2017年05月

2017年05月29日

こかげ

祖母が亡くなった。
気にかけてくれた方々ありがとうございます。
3月くらいに転院先の病院で。もってあと半年ですよと言われていたので、準備はしていた。が、よく考えると心なんて準備できたことないなとも思った。

着いてすぐ葬儀屋さんと打ち合わせで。分厚いカタログを広げられ、こんなときに骨壷の色を青にされますか白にされますかとか。香典返しはタオルにしますかお菓子にしますかとか。正直しんどいけども、やることが多く慌ただしいことにやはり救われもする。

家族は誰かが泣き出すと誰かが泣き止んだりと。お互いに気を使っていて。妙に美しく思えた。一番泣いてたのはおかんけど。姑さんて、もともとは他人やった人にここまで深い涙を流せること。とても立派に思えた。
こどものころから同居してて。変な家庭で。色んな場面を見てきた。今の仕事に転職しようとしたキッカケも祖母にある。とても感謝してる。

火葬場のレストランで食事をし、父は炒飯、僕はカレー、女性陣はミックスサンドを食べ。よくしゃべる親戚のおばちゃんは、パート先に僕の高校の同級生がいて。30過ぎた男けど社員にもなれず、ずっとパートで。おそらく発達障害があり、ミスばかりしても反省もせず。おまけに自信過剰。まわりに嫌われてる話を楽しそうにしていた。
自分にとっちゃ仲良くもなかったしどうでもいい話題やったけど。黙って食うよりましで、その同級生に感謝の気持ちが生まれた。
10くらい焼き場があり。番号札をわたされて。変な気持ちではあった。
次々と放送で番号が呼ばれ。当たり前けど。1日にこんなにも亡くなるのだなと。これがどこの骨でこれがどこの骨ですと。説明するお姉さんはやはり毎日してるからとても手慣れていた。
熱がこもって、やわらかくなった骨を一つずつつまんで骨壷へ入れた。慣れなくて手が震えたが、箸の正しい持ち方、子供の頃に教えてもらってよかったと思った。帰りのマイクロバス。とても晴天で。今日はほんとに天気がよくてよかったと。みんな口にしていた。



******

霊感のある母の友人は電話で、祖母はお祭りの日を選んで旅立ったと話した。
楽しい日なので、しんみりもせず。毎年思い出してくれやすいから、この日を選んだと。

地元では公園でお祭りが行われており。お祭りと言っても小規模で。過疎化少子化ばりばり進んでるから年々屋台の数は減ってきていて昔ほどの活気はないが。ヤンキーだけは張り切る。
さっき一人で歩いてきた。賑やかな雰囲気と焼き鳥やクレープがまじった匂い。
子供の頃のことを思い出した。














1:37

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2017年05月26日

ヤッキー

フィールザウインド。
まじフィールザウインドであります。

過ごしやすい気候。
どうなっとう。
ひとり部屋で過ごすとモヤるので予定詰め込み詰め込み。
美味しいものを食べて耳から鼻からケツの穴から流れるほど飲酒した。
特にプチトマトをベーコンで丸め込んだやつ。噛むとプチっと脳の中まで音が響いて、赤い実はじけるそれと似ていた。
美味。
オヤフコーは平日おとなしく。数年前の活気はなく。あんみつ姫からもれる声と、個室ビデオの看板の光だけはやかましく。あとは穏やかに、少し街が老けた気がした。立ち入り禁止と。コンビニトイレにテープが貼られており。それだけが、街の治安の悪さをなんとかギリギリ保っていた。

そしてここ何日かたくさんビラを配った。
どうせ来ないだろなと思いつつもひたすら。7秒くらいで捨てられてもめげなかった。今度から自分もなるべく7秒では捨てないようにしようと思った。
一瞬でごみに変わるものもあれば、誰かの部屋に大切にファイリングされて宝物にかわるやつもいたり。
フライヤー、君の名は、フライヤー。
ヤーでもアーでもどっちでもええぞ。
いきなり告知は失礼にあたる。距離感と相手を知ること。告知した瞬間、すかさず告知してくるやつおる。逃げ場ない。行きたいて思わない。やはりこれもセンスや思う。そんなやつの音楽、やはりそんな感じや思う。
とにかくザラメの日まで続けよう思った。やらないとわからんこと多い。
イベンター、バンドマン。
出口でにやつき待ってやがる。
どんな手を使っても集客せんばなとき、確かにある。




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クリニックに行きたいわと。
母は少し申し訳なさげに言う。
付き添うのも何回目かで。すごく待たされる待合室で本を読んだり、ラップを考えたりするのは僕のささやかな楽しみでもあった。
そしてその日に限って、母の知り合いがいたらしく。どうしようと。
待合室でおばさんがチャリ乗るときかぶるツバ広めの、サンバイザー。あのペリカンのクチバシみたいなの。おばサンバイザー。深めにかぶってはって。いや、逆に目立つと、滑稽だった。
20分程度のカウンセリングで、何か変わるのかしらと毎度思うが。話の聞き方はさすがプロで。聞き上手てこういうことこういうことと。妙に納得した。



思い出したのはお弁当のこと。
中学2年。合併された新校舎。うちっぱなしのコンクリートに乱れる風紀。
ほんとはパン食べたかったけど、しっかりとお弁当作ってくれてた。
あまり食欲がなく、昼になるとお腹痛くなることもよくあった気がする。
同じ班の野球部のやつに食べてもらったり、心配するからと捨ててから帰る日も。
冷食と、なんでこんなん入れるんかなーみたいなヘビーなおかずもたまにあった。
中学2年。
芽生え始めた自我に水を。さらされた思春期、右も左も確認する前に、とにかく全てにおいて恥ずかしさが勝つ。
ふたでおかずを隠すものもいた。階段でこっそり食べるものもいた。
そうだあのときのお弁当に、サンバイザーを。ツバ、広めのおばサンバイザーを。
あんな大きなツバに守られたならば少しは安心しただろうか。
まわりに変な目で見られても、守りたい繊細なところ。隠し続けること、大事なこと。














14:43

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201308250047

人生の主役はいつもあなた。
けれど悲劇のヒロインは演じると嫌われる。
かと言ってAだとかBだとかの匿名性高めのエキストラでいられるほど、自分の人生に無関心ではいられない。

何を演じよか。やめようか。わざとらしいのは好きじゃない。

複雑な家庭環境をいいわけにぐれたり嘆いたりするには少し、年重ね過ぎてしまい。
知らなかった?
みんなそれは卒業済みだよ。
あ、まだだったんだ。
まわりはみんな知ってるのに自分だけ知らないて、だいの大人でも赤面するよ。嫌みたらしく指摘されるそのときの口角。
10代のころのかっこいいが、途端に20代のかっこわるいに変わるのは。一体誰の仕業かな。
教室のカーテンを膨らます風だけが、青春時代の毒を消してくれる。


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数日前の電車の中のこと。夕暮れどきの時間帯も後押しして、車内は徐々にに混み合い、千早駅の手前くらいで満員になった。
対面席の向かい側。女子高生。お隣りにちょこんと座ってらっしゃるのは彼女の荷物。
少し傷が入った革製のバッグにはミスドのおまけで貰ったであろうチョコレートクリームが垂れたドーナツの形のストラップが結びつけられていて。
彼女は整った容姿で、それだけでまあ。青春を謳歌するための準備は出来ていた。
しかしここは満員電車で、教室でもスタバでもない。お膝の上には頑なに乗らないバッグと。携帯電話と雑な会話。
うける。
まじうける。
女の子てよくうけるて言う。そんなにうけるなら、言う前に笑えばよかのに。
僕はふと見つけた彼女の足元にあるミルクティーの空き缶に目をやった。
誰かが捨てて帰ったその空き缶はふわふわと揺れていた。その空き缶の中に飲み残したミルクティーがまだ入ってることに期待した。そして次のカーブで電車が大きく揺れて、空き缶は見事に倒れて彼女の白い靴下に染みを作ってくれることを期待した。
けれど何事もなく、電車は駅について、彼女は通話したまま降りていった。
最初から知ってた。それミルクティー残ってない完璧な空き缶だってこと。
わたし性格はどうもひねくれ。
でも嘘つきよりはましかなて、そんな風に思ってる。今年の流行語大賞は?
えーと、えーと。
悩んでるふりは一応するだけ。
そんなの今年も来年も、お前の名前にきまっとるやんとか。そんなん言って女の子口説きたい。カニの鍋とかつつきながら、カニの底力、目の当たりにしたい。
幸せてそんなんね。
流行はいつも消え去ってしまうものならば。
流行に見つからないように、こっそりそれらをかい潜って。細々カニ食って暮らしたい。
母ちゃん元気なった。よかったぜ。








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思い出すものがありました。

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2017年05月16日

5/16

11年前。
確か初夏。

柄物のシャツは汗で肌にへばりつくわけではなく。たまに吹く心地よい風に晒されて、ふわりと陽気に膨らむ。そんな気候で。
晴れの日の午後。3限で授業終わる日でバイトまで暇とかそんな中途半端な時間帯。
軽音サークルの友人にドライブに連れていってもらってた。行き先も目的も勿論おぼえてなくて。
でもそいつの髪型がモヒカンで、モヒカンと言っても立てるタイプのじゃなくて。だらりといつも垂れていて。
昼飯を食べるお金がなくていつも部室の前のベンチでお菓子をつまんでいたのはおぼえておる。

車内なんとなく流れていた曲は歌ものけどギターのフレーズがイチイチかっこよく。何これ?ときくと、カウパァズと一言。
「エモはギターがかっこよかとよ。」
と佐賀弁で付け加える。
エモとは音楽のジャンルだとそのとき知る。




高校時代、北九州のハシッコで過ごし、商店街の中にはヴィジュアル系とハロプロしか置いてないレコード屋さんしかなく。大学に入って楽器を始めた頃にレッチリとかニルヴァーナとかを聴き始めて。ロッキングオンジャパンとか音楽と人とかに載ってる売れてるバンドしか知らなくて。な、当時の自分にはとても新鮮で鋭利でオシャレで何より感じる胸をツンツンするこの切なさは?と。
すぐに興味を持ったのを覚えている。



その後、インターネットで、エモていうジャンルを調べ、試聴を繰り返し、掘り、そんなことをしているとあっという間に大学の四年間は終わった。

「カウパァズみたいなバンドを組もう!」
と、意気投合して。バンドを組んで。「太一くんの書く文章が好きか!」と言ってくれて、すごく嬉しくて。
モヒカンが曲をかき、僕が詞を書き。わりと二人三脚で。何年か、バンドをした。サークルの学内のライブのみならず、なるべく外のライブハウスにも出演した。当時は特に苦しんでもないし何も世の中のこととか知らないくせに、死ぬとか生きるとか、そんなことばかり歌にしていて、とにかくズブズブに暗かった気がする。そしてカウパァズみたいなバンドを目指したはずけど、サウンドはほど遠く、なかなか似せることはできなかった。

それでも人の曲のコピーばかりしているサークルの仲間たちの悪口ばかり言っていた。
演奏うまいけど、人の真似ばかりしてる先輩たちは、やはりださいと。負け惜しみ半分で悪口ばかり言っていた気がする。
夜になるとみんな悩み、魔法のiらんどのホームページを更新して、朝になって、午前中の授業は起きれず。
一般的には華やかなはずの大学生活は、妙に毒を含み、毎日楽しいわけではなく、ほどよく暗く進行していた。



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ロックというジャンルを好きなる以上。
結局、ある程度マイノリティな場所に立つべきだし。否定は文化だし。誰かをディスり続けるのは使命なのかもしれない。
なるべくマイナーなバンドを掘り、今まで聴いていたものを疑い、さらに深いところを掘って過去の自分すら否定す。を繰り返す。


しかし、大人になると。そんなこと一生懸命やってても、仕事には役にたたないと痛感。とてもみじめな気持ちになる瞬間も、実は多々ある。あと怒られる。
今はなるべく人が好きなものは否定しないどこうと、やっとこさ大人になれた。




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それでも、久しぶりにあったサークルの友達がダサい音楽聴いてると、ガッカリする。
まだバンドしてんの?とか。半笑いで平気で言いやがるやつ。
だまれブス。
わしはまだ続けている。
バンドやりてぇなぁとか、たまにつぶやくやつ。
だまれブス。
わしは続けてる。
バンドなんてやるかやらないかの二つしかない。動かないと始まらない。
「僕らは音楽がないとダメな人間ですよ。」と、サークル引退のときにお別れの色紙に書いてくれた後輩。
だまれブス。
おまえ真っ先に結婚して山ほど不倫して結婚式の二次会でしか得意気に歌えんやないか。
わしは続けてる。
結局、気づいたことは、一番難しいのは良い曲を作ることとか。複雑なフレーズを弾けるようになることじゃなくて。
続けることなのです。
告知メール出しすぎて、友達じゃなくなった友達。ほんとにすみませんでした。
けど、続ける。



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3ヶ月前。
久しぶりにモヒカンとメッセージのやりとりをした。
カウパァズの人と共演することになったよと。
優しい言葉を貰った。
仕事終わり。我慢できず。コンビニ横でストロングチューハイをあけて。もえるゴミ箱の隣にしゃがんだ。強気なアルコールに背中を押され、ほろほろ涙が流れた。
頭ゴミ箱につっこみたかった。でも過去に意味をつけれた気がした。



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朝方5時前。
朝のニュース番組始まる前。
何やら感動のドキュメントやってる思って真面目に見てたら、結局、健康食品の通販番組やった!
みたいな。騙されるやつ。
今日の日記はそんな告知。
たまにはよかろ。
見に来てね。
 


6/17(土)
「zArAme福岡LIVE」
@福岡UTERO
OP/18:30 ST/19:00
前売¥2300
当日¥2800(+1drink order)
【CAST】
zArAme(札幌)
ミミレミミ
the PRACTICE
HALAS pauses in the dark of hope.
ダム狂い












22:13

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2017年05月14日

母の日

いつでも寝れる。



マイ枕と。あたたかい毛布と。トトロのお腹と。
あとはそうだな満腹感と。目を閉じたら膨らんでくる今日の楽しい出来事と充実感と。胸がつまるような思いを取り除いてもらって。幼いとき聴いたばあちゃんの独特な歌詞の子守唄と。
心地よい睡魔がいいタイミングできたら。


の話。


いつでも寝れる。



いつでも泣ける。


子役志望だった過去と。誰も邪魔されない一人だけの空間と。人に言えない過去と。向かい風、強めの現実と。もういいか。
泣くなら勝手に。人に迷惑かからん程度に。ハヴァ・ナイス・人生。別れ際カナダ人に言われた一言、お守りみたいに心にとってる。



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いいこと続きの毎日だと、何かこれには裏があると疑う。
いいときも悪いときもどっちでも不安になるから人生だと、靴のカカトを子どもみたいに踏んで、仕事をこなす。
いちまんかいめのおつかいを済ませ、スーパーの袋両手に玄関に座り込んでボーと考える。
誰にも内緒でおでかけしてる、初回からいちまんかいめも変わらず。袋の中身は季節や年代、場所によりその時々で違うけども。いちおそれらは、僕をときめかすものが多い。嫌いなものは袋に入らない。一人で暮らすと自然とそう。冷蔵庫を満たすと心も満たされる感じがするので、あまりかけもしないドレッシングまで買いすぎて扉閉まらず。勢いよく閉めたぶん、またじんわりと開く。ときめかすものでも、ほんとは絶対に必要なものではなかったと。けれどそれも買ってみないと気づけないのかと。ピエトロのおっさんに謝罪。こんなときはそう、黙って時の経過にかぎる。



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マリンメッセ。
やしのき。
夕暮れ。潮風鼻にツーンで。
YUKIそこまで詳しくないけど。一曲とても好きな曲あって。きっとやってくれると信じ、行った。

若い女の子多く。ライブの終盤まできちんと手をふったり飛び跳ねたり。3曲目から既に着席してしまった自分は、そんな前の席のせわしげに動く背中を見つめ。前回のツアーのTシャツだろうか。愛に溢れたバックプリントのデザインを見ながら。自分よりも、遥かにこの子達のほうが音楽好きなんだなとか実感。
10代のときと同じ熱量で好きになるは難しいけど。好きも少しずつ形をかえるけど、まだ好きだからまぁいいかと。背もたれに思いきり体重をかけると。今度は後ろからガツンと、誰かが振り回した手を頂く。


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待ち合わせはローソンにきまり。
その曲、レコーディングが終わり、出来上がったばかりのを帰りの車で聴いてマネージャーと二人で号泣したとなんかのラジオで喋ってはって。
素敵エピソードで、さらに好きになった。
生きてるそれだけで、確かに曲になる。映画にもなる。特別なことはしなくていい。そのままでいるだけで、十分美しいのだと。棺桶手前でみな気づいて死ぬ。













21:17

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2017年05月08日

5/7-2

NGK前。
なんたら商店街。人で埋まる。
ゴールデンウィークてのもあるやろうけど、1日4回公演で立ち見席まで埋まっており。前説の芸人にもあたたかい拍手が送られる。
芸人の着ぐるみは次々と写真撮影をこなす。西川きよし人形の中、誰が入ってるんか思った。師匠クラスやのに動きは若手やった。子どもたちに次々とパンチもらってた。オール巨人なら、きっともらわない。しかしその親しみやすさが、きよしなのだと勝手に納得してヘレンの人形は出てこないのかしらと、待っていた。

この街にくると、確かに夢がみれる。
チャンスごろごろやし、舞台にたつと愛される。その分、苦悩や悲惨な私生活も同時に見えてくるが、劇場での笑い声。確かに何もかも洗い流す。サブイボたった。
夢やぶれても、この街での生活。狭いアパートに溢れたゴミ。出会った人の顔。居酒屋で話して、翌日には空に消える哲学。すべて大切に棺桶に入れられる。やりたいときにやるべきことやる。すごくシンプルなそれを前にいいわけを並べがちけど。心が壊れない程度にはやったほうがいいに決まっていると思った。

ダイアンのネタ、テレビやYouTubeでもう何回も見てるやつやったけども、くそおもろい。その場の空気と間のとり方で同じネタが何度も生まれ変わる。
きっとあの二人はほんとに仲が悪いけど。見てる方はそっちのが面白くて興奮する。これからたくさんテレビ出てほしい。












10:21

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2017年05月07日

5/7

夜行バスに乗ったのはおそらく、人生で初めてで。

ケチって安いやつにしたせいか、ぜんぜん思てたのチガーウてやつで。
隣の人とはもう距離が恋人。
坊主のおっさんで。眠りについた瞬間甘えてきよる。左肩にドッヂボール転がった状態で、右から聴こえてくるのはイヤホンの音漏れ。下品なチップブレイクみたいな音楽。あちらこちらからあがる寝息イビキアレルギー性の鼻をすする音に、思ったことはただひとつ。
「こいつらみんな生きてる」



閉められたカーテンで景色も楽しめず。消灯後はほんとに真っ暗。他のお客様の迷惑になりますので携帯電話など、バックライトの光るもののご利用はご遠慮くださいの、アナウンスに釘を刺され、動けず。
視界に入るのは前方にあるデジタルの時計のみで、黄緑色の文字だけがハッキリと、その空間を支配していた。その時刻もまだ、到着時間には程遠く、夜勤続きでバカになった体内時計やら自律神経、深夜2:45。
げちゃげちゃに起きてる。何もせず、起きてるだけ。
考える。これは嫌でも考える。普段考えることから忙しさに甘え、逃げてたことを痛感する。考える。日々のこと先のこと。ゲー吐くほど考える。いくら考えても思考は焦げない。使い物にならなくなったモーターみたいにとまってしまえば楽けど。音も立てずにまわり続ける。
このバスの行き先みたいに向かっているのは漆黒の闇(いや大阪)、出口などなく(いや大阪)、終わりのないドライブは続く(大阪着)




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出席番号が前と後ろてだけで仲良くなる。入学したての席順はそれに決められているから。ただの偶然。しかしその偶然を必然に変えることの積み重ねで人生は成り立つし、人としての使命なのかなとも思う。
蒸し暑い校舎。公立高校の教室にエアコンはなく。石でできた廊下におしりをつけて座り込みと、柔らかい冷たさが伝わり心地よかったのを覚えている。
当時は色んな地べたに腰かけた。屋上へ続く階段の踊り場。美術準備室に続く廊下。何もないけれど、ただ話すだけで満足したなぁと。今はアルコールないと話すこともしんどい。
ガキの使いをみんな見ていて。フリートークのハガキのやつ。あれを真似して、質問を考えて、一人がその質問にボケる。次にもう一人がボケる。今考えると、怖いもの知らずのゾッとするほど恐ろしい遊びけど。休み時間ギリギリまで笑い声は絶えなかった。女の子と上手く話す技量はなかったが、ひたすら尊いその時間を仲良し四人組で満喫していたと思う。ぜんぜん面白くないけど、自分達はどこか特別と。思春期に誰もがはまる大きな沼に、僕らも例外なく、両足をとられニコニコしていた。




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今の仕事で夜勤したてのころ。
季節は冬。深夜のオムツ交換。なんだか特別な部屋があった。
左マヒで体が動かないその方は、頭はしっかりしてて。夜中起きてることが多く。もう天井も穴があくほど見つめすぎてるし、きっと夜は長く、苦痛だったと思う。
いつもラジオを流しており。
あるときのNHKのラジオでは小学校の池メダカが何匹かはなされました。では3年生にインタビューしてみましょう的なのを流してて、夜中に誰が聞くんやこんな番組思ったけど、聴いておらした。

ある日、その部屋に入った瞬間、いつもと何か違う、優しすぎる曲が流れていて。わざとオムツ交換をもたもたして、曲が終わるのを待っていた。
陰部を洗浄するボトルには、生ぬるい温度のお湯が入っていて、その水面にチャプンと。鯉がはねた気がした。表面に浮かぶ小さな泡。チャプンと。かわいい音が聞こえた気がした。本来、あまり綺麗なものではない、そのお湯すら、電球色の柔らかい光に照らされて美しく見えた。
あとからその曲は、キリンジの曲とわかり。それもきっとしあわせて曲で。鈴木亜美の為にかいた曲とわかり。彼女がもっと歳を重ねてもまた歌えるようにと願い、かかれた曲とわかり。

それもきっとしあわせて、タイトルのくせに一人になっても不幸になってもかまわないと、やや衝撃的な表現けど、心にスポリとはまり、身動きできなくなった。







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親しい友人の結婚式なので、さすがに泣くかなとか思ったけど。やはり全くで。むしろずっとクスクス笑ってた。
それでよかった。それだからよかった。
大阪の街は連休まっただ中。複雑に交差する地下鉄の路線図。重い荷物。歩くことさえしんどいほどの人の多さ。すれ違う人は皆、とても幸せそうな顔をしており、なんだか嫉妬した。
けれど、僕が笑っているとき、きっと遠目から嫉妬してる人もおり、それに気づいてないだけと、すこし納得して水を一口。よしもとの劇場を目指した。
福岡に戻り、バンドメンバーにあうと、妙にほっとした。一時間くらいのセッションですぐ一曲できた。年下のこの方々に今はとても支えられている。















23:18

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2017年05月02日

5/2

何も予定のない休日は久しぶりであれもこれもやってしまおうと決意したが、眠る、起きる食う眠るで。4時過ぎたあたりから、絶対今日は何もしないだろなと、気づいてしまう。案の定、何もせずケガなく無事に休日を終える。

前日、職場のタメの人が異動になるので、博多で送別会、食べ放題の安い肉を焼き。みんなの愚痴を聞く。愚痴や悪口を言うほど、みんなちゃんと他人に関心があるのだなぁと、妙に考えてしまう。無関心のが、暴力でもある。
また別の先輩も夏までに退職を考えてると告げれ、ピヨる。わしこのままやと実力ないのに出世してまうと、不安に包まれる。

二次会のカラオケに連れ出され、変なサービス精神働き、湘南乃風の知らない曲を全力で踊る。サイケな動きにみんな笑ってくれるからいいかと、エンジンふかしすぎて汗だけは止まらず、おしぼりを使いすぎる。管理されており23℃までしか下がらない部屋のエアコンにニラミをきかしつつ、トイレに出ると。トイレのノレンで。わ!ここ、こないだライブの後に女の子と来たぞと。トイレのノレンで気づく。受付では気づけない。とにかく日々はお酒が滴りすぎている。けれど、笑えるならばいいかと。いつまでも見てみぬフリの心の弱いとこ。便所の水で顔を洗い、切なさも飽和。



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死んだら天使に。
天使はおっぱいもちんこもない。無欲てことで初めて成仏なのかしら。おしり丸出しけんある程度の毛の処理も。
ホテルの洗面台に置いてるようなT字、白い羽をプレゼントされて。はい、あとこの黄色い輪っかも。
それがどうも欠陥品の輪っかみたいで。あたまの上できちんと浮かず。まるで、上手にまわせなかったフラフープのように、顔と体をすり抜け、カランカランと音をたて足元に転がる。天国にすらいけない天使。この世にウヨウヨ、春の風に揉まれながら、複雑に交差した陸橋の上、半透明のままヒジをついて下を通る車にツバを吐いている。
生も死も。生も死も。大袈裟なほど変りはないけども、年を重ねるほどにまわりの為に生きてみようと色濃くなるそれは確かにあるのかしら。神様は多忙。だから、お願い事聞いとる暇ない。
しかし、心の中に都合のいい神様を作り出して、こっそり飼う。それは誰しも平等に与えられた自由なので、僕はまだ飼っている。宗教も病気も肌の色も、やすやすと越えてくる神様。飼ってる。





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電気を消した部屋の中、iTunesの画面だけが主張強めに光る。
それを受けた自分の顔を青白く、不健康。何回聴いたかわからないcowpersの1stを流して。こんなに琴線に触れるコード感はないぞと。何度も心震える。廃盤で焼いてもらって歌詞カードないけん。たぶんfucking days!て言いよるなと。勝手に解釈してる。


明日も四時おき😇













23:47

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