2019年06月10日

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先日の住吉神社の輸入雑貨市。
出店していたお店で、レトロなおもちゃを扱う店があり。その中で乱雑に並べられていたのはウルトラマンの怪獣のソフビ。そのときはフーン程度で。そう言えばこんなやつおったと。バルタン星人は宇宙忍者ということを知っても、へー程度で。そら広い宇宙やから、こんなやつもおろうと。足細くてスタイルいいなくらいの感想やったけど。


あれから日が経つにつれて。あぁ1体くらい買っとけばよかったなぁと。後悔がどんどんつのる。
部屋の電気を消して、眠りにつこうとしても。暗闇の中でぼんやりと光るのは、あの円形の目玉。
彼は毎日僕の枕元には立って、フォッフォッフォッフォッと笑い続ける。
子供の頃、買ってもらったバルタンは。腕のみ、可動式。アサッテの方向にまわされて、関節もクソもない。さんざん笑われたあと、飽きられて、おもちゃ箱の下へ下へ、やがて知らぬ間にいなくなっていた。
僕を悩ますバルタンは、あのときのバルタンだろうか。腕を早く元の位置に戻してあげないと、供養されないのか。



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特撮は最高。
古ければ古いほどいい。
チープなほど、高揚する。飛行シーンになった途端、急に手足ピンと伸びた人形になる感じとか。夏休みの工作レベルの、雑すぎる足元の模型とか。攻撃を受けるたびに大げさに上がる火花も。ひとつひとつが最高。
現実とかけ離れたものほど、作り手の頭の中で色濃く生まれたイメージを感じる。枠に収まらずに、溢れる方が表現としては成功。実際には起こらないとわかっていても、こうなればいいな、こうなればいいなと。強く念じ続ける気持ちこそが最高のリアル。


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バルタンは怖いけど、ピグモンは最高にかわいい。ビヨビヨで長めの指、タラコ唇にすきっ歯。隙がないほど完璧な容姿だと思う。だから今でも人気があり、グッズになったりしている。そのグッズに描かれるプリントで、彼の後ろになぜか風船が浮かんでいる。なんで風船持ってるんやろか。気になった。
答えは簡単にヤフー知恵袋のベストアンサーにあった。ものすごい文字数であった。おばあちゃんが持ち運べないほどパンパンの知恵袋。その中で、あの風船は命を表す象徴的存在だという言葉がやたらと印象に残った。


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ふまえて、動画を見たら。
ピグモンが死ぬシーン。
涙がでた。
巨大怪獣レッドキングが暴れて岩を投げまくって、それがピグモンに命中し、致命傷となり、倒れる。くくりつけられた風船はゆらゆらと、空へと消えていく。シンプルなシーンけど。
このくらい目に見えてわかりやすければ、命なんて粗末にならない。その人の歴史や価値観。その人のことを好きでい続けるまわりの人たちのこと。なかなかいつもそれは目に見えず、時間をかけて知っていくしかない。どんな悪役怪獣にも家族や恋人はいる。誰からも愛されなくなったときほど、親は愛してくれている。争いはハイモーヤメ。ピグモンを自身を犠牲にして、教えてくれた。鳴き声は、アーゥア、アーゥア。



















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looseness at 00:22│Comments(0)

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