学校の先生にお借りした桜井善雄著『川づくりとすみ場の保全』っていう本をざっと読んだんで、その簡単な内容と感じたことをちょっと。

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簡単な内容を…
・すみ場 → 階層構造
・すみ場の階層

  1. Surper-micro habitat (超微生息場所)
  2. micro habitat (微生息場所)
  3. habitat (小生息場所)
  4. biotope (生息場所)
  5. biotope system (大生息場所)
  6. biotope network (ビオトープ・ネットワーク)
・これら階層構造を意識した適切な保全

とまぁ、これが話の核で、河川一つを見てもハビタット毎に細分化すると様々な環境が見られそれを保全するにはそれぞれに適切な処置がなされるべきだ、なんて感じの事が書いてありました。

近年流行の‘ビオトープ’ですが、その元の意味を履き違えて使用されてる場面が多いんじゃないかと思う。作られた自然、箱庭がビオトープなんじゃない。雑草が繁茂した草原だって、嫌な臭いがするドブだって、いっけん閑散とした砂礫地だって立派なビオトープ(生き物の生息空間)だ。学校で作りだしたものだけがビオトープじゃない。

で、この本は河川工事に重点を当てて生物の‘すみ場’理論を展開してる。こんな考えがちゃんと環境アセスメントなんかに反映されて欲しいと思う。名ばかりの自然再生じゃなく、もっと野生生物の視点に立った環境保全がなされるといいなぁ、と思った。