#やがて哀しきピングかな・・・

SNSもブログ花盛りで、ページの更新だけを生きがいとしているブロガーが多い。たしかに、毎日毎刻、情報を更新しモノを書き続けるというだけでも相当な努力を要すると思うし、それだけではなく、相当な質と量を兼ね備えた情報源にアクセスし、それらを判断し、的確なコメントを瞬時にだす、というかなりのハードワークでもあろう。

しかし、そういう瞬時をあらそう情報が本当にどれだけ価値があるか、またそういう情報を使いこなせる能力がどれほどあるか。

まあ、たしかに、デイトレに必要なスウィング情報ならばそれぐらいの能力を要求されそうである。

しかし、ブログを書いている間にも刻々と変化する株価には所詮文字情報では太刀打ちできない。そもそも、デイリートレーダーがブログを書いている余裕など無いのである。

というわけで、株式情報や投資情報を名目にしたブログは大抵がもの書きとおなじ時間のすごし方をしている。たまに、最新の株式情報も確かでファンダメンタルにも詳しい書き方だと思うと、たいがい、株屋仲間がいたりして、そのセオリーと実践経験をコピーしたようなもの、というのが多かったりする。

昔は、証券マンや一部の投資家にしか共有されなかったような知識であるが、近頃ではブログのみならず、ブログの機能の一つであるトラックバックを利用して、コミュニケーションを交換する形態に進化している。

トラックバックを使うと、どのブログの情報が一番多くの人に参考にされたかを計ることができ、ブログランキングを作るのに使われたり、特定のディスカッションテーマのもとにトラックバック・コミュニティーを作るときに使われたりする。

いまや、MIXIのようなユーザー囲い込み型のSNSから、トラックバックのリンクだけでできるトラックバック・コミュニティーの方が利用状況は断然活性化している。

トラックバック・コミュニティーの使い方は、ブログ情報の質的保証を高めるのに良い。一番確からしいブログ情報はこれだ、という目安になる。

これをさらに、ピングという機能を使って、少しでも早くブログの情報を確保・提供するやり方があり、もうすでにピング情報サーバーが各所に出回っている。たしかに、ピングによる情報収拾は時間の上で非常に効率的だが、刻々変わるピング情報を常時ながめてなければならない。たとえていうと、気象情報を知るのに温度計の値を時系列でモニターしているようなものだ。

こういう情報ウオッチを人間がやるのに、果たしてどれほど効率的・生産的になれるであろうか?

いかに暇なブロガーでも、ピングサーバーの情報をすべてはしからはしまで読む人はいないであろう、ある一定のトラックバックコミュニティーに属する最新ピングに注目するというのが一番賢いやり方だ。

こういう利用形態が有効なのは、ピア・ツー・ピアの携帯SMSサービスだろう。出会い系サイトで、「一刻をあらそう」情報交換とか、もっとましな使い方では、遠隔医療でのクライアントのための医師探しとか、あるいは、ネットオークション分野もすでに多くこれを使っている。

トラックバック情報でトラ端会議に花を咲かせているうちはまだ救いようがあるが、ピング情報じゃなきゃ用を成さないということになると、ユーザーにとってはピング地獄である。