないい曲がまだ埋もれていた恐ろしさよ。3枚組でボリュームも満点。そういえば今度Beatlesのカバー集も出すらしい。ドニーがいるときにやれよ。

9.Neal Morse Band - Innocence & Danger
今年アルバムを出したTransatlanticのニール・モーズのソロアルバム。本当にこの人はワーカホリックだな…今作は小品を1枚目、大作を2枚目に配するメリハリが功を奏して、かなり聞きやすい印象。そして単純に曲のクオリティが高く、とてもいいアルバムです。サイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋」のカバーなんて変化球も。
★★★★★
Best Tune:Do It Again

10.Mayank Feat. Gui Oliver - Mayank Feat. Gui Oliver
我らがFrontierからのメロハーバンド。手触りはAOR Heavenっぽさもありますが、いいアルバムです。
★★★★☆

11.Night Ranger - ATBPO
ノーマークでしたが、ユニオンで流れてきたのが思いのほかよく、購入。ATBPO=And The Band Plays Onという前向きなタイトルにふさわしいポジティブな曲調ですが、ああやっぱり俺ってジャック・ブレイズすきだわ、ということを実感できるアルバム。
★★★★★


12.Havamal - The Shadow Chapter
スウェーデンのメロデスバンド。前作はそこそこよかったものの、Insomniumフォロワーっぽさが鼻をつき、メロディがはっきりしないところがあるかな、という感じ方でしたが、本作はそこがはっきりしてきた印象。曲名から察するに北欧神話から題材をとっているようで、そこが起因したか。
★★★★☆

13.Magma - Eskähl 2020
新編成でのコロナ禍前のライブ。Theusz Hamtaahk Trilogieを全部短縮版で収録。ブソネには勝てないよなあ…う~ん、なかなか評価しにくいアルバム。本来ならクリムゾンのアレみたいな感じだったのだろうが、コロナ禍でライブができないのでは…という感じですか。
★★★☆

14.Carcass - Torn Arteries
待ちに待った新作。1年くらい延期したのかな?再結成一作目の前作ほどの即効性は感じられませんが、印象的なメロディ、リフは多数。もう少し聴けば一気に良さが分かりそう。それから星をつけます。

15.Leprous - Aphelion


16.Tillison Reingold Tiranti - Allium Una Storia
Andy Tillison(The Tangent)、Jonas Reingold(The Flower Kings)、Roberto Tiranti(Labyrinth、Mangala Volis)のプロジェクト。ハイトーンが出なくなったロベルトが無理してメタル曲を歌っているのは見るに堪えないのでLabyrinthの新作は買ってないんですが、声質に魅力のあるシンガーだと思っているので、Mangala Volisといい、もともといたプログレッシブロックのフィールドでの歌唱は十分に買いです。今作はそんなロベルトの歌唱を活かしつつ、Tangentやフラキン、ヨナスの主催するKarmakanicのアダルトな部分を凝縮したようなアルバム。ムーディーな部分が目立つが、プログレッシブな構築美やヨナスの動き回るベースが堪能できる激しいパートもあり、極めて魅力的な一枚。なぜかミックス違いが両方入っている不思議な仕様。1枚に収まっているので、フラキンほど身構えずに聞ける(40分くらい)。
★★★★★


17.Bad Habit - Automiy
未発表曲集なのか、再録音なのかよくわからないアルバム。音源が出たことはうれしいですが、フルプライスなことを含め、手放しには評価できません。まあ、一昨年だかに出たAfter Hoursの再発盤をしっかり入手したような人は買ってもいいのではない☆ょうか。
★★★

18.Iron Maiden - Senjutsu
これは思ったより悪くないぞ、という感想。確実に今世紀に入ってからのアルバムの中では一番リピートしています。メタルだと思って聞くから物足りないのであって、プログレッシブロックだと思って聞くとなかなかどうして、激しいパートは結構魅力的で、静かなパートは案外よくできていて、楽しく聞けます。ただブルースの声の衰えはもう隠せないかな…かえすがえす昨年の来日がなくなったのは残念。ただB!誌の絶賛は方向性がおかしいかと思う。
★★★★☆

19.Amanda Lehmann - Innocence And Illusion


ハードロック・ヘヴィーメタルランキング

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サボっていたので値段は忘れました。記録しておいた方がいいのでは?ソウルにドはまり、そればっかりです。はじめてのジャンルだと名盤ガイドを見ながら買いますが、合う合わないがあって面白いです。

1.Paul Butterfield's Better Days - Paul Butterfield's Better Days
なんかよくわからん感じ。そんなにハマらなかった。

2.The Electric Flag - A Long Time Comin'
マイク・ブルームフィールドのサイケデリックバンド。シンフォニックな音像も入っていて、なかなか面白かったです。

3.Cathedral - Stained Glass Stories
78年に出たアメリカ産のシンフォニック・プログレ。KansasやStyxが台頭する前にこんなのがあったとは。まあアメリカでは売れないだろうな、という感じはしますが…

4.Transatlantic - Live In America
盛りだくさんのライブアルバム。当時あった曲+Beatlesやジェネシスのカバーをさすがの演奏能力で再現。ギタリストとしてのロイネの腕前が楽しめます。不満点は、”Watcher Of The Skies”が短すぎることくらい。

5.Paul Butterfield Blues Band - East-West
これは少しイマイチだった。

6.TOTO - The Seventh One
一部では最高傑作とも言われるアルバム。確かに曲のクオリティは高いぞ。ハードロックっぽさもありながらAOR的なところもあり、充実している。

7.Otis Redding - Otis Blue: Otis Redding Sings Soul
"I've Been Loving You Too Long""Shake"(Small Facesのカバーが有名)"Satisfaction"(ストーンズのカバー)などの代表曲収録。オーティスの絶品なボーカルを楽しめます。

8.Fish - Field Of Crows
元マリリオン。Fishはごたごたで早々にメジャーレーベルをドロップしているので流通量が異様に少なく、中古でもあまり手に入りません。いいアルバムだとは思いましたが、そもそもマリリオンが合わないんだった…

9.The Damned - Damned Damned Damned
パンクの始祖みたいなアルバム。クラッシュやピストルズよりとがっていて、ハードコアな感じがして好きですね。

10.Buffalo Springfield - Buffalo Springfield
CSN&Yのスティルスとヤングがいます。音はアメリカンロックという感じ。もう少し豪放な感じのアメリカンロックの方が好き。

11.David Bowie - Scary Monsters
フリップ参加の表題曲が圧倒的ですが、その他もすごい。グラム時代とベルリン時代が折衷した感じで非常に好きです。

12.Kayak - Close To The Fire
再結成第一弾。70分はおなかいっぱいですが、充実したシンフォニックかつポップなメロディ。好きです。

13.The Derek Trucks Band - Already Free
ドゥエイン・オールマンの後継者として名高いらしいデレク・トラックスのリーダーバンド。現在は奥さんと組んでいろいろやっています。ザ・アメリカンという音像(ブルーズもサザンもカントリーもごった)の中に、絶品なギターが入る展開。

14.Baker Gurvitz Army - Elysian Encounter
ベイカー・ガーヴィッツの二枚目。実は三枚目としてライブアルバムがあるらしい。ぜひ聞きたい。これもいいアルバム、傑作です。ガーヴィッツ兄弟のアルバムは全部傑作なので買うべし。

15.Soft Machine - Live 1970
ワイアット時代のライブ。あのドラムをたたきながら歌うのはスゴイ。

16.The Allman Brothers Band -  The Allman Brothers Band
オールマンブラザーズの初期アルバムを二連発。ドゥエイン・オールマンのスライドギターに耳が行ってしまうが、やはりいい。

17.The Allman Brothers Band - Idlewild South
1stもそうだが、フィルモアイーストでしか聞いていなかった曲のアルバムバージョンが逆に新鮮。こうやって聞くとコンパクトだが、長大なギターソロを挿入しても違和感のない曲作りが見える。

18.Boz Scaggs - Boz Scaggs
AORで有名、しかしデビュー当時はブルーズマン…というのは有名な話ですが、ようやく聞くことができました。やはり”Loan Me A Dime”か。よくよく聞くとY&Tのデイブ・メニケッティがカバーしてましたね。そちらも良かったが、オリジナルのオールマンもすごい!

19.Wilde Flowers - Wilde Flowers
カンタベリーの始祖、正式なアルバムではないですが…資料集のような感じで楽しみました。

20.Otis Redding - Live In Europe
オーティスの名作ライブ。後から聞くと、”Shake”などの後年のカバーでよく知っている曲や、”Satisfaction”などのロックカバーが耳を惹きますが、”Try A Little Tenderness”などのソウルのスタンダードナンバーのすごさがよくわかる。この後オーティスを一気に揃えました。

21.Bill Bruford - Feels Good To Me
ビルブラのファーストソロ。ホールズワースのギターソロは相変わらずですが、ほかはよくわかりませーん、という感じ。

22.Anderson/Stolt - Invention Of Knowledge
イエスのあのお方と、フラワーオブキングスの主催者のコンビ。バック陣はフラキン人脈ですね。フラキンmeetsジョン・アンダーソンということから想像するとおりの音で、好きです。夢の中のような正解。

23.Delaney & Bonnie & Friends - On Tour With Eric Clapton
歌が上手いのもわかるし、クラプトンがすごいのもわかるが、まだまだ南部音楽の修業が足りないのでよくわからないです。凄みは伝わってきました。

24.Otis Redding - The Dock Of The Bay
僕が分かるクラスの有名曲はないのですが(あったらごめんなさい)、いい曲はたくさんあるし、オーティスの凄みがよくわかりました。

25.B.B. King - Live At The Regal
ブルーズの大物の名作ライブアルバム。ここまでルーツミュージックをさかのぼってみましたが、じゃあどうなの、となるとギターすげえ…としかならないのはブラックミュージック検定10級だからです。

26.Peter Hammill - The Silent Corner And The Empty Stage
VDGGと何が違うの、と思うほどVDGGと同じ路線。ハミルのソロ名義だからリリカルなのね、というのはたやすいですが、うーん、やっぱり同じだよなあ。

27.Sam Cooke - The Man And His Music
サム・クックってオリジナルアルバムでそれらしいのが見当たらなかったのよね。”Shake”のオリジナルが聞きたくてこれ買ったんですが、それは没後のシングルなのね。道理でライブアルバムにもないわけだ…”Shake”くらいしか聞いていません。

28.Curtis Mayfield - Roots
ニュー・ソウルの旗手ということらしい。大雑把な感覚ですが、ソウルやブルーズからロックやハードロックが分かれて行った後の進化先、という感じであまり馴染めなかった。曲の良さはわかる。

29.Donny Hathaway - Live
同じくニューソウル。”The Ghetto”の演奏がすごい!!

30.The Otis Redding - The Otis Redding Dictionary Of Soul: Complete & Unbelievable
「ソウル辞典」とはすごい邦題。”Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)”や”Try A Little Tenderness”などのライブ盤での頻出曲が盛りだくさん。短いですし、リピートしています。

31.Donny Hathaway - Extension Of A Man
これは良さがよくわからなかった。聴きこみが足りないと思う。

32.Aretha Franklin - Lady Soul
1曲目の”Chain Of Fools”を南北線の中で聞いていて吹っ飛びました。こんな凄いボーカルを知らないなんて、ロックを聞き出して20年近く損した気分です。やばいね。

33.King Curtis - Live At Fillmore West
ソウルサックスってあんまないジャンルに思いますが、良いアルバムに思います。ロックのカバーもありますが、全体としてクール。

34.Spock's Beard - The Kindness Of Strangers
スポックスの初期作。ニール・モーズ関係は金太郎飴のきらいがありますが、これは楽しめます。曲の質が高い。

35.The Isley Brothers - 3 + 3
36.The Isley Brothers - Harvest For The World
ソウルにしてはロックですが、ロックとしてはおしゃれすぎて、あまり合いませんでした。

37.Aretha Franklin - Live At Fillmore West
ギョエーとなりました。”明日に架ける橋”は別物。すごい歌。聞いてないロックファンは直ちに聞くべきだ。

38.Sam Cooke - At The Copa
サム・クックの名作ライブ。お金持ちの白人が客層のクラブということでお上品な歌だが、だからこそのよさもあるのかも。「キングコング: 髑髏島の巨神」だとか、「アベンジャーズ:エンドオブウォー」のラストで流れてそうな古いアメリカという感じです。

39.T-Bone Walker - The Great Blues Vocals And Guitar Of T-Bone Walker
ブルーズの大物。お勉強になるのは良くないですが、音楽としても楽しめます。

40.Delaney & Bonnie - The Original Delaney & Bonnie: Accept No Substitute
歌が上手いのもわかるし、まだまだ南部音楽の修業が足りないのでよくわからないです。曲の良さは伝わってきました。

41.Curved Air - Reborn
再結成後の新譜かと思いきや、再録曲集。しかも”Over And Above”がないでやんの。

42.Gong - Gazeuse!
あまりにもホールズワース。笑った。

地味にこの月、買いすぎでは?更新サボりすぎてるなあ……公開が10月になるのは予想外。

1.The Enid - Touch Me 600円
前に買っていたアルバムがあまりにクラシック的で、ロックな感じをあまり感じられなかったのであまり聞いていなかったのですが、たまたま聞いて評価を改めた次の日に発見して購入。クラシカルなロックの一つの完成形かとは思いますが、やはりロックのダイナミズムはないので、結構ニッチなジャンルなのかも。

2.Raven - Rock Until You Drop 700円
NWOBHMバンド、1st。源流はロックンロールであることを教えてくれるアルバム。タイトル曲は名曲ですね。でも入門編としてはライブ盤か、2,3枚目だと思います。

3.四人囃子 - ゴールデン・ピクニックス 600円
日本のプログレバンド。イントロがThe BeatlesのFlyingだったり、面白いところがある。ある意味に本らしいつかみどころのないサウンド。

4.Van Der Graaf Generator - H To He, Who Am The Only One 400円
先月大いに気に入ったThe Tangentにこのバンド出身のデヴィッド・ジャクソンが参加しているところから改めて聞きたくなって購入。そう思って聞くと達者なサックスなんだけど、まだまだピーター・ハミルの世界観に浸りきれてないんだよなあ。

5.Van Der Graaf Generator - Pawn Hearts 500円
このアルバム、某雑誌のプログレッシブロック100選の中に入っているんですよね。というように非常に評価が高いバンド、アルバムなのですが、まだよくわからない。こういうのはハッと気づくとダダハマりするものなので、タイミングを待ちます。

6.Ange - Au-Delà Du Délire 600円
新ノア記。フレンチ・シンフォプログレの王道という感じ。優美な世界に浸らせきってくれない、というところがいかにもフランス。イタリアだと徹頭徹尾優美でシンフォニックだったりするんですけどね。

7.Collage - Safe 700円
前作”Moonshine”に比べると、環境音楽的な、悪く言うとダラダラしたところがある。いいメロディはたくさんあり、う少しメリハリがあれば、と思うところですが、それが成ったのが”Moonshine”です。

8.David Gillmour - On An Island 300円
フロイドの皆さんご存知のギタリスト。ブルーズロックにフロイド的な靄のかかった感じをかけた音楽といえばそれまでですが、クレイジーダイヤモンドのギター部分を楽しめるなら楽しめるアルバムでしょう。つまり僕は楽しめました。

9.Gaskin - End Of The World 500円
プログレッシブロック的要素を持つ三大NWOBHMの一つ、Gaskinの1st。とても良い。

10.Soft Machine - Facelift 200円
ブートなのか公式なのかよくわからないライブアルバム。時期的には「3」発売くらいの、ワイアット在籍時のものです。音質も公式とブートの中間的な微妙な感じで、何とも言えませんが、ソフツのライブって実は初めてなので、楽しめました。次は定評のあるものを聞こうと思います。

11.Bakerloo - Bakerloo 200円
ブルーズ・ロックなんですかね?プログレッシブロック的要素も持ちつつ、かなりハード。ギタリストのクレム・クレムソンはこの後Coliseum、さらにその後コージー・パウエルのアルバムでゲイリー・ムーアも演奏した”The Looner”を演奏します。

12.Curved Air - Air Conditioning 500円
そのタイトルはどうなんでしょう、と思います。このバンドは、私が好き好んで聞く数少ない女性ボーカルのプログレです(あとはRenaissanceとか)。次作「Phantamasgoria」収録の”Over And Above”程の名曲はありませんが、いいアルバムかと。

13.Heldon - Stand By 200円
フランス語では最初のHは声を出さないので、読み方はエルドンです。クリムゾン的とか言われてますが、それはタイトル曲ですね。この曲だけは戦慄クリムゾン的な音の濁流に押し流されるような曲ですが、あとはジャーマン的な、電子音楽的な曲でした。

14.Gentle Giant - Free Hand 200円
最近スティーブン・ウィルソンがリミックスを施していました。ただこのアルバム、ファンの中でそこまで評価が高いわけではなくて、じゃあほかのアルバムではなくなぜこれをスティーブンが選んだのか、を知りたい。

15.Deadwing - Porcupine Tree 700円
つかみどころがない。Porcupine Treeの中では一番気に入ったかな。

16.Robert Wyatt - Ruth Is Stranger Than Richard 400円

17.Robert Wyatt - Theatre Royal Drury Lane 8th September 1974 500円

18.Wallenstein - Blitzkrieg 400円
ジャーマンインスト。邦題は結構物騒。

19.Loudness - The Law of Devil's Land 600円
やっぱり”In The Mirror”!他はまあ...本格開花は次作であることもよくわかってしまう。

20.The Paul Butterfield Blues Band - The Paul Butterfield Blues Band 500円
このあたりからなぜかブルーズロックにハマる。とはいっても、ブルーズはまだよくわからんのでギターすげーとかそういうことになっちゃうんですが、このアルバムではマイク・ブルームフィールドが弾いています。

21.John Mayall & The Bluesbreakers - Blues Breakers With Eric Clapton 500円
というわけでこちらはクラプトン。クラプトンのソロは全く好きになれないけど、これとか、客演はすごく聞けるんだよなあ。ふしぎ。

22.Peter Frampton - Frampton Comes Alive! 500円
名盤の誉れ高いライブアルバムですが、よくわかりませんでした。曲が分からないのに楽しめるレベルではないということか。

23.Mike Bloomfield, Al Kooper & Steve Stills - Super Session 500円
ブルームフィールドとスティルスすげえ、というのはともかく、まとめ上げるクーパーがすごいというのが、このアルバムだけではなく「赤心の歌」を聞けばよくわかった。そうやって聞いてみると、ブルームフィールドのギターに圧倒されるだけでは済まない傑作なのが分かる。

24.Al Kooper - Naked Songs 500円
””ジョリー”で決まり!ではすまず、全体として聞ける傑作。ほとんど聞いたことなかったけど、すごい人がいたんだなと。

25.Big Brother & The Holding Company - Cheap Thrills 400円
ジャニス・ジョプリンです。演奏は荒っぽいところもあるし、ジャニスの歌に見合っているかというと微妙なところですが、まあジャニスの歌が聞ければいいや、ということでこれも名作。

26.Al Kooper & Michael Bloomfield - The Live Adventures of Mike Bloomfield and Al Kooper 500円
↑の方のセッションの続きですが、ライブならではのパワーも相まって名盤。本当の名盤は曲が全くわからなくてもよくきけるんですね。

結構数は買ってますが、新譜をそんな買っていない気がするので、そんなにCDはかっていないはず。多分。

1.Arcturus -  The Sham Mirrors 800円
Borknagar、Dimmu Borgirに在籍していたICS Vortexの所属するバンド。ドラムはヘルハマー、他もオールスターメンバーですが、やっている音楽は意外にもアヴァンギャルドなもの。Borknagarとはまた違うプログレッシブさに、ついていくので精一杯...と思いきや、ストレートにシンフォニックだったり叙情的であるパートも結構あり、思ったより聞きやすい。買った後に違う店で200円くらい安く見つけてしまったのはご愛嬌。

2.Agathodaimon - Chapter III 600円
これもシンフォニックブラックメタル。ドイツ産、シンフォニックなエクストリームメタルということでEquilibriumとの関連性も指摘したくなる音ですが、どちらかというと北欧の同種のバンドと似ているかな。クオリティは予想以上に高いです。全部ドイツ語歌唱でいいのよ。

3.David Bowie - Aladdin Sane 250円
ジギー・スターダストの次のアルバム。曲は相変わらずいいのですが、前作よりミック・ロンソンのギターがつよくフィーチャーされている感じ。なぜ今まで買っていなかったのか。ボウイはロックの必修科目ですよ。

4.Finsterforst - Weltenkraft 200円
これまたドイツ産。これが予想以上に良くて、アコーディオンの専任奏者もいる。基本はコルピクラーニっぽさが強いけど、掘り出し物。現在まで活動してて、5枚アルバムを出しているみたい。追っかけますか。

5.Witchcraft - Firewood 250円
北欧産ヴィンテージ。まあまあ好きな音だが、これ以上に表現のしようがないぞ?そこそこ有名なので、今さらという感じですが。

6.Lou Reed - Berlin 250円
なんとなく買ってみたけど、これは良いアルバム。ルー・リードのボーカルはもはやナレーションだけども、思った以上にエモーショナルな楽曲に仕上がっているのは、楽器、特にギターの功績か。これだけ聞いても未だ聞いたことの無いロック・クラシックってあるんですね。バナナのアルバムがあまり合わないので関連作をスルーしてましたが、後悔してます。

7.Borknagar - Empiricism 600円
Vintersorg加入第一作目というターニングポイントながらいままできいてなかったという・・・これでこのバンドに関してはほとんどそろったかな?このバンドが凡百のプログレッシブ・ブラックメタルと一線を画しているのは、ICS Vortex~Vintersorg~ICS Vortexという超弩級のシンガーの歌であることは明白ですが、それがよくわかるアルバム。

8.The Tangent - The Music That Died Alone 1000円
イギリスのシンフォプログレバンドの1st。フラキンの面々が参加していて、ロイネは歌まで歌っているのでどっちが主役なのやら。といいつつも、フラキンをスリムにしたような音楽で、これがかなり良い。ロイネの作る音楽が好きな人は是非。フラキンよりはタイトかつ性急といえるものだが、ヨナス・レインゴールドのメタリックなベースが結構マッチしていて、良いアルバムになっている。

9.人間椅子 - 人間失格 600円
最近ブレイクしているらしいですが、そういえば持っていなかったな、と。和なサバスという感じで、結構いいな、と。ドゥームとの共通性は感じますが、Candlemassのようなエピカルさはない。

10.The Flower Kings - Retropolis 500円
フラキンの2nd。もう25年以上のアルバムにもかかわらず中古価格が微妙に落ちてこない(プレミアムがついているわけでもない)この界隈ですが、下のアルバムともども盤質の低さによるたたき売り状態を運よく見つけて購入。

11.The Flower Kings - Space Revolver 500円
↑と同時に購入。2枚組。結構ギターソロは充実している?ロイネのギタリストとしての技量を改めて確認しました。好盤。

12.White Willow - Sacrament 800円
フィメールボーカルってことはわかりつつ、評判が良かったので購入。うーん、やはり合わないな、と。繰り返し聞けば良さがわかるかも。ダークなシンフォプログレ。ゴシックなところもあり、欧州ゴシックメタル勢に通ずるところもあり。

13.The Tangent  - The World That We Drive Through 1200円
上で取り上げた1stを予想以上に気に入ったのでこの2ndと、2017年作をまとめてお買い上げ。ネオプログレは中古でも高い!1stには及ばないですが、こちらの方がフラキンから独立した良さはあるかも。

14.The Tangent - The Slow Rust Of Forgotten Machinery 1300円
同じくタンジェント。ロイネは既にいないが、一旦やめていたヨナス・レインゴールドが復帰したとのことで、奔るベースを楽しめる。結構いいアルバムですが、1stが一番かな…

15.Bruford Levin Upper Extremities - Bruford Levin Upper Extremities1 500円
ダブル・トリオ・クリムゾン後にブルーフォードとレヴィンが組んだプロジェクト。ジャズロックだが、さすがのリズムに軽く聞き流すことを許さない逸品。フュージョンのような環境音楽にすることを決して許さない。

16.Cradle Of Filth - Hammer Of The Witches 1100円
UKのシンフォニックブラックメタル、2015年作。高評価だがようやく購入。まだ聞き込めてないが、傑作と評価している次作「Cryptoriana: The Seductiveness Of Decay」に勝るとも劣らない出来。

17.Liquid Tension Experiment - Liquid Tension Experiment 2 500円
今年新作が出た、Dream Theaterのメンバー+α+トニー・レヴィンのプログレメタルプロジェクト。めくるめくインストルメンタル・バトルに聞き終わることには疲労が溜まる。いいアルバムであるのは間違いないですが、しょっちゅう聞くものではないですね。このアルバムの発売時にはドリムシ組(ペトルーシ、ポートノイ)+ジョーダン・ルーデス+レヴィンだったのが、今はドリムシ組(ペトルーシ、ルーデス)+ポートノイ+レヴィンというのはわらいどころ。

18.Tony Levin - World Diary 400円
レヴィンが世界各地のミュージシャンとコラボして作った初のソロアルバム。悪くないですよ。クリムゾンだけが好きな人には向かないが、ピーガブとかポリスが楽しめるならいける。

19.Gong - Flying Teapot 500円
このアルバムから「Angels Egg」「You」に続く3部作らしい。この2枚はそこそこ愛聴していましたが、3部作とは知らなかった。カンタベリー・ミュージックが好きなら楽しめる3枚。僕はYouが好きということが3枚通じて聞いてわかりました。

20.Converge - Jane Doe 500円
カオティック・ハードコアの雄、名作。どのレビューを見ても手放しで絶賛している。凄みは感じられるし、乗り出すようなパートもあるが、まあ好みに合わないってことですかね。多分ジャンルが合わない。

21.The Circle Project - Bestiario 600円
スパニッシュ・プログレッシブ。”Capítulo”なる短い曲が8曲あり、曲数(19曲)を水増ししている。プロローグとエピローグも同じような曲なので、実質9曲です。
その曲は語りで、多分スペイン語なので僕はわからんのですが、Magmaにおけるヴァンデの語りっぽさを感じて身を一瞬乗り出しますが、そこまで。本編はねえ…

22.Pink Floyd - Ummagumma
あまり存在は認識していませんでしたが、DVD「Live At The Pompeii」で流れた”太陽賛歌””神秘”に衝撃を受けて、↓と併せて購入。というのも、「神秘」収録のこの2曲よりもライブ盤の方がすごいという話を聞いたので、すぐに比較したくて同時購入。あまり関心のなかった1stからの曲もすごくて驚愕。当然この2曲はすごかったです。

23.Pink Floyd  - A Saucerful Of Secrets
↑の理由で購入。まあ確かにこの2曲以外はそうでもないけど、この2曲はスタジオでも十分にすごいな、と。まあ最初に狂気を聞いて15年、今まで聞いてなかったんかい、とは思いますね、もったいないことを…

そういえばBloodboundって出てきたとき、謎のコープスペイントで話題になってたな…それももう16年前のことですが、僕自身はというと、出てきた当時はそのB級感に若干引いてしまい、金のない学生時代ということで、手を出さなかったのでした。ただ、次の2nd「Book Of The Dead」は当時Zenoのアルバムに参加したことで(ほぼ日本でのみ)話題となったマイケル・ボーマンが参加したということで、Zeno大好きな僕としては飛びついたのでした。これは大いに気に入りまして、わかりやすくキャッチーながらもパワフルな曲にボーマンのハスキーながらもハイトーンなボーカルがうまくマッチしているこのアルバム、愛聴していました。ただボーマンは1枚で辞めてしまったのでそれ以降は追わなくなってしまい、前作でようやく復帰。過去のレビューを見返してみたらなんと星3.5なんて評価してましたが、今だと普通に4.5くらいには気に入っていますね。というわけでそれに続く8thのレビューです。
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01. The Creatures Preludium
02. Creatures Of The Dark Realm
03. When Fate is Calling
04. Ever Burning Flame
05. Eyes Come Alive
06. Death Will Lead The Way
07. Gathering Of Souls
08. Kill Or Be Killed
09. The Gargoyles Gate
10. March Into War
11. Face Of Evil
12. The Wicked And The Weak

前作からのベースは変わっておらず、変わらずメロパワmeetsケルティックといった体で、若干メロパワにシフトした感じ。そのメロディや勢いは前作より充実していて、これが実にいい感じ。結局このバンドに関しては全然過去作を聞けてない(アーバン・ブリード時代含め)のですが、2ndと7thだけ聞いた感じ、このバンドの強みはわかりやすいメロディをかけて、かつコーラスをうまく使ってサビをビッグに聞かせることだと思う。このアルバムでもそれはよく出ていて、タイトル曲のほか、#3、#4、#7といった疾走曲から、#8のようなミドルテンポの曲まで、どれもシンガロング必至の、大変わかりやすいサビがある。それと、Aメロ、Bメロ、ブリッジとそれぞれは印象的なメロディで構成されていて、「あれ、今サビだった?」ということがない。これがこのバンド、そしてこのアルバムの強みなのではないかと思います。

そうしてみると、頼りなく聞こえるパトリック・ヨハンソンのボーカルも良く聞こえてくる。この人、決して下手とかそういうことがなく、ハイトーンの音域で若干無理している”感”が出ているからそう聞こえるだけであって、歌唱力自体はある人なんだと思います。よく似た名前の”ニルス”・パトリック・ヨハンソンがすごすぎるだけで、この人も十分上手い人だと思います。

ジャケ絵は相変わらずのダサさですが、おススメのアルバムです!
★★★★★

元Europeのキー・マルセロとFair Warningのトミー・ハートがお送りするプロジェクトの第二弾…ではなく、バンドとしてのOut Of This Worldの1st。なぜFrontierからのリリースではないのか、売れなかったのか(Frontierは売れれば普通に二枚目、三枚目と出しますし)、レコード会社を移籍して……と思ってブックレットを穴が空くほど読みましたが、書いてない、これはVictorと直契約?
Out Of This World
Disc1 Out Of This World
01. Twilight
02. Hanging On
03. In A Million Years
04. Lighting Up My Dark
05. Staring At The Sun
06. The Warrior
07. Up To You
08. Ain't Gonna Let You Go
09. Only You Can Teach Me How To Love Again
10. Not Tonight
11. Not Tonight (Acoustic Duet Version)

Disc2 Live From The Heat
01. The Storm (KEE OF HEARTS)
02. A New Dimension (KEE OF HEARTS)
03. Let The Good Times Rock (EUROPE)
04. Burning Heart (FAIR WARNING)
05. Save Me (FAIR WARNING)
06. Twist Of Fate (KEE OF HEARTS)
07. Open Your Heart (EUROPE)
08. Momentum (Instrumental) (OUT OF THIS WORLD)
09. Superstitious (EUROPE)
10. Ready Or Not (EUROPE)

いった裏事情はさておき、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオの色が濃く出たKee Of Heartsのアルバムとは異なり、キーの色が強く出た、アメリカンながらもメロディアスな感触。キーもスウェーデン人のはずなのに、書く曲はアメリカン。トミーもSoul Doctorの曲を聞けばわかるように、自分で曲を書くとわりかしアメリカン。ということで、出てくる音自体は結構アメリカン…なんですが、アメリカ産のメロハーとは違う叙情みはあって、これについては歴戦の戦士だけあるな、と。
曲のバラエティーもあって、どちらかというとFWに近かったりするオープニング曲”Twilight”から、シャッフルが心地よい”The Warrior”、メロディアスな”Hanging On”あたりが特に印象的。
間違いなく言えるのは、Soul Doctorよりはいいアルバムです。Kee Of Heartsとどっちが好きかは好みの問題かな。

というのがアルバム本体の話で、多分みんな2枚目のライブCDを目当てで買ってるんじゃないかな、と。まあこれは普通にいいよね、という域は超えていないかなと。スタジオバンドと思いきや、ライブバンドとしては予想以上にいいな、と思います。#4のソロはオリジナルと結構違って違和感ありますけど、FWよりエネルギッシュな部分もあったりして。EUROPEの曲は全部キー在籍時の曲(”Open Your Heart”はもともと2ndの曲だけど、4thでも再録してますしね。というか、「Out Of This World」の曲)。Kee Of Heartsの曲も思ったよりライブ映えするし、それにこのアルバムの曲を足せば、ライブは十分楽しめそう。祈・来日!「Prisoners In Paradise」からの曲も、FWの曲ももっと聞きたいですね。
★★★★

今年も引き続きやります。最初の方は去年の年末に発売されてたり、海外では2020年発売していたけども、見かけたのは2021年になってから、というものも最初の方には含まれているかもしれません。
評価は★と☆。黒が1、白が0.5でMAX★★★★★です。年内は他との比較も含め、変動する可能性あり。
表記はバンド名→アルバムタイトルの順。★4以上の作品については基本的にレビューしており、タイトルにリンクがついているのがレビューが完成している記事には「レビューはこちら」とつけています。33枚買って25枚レビューつけているので、相変わらず基準が甘い…
今年から中古CDの購入録も付け始めました。月ごと更新の予定。
2021年1月に購入した中古CD
2021年2月に購入した中古CD
2021年3月に購入した中古CD
2021年4月に購入した中古CD
2021年5月に購入した中古CD
2021年6月に購入した中古CD

上半期のベスト10はこちら
中古CDで特に気に入った20枚はこちら

1.Art Of Illusion - X Marks The Spot ⇒レビューはこちら
Grand IllusionのAnders Rydholm(Gt)とWork Of Art、LionvilleのLars Säfsundで結成されたプロジェクトのデビュー作。極めてFrontier的なプロジェクトながら、これはAOR Heavenから。とまあこのようにちょいちょい小粒なところがありながらも、音楽的なクオリティは超一級。これ、めっちゃいいです。ロバート・サールVsラーズ・サフサンドの課外活動対決はラーズの大勝利です。
★★★★★
Best Tune:Go

2.Accept - Too Mean To Die ⇒レビューはこちら
ピーター・バルデスが抜け、ギタリストが加入してトリプルギターになったはずが、あんまり変わらなくて笑える。愚直なまでの”Accept”なアルバムにできるのはヘドバンのみ。といいつつ、Metal Heartのころにもあったようなポップな曲があったり、遅くてエモーショナルなキラーチューンがあったり、実はバラエティ豊か。ただ速い曲が前作に劣るというところで、少し評価が下がってしまうのは致し方ないか。
★★★★
Best Tune:The Best Is Yet To Come

3.YOTH IRIA - As The Flame Withers
ギリシャのブラックメタルバンド。速い曲はかなり格好いい。遅い曲にもところどころいいメロディはあると感じるが、まだ聞き込みが足りないかな。
★★★☆
Best Tune:The Great Hunter

4.Wig Wam - Never Say Die ⇒レビューはこちら
まさかまさかの復活作。グラムがインタビューで結構ぶっちゃけてたし、もう復活とかないと思ってたよ。当然、”In My Dreams”並の曲はないんですが、2nd”Wig Wamania”の次にきてもおかしくない出来だと思う。
★★★★☆
Best Tune:Never Say Die

5.W.E.T - Retransmission ⇒レビューはこちら
意外に早いペースで発売された4th。これが大変よく出来ていて、1st以来なのでは?と思ってしまう出来。普遍的ロックの良さと、スケール感を兼ね備えた逸品です。H.E.A.Tが好きな人はぜひ。
★★★★★
Best Tune:The Call Of The Wild

6.Transatlantic - The Absolute Universe: Forevermore ⇒レビューはこちら
米欧のスーパーグループ。1枚組と2枚組があって、2枚組が完全上位互換かと思えばボーカルが違うとかあってわけわからん。僕は素直に2枚組を買いました。素直にいいアルバムだと思います。
★★★★★
Best Tune:Heart Like A Whirlwind

7.Steven Wilson - The Future Bites ⇒レビューはこちら
ここまで来たらもうポップミュージックなのでは?と一瞬思いましたが、まあそんな一筋縄でいく音楽、この人が作るわけがないわな。”12 THINGS I FORGOT”のように恐ろしいほど聞きやすい曲がありながら、結局”PERSONAL SHOPPER”みたいな曲もあるので、結局プログレファンしか聞かないと思うのでした。
★★★★
Best Tune:PERSONAL SHOPPER

8.Ricky Warwick - When Life Was Hard And Fast ⇒レビューはこちら
元Almighty、Black Star Ridersのボーカル、リッキー・ウォーリックのソロアルバム。多数のゲストが参加している。らしいが、そのことに意識が行かないほど良いアルバム。まっとうな”ロック”という感じで、これいいわ、と思ったらリッキー曰くジョニー・サンダースあたりに影響を受けているらしい。なるほど。New York Dolls聞いたことないけど笑
といいつつ、Thin Lizzyと同じ匂い、すなわちアイルランド特有の雰囲気がプンプンしているのは、血のなせる業なんですかね。
2枚組だとカバー集がついてくるが、こちらは2016年の限られた流通だったものみたい。
★★★★★
Best Tune:When Life Was Hard And Fast

9.Architects - For Those That Wish To Exist ⇒レビューはこちら
UKのメタルコア。素直にいいアルバムです。15曲で1時間ってあまり得意なパターンではないが、それでもあっというまに1時間過ぎる。過去の作品に比べると爆走度は下がっているけども、その分エモーショナルになっていて、慟哭が半端ない。このレベルの作品を提示されて「スピードが下がった」というのは野暮ってものでしょう。間違いなく「Holy Hell」の流れからの正統進化、傑作です。
★★★★★
Best Tune:An Ordinary Extinction

10.Ronnie Atkins - One Shot ⇒レビューはこちら
最後の作品だから、などという枕詞をつけるのが失礼なほど素晴らしい作品。Pretty  Maidsのメロウサイドの集めた感じなのかな、と思って聞いて、まあそれは大外れしてないんだけども、じゃあそれだけなの、っていうと全くそんなことはないです。ハードな曲も入ってて、でもボーカリストのソロアルバムだよ、という感触。できればもう1枚、Pretty  Maidsのアルバムも聴きたいが...
★★★★★
Best Tune:One Shot

11.Joel Hoekstra's 13 - Running Games ⇒レビューはこちら
Whitesnakeのジョエル・ホーケストラのソロプロジェクト第2弾。前作はラッセル・アレンとジェフ・スコット・ソートのツインボーカルでしたが、今作はラッセルがメインボーカル。JSSもコーラスで参加しているけどね。
ラッセルのメロハー歌唱、やっぱり絶品だよなあ。曲もいい。Whitesnakeのアルバムのアルバムもこれまでより確実に曲が良かったし、ジョエルすごいなあ。あとギターソロもいいよ。おススメ。
★★★★★
Best Tune:Hard To Say Goodbye

12.Michael Schenker Group - Immortal ⇒レビューはこちら
FestじゃなくてGroupだよ、と言われてもじゃあ何が違うんですか、となるところですが、まあそんなに変わらんよね......曲自体は。ラルフ・シーパーズやロニー・ロメロ、ジョー・リン・ターナーのような過去作に参加してない人も参加するためのGroup?あれ、ジョーってどこかで共演してなかったっけ....?
ラルフとロニー、この2人の参加からわかるように、ここに来て最ヘヴィな感じがする。ロニーは従来のような曲でも普通に歌いこなしてて流石だな、と思いますね。
★★★★☆
Best Tune:After The Rain

13.Wariior Path - The Mad King ⇒レビューはこちら
Beast In Blackのヤニスを擁した前作ははっきり言ってプーでしたが、今度はダニエル・ハイメンというウルトラA級の人事を実施。かなり聞けるアルバムと相成りました。うん、ダニエルの歌が前作の時点でもかすかにあったエピックな薫りとベストマッチし、いいぞこれ。やっぱりダニエルすごいや、と思って久しぶりに聞いたLost Horizonの2nd、やっぱりこりゃすごいね、となってしまうのはご愛嬌。
★★★★
Best Tune:The Mad King

14.Helloween - Skyfall
間違いなく今年の大本命であろうパンプキンユナイテッドHelloweenの6月16日に発売する待望のアルバム「Helloween」からの先行シングル。12分する曲をシングルカットする度胸やよし!これから6月まで聴きこむのはアルバムに収録するバージョンとボーカルの配置などが異なるという2曲目なのかな、と。肝心のその曲は、完全にKeeperかというとそこまででもなく、守護神伝1,2から新章を通過してきたというサウンド。でも確かにカイがかかわっていることがわかるサウンドで、最近のHelloweenにLand Of The FreeあたりのGamma Rayをミックスした感じ。まあ作曲はカイなのでそりゃそうだけど。
なぜ、1曲目に配された8分ほどのSingle Editを聞かないかというと、正直展開を飛ばしすぎてよくわからない。唐突にカイのボーカルに切り替わるところがあったりして、ビックリするんですよね。どうせ8分あるんだし、素直に12分超えの方を聞く方がいいのではないかと思います。実質1曲なので星はこんな感じですが、今から超楽しみです。
★★★☆

15.Out Of This World - Out Of This World ⇒レビューはこちら
元Europeのキー・マルセロとFair Warningのトミー・ハートがお送りするプロジェクトの第二弾…ではなく、バンドとしてのOut Of This Worldの1st。なぜFrontierからのリリースではないのか、売れなかったのか(Frontierは売れれば普通に二枚目、三枚目と出しますし)、レコード会社を移籍して……と思ってブックレットを穴が空くほど読みましたが、書いてない、これはVictorと直契約?
いった裏事情はさておき、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオの色が濃く出たKee Of Heartsのアルバムとは異なり、キーの色が強く出た、アメリカンながらもメロディアスな感触。間違いなく言えるのは、Soul Doctorよりはいいアルバムです。Kee Of Heartsとは好みの問題かな。
★★★★
Best Tune:Twilight

16.Johan Kihlberg's Impera - Spirit Of Alchemy
Jonny Lindkvist(Nocturnal Rites)が全曲で歌っている……ということで買いましたが、はっきり言ってこれはプーだね。メロディはオッ、と身を乗り出す場面が3曲に1回はあるけど長続きしないし、なによりもリフがつまらない。Nocturnal Ritesならデモにもならないようなリフが平気で使われているのはキツイ。John Levin(Europe)にSnowy Shawというリズム隊も宝の持ち腐れだし……ギターを弾いているのはLars Chirss(Lion’s Share)。このつまんねーリフが、彼の考えたものではない(Lion’s Shareの新作には期待したいので)ことを切に祈ります。しかも音のバランスが悪くて、ギターの音が一番でかく聞こえると来た。Nocturnal Ritesの大ファンの僕でもさすがにきついアルバムでした。最後のインストが本当につまらないのもダメ。その曲のことを思い出していたら、☆一個分評価下げたくなったのでこの評価。
★★☆
Best Tune:In Heaven

17.Turbulence - Frontal
今度はレバノンからのプログレメタルアクトの登場。中東出身のプログレメタル、ということでどうしてもチュニジア出身のMyrathとの比較になってしまうところですが、あれに比べるとモロなドリムシフォロワーですね。中東なエッセンスも感じられますが、本当にスパイス程度。これならドリムシを聞くかなあ、という感じ。もう少し聞いてみると評価は変わるのかもしれませんが、今はこの程度。
★★★☆
Best Tune:Inside The Gage

18.The Crown - Royal Destroyer
スウェーデンのデスラッシュバンド。かなりのベテランですが、最近のアルバムはほとんど聞いていない。けど、素直にいいアルバムだと思いました。メロディックで、かつスラッシーで。何も変わっていないところも大変いいと思います。
★★★★
Best Tune:Let The Hammering Begin!

19.Paul Stanley's Soul Station - Now And Then
KissのPaul Stanleyが始めたR&Bプロジェクトのアルバム。よって、R&Bについて全く門外漢の僕にはさっぱりなのでレビューはしませんが、まあこんなR&Bってこんな感じなんだな、という感じのアルバム。でもこの人のポップ、しかし少し下品な声はKissのようなロックに一番合うんだな、と痛感した次第。
★★★☆
Best Tune:O-O-H Child

20.Evanescence - The Bitter Truth
いいアルバムだと思うが、1stしか聞いていない自分でも1stとあまり変わらんな、と。大衆的なゴシックロックが好きな人はかなり楽しめるアルバムだと思うが、欧州のゴシックメタルですら微妙に合わないところがある僕にはね…ということでこの評価ですが、好きな人は好きなのでは。
★★★☆
Best Tune:Take Cover

21.Gojira - Fortitude
フランスのプログレッシブ・デスメタルバンドの最新作。僕は5年前の前作「Magma」から入りました。プログレといいつつコンパクトでキャッチ-なデスメタルと評せそうなアルバムですが、それがゆえにかなり聞きやすく、それが世界的な高評価に繋がっているのではないかと。このアルバムもその路線を汲む快作で、どうも去年には出したかったようですが、まあライブもできないということで延期した結果今年になったということのようです。
★★★★

22.Marius Danielsen - Legend Of Valley Doom Part 3
秘かに豪華ゲストを集め、好事家(なんの?)の間で注目を集めるプロジェクトの3枚目。僕はミケーレ・ルッピとダニエル・ハイメン、マイケル・キスクに惹かれ、2枚目を保有しています。Avantasiaをよりメロスピに寄せた感じで、この種の音楽が好きな人は納得できるクオリティはあるかと。ハイメンや元Dark Moorのエリサ・マーティン、ブルース・ディッキンソンのそっくりさんとして最近話題のIcon Of Sinのラファエル・メンデスなど、今作も豪華ゲストが参加しています。メロスピが好きなら、何も考えずに買っても満足するクオリティはあるかと。
★★★★★
Best Tune:Seven Ancient Artifacts

23.The Samurai Of Prog - The Lady And The Lion
去年アルバム2枚も出して、しかもソロとかを含めると関連プロジェクト含めて5枚アルバム出してるのにもう新作ですか。しかも今年ももう1枚出るそうで、凄まじい創作意欲です。今作はランニングタイム42分とコンパクトながらも、11分を超える曲もあり、その中にシンフォプログレの魅力が凝縮されかつ聞きやすい快作。
★★★★★

24.Amorphis - Live At Helsinki Ice Hall
ライブアルバム。演奏力、そしてなによりもトミの歌唱力に感嘆しきり。最新作からの選曲は当然多いが、傑作なのだから異論なし。”On Rich And Poor”がないくらいしか文句のつけようがないね。音質もよし!来日が見れなかった鬱憤の5%くらいは晴れました。
★★★★★


25.Silver Lake By Esa Holopainen - ST ⇒レビューはこちら
そのAmorphisのギタリストのソロアルバム。かなり創作意欲旺盛なバンドで、デビュー30年近いベテランになってもアルバムをハイペースで出していたので、エサの創作意欲もそちらで満たされていたのでしょうが、コロナ禍でツアーもできず、そのエネルギーをぶつけてきた感じ。
40分弱と短いですが、Amorphisとはまた違う一面が味わえるいいアルバムです。ギターソロも存分に味わえます。
★★★★★
Best Tune:Ray Of Light

26.Bloodbound - Creatures Of The Dark Realm ⇒レビューはこちら
2年ぶりのアルバム。前作はパワーメタルにケルティックな風味をまぶしたいいアルバムで、そこそこ愛聴していたのですが、今作はそのベースはあまり変えないでいながらも、若干メロパワにシフトした感じ。メロディや勢いは前作より充実していて、これが実にいい感じ。
ジャケ絵は相変わらずのダサさですが、これはおススメです!
★★★★★
Best Tune:Creatures Of The Dark Realm

27.Kayak - Out Of This World
オランダの大ベテラン。近作を追いかけているわけではないけども、所属レーベルのInside Out MusicのYoutubeで聞いたタイトル曲がかなり良かったので購入。生かな?の弦楽器をふんだんに使った奥行きが広いそのタイトル曲をはじめ、シンフォニック度の高い曲が目白押し。曲数が多く若干疲れるところはありますが、ポップ風味の強い曲もあり、飽きさせません。
★★★★★
Best Tune:Out Of This World

28.Frost - Day And Age
イギリスのポンクロックバンド。実はこれが初聴。なかなかつかみどころが難しく、ポップなのですっと入ってくるのですが、咀嚼するのが難しい、一筋縄ではいかないサウンドという印象。もしレビューを書けるとしたら、過去作を全て聞いてからにしたい。よって評価は保留です。

29.Dennis Deyoung - 26 East Vol 2
昨年のVol1に続く最終作。最終作に恥じない傑作かとは思いますので、レビューではガンガン褒めていくつもりですが、トム・モレロのギターソロは浮き気味。あとは個人的なセンチメンタリズムにて恐縮ですが、”The Grand Illusion”のアウトロではなくて、”Paradise Theater”のエンディングで締めてほしかったな、と思いました。Vol1がそうだったんですけどね。逆でよかったと。
ちなみにほぼ同タイミングでStyxのアルバムも出ていますが、僕の手元に届きません。Konozamaです。
★★★★★
Best Tune:The Isle Of Misanthrope

30.GALNERYUS - UNION GIVES STRENGTH
ミニアルバムっぽい感じを出しつつ、ランニングタイムはなんと60分。8曲のうち2曲はリメイクということでそうなったのでしょうか、しかしアルバムとしてもいいくらいの聴きごたえ。インストパートが長すぎるのもこれまで通りですが、なんといっても”WHATEVER IT TAKES (Raise Our Hands!)”でしょう!ライブで手を上げているところが容易に想像できる新たなキラーチューンです。
★★★★☆
Best Tune:WHATEVER IT TAKES (Raise Our Hands!)

31.Helloween - Helloween
はい、今年最大の注目作、”パンプキンユナイテッド”Helloweenの7人体制でのアルバムですよ。2018年春の来日は本当に興奮しましたし、とても楽しかった(東京でチケットが取れなかったんで、名古屋まで遠征しました)です。そこからはや3年、待ちに待ったアルバム。少々微妙でもみんなべた褒め、年間ベストにも選ぶんでしょ、なんて斜に構えたりはしていましたが、全然そんなことはなく、これは間違いなく大傑作です。こんな傑作なら6月16日の昼休みに抜け出して買いに行った甲斐もあるもんです。まあ”Skyfall”のシングルを聞いた時点で傑作だとは思っていましたが、カイの曲がこれだけだとか、そんなことなんて吹っ飛びますよ。ただ一番はSkyfall。カイ・ハンセンの凄みを改めて感じた次第です。これ買ってないメタラーは存在しないとは思いますが、変な逆張りなどせずに買うべき新たなマスターピースです。
★★★★★
Best Tune:Skyfall

32.Endless Chain - Forthcoming Past
フィンランドのソングライター、Timo Mölsäなる人物のソロプロジェクト。ソングライター、といいつつどういった歌手やバンドに曲を提供していた、的な情報は全然出てこないんですが、WalitariやSwallow Of The Sunなど、妙に豪華なゲストを招聘できているところを見ると、それなりにメタルシーンとの関与もある人物なのか?
内容が意外と素晴らしく、メタル色を強めたThe Rasmusとも表現できる楽曲がそろったアルバム、素直におススメです。
★★★★★

33.Styx - Crash Of The Crown
奇しくもデニス・デヤングの最後のアルバムとの直接対決となったこのアルバム、かなりいいぞ?まだまだ聴きこみをしたいですが、現段階では「Paradise Theater」以降のアルバムでは一番いいのでは?といいたくなる出来。いやはや、トミー・ショウとジェイムズ・ヤングの意地を見せてもらいました。高レベルの戦いですが、Styxの勝利!
★★★★★

レビューが全然追いついていないですが、上半期のアルバムはここで打ち止め。


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2021年 上半期に買った中古アルバムから、特に気に入ったものを20枚セレクト。
といっても普通のメタルってほとんど買ってないので、ほとんどプログレとブラックメタル、あとメタルコアかな、選ぶ前には思っていましたが、実際並べてみるとはてさて…並び順はアルファベット順です。
何枚買ったかは数えないことにしました。

Änglagård - Hybris
Banco Del Mutuo Soccorso - Banco Del Mutuo Soccorso
Big Big Train - Grand Tour
Borknagar - Winter Thrice
Caligula's Horse - Rise Radiant
GYZE - Northern Hell Song
Hell - Human Remains
Il Rovescio Della Medaglia - Contaminazione
In Vain - Ænigma
James Mac Gaw - La Fin Des Temples
John Wetton - Raised In Captivity
Kaipa - Kaipa
Karo - Heavy Birthday
Kayak - Merlin
Kayak - Merlin: Bard Of The Unseen
Opus Avantra - Introspezione
Possessed - Seven Churches
Raven - Live At The Inferno
Seventh Wonder - Waiting In The Wings
Transatlantic - Bridge Across Forever


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やべえ、今期レビューが全然追いついてない…
割かし普通な自覚あり。中古で買ったベスト20も上げてみたいと思います。ベストチューンと順位付けはなしで、その分枚数を増やした感じにする予定。

1.Helloween - Helloween
Helloween
Best Tune:Skyfall

2.Art Of Illusion - X Marks The Spot
HMHR201131-303
Best Tune:Go

3.Marius Danielsen - Legend Of Valley Doom Part 3
Legend Of Valley Doom Part 3
Best Tune:Seven Ancient Artifacts

4.Ronnie Atkins - One Shot
HMHR210221-322
Best Tune:One Shot

5.Transatlantic - The Absolute Universe: Forevermore
1008234063
Best Tune:Heart Like A Whirlwind

6.W.E.T - Retransmission
HMHR201208-308
Best Tune:The Call Of The Wild

7.Styx - Crash Of The Crown
Catch The Crown
Best Tune:Our Wonderful Lives

8.Dennis Deyoung - 26 East Vol 2
26 East Vol 2
Best Tune:まだ選べてない…


9.Ricky Warwick - When Life Was Hard And Fast
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Best Tune:When Life Was Hard And Fast

10.Architects - For Those That Wish To Exist
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Best Tune:An Ordinary Extinction


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ギタリストに記名性って必要なんですかね。いや、普通の人は音が鳴ってりゃいいわけで、アイドルソングやアニメソングのギターを誰が弾いていようがどうでもいいんじゃないかと思うんですよ。ロックファンだったらそりゃギタリスト位は気にするんでしょうが、じゃあベーシストやドラマーはどうなん、と思うところ、大のB’zファンだった知り合いはバリー・スパークスの名前を知りませんでした。それはどうなん。
いきなり話がそれましたが、HR/HMファンほどギタリストの記名性、つまり「子のソロは誰が弾いた 」なんてことを気にする人種はそういないと思うんですよ。ジャズとかプログレもそうだとは思いますが。そんな中でもギターヒーローがいまだに生き残り続けている数少ない?ジャンルがメロデス。8年も前にとある人気バンドを脱退したギタリストが加入したからアルバムを買おうとか、そういうレベルに生きています。はい、クリストファー・アモットが加入したからDark Tranquillityのアルバムを買った僕のことですね。ごめんなさい。レビューもしましたがいいアルバムです。未聴の人は今からでも聞きましょう。
とここまで書いてきて、我らがAmorphisはどうなんだ、と…あんまりギタリストの名前が表に出てこないな、と思いました。いや、サウンドとしてはリフもバリバリ出てくるし、ソロも弾きまくってますが、エサもトミもデビュー時からずっといるのにあんまり目立たないぞ…ライブに行けばわかるんですが、ボーカルの方のトミ、トミ・ヨーツセンが目立ちまくりなんですよ。だからというわけではないんでしょうが、この人たちはリードギターを入れることにそこまでこだわりがないのかな?とおもわんでもないわけです。「Queen Of Time」屈指の名曲”The Golden Elk”にギターソロがなかったことを怒ってなんてないですよ
そんなギターコンビの一人、エサ・ホロパイネンが15年ぶりの課外活動をするということで、どんなものになるのか楽しみだったわけですよ。といってもトミ・ヨーツセン加入の2006年から最新作「Queen Of Time」の2018年まで、セルフカバーも含めて12年で8枚も出す多作っぷり、バンド本体で創作意欲が解消しきっていたから(忙しすぎて他に何もできないともいう)こそ課外活動をしなかったのかということなのでしょうが、コロナ禍でツアーもできないし、いっちょソロアルバムでも作ろうか、ということでアルバム制作に入ったんですかね。YouTubeにはそんな感じで書いてあった。それにしても中止になった3Days、もう1回やってくれ!ライブアルバムは確かに良かったけど、あれじゃ満足できんぞ!!
SilverLake
01. Silver Lake
02. Sentiment
03. Storm
04. Ray Of Light
05. Alkusointu
06. In Her Solitude
07. Promising Sun
08. Fading Moon
09. Apprentice

というわけで出てきたこのソロアルバム、40分弱と短いですが、Amorphisとはまた違う一面が味わえるいいアルバムです。ギターソロも存分に味わえ…Amorphisよりは若干増量してるかも。若干。そう、ギタリストのソロアルバムだからといってギターソロ弾きまくりというわけでは全然ないです。心もち多いかも、くらい。
で、曲がどんな感じかといいますと、Amorphisとは共通する雰囲気が流れつつも、少し違う雰囲気。ソロアルバムだからということであえてずらしていったのか、それとも豪華ゲストボーカルを想定して作ったらそうなったのかわかりませんがね(とはいえトミが歌っている曲は結構Amorphisだけどね)。
SoilworkのビョルンがSoilworkでもしないし、The Night Flight Orchestraでもしないような歌い方をしているのが印象的だったり、Leprousのアイナーが歌うとどんな曲でもあんなかんじになるんだな、と思ったり、結構バラエティー豊富だったり。クオリティが高い楽曲もそろってるし、決してAmorphisの没曲とは言わせないぞ、という気合は十分。だからこそ40分をきる収録時間がややもったいないですが、だからこそ気軽に聞ける側面もあり…ということで悩ましい。
Amorphisファンはマストバイじゃないですかね。それ以外の人にどこまで遡及するかわからん(Amorphisファン以外買うのか?)アルバムではありますが、ひょんなことから手に取った人のフェバリットになる良さを秘めているアルバムです。おススメ。
★★★★★

Whitesnakeのツインギターの片割れ、ジョエル・ホーケストラのソロプロジェクト第2弾。前作はラッセル・アレンとジェフ・スコット・ソートのツインボーカルでしたが、今作はラッセルがメインボーカル。JSSもコーラスで参加しているけどね。前回はジェフとラッセルが両雄並び立つ感じだったのが、今回はラッセルメインになっているのはどのような経緯なのかはわかりませんが、ジェフがコーラスで参加していることからしてスケジュールの理由ということはあまりなさそう、そうすると音楽上の理由なのでしょうか?どちらも素晴らしいボーカルですが、なあジェフの声はいろんなプロジェクトで聞けるし、一方ラッセルはSymphony Xがメインバンドで、しかもメロディアスハードのプロジェクトで歌う機会はあんまないし…ということで、レア度の問題でラッセルの方がうれしいのか???
Running Games
01.Finish Line
02.I’m Gonna Lose It
03.Hard To Say Goodbye
04.How Do You
05.Heart Attack
06.Fantasy
07.Lonely Days
08.Reach The Sky
09.Cried Enough For You
10.Take What’s Mine
11.Running Games

ラッセルのメロハー歌唱、やっぱり絶品だよなあ。Symphony Xでもドスの効きまくったマフィア歌唱も絶品で大好きですが、近作だと”Without You”で聞けるようなメロウな歌唱も素晴らしいし、半分の歌唱を分担していた前作でもわかっていたことですし、元はといえばAllen - Landeでも分かっていた(その代用っぽいAllen - Olzonはイマイチだったけどな!)が、やはり素晴らしいボーカルだ。北欧方面で勃発したプロジェクトGathering Of Kingsのようなプロジェクトをアメリカでもやってもらうとか、Avantasiaにまた参加してもらうとか、どんどん聞かせてもらいたいところ。

曲もいい。Whitesnakeのアルバムのアルバムもこれまでより確実に曲が良かったし、ジョエルすごいなあと痛感しますね。Night Ranger時代の音源は聞いたことないけど、Frontierの諸プロジェクトの旗振り役として出てこないのは不思議。断ってんのかな?
タイトル曲のようなメロウな曲から、おススメ曲#3のようにお得意のドスの効いた声を活かしつつ、メロディアスに展開する曲、いろいろな曲がありますけど。そのどれも絶品なのだから恐れ入ります。
あとギターソロもいいよ。おススメ。

ラッセルの歌も、そしてジョエルのソングライティングもより多くの機会で聞きたくなる、素晴らしすぎてこの1枚では満足できないと感じさせてくれる好アルバムでした。
★★★★★

やはりほとんどプログレ。メタルに関しては昔から欲しくて見つからなかったやつとか、望外に安かったとか、そういうのが中心になってきた。シンフォプログレはまだまだ桃源郷が広がっています。

1.Raven - Nothing Exceeds Like Excess 600円
あまり注目されない時期?でメジャーからドロップした後のアルバムらしいですが、メジャーでの窮屈さへのうっ憤を晴らすかのような快作。だが、初期の初期の方がエネルギーはあるよね。

2.Vintersorg - The Focusing Blur 300円
BorknagarにもいたことのあるVintersorg率いるバンドのアルバム。プログレッシブな雰囲気を漂うブラックメタルの中を、彼の美声が行き交う。Borknagarが好きな人、Ihsahnのソロが好きな人はマスト?

3.The Provenance - 25th Hour; Bleeding 300円
ゴシックメタルの1st。先月辺りに他のアルバムを揃えていて、ついに1stも。思ったよりノリノリゴシックに近い感触で、かつハードな音像ですが、これはこれで楽しめる。

4.Triana - Hijos Del Agobio 600円
スパニッシュ・シンフォプログレ。そこそこ楽しめるが、スパニッシュな雰囲気はあまり感じない。スペインのバンドってスペインっぽさがすごいあるバンド(Mago De Ozとか)と全然そうでもないバンド(Dark Moorとか)のギャップが激しいよね。イタリアのバンドはだいたいイタリアっぽいんだけどね。

5.Wallenstein - Cosmic Century 600円
ドイツ産のシンフォプログレ。まあこのあたりを見てもらうとわかるんですが、まとめて似たような傾向のアルバムを買いすぎたせいで、一つ一つのイメージが…まとめてユニオンに売った人が悪いよー(八つ当たり)

6.Paolo Rustichelli&Carlo Bordini - Opera Prima 500円
イタリア産のシンフォプログレ。イタリアらしい繊細な感じが特筆すべきところ。しかし同系統の↓のアルバムがよすぎるので、印象が…

7.Il Rovescio Della Medaglia - Contaminazione 500円
4から10はまとめて買ったのですが、その中でこれが一番良かった。優美かつ繊細、そしてクラシカルな音作りにクラクラ来ます。とにかく甘々なプログレですが、これはいいですよ。それでいながらロックの勢いが失われていないところがさらに良い。

8.SBB - Welcome 500円
ポーランドのシンフォプログレ。1979年のアルバムということで、今となってはプログレ大国ともいえるポーランドですが、こんな時期から出てきていたとは、と感嘆しきり。音としては同時期の他国のものに劣らないメジャー感があってすごい。どうでもいいですが、ブルガリアの「FSB」と響きが似ているね。
内容としては結構スペイシーの感じがあるというか、EL&Pの影響も感じられる。軽快なテンポで進む感じがあり、聴きやすい。ボーカルは結構イタリア的。

9.Kayak - Royal Bed Bouncer 700円
全体的にいいアルバムだが、タイトル曲が突出している。”See See The Sun””Merlin”に勝るものではないが、好きなアルバム。僕が買ったのはボーナストラックがとても多く、どこまでが本編かわからないのが悩みどころ。

10.Locanda Delle Fate - Locanda Delle Fate 600円
イタリアプログレ。EL&Pっぽいキーボードの使い方もある。やはりイタリアっぽさはぬぐえない。それがいい。

11.Slechtvalk - At The Dawn Of War 800円
オランダ産のシンフォニック・メロディックブラックメタル。突進力の強い印象があるが、荘厳さや悲壮感、メロディなど僕が聞けるブラックメタルの要素を高水準で兼ね備えていて、リピートしています。

12.Possessed - Seven Churches 1100円
デスメタルの開祖ともいえるスラッシュメタルバンド。中古でも3,4000円は当たり前のレアものですが、なぜかこの値段で見かけたので即購入。リプロ盤を疑いましたが、どうやらそうではないようだったので購入しました。
いやーすごい。ドラムは確かに評判通りドイヒーだけど(それはそれで味がある)、怪しげなリフ展開、リズム展開が刺さる刺さる、そして独特のセンスをもつギターソロでノックアウトですよ。僕の中での新しいスラッシュメタルのマスターピースです。ギターソロは永遠に聞いていられる。

13.Big Big Train - The Difference Machine 1200円
2007年の5thアルバムで、僕が買ったのは2010年の再発盤。ずいぶん早い再発。このころ僕は既にプログレに手を出していたはずなのですが、学生の身空で金もなく、またクリムゾンなど代表的なバンドにも手を出し切れていない時期だったので、新興勢にはほとんどノータッチでした。今調べてみたら、2007年に”Red”を、2010年に”Islands”を買っていて、2011年に”Lizard”を買っているので、そんな時期なわけです。
今更買っているわけですが、やはりいいですね。このころから現在に至るまで大きなスタイルの変更はなく、既にスタイルが完成していたことが見て取れます。一枚で満足できるか、のめり込むかは人それぞれかと。まあ、最初におすすめするアルバムではないですけどね。最初に一枚は断然”Folklore”です。

14.Quella Vecchia Locanda - Quella Vecchia Locanda 700円
オレンジのジャケットが印象的なセカンドは少し前に買って愛聴していますが、これはファースト。EL&P的なキーボードの使いかたも見受けられる中、やはりイタリア的な優美なメロディも見受けられる好盤。

15.In Vain - Ænigma 600円
これはすごい!プログレッシブなブラックメタルなのであまりメロディには期待していなかったが、悲哀のこもった曲がたくさんある。まごうことなき名盤です。

16.Crosby, Stills, Nash & Young - Déjà Vu 500円
ちょうど雑誌でも特集されていましたが、だから買ったというわけではなく、前々から買おうと思っていたのがちょうどよくあったので。名盤といわれるだけあって、曲がいいのはよくわかりますね。フォークロックはよくわからないけども。

17.Kerrs Pink - Tidings 700円
ノルウェーのシンフォニック・・・というかメロディックプログレという感じ。いいアルバムなのはそうだけど、プログレでも女性ボーカルって苦手なんだよなあ…

18.Raven - All For One 1200円
やっぱりエネルギーがすごい!曲としては次作「Wiped Out」収録の”Faster Than the Speed of Light”がいいと思うが、トータルのエネルギーはこちらの方がいいかも。ぶっ飛びたいときにガンガン聞いていきたいアルバム。

19.Raven - Live At The Inferno 1200円
そのすごいエネルギーをさらにマシマシにしたライブアルバム。アルバムは中古でもそこそこするし、これを買えばとりあえずRaven入門としてはこれで十分かも?

20.GYZE - Northern Hell Song 1200円
GYZEの3rd。かなりいいアルバムだし、ギターソロはよくできていると思う。北海道のルーツに根差した感じもいいけど、次の「Asian Chaos」の完成度と比べると、まだ発展する余地があるんだな、と。次作「Asian Chaos」で日本メロデス界のトップに立った彼らですが、そこに至るまでの過程も楽しめる快作。

21.Banco Del Mutuo Soccorso - Darwin! 700円
バンコの2nd。どこまでいってもバンコなんですが、こう聞いてみると、1枚目から3枚目までは等しくいいアルバムであることがよくわかる。ジャコモのボーカルスタイルもこの時点で完成していたこともよくわかるしね。

22.Astral Doors - New Revelation 700円
結構集まってきたAstral Doors。このバンドに関してはニルスの声が聴けるだけでまあ十分満足しているんですが、それはそうとしても良くできているアルバムだと思う。初期の彼らだけ知っていると、Rainbowとか様式美の模倣に過ぎないと思っていましたが、アルバムを重ねるにつれて正統派メタルとしての完成度が高まってきているのがよくわかります。

23.Maxophone - Maxophone 700円
名盤として名高いこのアルバム、ようやく買いました。「生命の故郷」なんて邦題と幻想的なジャケットから、「Il Rovescio Della Medaglia - Contaminazione」みたいなメロウサイド全振りのシンフォプログレかと思っていましたが、思ったよりアンサンブルを重視しているところもあるし、ロックっぽさは失われていないですね。ユーロロックはこういうところがありますよね。


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Pretty Maidsのボーカリスト、ロニー・アトキンスのファースト・ソロアルバム。30年を超えるキャリアがあってこれが初のソロアルバムですか。35年で14枚、つまり2.5年に1枚のペースでアルバムをリリースしていただけあって、彼の創作意欲はそちらで満たされていたんでしょう。
しかし2019年にがんを公表、それは治療できたと発表されたものの、昨年10月にステージ4の肺がんであることを公表。そのような経緯がある中での初ソロアルバムということで、覚悟が詰まったアルバムといえるでしょう。
僕はPretty Maidsのライブにはいけませんでしたが、一昨年のAvantasiaのライブでロニーの生声を聞けました。ボブ・カトレイも拝めましたが、貴重なライブだったな…
HMHR210221-322
01.Real
02.Scorpio
03.One Shot
04.Subjugated
05.Frequency Of Love
06.Before The Rise Of An Empire
07.Miles Away
08.Picture Yourself
09.I Prophesize
10.One By One
11.When Dreams Are Not Enough
12.One Shot(Orchestra Version)(Japanese Bonus Track)

最後の作品だから、などという枕詞をつけるのが失礼なほど素晴らしい作品。Pretty  Maidsのメロウサイドの集めた感じなのかな、と思って聞いて、まあそれは大外れしてないんだけども、じゃあそれだけなの、っていうと全くそんなことはないです。
確かに、上記の事情を反映したようなシリアスなムードを持つ曲もたくさんあって、それが何より素晴らしいです。タイトル曲とかね。「絶唱」というのがふさわしい歌といえましょう。ラストの#11なんかもそんな感じの曲。しかし最初に2曲はアルバム周辺の状況を思えば信じられないほどのポジティブな曲で、あまり重くない感じでリピートできるんですよね。

一部パワーメタルしている曲もありますが、どちらかというとメロディアスハード的な、ロニーの歌をじっくり聞かせる曲がたくさん入っているアルバム。どんな言葉を使ったところで安っぽくなりそうなのでこの辺にしておいて、聴け!今年のベストアルバム候補。
★★★★★

イングランドのメタルコアバンドの9th。7th”All Our Gods Have Abandoned Us”発表後にリード・ギタリストがなくなってからは2枚目のアルバム。
私は去年に聞き始めた新参者ですが、メタルコア黎明期の盛り上がり後にのし上がってきたバンドだけあって、最近のアルバムはどれも高クオリティですね。
どうでもいいですがこのアルバムはどうも国内盤がないっぽく、このクラスのバンドですら国内盤無し、というのは嘆かわしいことです。僕が買ったのがペラペラのデジパック仕様だったことも若干怒りを増幅させています。
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1. Do You Dream of Armageddon?
2. Black Lungs
3. Giving Blood
4. Discourse Is Dead
5. Dead Butterflies
6. An Ordinary Extinction
7. Impermanence
8. Flight Without Feathers
9. Little Wonder
10. Animals
11. Libertine
12. Goliath
13. Demi God
14. Meteor
15. Dying Is Absolutely Safe

15曲で1時間って、1曲当たりのあまり得意なパターンではないですが、それでもあっというまに1時間過ぎるというところから、大変聞きやすいアルバムということがわかります。いやホント、LAメタル末期のアルバムとか、初期メロスピのアルバムなんかだと、無駄に14曲70分とか入っていて、「お前その中の5曲くらいはレコードなら真っ先に削ってただろ」と思うんです。いわゆる捨て曲ってやつですね。僕はなんだかんだで10曲で50分~1時間くらいに収めたアルバムが好き(プログレは別ですよ!)なので、15曲とかあるとぐへえ、となってリピートしなくなっちゃうんですが、このアルバムに関してそれはないですね。たとえ曲数が多くったって、どの曲も良ければ構わないんです。それこそイングウェイの「The Seventh Sign」だってめっちゃ曲ありますけど、(最後のボーナストラックはさておき、)どれもいい曲なのでリピートできるわけです。このアルバムもそうだと思います。

構成についての話が長くなりました。過去の作品に比べると爆走度は下がっている。これはオンタイムではなく、過去作を一気に聞いたのでよくわかることですけども、だからといって慟哭やエモーショナルさは失われていない。メタルコアやメロデス、へたくそなバンドは減速に伴ってその辺の魅力がどこかに飛んで行ってしまった例は枚挙にいとまがありませんが、上手なバンドは全曲ミドルテンポになったところでその辺の要素はなくなりません。
その辺をどうやっているかというと、大胆なシンセの使い方かと思います。音色だけ聞いていると結構チープに聞こえなくもないですが、メタルコアの音作りとは結構マッチしていて、トータルではあまり気になりません。僕があまり好きではないエレクトロ系には全く聞こえませんし。
あとこのバンド、ボーカルがうまいな、と。メタルコア初心者ですが、いいバンドはデスもクリーンもいいボーカルを揃えている感じがしますね。

トータルの評価ですが、このレベルの作品を提示されて「スピードが下がった」というのは野暮ってものでしょう。間違いなく「Holy Hell」の流れからの正統進化、傑作です。日本ではイマイチマイナーなのは解せませんが、ジェントの要素がない純粋なメタルコアはあまり流行らないのでしょうか?
★★★★★

今月はやや控えめ?新譜もそこそこ、旧譜もそこそこ。ワイヤレスイヤホンの充電が怪しくなってきたのでそっちを買いたい。茄子か…

1.Astral Doors - Requiem Of Time 700円
5th。今9thまで出てて、Rainbowのそっくりさんで出てきたときからだいぶたってるけど、路線は全く変わってない。ニルス・パトリック・ヨハンソンの歌唱は相変わらず絶品だし……去年出たニルスの2ndソロあたりからニルス熱が再発して、ちょくちょく集めてるけど、日本で注目集めてた1stのころよりいい曲がそろってると思う。ニルスの歌あってこそだけどね。

2.Taylor Swift - Speak Now 400円
世界の歌姫、ということで1枚くらい聞いておくか、と。だが全く合わなかった。聞き心地のいい音楽が続くけど、カタルシスがなさすぎるね、ということでアルバム1枚集中力が持ちませんでした。Spotifyで曲単位で聞く分にはいいのかも。

3.Seventh Wonder - Waiting In The Wings 700円
プログレッシブメタルなバンドイメージとは裏腹に、曲の長さ自体は大したことない(といっても9分超えの曲ありますが)。が、メロディの質がかなり良く、かなり聞いています。

4.Tears For Fears - The Seeds Of Love 300円
ニューウェイブってあんまり合わないな、と再確認しました。Talking Headsくらい演奏が分かりやすければいいんだけども……

5.One Shot - One Shot 1500円
2000年代Magmaの別動隊(ブソネ、マッゴウ、ボーギが参加してる)によるジャズロックユニット。Zheulでは全くないけど、高品質なジャズロック。一つの聴きどころとしてのマッゴウのギターソロが機能しているのがとてもよい。ギターパートの充実が70年代Magmaと00年代Magmaの一つ違うところと考えている僕にとって、かなり嬉しいところ。Fusion(ヴァンデ、トップ、ロックウッド、ヴィデマンのジャズロックユニット)との違いはそこか。まあ売ってるところを探すのは至難の業だけど、おススメ。

6.John Wetton - Raised In Captivity 800円
ソロとしてはラストアルバム。第一期Asia終焉後のウェットンのソロとしては、”Voice Mail”を聞いておけばじゅうぶん、と思ってたりしてましたが、このアルバムはかなりいい。ゲストもそれなりに豪華ですが、Asiaも同時並行で動いていた中、差別化できている好アルバムです。バラードで埋め尽くされていないところも高得点で、それはAsiaでツアーができていた分、好きに曲を作れた、という点が大きかったのではないかと。低予算で回れるアコースティックライブ向けにバラードを濫発していたとしか思えなかったからね>90年代ウェットン

7.James Brown - Love Power Peace 300円
ファンクの帝王、JBの名作ライブアルバム。実はJBを聞くのはこれが初めて。すごいボーカルだな、と感じます。

8.Focus - At The Rainbow 600円
オランダのプログレバンド、Focusのライブアルバム。ヤン・アッカーマンを筆頭にすごいテクニックだし、選曲もHocus Pocus、Sylviaを始め名曲ばかりだし、これはいいアルバム。なぜ今まで聞いてなかったのか、我ながら不思議。

9.Nico, Gianni, Frank, Maurizi - Canti d'innocenza 600円
New Throllsの分派による作品。といいつつも、NTのアルバムから想起されるような幻想的かつクラシカルなユーロロックではなく、思ったよりもハード。それでもメロディアスなのはさすが。

10.Silent Force - Rising From Ashes 300円
久しぶりの復活作...ってもそこからもだいぶ経ってるけどさ、おそらくこのバンドの最終作ですが、メタリックな曲調にマイケル・ボーマンの声が合ってて、Bloodboundの2ndを思い起こしました。

11.Hatebreed - Perseverance 200円
ここまでハードコアに寄ってると少々キツイけど、流石に格好良さはわかります。メタルコアでももう少しメロディックな方が好みではありますが。

12.Five Finger Death Punch - American Capitalist 200円
メタルを通り越して大衆性すら感じてしまう。もう少し暴れてもいいんじゃないの、とは思わんでもないですが、ここまでいい曲を書けるなら文句のつけようがありませんな。

13.Five Finger Death Punch - The Wrong Side Of Heaven And The Righteous Side Of Hell, Vol. 2 200円
確か同じ年に2枚出したうちの2枚目だったはず。相変わらずキャッチーで聞きやすい。最新作を追いかけるほどではないですが、中古でちょこちょこ追っていきたい程度には気に入りました。

14.Karo - Heavy Birthday 200円
Dan Lucas"Canada"で聞けるようなメロハー絵巻を期待すると若干拍子抜けですが、高品質なメロディアスロックです。

15.Dan Lucas - The Best Of 300円
そのダンのソロベスト。ソロでベストが出る程度には売れてたのか、実情はさっぱりわかりませんが、Canadaからの曲を中心にいい曲が集まっているので、まあオススメ...手に入るかどうかわかりませんが(笑)。ベスト嫌いな僕ですが、それでも買ったのは他のアルバムが手に入りそうにないからです。

16.Wolves In The Throne Room - Celestial Lineage 200円
USのアンビエントブラック。正直言ってよくわからん。聴きこんでみます。

17.Seventh Wonder - The Great Escape 700円
30分のタイトル曲に圧倒される。メロディの質は月初めに買ったWaiting In The Wingsのほうが上かな。でもこれもいいアルバムです。そんな今作よりも明確にいいと言える、最新作”Tiara”がいかに優れた作品かよくわかります。


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元Firewindのボブ・カティオニスが、ギリシャ人ギタリストのアンドレアス・シナノギューに全面協力する形で結成したバンドの2nd。バンドといっても、前作はBeast In Blackのヤニス・パパドプロス、今作は元Lost Hrizonのダニエル・ハイメンがボーカルをつとめているあたり、プロジェクト的な側面が強いのかも。
そして、前作は非常にプーなアルバムだったんですよね。確か出たタイミングがBeast In Blackの2ndが出た少し後で、僕が買ったのが確かライブ(2019年9月のMetal Weekend。感想は1日目2日目)に行く前後の、一番BIB熱が高かった時に買ったんですよね。ヤニスが参加してたから。いやーこれが本当にプーだった。期待が下がりに下がった今となっては、案外悪くないのでは?と思えるようにもなりましたが、当時は本当にがっかりしたんですよね。やってる音楽自体はエピックなヘヴィーメタルであんま変わらないんですが、ヤニスの変幻自在なボーカルとはとにかく合っていなかった。なんでも歌えるように思っていましたが、意外な欠点があって、エピカルな歌い回しには向いていない性質なんだな、と痛感した次第です。
なので、このアルバムが出るときは買うかどうか結構悩みました。まあ普通なら悩みませんが、なんたってダニエル・ハイメンが全曲歌っているということで、そりゃ悩むよ。最近ちょくちょく表舞台で歌ってくれるようになりましたが、Lost Horizonを思わせるアルバムはなく…そうすると、このバンドには案外合うんじゃないかな、と思っていたところ、Spotifyで試聴してみたところ結構よさげだったので購入。しかし今時Spotifyでフル視聴できないって珍しいですよね。
ついでに、最近のダニエル参加音源で白眉だったのがこれ。
ミケーレ・ルッピとの夢の競演ですよ。このアルバム、マイケル・キスクとも共演していて、結構おススメです。
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01. It Has Begun (Instrumental)
02. The Mad King
03. His Wrath Will Fall
04. Beast Of Hate
05. Don't Fear The Unknown
06. Savage Tribe
07. Avenger
08. Out From The Shadows
09. Neverending The Shadows
10. Last Tale

肝心の内容ですが、ダニエルの歌が前作の時点でもかすかにあったエピックな薫りとベストマッチし、いいぞこれ。やっぱりダニエルすごいや、と思って久しぶりに聞いたLost Horizonの2nd、やっぱりこりゃすごいね、となってしまうのはご愛嬌。
よくよく聞いてみると曲、そんなに前作と変わらんのですよね。歌ってる人が違うだけでこんなに印象が変わるもんなのかと。ボーカルに合わせて曲を作るのも能力だと思うんで、その意味でこのバンドに対する評価はあんま上がらないですが、アルバムの評価としては、そこそこ聞けるアルバムだぞ、となりました。
もう少しダニエルのハイトーンを強調しても良くない?とも思いますし、曲ごとの個性があんまりないなあ、と思ったりもしますが、ダニエル・ハイメンという超個性を活用できている点で評価できるアルバムです。
Lost Horizonが好きな人は是非。
★★★★
Best Tune:The Mad King


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最初からプログレやらメタルやら、そういう尖ったジャンルに行く人なんてほとんどいないと思ってて、まあ最初はThe BeatlesとかQueenのようなロッククラシックから少しずつハマっていくとか、その時々流行っているメインストリームのロックから徐々にハマっていくものなのだろうと。80年代にはそのメインストリームがメタルだった、ということもありそうですが、僕くらいの世代だとそれもありえないよね、と思います。今なんてなおさらで、冗談抜きでロックは死滅しかねないので、そういうルートでメタルにたどり着く人なんているのか?と思ってしまうくらい。
いやいや、そんな暗い話をしたいのではなく、みんな何かしら普遍的なロックというか、もっといえばロックンロールは聞いてるでしょ?ということが言いたいわけでして、僕は割とさっさとメタルとか、クリムゾンみたいなややこしい方に行ってしまったので、あまり詳しいわけではないけども、初期ビートルズのカバー曲なんかは当然聞いてるわけで、たまには普通のロックも聴きたくなるよね、と思うわけですよ。
ということで、元Almighty、Black Star Ridersのボーカル、リッキー・ウォーリックのソロアルバム。過去にも何枚かソロを出しているようですが、僕が彼のことを認識したのはBlack Star Ridersがラウドパーク2017なので、それより前のことは...The Almightyくらい聴こうとは思うんですが。
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01. When Life Was Hard And Fast
02. You Don’t Love Me
03. I’d Rather Be Hit
04. Gunslinger
05. Never Corner A Rat
06. Time Don’t Seem To Matter
07. Fighting Heart
08. I Don’t Feel At Home
09. Still Alive
10. Clown Of Misery
11. Your My Rock'n Roll

01. You Spin Me Round (Like a Record)
02. Oops!... I Did It Again
03. Summertime Blues
04. 1000 Dollar Car
05. Cocaine Blues
06. I Don't Want to Grow Up
07. I Fought the Law
08. Burning Love
09. Jesus Loves You... But I Don't
10. Wrathchild

長々とした前置き失礼しました、何が言いたかったかというと、このアルバムはそういう「普通のロックを聴きたい」という需要にピッタリとハマるアルバムだということです。このアルバム、元Buckcherryのキース・ネルソンが参加してるんですが、そういえばBuckcherryもハードロックンロールの流れで出てきたバンドでした。僕は1枚目しか聞いたことないけどね。
Buckcherryも格好いいロックンロールバンドだった(1枚目を聞く限りでは)ので、これもそりゃ格好いいアルバムなんですが、このアルバムの魅力は、リッキーの声が格好良すぎる、というところですね。そして、その格好良さをフルに引き出す曲ができている、ことで合わせて2本(?)です。
とにかくこの人はステージングもめっちゃカッコいいですよね。僕も最初はスコット・ゴーハムの方見てましたけど、ライブが進むにつれてこの人に目が向き、最後はずっと見てたくらい。
こういうかっこいい人がかっこいい音楽やってる、というのはいいものです。
曲としても、#1のような上に書いてきたことが当てはまるようなロックンロールが主軸ながらも、バラードも男の哀愁という感じで実によい。
このように、スタンダードな、ロックが好きな人ならだれでも気に入ってもらえるようなアルバムなんですが、その中にThin Lizzyと同じ匂い、すなわちアイルランド特有の雰囲気がプンプンしているのがいい!ところどころにケルティックなフレーズ入れ込んでるんですが、それが実にさりげなく、しかし印象的で心憎い!

2枚組だとカバー集がついてくるが、こちらは2016年の限られた流通だったものみたい。どうせ買うならこっちがついてるやつを買った方がよかろう、という程度の出来の良さではあります。アコースティックなので、Iron Maidenのカバーは全然イメージ違いますけどね。昨年出たイーサーンのものと比べると面白いかも。

Thin Lizzy⇒Black Star Ridersで、そもそもだいぶ普遍的なロックにシフトしていると思いますが、それをさらに推し進めた感じ。ツインリードとかそういうのはさすがにないですが、より万人受けしそうな感じですかね。おススメです。
★★★★★
Best Tune:When Life Was Hard And Fast


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Porcupine Treeの主催者……といいつつ、もう10年アルバム出してないみたいだし、現在ではソロ・アーティストでありかつKing CrimsonのAnniversary Seriesなど、エンジニアとしての側面が強いSteven Wilsonのソロアルバム。彼のアルバムは、Prog Magazine誌の「The 100 Greatest Prog Albums Of All Time」に”The Raven That Refused to Sing (And Other Stories)”(レイブンは歌わない)が9位に入っていることからわかるように、プログレ志向が強いものと思われがちですが、よくよく聞いてみると……
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01.UNSELF
02.SELF
03.KING GHOST
04.12 THINGS I FORGOT
05.EMINENT SLEAZE
06.PERSONAL SHOPPER
07.MAN OF THE PEOPLE
08.FOLLOWER
09.COUNT OF UNEASE

本作、ここまで来たらもうポップミュージックなのでは?と一瞬思いましたが、まあそんな一筋縄でいく音楽、この人が作るわけがないわな。でもピーカブのソロアルバムをプログレとして聞けるなら、これも十分プログレでしょ。#4のように恐ろしいほど聞きやすい曲がありながら、結局#6みたいな曲もあるし。なんとなくの音の感触からはなぜかPet Shop Boysっぽさを感じていますが、いやまあ全然違うと思うんですけどね。この唯一無二の感じはさすがスティーブン、といったところ。

このアルバムのキモが#6にあることは間違いないんでしょうけど、この曲にしたって長さが10分くらいあるからそういわれるだけで、曲のパーツパーツは結構ポップ…に感じるのは耳がプログレに毒されているのでしょうか。僕の耳ではもはや評価できませんが、他の曲はポップな気もします。ただ、普通の人は一曲目のイントロが”UNSELF”でそれに続くのが”SELF”なんてコンセプチュアルな時点で聞かないんでしょうけども。
やっぱりわかりやすいのはレイブンは歌わないなんだな、とは思うものの、これもいいアルバムだとは思います、よくわからん部分も多いけど。
★★★★
Best Tune:PERSONAL SHOPPER

正直ファンの立場から言えばMS"G"だろうとMS"F"だろうと、マイケルのギターソロが聴ければそれでいいじゃん…などと思ったり思わなかったりしますが、わざわざ名前を変えるからには理由があるんだろう、ということで何が違うかというとメンバーなんでしょうね。
Festの方のボーカル陣はゲイリー・バーデン、グラハム・ボネット、ロビン・マッコリー、ドゥギー・ホワイトといった歴代のボーカル陣だった一方で、このアルバムはグラハム以外のメンバーが参加している一方、ラルフ・シーパーズ、ロニー・ロメロ、ジョー・リン・ターナー、マイケル・フォスといったメンバーが参加しており、フェストの方のコンセプトと外れるから、ということでしょうね。あっちはあっちで結構無理にボーカルを分け合っている感があったから、好きなようにゲストを配することのできるこちらの方が気分良く作れた、ということもあるのでしょうか。フェストからの続投組はScorpionsのカバーにしか参加していないしね。
HMHR210106-403
1. Drilled to Kill (Feat. Ralf Scheepers)
2. Don't Die On Me Now (Feat. Joe Lynn Turner)
3. Knight of the Dead (Feat. Ronnie Romero)
4. After the Rain (Feat. Michael Voss)
5. Devil's Daughter (Feat. Ralf Scheepers)
6. Sail the Darkness (Feat. Ronnie Romero)
7. The Queen of Thorns and Roses (Feat. Michael Voss)
8. Come On Over (Feat. Ronnie Romero)
9. Sangria Morte (Feat. Joe Lynn Turner)
10.In Search of the Peace of Mind (Feat. Ronnie Romero, Gary Barden,Doogie White, Robin McAuley)

まあ相変わらず気分よさそうにギターを弾いておられてなにより……とファンとしては思いますが、それよりも、今作は曲の出来が近年ではトップにいいのではないかと。上の曲目を見る限り、割と均等にボーカルを分け合っていて、かといって無理のある感じもしない配分です。やはり一番インパクトがあるのはバリバリのメタルボーカリストであるラルフですが、これがなかなか彼の声の持つメタリックさとマイケルの曲が結構フィットしてる。よくよく考えたらGamma Rayの1stじゃあUriah Heapのカバー、3rdでもBirth Controlのカバーをやってたくらいだし、器用に歌える人だよね。それ以上に器用なのがロニー・ロメロで、この人も本来はメタル畑の人のはずですが、Rainbowはもちろん、その後のプロジェクトで聞かせてくれたとおり、器用にマイケルの曲にあった歌を聞かせてくれています。そういえば一昨年のMetal Weekendで「Looking For Love」を歌っていたっけな、と思いだしました。

この記事を書くにあたってこのアルバムを再度聞き返していて思ったんですけど、今のMSGに期待しているものってなんなんですかね?いや、マイケルのギターってのは間違いないんですが、曲としてなにを期待してるんだろうと。今更「Army And Ready」「Looking For Love」「Assulut Attack」「Dogs Of War」みたいな曲を期待しているわけではないんですが……まあ、2008年の「In the Midst of Beauty」でゲイリー・バーデンが24年ぶりに復帰したときは結構期待したんですが、今となっては、ですね。そういえばMSGとしてのアルバムはこれ以来なのか。次はTemple Of Rockだったのね。
今の作曲パートナーはマイケル・フォスなんですが、今の曲は彼の色が濃く出ているんでしょうね。そういう意味でマイケル・シェンカーらしさというのはないのだと思うのですが、マイケルのギターを堪能する意味で引っかからない曲、という意味ではベストなのかもしれません…とはこれまで思っていたんですが、冒頭に書いたように、今回は曲がいいぞ。僕はマイケル・フォスのやってたMad Maxというバンドを聞いたことはないんですが、こんな感じの曲なんでしょうか。

ラルフが歌っている#1と#5、このうちだと#1の方がメタリックですが、それでもメタルになりすぎてないのはさすがですね。#5はよりハードロック的な曲で、こんな感じのラルフの歌を聴くのは久しぶりですよ。ロニーの#6なんかはさすがに器用だな、と思わせてくれる歌。

ところで、「In Search of the Peace of Mind」は、お祭り的な感じでしかなく、特筆すべき出来ではないかな、と思いました。
ところで、このジャンル設定はかなり無理やりなんですが、MSGってどうジャンルに入れればいいんですかね?
★★★★☆

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