August 31, 2006

るちゃ・フォ〜エバ〜

いよいよ、スズナリるちゃも本日をもちまして最終回の千秋楽だ。

大勢がお別れに集まって来てくれて、狭い店内には入りきれず、往来にわさわさとはみ出すことになつたが、こんな感じでは当然ご近所から苦情が出て、通報を受けた警察の人が出動してくる。

いいじゃねえすかダンナ、最後なんだから、ちょっとくらい、別にだうってことねえじゃないすか、なんて云ってお巡りさんをなだめながら、行ける処までゆく。

るちゃ、最後の日にこのシモキタで、その存在感を示す感じで、スズナリジャックだ。スズナリジャック





続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

August 24, 2006

夏の想ひ出づくり

すずなりのたそがれ沁みる蝉しぐれ
                        瀬戸芳春


この頃の俺は、HAYA君と海水浴に行った後で、夏休みの子供のやうに真っ黒に日焼けして、スズナリで連日大騒ぎしてゐた。

夏の夜、屋外席で呑めるバーるちゃは、ビアガーデンのやうな気持ちよさで、ファミリー連中とわいわいやるのは最高に幸せだ。

近頃は何故か、ハタチ前後の若者が大勢集まるやうになり、八月後半のすずなり界隈は、青くさい青春の、異様な盛り上がりをみせてゐる。

そして三十代の、俺と同世代の兄ちゃんたちや、その上の旦那や老人世代がやってきて、バブル世代の姐さんやシングルマザー、ルーズソックス世代な若年ガールズがとぐろを巻き、スズナリの日々もいよいよクライマックスだ。

カレー茶屋るちゃは、今月末をもちまして閉店致します。

といふ話も、この頃はみんなが知ってゐる。
続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

August 21, 2006

わたしはマフィア

スズナリで呑みやをやってゐると、時々見かけるのが日本マフィアの集団で、わたしが観光ガイドなら、ザッツYAKUZA、などと云って紹介したいほどエキゾティックな存在だ。

こりは都内最大勢力で、明治の博徒の流れを汲む、住吉一家の人達である。代紋

続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

August 14, 2006

わたしのレインマン

親友、小林大輔君が久し振りにやって来た。

人気者の彼は、新宿近辺を中心に、酒席への誘ひが多く、日々忙しいので、近頃はあまり遊べないのだが、この夏の間に一度来て欲しいと思ってゐたので、これで夏の想ひ出作りシリーズに、一つ印象的なのが追加された感じだ。
続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

August 03, 2006

わたしの亀田くん

プロ・ボクサー、亀田興毅選手の注目が高まってゐる。

ここ48時間ほど、地上波テレビでは常にあの不敵な顔が大写しになつていた。

これは要するに、あの坊主頭を映せば数字(視聴率)がとれるといふことで、相乗効果で益々知名度は高まり、そのコンテンツとしての価値はここに来て、土用の丑のうなぎのぼりだ。
続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

July 10, 2006

わたしと神父さま

スズナリの裏手には、カソリックのクリスト教会が在り、そこには優美なマリアさまが鎮座している。

なかなか美しい場所だといふことは、以前にも書いたことがあるが、わたしはここの神父にお願ひして、通勤の自動車を置かせて戴いてゐる。マリアさま

続きを読む

lotusjimusyo at 23:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

July 07, 2006

下北沢の女王

椎名林檎といふ女性歌手の唄で、歌舞伎町の女王といふのがあつたが、これのパクリ企画で、下北沢の女王といふネーミングを思ひ付いた。
続きを読む

lotusjimusyo at 23:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

June 23, 2006

17歳の地図

ここスズナリるちゃに集まる人は、年齢や階級も幅広いといふことは、繰り返し述べるところだけど、最年少はこの写真に写る栗山君(17)と、その友人直人君(17)だ。
不良少年


続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

June 12, 2006

スズナリとワールドカップ

2006年梅雨の頃、ドイチュでの世界サッカー大会が開幕して、わたしは日々サッカー観戦の悦楽に酔ひしれてゐたのだが、飲食業界は深刻な不況に陥りつつあつた。
続きを読む

lotusjimusyo at 23:57|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

May 27, 2006

夫婦の契りと友情記念日

のぞみ号









友人田所ヒロシ氏、ついに結婚といふことで、夜のパーティに出席するため、のぞみ号に乗り込み、小倉へ帰郷。続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

May 22, 2006

スズナリ7

スズナリガールズに刺激を受けて、わたしもこのスズナリで、何か意味の無いユニットをつくってみたくなり、スズナリ7(セブン)といふネーミングを思ひ付いた。
続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

May 19, 2006

スズナリガールズ・フォーエバー

ここスズナリるちゃには、スズナリガールズといふ女の子ユニットがある。

彼女たちは芸で自己顕示欲を満たしたり、マネーメイキンをするなどの目的は無く、単にるちゃに集まる女子三人組に、勢いのある名前を付けただけの集団なのだが、わたしはその存在に甘い文学を感じ、ファミリー的な愛着を持ってゐた。
続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

April 27, 2006

わたしは漫画家

スズナリの日々も長くなり、わたしの顧客も役者から歌手、武道家から衆道家、ギタリストからディジュリジュリスト、侠客から区議会議員、経営コンサルタントから遊女、エロ事師からハリ師に彫り師など、肩書きがカラフルになつてきたが、この日やつてきたのは女流漫画家の方であつた。

この御髪を金色に染め上げた美人は、魚喃(なななん)キリコと名乗って漫画家渡世を張り、この近所に住みながら、スズナリるちゃをモデルにした短編作品をのこしてゐる。

先日カノンさんといふ女性客がその作品を見つけ、店に持ってきてくれたので読んでみたが、作中でるちゃは店内を、箸入れから流しに至るまで細部に渡り、すぐれたデッサン力で再現されており、水曜担当の理系学生さとる君がモデルとみられる、美形バーテンキャラが登場してゐた。

わたしはこの日、彼女と初めて対面して、様々なものを感じ、普段にも増して濃厚な、鬼の酒盛りのやうな時間を持った。

だが彼女は、自らの経験をリアルに、その作品世界に投影させるタイプのクリエイターなので、さとるが戯画化されたやうに、今度は自分が彼女の世界観で括られて、漫画化されてしまふといふ懸念に捉はれたわたしは、先手を打って彼女をわたしの主観で書き留めることにした。
続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

April 17, 2006

若者の純粋な心

スズナリといふ場末で、成人男女に酒を注ぐといふシノギで、ロウアークラスを形成するわたしにとつて、顧客といふ存在は、生命活動を支へる大切な要素であり、わたしの財布から出る米や納豆やガソリンの代金は、もとは顧客の財布にあつたものである。
続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

April 01, 2006

決闘・イン・有明

よのなかに たへてさくらの なかりせば はるのこころは のどけからまし 在原業平

新年度といふ区切りにあたる4月1日、帝都東京はソメイヨシノの見ごろを迎へて、ピンク色に浮き足立ってゐた。

好天に恵まれたこの日は、多くの人が桜の木の下に陣取り、御馳走を味はひながら情感を潤ませ、酒精の中で友情を語り合つたことだらう。

自由の国と呼ばれる米国などは、往来での飲酒が禁じられてゐるらしく、かうゐつた風流な文化が無いとのことで、古来から桜に魅せられ続けてゐる、日本人の情感に想ひをはせるところだが、この日の俺はさういふ情緒には縁遠い、ディファ有明といふ処で行はれた総合格闘技イベント、D・O・Gの観戦に出かけた。

このイベントに出場する、実弟瀬戸哲男の応援のためだ。
オクタゴン


続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

March 25, 2006

ハッピー・マリッジ・ピースなフォース

中学校からの親友MIZくんが、いよいよ結婚式をやるってんで、のぞみ号に乗って帰郷した。

さいきん新北九州空港ってのができたらしひけど、まあ飛行機は、搭乗手続きとか色々めんどくさいんで、東京駅のみどりの窓口できっぷを買って、そのままホームをのぼってゐつた。

これだと、新宿行くのも九州行くのも、あんまり変はらんよな。
続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

March 17, 2006

日米同盟とスズナリ

スズナリで退廃の日々を繰り広げる中、わたしはときに、自己の全てを否定してしまひたい衝動に駆られることがあった。

客商売といふものは、なるべくならいつでも上機嫌で、顧客にいい波動を送るやうな存在で居ることが、マーケティング論的な観点からも好ましいのだらうが、これはなかなか難しいものである。
続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

March 03, 2006

デカデカ・デカダンス

お内裏さまとお雛様、ふたり並んですまし顔
といふ古い唄はもの哀しい日本的旋律が印象的だが、雛人形といふのは云ってみれば天皇皇后両陛下のフィギアである。

このやうな伝統的風習が残る新暦3月3日は桃の節句で、季節感を大事にする信仰の上でわりとめでたいものであるが、この日るちゃに出勤すると昼番ワッツからの、「頽廃」と書かれた陰気な置手紙があった。

大学生の彼女は先日卒業試験があり、数十万円の学費がかかった大勝負に挑んだのだが、惜しくも及第点に達せず落第といふことに相成り、卒業延期、ダブリンQの憂き目に遭ったのである。続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

March 01, 2006

戦争の不条理と人間の好戦本能

アメリカ映画「ジャーヘッド」をシネコンのプレミアムシートで観た。

ターボチャージャーをシュートして、地下の駐車場からエレベーターで、ふかふかの絨毯の劇場に入り、豪華なシートにドカッと座り、バケツサイズのポップコーンとコーシーを傍らに置き、ドルビーサラウンドの音に浸る。

これはなかなか悦楽的だ。

この作品は英語で云ふガルフウォー、いはゆる湾岸戦争テイク1を扱った戦争ものだが、原作を書いたのは実戦に参加した元海兵隊員で、NYタイムズ紙から、戦争文学の最高峰といふ、とてつもない評価を受けてゐる。

あの辛辣なタイムズ紙の書評が、ヘミングウェイやトルストイも含めたオールタイムで最高峰の文学と云ってゐるのだから、これは並の賛辞ではない。続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

February 13, 2006

駄目を出す欲求と苦悩

これは元旦からやめてゐるたばこ草の禁断症状なのか、最近何かとハラが立って、ものごとに怒りを発する欲求が強くなってきた。

るちゃでおっさんが、だらしなくいやらしく女子に絡めば、年長者に対する礼節を失ひ、みっともねえからやめろと云ひたくなるし、冬季オリンピックでスノボの邦人選手が、滑って転んで悔し泣きをすれば、たかが雪遊びくらいで、男がそんなに地団太を踏んでどうすると、鍛錬を積んだアスリートを否定するやうな思ひを持つし、すっとぼける中共や北には、戦争を仕掛けたい気持ちになるし、折角ここまで続いたのに、皇統が女系に変はるのは勿体無えじゃねえかと、世間に毒づきたくなるし、結婚式でウェディングドレスを着る夢を持つ女子に、きみはクリスチャンかと皮肉を持つし、ワイドショーの出演者が、みんな偽善者に視へるとゐつたところで、まことにもって了見の狭いことである。chimay

続きを読む

lotusjimusyo at 23:25|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

February 08, 2006

神を産む女

今上天皇の次男である文仁親王、秋篠宮殿下の正室紀子さまが御懐妊との一報を受け、皇室典範改定法案の提出は、今国会では見送られる見通しとなつた。

この法案に対する、小泉純一郎首相の熱意は並々ならぬものがあり、多くのベテラン政治記者にも、何故にそこまで拙速に決める必要があるのか、その意図するところが不可解なりであつたとのことだが、将来の天子かもしれない魂が降ったことにより、ときの権力者には待ったがかかつた。

現在の政権与党の力を以てすれば、法案提出は即ち成立を意味し、2600年にも及ぶ皇統の歴史が粉砕される事態に相成ったのだが、その蛮行に一時的にではあるともストップがかかつたわけで、わたしの感想としては、まつたく、あぶねえとこだつたぜ、といふのが正直なところで、これはやはり天啓、天照大御神の意志と考へたくなるものである。続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

January 31, 2006

日本社会の闇

(株)ライブドア社の有名社長であった堀江貴文氏、所謂ホリエモン(登録商標名)が、官憲にとっつかまった。

超硬派集団である東京地検特捜部は、市場への影響を配慮してか、最初の事情聴取からいきなりその逮捕権を行使して、嫌はれ者にお縄をかけた。

これは勿論、勝算あっての動きであり、三十代前半で巨万の富を手にした成金長者は、起訴有罪率十割の特捜に狙はれ、PCと身体的自由を奪はれ、いきなり虜囚の人となつた。続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

January 09, 2006

冬の中央道

お寺独特の、凛とした冷気の中で目覚める。

ここ京都の冷へ込みはやはり、九州や東京よりもきびしい。
 
昨晩北九州から、山陽道を550キロほど突っ走り、京都の友人であるOさんの実家、K寺に辿り付いた俺は、湯漬けを一膳とビイルを振る舞はれ、夜更けまで和尚と清談した。

ここは千年以上も前から、この場所にあると云はれる古刹で、Oさんは跡取り息子である。
続きを読む

lotusjimusyo at 22:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

January 01, 2006

平成十八年度元旦

新春の御来光を、故郷北九州市の水晶山山頂にて迎へる。

いはゆる初日の出を拝む習慣は、古来からの太陽信仰の顕れであり、国土に平安をもたらすとされる、天照皇大神への信仰と結びつくものであるが、太陽暦における新年を、つつがなく迎へられたることを感謝して、太陽に頭を垂れる。

その後、新春の陽光と爽やかな冷気の中、地租神である高見神社を参拝。

冷水で身を清め、神前に立ち、新春の志を告げる。

皇祖であり、日本民族の祖神たる天照皇大神のお札、神宮大麻を購入して、御神籤を引くと、神仏を敬い、正しい行いをして、神と一体化するやうに心掛けよとあり。

これはと思い、御神酒を金杯にて戴くと、全身に力が漲ってきた。

天照皇大神のフォースや。神宮大麻



lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

December 26, 2005

紫煙の誘惑

20代の頃、わたしはスポーツに打ち込んでゐたので、煙草を吸はないやうに心掛けてゐた。

だが色々な事情から、ある日突然スパスパと吸ひ始めた。

そこにはマゾヒスティックな自己破壊衝動があったのであるが、それはそれで納得して、喫煙の習慣をはじめた。

仕事の合間や喫茶の時に、一服をすることにした。

毎日は緊張の連続で、日に何度かは弛緩薬が欲しくなるのだつた。

しかしわたしの身体はその習慣に因って、順調に蝕まれてゆき、胃がもたれるやうな、ダウナーな症状が付き纏ふやうになつた。

これは不快であったが、わたしの魂はニコチンを悪友として欲し、適量を超へて煙草に依存するやうになった。

わたしは見事にニコチン中毒者になつたわけである。

続きを読む

lotusjimusyo at 23:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

December 23, 2005

クリストさまより天子さま

本日12月23日は、今上陛下御生誕の日にあらせらり、官公庁は祝日となって玉体の健やかなるを祝ふ日やけど、みかどのみやこ、帝都東京はクリスマス風の電飾に彩られ、まるでキリスト教国のやうな様子を呈してゐる。

わが朝はその神社仏閣の多さからも知れるやうに、古来神仏を以てその国教としてきた歴史を持ち、その最高神てある天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、万物を照らす太陽神として伊勢皇大神宮に祀られ、全国に数十万社ある神社、つまり稲荷社、八幡社、天神社、諏訪社、八坂社などの、鳥居があるお社(やしろ)すべての頂点に立つ、究極の神だ。

ヒンドゥー教で云へばシヴァ神のやうな存在が天照大御神であり(ちょっと違ふけどね)、初詣などで手を合はせてゐるすべての神さまが、要はその子分なのであって、天皇はその魂が人間に宿った現人神、地上に舞ひ降りた神の子孫であるといふのが、わが神道の立場なのであった。
続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

December 08, 2005

トラ・トラ・トラ

本日12月8日は、英国人ジョン・レノン氏が紐育の自宅、ダコタ・ハウス前で狙撃された日であり、彼の本命日にあたる。

毎年この次期になると、巷には「イマジン」が流れ、クリスマス風に電飾された繁華街は、冬の、一種独特の風情が漂ふ。

撃ち殺されたことによって、あの仁のカリズマ性は一層高まり、昨今では神格化されたイメージさへ感じ、ジョン・レノン神社くらいはできさうな勢いである。
続きを読む

lotusjimusyo at 23:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

November 29, 2005

男は黙ってろ

齢を重ねる毎に、人間といふのは経験値を増す筈で、そこから来る自信故、自分は知恵が付いたといふ、客観的判断に欠ける自惚れが強くなってしまふものであるが、これは誰しもが避けがたいものである。
 
だが、事が女性の心理の問題になると、これは男にとって、ある意味理解不能な領域であって、子供を産む時の痛みが想像出来ないやうに、男性に判らない次元の話はたくさん有り、酒場などで女子に、大物面をして偉さうな訓を垂れても、全く尊敬を得られないばかりか、却って反感を買ひ、もてないスパイラルに陥ってしまふことは、これは多々あることである。続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

November 15, 2005

女は黙ってろ

男性と女性とは、その身体の成り立ちから声帯の性能、身体的能力まで様々な違ひがあるが、脳の中身といふものも、これは大きな差異があり、その思考回路は時として、想像を超へた乖離があるものであって、この点を理解した上で会話を進めてゆかないと、時に大きな誤解を生むことがある。続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

October 31, 2005

秘剣・鬼の爪

秋の夜長、スズナリも涼しくなってきた。
わたしは芸術を愛でたい気分になり、ノートパソコンを店に持ち込んで、以前のやうにDVDを鑑賞することにした。
お酒を呑みながら映画を観る、これは本当に贅沢で悦楽的だ。

今回わたしが蔦屋にて借りてきたのは、山田洋次監督の徳川時代劇、「隠し剣・鬼の爪」であり、海外でも高評価を受けた、すでにクラシックになってゐる名画である。
続きを読む

lotusjimusyo at 23:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

October 13, 2005

わたしは歌手

下北沢には音楽で身を立てやうといふ人が多く、ここスズナリにも、さうゐつた志の方がたくさん呑みにやってくる。

皆それぞれ故郷から、自分の好きな道を求めてこの帝都に集まってきた方々だが、その中でもわたしの目を引くのは女性歌手、つまり女子の歌ひ手であった。

歌曲はその節目に歌ひ手の魂が宿れば、じねんと表現に艶が出るものであって、女性がその内に秘めたる淫蕩な情熱すべてを吹き込み、子宮の振動から発せられる言霊は、やはり只ならぬものと思はれる。

さうゐつた意味で、歌の上手い女性はある意味、業が深い面があると云ふことも出来るが、歌手といふ生き方を選んだ方は、それだけでまことに文学的興味をそそられる存在である。続きを読む

lotusjimusyo at 23:53|PermalinkComments(3)TrackBack(1)

September 25, 2005

横綱の涙

平成18年度、大相撲9月場所は優勝決定戦のうえ、横綱朝青龍が小結琴欧州関を下し、14度目の賜杯を手にした。

日本人は蒙古人より欧州人が好きで、少し白人コンプレックスを持ってゐるといふわけではないだらうが、世間の空気は何となく、若く美しいブルガリア人を応援してゐたやうに感じられた。

横綱はその自負からか、言動が時に傲慢でふてぶてしい。

みんなが認める強さであるはずなのに、何となく不人気であることは、その負けた時の座布団の舞ひを見れば瞭然である。

続きを読む

lotusjimusyo at 23:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

September 19, 2005

月夜に荒れるスズナリ

中秋の名月の翌日、これぐらいの月もなかなかだ。
スズナリは爽やかな夜風が吹いてゐた。
月夜に赤い目を光らせて、昼番ワッツと店を交代した俺は、さあやるぞとばかりにビールを呑み、商いに気合いを入れた。

月曜のスズナリは、kaeluのTちゃんや、夏休みの間ジラフに入ってゐる碧ちゃんなどの人気のせいか、集客力が増す。

店どうしが近いので、荷物を預けたままバーのはしごが出来るスズナリは、こっちに誰が居る、誰々が居るからマークをずらす、などといふ腰の軽い遊び方が出来るからである。
今の時期は気候がよいので、オープン・バーのるちゃは、格好の休憩場所で、チルアウトだ。

しかし月の光といふものは、やはり人の心を騒がせるもので、この日もスズナリの夜は、たいへん荒れたものになった。
続きを読む

lotusjimusyo at 23:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

September 17, 2005

都市生活の愉しみ

先日帰郷して、友人たちの元気な遊びぶりに、あらためて地方都市の生活について考えさせられりしたけど、折角この帝都に住んでゐるのだから、地方にはない愉しみといふものがあって、それはやっぱり夜の街での夜遊びだ。

この日は朝から晴れ渡り、空気がからりと乾燥して、澄んだ秋空はまことの日本晴れやった。

中秋の名月イブの月がぽっかりと浮かび、俺は渋谷で用事を済ませた後、井の頭線で下北沢に向かふことにした。

シモキタも色々なポイントがあるけど、目指すはやはりスズナリだ。

この日は碧(みどり)ちゃんといふ、昼間のるちゃで働く女子大生がラストの日だったので、挨拶に行くことにした。

久し振りにスズナリで、客として大いに呑むつもりやった。続きを読む

lotusjimusyo at 23:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

September 01, 2005

組の人

9月1日な夜風は心地好く、この日もスズナリるちゃは屋外での酒がうまかった。

ボサノバますみちゃんはギターを取り出し、ボサノバ節で、田原俊彦を唄ふ。

「君にバラバラ、ハートは赤い薔薇〜」

彼女はこの日、ピエロといふ店でライブをやった後で、ステージ衣装だったのだが、燃え上がった彼女の魂は、まだまだ唄ひ足りなかったやうだ。

指で爪弾くボサノバ節ギターの音色は、夜の空気にうまく溶け込んでゐた。

「骨まで溶けるやうな、テキーラみたいなキスをして〜」

といふのも彼女の持ち歌で、女性がこんな夜中に、御酒までを戴ひて、往来でギターを弾けるのだから、現代の日本、下北沢は平和なものである。

だがその後、一人の恰幅好い男性の登場で、楽しい酒場は凍り付くことになった。

続きを読む

lotusjimusyo at 23:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

August 16, 2005

マオ・フォーエバー

この日は友人マオ君の命日で、マイメンMIZ君宅で偲ぶ会が開かれた。

その有富・クリストファー・真央君は、アメリカ海兵隊員だった親父さまと、日本人母さまのミックスで、がっちりとした体格のハーフ顔で、デッドヘッズで、小倉ローカルやったんやが、昨年の8月16日、沖縄島で客死した。

彼は不慮の事故で、うっかり死んでしまったわけだが、その死に顔は笑ってゐて、ピースサインをしてゐたといふ伝説を持つ、ジェダイ級の不敵な男だ。
続きを読む

lotusjimusyo at 20:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

August 14, 2005

日本の夏

朝方迎へが来て、数人連れ立ってマオ君の墓参に向ふ。

そこは城山霊園といふ有名な墓場で、若い時分に面白半分で夜中に遊びに来て、その後何かに憑かれ酷ひ目に会ったこともある場所なのだが、盛夏の日差しが降り注ぐ霊園は、たくさんの墓参の人で、行楽地とは少し違った、非日常な空気が漂ってゐる。

やはりお盆は特別だとの思ひを強くするところで、マオ君に久し振りに挨拶した。



続きを読む

lotusjimusyo at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

August 11, 2005

里帰り

お盆を迎へ、父母の墓前へ参らうと、のぞみ号に乗って故郷北九州市へ向かった。

前回は車で、高速を10時間ほどぶっ飛ばしての帰郷やつたけど、今回久し振りに新幹線に乗ってみて、時速300キロを体感し、その手軽さや快適さに、JRの底力をみた思ひだ。

北九州市は、関門橋を渡ってすぐの港町門司と、城下町小倉、官営製鉄所の八幡、戸畑、若松の五市が合併して出来た都市で、人口は約100万、工業都市の流動性があり、高度成長期の建物が多いため、昭和の街並みの哀愁が漂ふしぶい街である。

20代までずっと住んで居た場所で、マイ心のふるさとだ。
小倉続きを読む

lotusjimusyo at 21:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

July 25, 2005

未成年の飲酒の誘惑と、ええじゃないか

ジャーニーズ事務所といふ、放送業界に隠然たる力を持つ集団があり、先日その芸能プロダクションに所属する若者が、地方営業の際、陽気や旅先の開放感からか、お酒を呑みすぎぶっとんで、警察官に叱られたらしい。

これはバレーボールのイベントで地方に来た、NEWSといふユニットの美少年を、主催者側の女子アナウンサーが夜半に誘ひ出して、未成年と知りつつも酒席を持つたが、その後美少年が大暴れして警官に拘束されるハメに為り、コトが露呈したため大騒ぎになったといふもので、インターネットや週刊誌といふメディアは、現在執拗にこの話題をフォローしてゐる。
続きを読む

lotusjimusyo at 19:54|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

July 17, 2005

ボクサーズ・ロード

空気に湿り気があって、肌に絡み付く夏の夜、これはビールが美味いもんだ。

るちゃは屋台のやうな、半分が屋外にはみ出した店なので、やはりこの季節が気持ち良い。

最近はカウンターから出て、外に面した椅子でお客さんと一緒に呑むことが多くなった。

客なのか給仕なのか、わからないくらいで、スズナリの日々もマックスに達しつつある昨今だが、友人のジャーナリスト山川徹くんと、教育ライター豊田なつこと店先で気分良く呑んでゐたところ、小森さんがいつものやうに真っ赤な顔をして通りかかった。

この方は以前、「正直の頭(こうべ)に仏宿る」といふお話にも書いたクリスト教伝道師の中年男性で、角刈りで血色の良い顔に笑顔、首に巻いたタオルがトレードマークの、大柄で太鼓っ腹な、大黒さまのやうなお人である。
続きを読む

lotusjimusyo at 20:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

July 01, 2005

憂国のバーテンダー

菊今上陛下がサイパンを慰霊され、中共政府が小泉首相の靖国神社参拝に因縁をつけてくる昨今、スズナリに於ひては、そのやうな話題が酒宴のつまみになるやうなことは、あまりないのであるが、たまにお客殿の年齢層が高ひ時、かうゐつた時事問題に話題の方向性を向けると、酒場を熱する効果があり、売り上げにも影響する。

そもそも政治や社会問題を語るのは、うんざりする側面があり、酒宴の席に於ひては、敢へて阿呆な話を心掛けた方がよいといふ考へ方もあるが、一般的に男性は成熟してくると、云ひ換へればおやじ化が進むと、この手の話題を好むやうになってくるやうである。

しかし、思想や政治信条には、それぞれの立場といふものがあって、相手が自分とは相容れない価値観を持ち、且つ攻撃的な性格で、酒精が変な方向に入ってくると、場の空気が険悪なものになり、しまいには乱闘に発展するといふこともあり得るため、ここで巧い具合にバランスを取るのが、バーテンダーとしての役割りなのであるが、話題によっては行司自身が冷静さを失ふといふ事態も、これは多々あるのだった。続きを読む

lotusjimusyo at 18:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)靖国神社 

June 26, 2005

ズンコ・フォーエバー

日曜日のるちゃを担当する純子ちゃん(ズンコ)が、いきなり辞めることになった。

彼女は元々、実兄であるコウちゃんがるちゃで働くことになった時(現在は離職)、いい経験になるからお前もやってみろといふことで、半ば強引に店を任されたといふ事情を持ち、兄上の命令には逆らへなかったわけだが、本人としては二ヶ月くらいで辞めるつもりだった所を、結局半年以上勤め上げたといふことで、このへんが潮時、オーラスで、想定内だらう。

この日が千秋楽のラスト・ズンコで、彼女がカウンターに立つ姿を見るのは、今生ではこれが最後だらうから、様々な浮世の義理を振り切り、別れの挨拶に伺った。
続きを読む

lotusjimusyo at 23:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

June 18, 2005

環7に来いっ

あきちゃんは、土曜日の夜にるちゃのカウンターに立つ女で、この下北沢にも古く、日曜の純ちゃんと二人で、るちゃバーの女2トップを張ってゐる。

彼女は現在代田橋の駅近くで、お惣菜やを任されてゐて、料理といふものを真剣に追求してゐるお人である。

その味のセンスには、なかやさん同様、なかなか唸らせられることが多く、将来はきっと何か、飲食業でぶちかましてくれるのだらう。

だがそれ以上に彼女は、その有り様や口舌の切れ味で人を唸らせる。

若くして皆が一目置く器のでかさ、ゴッドマザー的フォースを発してゐるのだった。続きを読む

lotusjimusyo at 19:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

June 15, 2005

想定の範囲内

拓己くん(21)は、るちゃで週一度程自分の時間を持つハンサムな広島人で、明治大学に学ぶ、気骨ある若者だ。

彼は近頃、金銭的な事情もあってか、自室内で過ごすのが楽しいやうで、ターンテーブルで独り遊び、趣味はインターネットでありますと、開き直ったやうに云ひ、自らをひきこもりニート君などと自嘲する。

ニート(NEET)の本道は、親元で怠けることはないかとの思ひから、青雲の志を胸に上京した苦学生の彼は、それほど自分を卑下することもないと感じるのだが、ニートと韜晦しながら、実は内側でクリエイティブな活動をしてゐる人も、世間には多いのかもしれない。
続きを読む

lotusjimusyo at 21:22|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

May 27, 2005

大地震

ある君(4)がいつものやうにやってきた。

すでに午後九時をすぎ、子供は寝る時間だ。

俺は店外に出て、巧みなステップを駆使し、あるの攻撃をかわしてゐた。

この遊びを何と云ったらいいのか。

あるぎゃはははと笑ひながら俺を追ひまわした。

幼児といふのは、一瞬にして脳のスイッチが変わり、ハイの状態に持っていける。

楽しむことの基本は、幼少期のこの感覚である。

するとテラさんといふ、この辺でよく呑んでゐる年配の方が通りかかり、

「おお、ある」

といふ感じで近付いてきた。

ある君はこの界隈の人気者だ。

テラさんはイクさんの店の常連でもあるので、息子であるこの幼児と慣れ親しんでゐる。

だがこのスズナリのベテランは、あるに不吉な言葉を残して去って往った。

「ある、明日地震がくるから、気をつけろ」

ある君はその言葉を聞き、戦慄して、みるみる表情が変わってゐつた。続きを読む

lotusjimusyo at 18:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

May 25, 2005

ジャーナリスト魂

この日、帝都は陽が暮れた頃から一時的に強い雨が降り、空気がひんやりとしてゐた。

さて、今日はどんなことが起こるのだらうかと、客が来るのを待ってゐたところ、るちゃの前の路上に一台の車が停まった。

ボンネットがめくれて、どうもどこかでぶつけたやうな、事故直後の雰囲気だ。

これは、と思い注目してゐると、車内からおじさんが出てきた。

四十代くらいの小柄な人だ。

その方は車を路駐したまま、ふらふらとるちゃに入ってきて、カレーをちょうだいと云った。

「車、事故ったんですか」

「ああ、あれね、今ちょっと首都高で、150キロくらいでスピンしちゃって、ぶつけたんだよ」

男性は軽い調子で云ったが、時速150キロでスピンとは只事ではない。続きを読む

lotusjimusyo at 23:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

May 17, 2005

賭博者

かつてのロシヤにはドストエフスキィといふ凄い文豪がゐて、その代表作に「賭博者」といふ陰鬱な小説がある。

これは作者自身の体験を元に書かれたといふ暗いお話で、ルーレット賭博にはまる男が主人公の、博打打ちにはたいへん身につまされる内容だ。

昼間るちゃを開けて、せっせとカレーを仕込んでゐるなかやさんは、料理センスのある有能な女性だが、パチンコといふ趣味を持っており、賭博の危険な魅力を知ってしまったお人である。
続きを読む

lotusjimusyo at 19:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

May 05, 2005

五周年記念会

西暦2005年5月5日端午の節句、これはなかなか目出度い日で、るちゃの開店5周年記念日だ。

しまだは急遽同報メール撃ち、るちゃで記念イベントを開いた。

と云っても音楽の音量を上げたり、余興をやったわけではなくて、あくまで心意気での集まりだつたが、昔のるちゃを思はせるやうな賑やかな展開になった。
五周年続きを読む

lotusjimusyo at 18:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

May 03, 2005

青春の苦悩

ギャロ




以前常連客の学生さとる君のことを書いたが、彼は近頃ますますシモキタで呑み歩くことにのめり込んでおり、アルコールで脳の機能が低下して、学業に支障が出るのではないかと心配してゐる。
続きを読む

lotusjimusyo at 19:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

April 27, 2005

出入り禁止

呑みや業界の人は、毎晩色々なお客に対応するわけだが、中には困ったお人もゐて、できることなら二度と来ないで戴きたい、といふお方に来店されることも、これは多々あることだ。

つまり泥酔してまわりの客にからみ、セクハラ行為に及び、場の雰囲気を著しく悪化させる人などがさういふ例にあたり、怒った店側から、出入り禁止、出禁(できん)宣言を喰らふことになる。

そのやうな人はある意味気の毒で、その酒乱癖のために色々なところを出禁になり、段々と行き場が無くなってくる。

それはやはり、自分が招ひた因果だが、酒で友人を失ふといふのも、あはれなものなのだつた。蒲公英続きを読む

lotusjimusyo at 21:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)