人生

暗黒

私の人生のほとんどの時間が
肉体の痛み苦しみと絶望感のなかに沈んでいたわ

私はこのわけのわからない
苦しみに飲み込まれたまま
自分が理想とするものには
何一つ到達できないまま
終わるのだと思っていたのよ

今振り返れば
この想いには何の根拠もないし
何の拘束力もなかったのだけど

そのころの私には
どうしようもないものだったわ

最初、私はいつも悲しくて
泣いてばかりいたわ

今は二人の子供の母親になって
毎日小学生の子供を見ているのだけれど
私が小学生だったころとは
まるで違う毎日なので驚いてしまうわ

毎日元気に走り回って
ケンカして泣くこともあるけれど
ばかばかしいゲームなんかに熱中して
屈託なく笑って、本当に楽しそう

子供との暮らしって楽しいわって
本当に思います

でも、私の子供時代はこうじゃなかった

きっと、私の両親は
私との暮らしに疲れ果てたと
想像するわ

だから、家族を振り返らない
仕事だけの男になったり
家事や育児よりも
地元の婦人会や仏教教団での活動に
生きがいを見つける女になって
自分の家の苦しさから目をそらしたんだわ

憂鬱の次は火のような怒りが
私の頭の中を支配したわ

私はこの時期に体験した想いがあるから
ある種の人々が
カーッとなってとんでもない
事件を起こすメカニズムが
わかる気がするわ

頭の中が本当に燃え上がるのよ
この炎の中では理性さえも
焼けつくされてしまうわ

家のことをほうったらかしにしていた母だけど
私の中に仏教思想を刷り込んでくれたことに
心から感謝しているわ

この怒りの時期に
すべてが焼き尽くされなかったのは
心の中に仏教思想があったからだわ

私自身はこの時期に
焼き尽くされたのかも知れないのだけれど

なぜなら、私は炎のような怒りを感じなくなる代わりに
その他の感情もよくわからなくなって行ったから

抜け殻のようなものだったけれど
それでも私の人生は残ったわ





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お腹の中のくさった魚

幼い頃の私の写真を見ると天真爛漫な表情をして
目がパッチリしていてとても可愛らしい

それが、幼稚園に入園する頃に写した写真では
顔全体がむくんで目が細くなっている
よほど機嫌が悪いのか眉間にしわが寄っている

目の周りがはれぼったくなるのは
今でも時々ある

肝臓の機能が弱いので
ちょっと無理をすると目が充血して
まぶたがはれぼったく重くなる

まぶたが腫れると頭痛もしてくるし
肩も凝り、生きるのが嫌になるくらい背中が痛む

幼稚園児だった私の眉間のしわも
頭痛と背中の痛みのためだと思う

健康そのものに生まれた私の娘も
体調によっては、まぶたを腫らす事がある

うっとうしさを訴えるので
目じりのまつげを2本くらい
ピンセットで抜いてあげて
お腹をマッサージしてあげる

まつげを抜くと、その毛穴から
まぶたに溜まった体液が抜けるので
はれぼったいのがひいてスッキリする

ある方法でお腹をマッサージすると
肝臓の疲労が回復するので目の疲れや腫れも治まる

どちらも韓国に住むようになってから
教えてもらった民間療法で
家庭内でこんなに手軽に
手当てできると知っていたら
私の子供時代はもっと明るいものに
なっていただろうと思うと、ちょっと悔しいが

私の娘にはあまりつらい思いをさせなくてすんでいるのは
この方法を教えてもらったからと、とても感謝している

私の少女時代は本当に肉体の痛みの中に埋もれていた
いつも頭が重苦しくて背中が痛み、手足に軽い痺れを感じていた

小学校高学年で神経性胃炎になり毎朝吐いていた
胃の中から腐った魚のような臭いがしていた

本当に生きるのはつらいことだと思っていた

私の母は、結婚する前から仏教を信仰していたので
家にはお釈迦様が輪廻転生を繰り返して
修行を続けた様子をえがいた仏教童話があった

たぶん普通の子供なら見向きもしない物語だろうけれど
私は引き込まれるように読んでいた

私に信仰心を植えつけたのは
母が毎朝続けていた読経修行ではなくて
私を苦しめ続け、私を絶望の中に閉じ込めていた
全身の痛みだったと今では感謝しているのだけれど

その当時は、本当に人生に何の希望も見出せず
ただ、ゆっくりと死を待つように生きていた




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