大統領選中、足掛け1年、ラストベルトを中心に14州約150人のトランプ支持者を取材。圧倒的な生の声の迫力。普段、日本には届かないアメリカ人の声。2016年11月9日、トランプ大統領誕生。「大陸の真ん中に暮らすオレたちが本物のアメリカ人だ」と言う支持者。


プロローグ
 不法移民への不満「トランプが大統領にならなければ、テキサスを独立の国にする動きを活発化させたい」→ここでも独立か。

第1章 「前代未聞」が起きた労働者の街
 ラストベルトの街ウォーレンの元溶鉱炉で働いていた男「民主党支持だった。もう政党なんてどっちでもいい。強いアメリカ再建にはトランプのような実業家が必要」

第2章 俺もやっぱり、トランプにしたよ
 「トランプは自分の金で選挙運動をしている。当選後、特定業界の言いなりになるような政治家とはわけがちがう」
 真のヒーロー、ジム・トラフィカント。ヤングスタウンの政治家。トランプよりもかなり前から同じ内容を主張していた型破りな政治家。

第5章 「時代遅れ」と笑われて
 ケンタッキー州マーティン郡アイネズ。炭鉱復活を願う。トランプが石炭の復活を約束。石炭→電気→エアコン。石炭→鉄→戦争→勝利→スーパーパワー。アイネズの元炭鉱労働者の論理。EPA(米環境保護庁)が諸悪の根源。石炭を狙い打ちした。
 トランプのあらゆる属性の人々を侮蔑する行動は計算されたもの、多様化が進むアメリカ社会に違和感を覚える地方の白人高齢者へのアピールになっている可能性がある、とアパラチアの白人高齢者が指摘。

第7章 アメリカン・ドリームの終焉
 トランプ、自由貿易と不法移民を論点に。不法移民は選挙権を持たない。選挙戦で憎悪を結集させる標的にしやすい。
 自身の資金をフル活用。アメリカの大統領選挙にかかる費用は桁違い。他の候補者は大口の献金に頼らざるを得ない。そこをトランプは突いた。
 暴言を吐きまくったことが究極のリスク管理に。大勢の記者の前で堂々と質問を受ける。今さら何を言っても、失言にはならない。
 プライベート・ジェットを多用。大勢の支持者を地方の空港に集め、「トランプ」と書かれた機体を背後に演説。その映像が夜間のニュース番組でそのまま流れる。
 入念な準備も怠らない。選挙戦終盤のクリントンとの直接対決の討論会の直前に支持者に30問のアンケートを送り、支持者が聞きたいことをリサーチ。
 体力も驚異的。
 アメリカでエンジニアが少なくなったと嘆く、地元の工場の経営者。