2006年08月25日
縋る
「もうお前じゃ救えないよ」
「それほど俺は変わってしまったんだ」
「悲しいかい」
「じゃあ、何故、俺は今、君に、電話を?」
2006年08月08日
rob
俺の中の俺だけの神様は五年前に俺から
泣くという行為を奪った
俺の中の俺だけの神様は四ヶ月と二週間前に俺から
穏やかな笑顔を奪った
慟哭も出来ず
安らかに笑う事の出来ない俺は
どうしたら良いですか
四万八千円で買った
ぼろぼろのエピフォンのレスポールでは
もう俺の現身にはならないんだ
泣けない
泣くという行為を奪った
俺の中の俺だけの神様は四ヶ月と二週間前に俺から
穏やかな笑顔を奪った
慟哭も出来ず
安らかに笑う事の出来ない俺は
どうしたら良いですか
四万八千円で買った
ぼろぼろのエピフォンのレスポールでは
もう俺の現身にはならないんだ
泣けない
2006年07月30日
2006年07月25日
「滑落と枝」
崖から落ちた。
枝に引っ掛かった。
この枝が伸びたら、助かるだろうか。
また地上に立てるだろうか。
落ちたら、死ぬな。
でも、どっちにしろ、悪くは、無いな。
2006年07月24日
2006年07月23日
今は見える
守ろうとしたが攻めていた
責めようとしたが守っていた
「私は長い間 盲目であったが
今は見える」
2006年07月19日
術の不在
フラッシュバック:
強いトラウマ体験(心的外傷)を受けた場合に、後になってその出来事が、突然かつ非常に鮮明に思い出されたり、同様に夢に見たりする現象。再体験とも呼ばれる。心的外傷後ストレス障害(PTSD)や急性ストレス障害に顕著な症状。
再体験が作り出す理想角度との相違に
気が付いたとしても
何度も何度も
気が付いたとしても
術が無い
術が無い
術が無い
2006年07月18日
愚
沈殿は水底
記憶の汚泥
針の満ちる海
憎悪と執着の名を持つ掌
今日も攫う
2006年07月14日
ワルデン反転
励起へのエネルギー
変遷への混沌
逆位置への渇望
結果としての異性
引き剥がす線
気が遠くなる程の時間
極小の分子の海
果てしない距離感
そうして裏返る
2006年07月13日
居なくなって頂戴
幸せに生きているあなたを見ているのは耐えられない
だから、あなたが死んで
耳から離れない俺が
今度は言う立場か
timing
もう少しだけ早ければ全部見れたのに
もう少しだけ遅ければ見ずに済んだのに
残影に振り回される
2006年07月12日
明滅と熟慮
血液の確実性の残存と
思考の残像の明滅と
赤と黄を飲み込む紺と黒とが
相溶性を示さずに相殺する
そして
もはや対象とは背反するそれらが
今もなお発する不連続な信号は
当ての無い八月を演じ
九月の何処かで途方に暮れ
相も変わらず闇雲に雪をもたらす
熟慮とは全ての仮想を肯定し
これから進むであろう道を舗装する思索を言う
渡ってもいない橋を恐れて膝を抱え路頭に迷う為では無い
しかし残念ながらこれは自己憐憫だ
思考の残像の明滅と
赤と黄を飲み込む紺と黒とが
相溶性を示さずに相殺する
そして
もはや対象とは背反するそれらが
今もなお発する不連続な信号は
当ての無い八月を演じ
九月の何処かで途方に暮れ
相も変わらず闇雲に雪をもたらす
熟慮とは全ての仮想を肯定し
これから進むであろう道を舗装する思索を言う
渡ってもいない橋を恐れて膝を抱え路頭に迷う為では無い
しかし残念ながらこれは自己憐憫だ

