囁き(うたかた)♪

旧 *Lotus Gate blog
麻井シキは詩を書かない( ,,Ծ ◡ Ծ,,)

〈2017-02-13〉
コーヒー コーヒーを作る人 コーヒーの木を作る人
わたしにはなんにも関係なかった
わたしはコーヒーをのんで世界を否定した

普遍的なことだけをわたしは話せるとおもった
わたしはわたしにとって秘密 雨だれの光沢な雫の水
秘密を暴ければわたしは全能だ
誰にも話していないことだけがわたしの言葉だった
私だけに隠して書いたことの先には世界があった
世界にはともだちも父も母も蛙も秋もいた

 へだてられていないことだけがそこにが
 なかった

人々が決まった言葉を言うときわたしはその言葉の決まりは
わかるけど その言葉の文字通りの意味を知りたくって
立ち留まる                             百円玉を数え
                                  て砂糖水を買
やがてばらばらになって消え失せてしまう               う手のしぐさ
わたしの生きることの意味                      と 明日もま
                                  た会う友達は
みんなわたしに会話してわたしの意味を知っている           水玉模様の論
わたしはわたしの意味の決まりを知っているし             理と星砂と糸
意味が決めたとおりにわたしの心もつくっているけど わたし      の繋がった緑
の生きることの文字通りの意味を知りたくって地団駄をふんだ
社会は一人でいることの意味も知っているから
わたしは一人になってはいけない
わたしは一――
人のわた――
しではない    わたしくしはともだちも知らないし父も母も蛙
         も泥水もわたしも知らない
20170213 詩 Advent Calendar 2016 1225 麻井シキ

〈2017-02-12〉
なんで心配するの
わたしはここで心配しているしかないのに
人のことを気にしてだされた言葉
   だいじょうぶ?
     わたしはなにもできないけど
       がんばって
わたしはそんな言葉とたたかわなきゃいけない

社会に消え去った言葉はそこで消え去ってしまえばよかった
人間のふりを演技した言葉はそこからでてこられなかった
わたしは人のことを気にしちゃいけない

冷たくなって終わる宇宙の話を聞いた わたしはいづれ死ぬ
星々はバラバラに散って暗がりに無限に冷たくなってゆく
生き永らえた最後の人々は無限に冷たくなってもう誰も自分を受け継
ぐ人がいないことを知りながら生きるのをやめる
私を受け継ぐ人が誰もいないことを知りながらわたしはいづれ死ぬ
元気だして だいじょうぶ?
わたしはなにもできないけど
わたしをなぐさめた言葉をわたしはゆるさなきゃいけない
なぐさめた人の無力をクズ籠に捨ててわたしはすべてをゆるしている
絶望が演技している 明日は平和だ
人間のnの力が神をうみだした 最後の人は神を信じながら死ぬ
                自分が知らないことを信じながら死ぬ
                わたしはわたしをうみだしたから神はいない

文明たちの前ではすべてが滑らかでつるつる
わたしは明日を生きてゆくことを知っている 一人の人っぽくふるまえてる
なにも正しいことを知らないから
わたしはびちゃびちゃに分かれてる
わたしを組みあわせる言葉、は罪だから
なにも光もひとときの輝きも与えない
わたしは絶望を毎日やる
20170212 詩 Advent Calendar 2016 1224 麻井シキ

〈それで何を話しているかはわかります〉
誰がわたしを分解するのか
雨の向こうでずっと喋っているのが時々聞こえてくる
それで何を話しているかはわかります
誰がわかるのか
掠れて読めない黒い点々があって
所々の単語から
黒い印を見付けるのは誰
私を見付けたあなたは誰?
詩 Advent Calendar 2016 1223 麻井シキ

〈夢を見たまま言葉を呟く〉
夢を見たまま言葉を呟く
みんな遠くへ飛んでゆく
それを寝床の横に立って
刺して殺す
夢を
刺して殺す
言葉の働きは自然だ
人の感情は自然で人の思考は自然だ
自然を 刺して殺す
ガラスの破片を手で割って重ねる
詩 Advent Calendar 2016 1222 麻井シキ

〈でも昼過ぎに言葉はひとりだちしたそうです〉
世界は言葉にとって無であることができないはずです
でも昼過ぎに言葉はひとりだちしたそうです
私は黒猫を飼っています
黒猫はいません
クロはクローゼットの上が好きです
なぜならクロはいませんから
私は言葉を書きました なぜなら私はいないからです
夜には世界はねむりましたので 私の部屋には言葉がつっ立っています
私は凍りつくそうです
詩 Advent Calendar 2016 1221 麻井シキ

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