2010年09月

9/30

[9/30] 木曜  1.42兆円  9,369.35  -190.03  -1.99%

東京円、83円台前半に続伸 介入後の高値を連日更新
9月の為替介入、総額2兆1249億円に
米プルデンシャル、AIG傘下2生保の買収を発表
楽天証券、海外商品先物に参入 金や原油、ネット証券で初

下方修正の任天堂、-9.34%の大幅安。ホシデン、ミツミ、メガチップスなども暴落
金融株に売り。メガバンクは揃って年初来安値を更新
武富士が全株一致。始値6円、終値4円
アイフルが上場来安値を更新
下方修正の一休は大幅GDの後も値を下げ、-14.49%のストップ安張り付き

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 円高に加えて東電や任天堂、メガバンクの悪材料が重なって大幅安。アイルランド発の欧州金融不安も下落に拍車をかけた模様で、後場からは先物に大口売りが連発してのかなりきつい下げとなった。

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 相鉄が公募増資。超割高なのに絶対下がらない異常な月足をした銘柄だったのだが、とうとうレンジ下抜けか。しかしよくこんなのはめ込めるよね。引き受けるのなんてサヤ取り狙いのトレーダーしか居なさそうなんだけど。

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 プロミスを寄り付き直後からショート。武富士関連の記事を色々見てみたのだけど、レガシーコストを抱えたままの再建はかなり厳しいと言う結論で良さそうな気がした。武富士の潜在債務が1兆円規模らしいのだが、プロミスの純資産は2700億円しかない。武富士の半額と見積もっても余裕で巨額の債務超過になれる状態にある。

 直近に出たレポートでは過払い金の返還がピークを過ぎたとの見方をしていたが、武富士の影響で再び増加に転じるのは必至。潰れる前に請求しないと貰い損ねることが周知されてしまったのは大きい。エコカー減税終了前の駆け込み需要などと似て、こういう取り損ね感は人の心をよく動かすと思う。この分野をドル箱にしてきた弁護士連中も、最後の稼ぎ場と見て全力で攻勢をかけてくるだろうから、銀行で言う取り付け騒ぎ的な動きに発展する可能性はあると思う。それによって想定外のペースでキャッシュアウトが始まった場合、期間利益を出しつつ緩やかに返済していくという前提が崩れてしまう。そうなると、バックに銀行が付いているからというだけでは済まされなくなって、親に実弾の提供が求められる事態にもなりかねない。

 ところが、メガバンクの方もバーゼル3に向けてどうしようかと四苦八苦している状態で、そんないくらになるかもわからない巨大な簿外債務を持った会社を丸抱えなど出来ようはずもない。武富士同様に法的整理に持ち込んで身軽にするのが一番だが、そんなことをしたら日本のマスメディアの格好の餌食になる。そうした状況の中で、相当難しい判断を迫られることになるだろうと言うことを見越したのが、今日の三井住友とUFJの下落だったのではないかと見ている。恐らくしばらくは、この問題をどうするのかハッキリしろ、との催促下げが続くのではないか。

 正直なところ、最終的にどういう形で着地するのかは素人には全く予測できない。ただ、高値でのTOBなんて話だけはまずないことは間違いなく、救済されるとしても既存株主に大きな痛みを強いる形でのファイナンスになるのではないだろうか。いずれにせよ、今のプロミスの時価総額900億円弱にはそれなりの売り安心感があると個人的には考えている。

 それともう1つ、プロミスには個別で需給的な妙味があることも大きい。三井住友銀行に次ぐ第二位株主にいるのはあのフィデリティ投信で、最新の大量保有報告書では12.33%を保有している。フィデリティは発行済株数の15%までしか買ってこないので、決死のナンピンがあったとしても残りの枠はわずかに2.67%。一方で、これだけ悪材料を抱えた状況で12.33%もの株が特定の主体から売り続けられたらどうなるか。

 長年フィデリティの大量保有報告書を追ってきたフィデリティウォッチャーの俺には、買う理由のない銘柄を彼らが売り始めた時に起きる悲劇についての十分な記憶の蓄積がある。その研究の成果を活かし、通称「フィデリティチャート」に乗る時がついにやって来たのだと思うと、胸が熱くなるのを抑えきれない。当面は特に目標やシナリオを想定せず、LCだけを決めて事態の推移を注視していこうと思う。

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 待ちに待った押し目が到来だけど、東電の増資にメガバンクの安値割れと、何かイヤな感じがする。ダウの下げとセットなら結構深い調整もありそう。流石に今回は7割程度ヘッジ済み。しっかりと見極めてPFを完成させたい。その後は野となれ山となれだ。

9/29

[9/29] 水曜  1.34兆円  9,559.38  +63.62  +0.67%

任天堂が最終赤字に 4〜9月、円高やソフト不振
携帯ゲーム機「3DS」、11年2月発売 任天堂
東電、29年ぶり公募増資 原発建設など5549億円調達
エフオーアイ粉飾事件、東証などを提訴 株主ら
中国、レアアース対日輸出の通関手続き正常化へ

エルピーダが反発。最先端DRAM量産報道で
アイフルが上場来安値に面合わせ。プロミス、アコムも続落
東京電力が-7.76%の大幅安。公募増資報道で

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 東電が大規模増資。配当だけが魅力の電力が印刷ってどうなの。成長とか言われても…。んでチャートはいつもの形。なんでこれ逮捕者でないんだろうね。年に何回か、20%は確実に抜けるんだから、これだけで食っていけるでしょ。ふざけんな。
 
 そして去年増資した郵船は手元資金が余ってるので運用しますとか。サイテーですね。企業って景気いい時に強気になって自社株買い、持ち合い、設備投資とかやって大損。景気悪くなったらビビって借金返済、公募増資。どヘタクソ個人投資家そのものの動きだよね。こんな低金利な時に増資って本当に株主をなめてると思う。MSは社債出して自社株買ってますよ。

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 任天堂が乱高下。場中に3DSの価格と発売日を発表。期待感で+4.6%の25000円まで上昇していたが、発表と同時に暴落で-3.72%の23010円で引け。更に引け後に下方修正。まぁあれだけ売れてないと言われてたから仕方ないと思うけど。

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 GMOがクリック証券を買い戻し。3年前に48億円で売った株の約2/3を、52.7億円で引き取るらしい。この評価額だと総額では77.9億円。3年で+30億ウマスなぁ。この人は保有する不動産を現物出資して、安値で自社株の増資を引き受けたこともあり(その不動産は後に減損処理される)上場会社の使い方が非常にお上手な印象。だから個人的には、GMOやその関連会社は買いたくないのよね。もっとも、株価はその時の引受価額まで下がってるわけですが。

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 某企業に3週間前に出した質問メール。未だ返答がないので再び問い合わせてみるも、2日たって連絡なし。最初に問い合わせフォームからIRのメールアドレスを聞いた時は20分ぐらいで返信が来たんだが、一体どうなっているのかね。

9/28

[9/28] 火曜  9,908億  9,495.76  -107.38  -1.12%

武富士、更生法適用を申請 負債総額は4336億円
武富士、「過払い金」の請求1兆〜2兆円にも
トヨタ、「軽」販売年6万台狙う ダイハツから調達
中国のレアアース輸出規制で調査 経産省、商社など30社 WTOへの提訴も検討
アサヒ、中国食品最大手に出資発表 伊藤忠とも提携
岐阜銀1株に十六銀0.089株を割り当て 統合合意で
大証、ジャスダック銘柄のリポート作成会社を4社選定

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 終日先物固定操作のクソゲーかと思いきや、後場に突如急落。そこまで動かなかったぶん売買は低調。値上り率上位にもめぼしいものはなく、停滞の1日。武富士は当然のストップ安。プロミス、アコムは小幅に続落。

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 下方修正のトライステージが-14.87%と大幅安。元々ずっと売られていたのに更に下がったもんだから、下方修正後でもPER5倍。配当出せばだいぶ違うんだろうけど、四季報によると来期は業容拡大のために社員数6割増の方針と言うから見込みは薄い。というかその負担で連続減益になりそうな。何やってるのかよくわからないけど儲かってました系だし、なんだかテレ○ェイヴを想起させる。まだ手は出したくない。

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 優待は悲喜こもごもあったらしい。が、岡三使えなくなった俺には関係の無い話。低額の定額じゃないと意味ないから、やれるのって今は実質クリックと岡三ぐらい? せっかくなのでANAショートで手堅く勝利。要らなかったからやってないんだけど、10000だけでも現物買えば良かったかな。

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 信用建玉限度額を増額。+1億で申請も、5000万しか増えなかった。この前もそうだったな。まぁしばらくは超えることないだろうからいいけど。

 気がつくと信用全力2階建てになってる件。資金が全然足りない。

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 JQ銘柄のリポートとやら、どんなものになるかわからないが期待せずに待つ。

9/27

もう少しマーケットの動きを細かく記録しておきたいと思い、日次の更新にチャレンジ。続くかどうかわかりません。気が変わったらいきなりやめるかも。

[9/27] 月曜  1.16兆円  9,603.14  +131.47  +1.39%


シャープ、電子書籍12月開始 日経など配信
韓国LG電子、日本のテレビ市場参入 11月から10機種
武富士、更生法申請へ 過払い金返還重く
米、株高速取引に規制論 SECが報告書で指摘か

会社更生法適用申請と報じられた武富士がストップ安売り気配。アコム、プロミス、アイフルなども大暴落
日経平均採用に絡む売買で、日本電気硝子が+8.24%の大幅高


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 ダウ大幅高を受けて順当に上昇。せっかく押し始めてた狙いの株が反発してて萎え。

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 シャープが開始する電子書籍サービスの名前が「ガラパゴス」であることが発表され、ツイッターは一時その話題で騒然となっていた。

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 武富士ショックでその他金融が暴落。アコム、プロミス、アイフルは寄り付き後にも値を下げたが、連想で売られたクレセゾンやオリックス、Jトラストなどは陽線で終わっている。狙うならこの動きだったのかも。

 数日前に、過払い金返還請求の件数がピークを超えたとのレポートが出たことで消費者金融株は暴騰していたが、武富士だけは買いが続かず、この2日の値動きはプロミスとの間でかなりの温度差があった。確信的な売りとはこういう事を言うのだろうね。

 武富士に関しては、資金繰りが相当苦しいのではないかとの観測が以前からネットで流れており、こういうシナリオも念頭においての売り場を考えてはいたのだが、ついにそのタイミングを掴むこと無く幕が引けてしまった。今から思えば、リーマンショック後の安値を割り込んだところからがトレンドフォロー的な入り方としては正解だったのだろう。

 ただ、この銘柄の場合は1度に500株ずつしか空売りが出来ず、下げている時にショートを仕込む気になれなかったと言う事情は確かにあって、これがせめて100株単位なら今頃は勝利の美酒に酔いしれていたのかもしれないと思うと、つまらないことでチャンスを捨てるものではないなと反省しきりになる。

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 新興は主力の売買が低調で、相変わらずの蚊帳の外。個別銘柄も冴えないが、JQの品薄株を仕掛けている連中は疲れ知らずで今日も値上り率上位に顔を並べていた。

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 レアアース関連のアサヒ、松田、アルコニクスは続伸。アサヒはレアアース事業はやってないらしいが、金価格上昇とかぶる面もあり、ここは息の長いテーマになりそうな気もする。中央電工、アサカ理研あたりも穴としてはありか。

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 電気硝子は今年一番のチャンスだったかもしれない。やっぱりあの下方修正、出尽くしになるよね…。

9/20 〜 9/25

[9/20] 月曜  休場(敬老の日)

日産、中国の生産能力8割増


[9/21] 火曜  1.16兆円  9,602.11  -23.98  -0.25%

マネックスG、公募増資で46億円調達 シティが保有株を売却
株式売買、日米欧で低迷 2年で代金3割減
コナミ、アビリットを株式交換で完全子会社化
キヤノン、タイにプリンター新工場 年550万台の生産能力
トヨタ系金融会社、中国のリベート問題で罰金通知書
世界貿易13.5%増、2010年伸び最大 WTO予測
IBM、大規模データベース会社を1500億円で買収

ダウが145ドル高と4ヶ月ぶりの高値で日本株もGUしたが、利食い売り優勢で寄り天
消費者金融株が大幅高。過払い金返還請求が峠超えたとの観測で


[9/22] 水曜  1.07兆円  9,566.32  -35.79  -0.37%

NY金、5日連続で最高値更新 1300ドルに迫る
シャープ、米太陽光発電会社買収で合意 260億円で
店頭FX取引、8月3割減 レバレッジ規制背景に


[9/23] 木曜  休場(秋分の日)

中国、レアアースの対日輸出禁止か 米紙報道、当局は否定
日産・ルノー、10車種の車台共通化 コスト3割減目指す
トリドール、ハワイで飲食店展開へ 初の現法


[9/24] 金曜  1.43兆円  9,471.67  -94.65  -0.99%

円、一時1円近い急落 介入観測広がる
中国がレアアース輸出枠「発給停止の情報」経産相
東証の昼休み見直し案、7割が反対・現状維持求める
ヤフーとDeNA、PC向けゲームサイトに不具合
NY金、初の1300ドル台 年初来では19%高

介入観測、日銀総裁辞任観測など流れて急騰するも全戻し
三菱総研が大幅高。東証一部指定で


●週末のニュース

東芝、電子書籍配信に参入 まず米国で100万冊超
ネット通信速度10倍に 総務省やNTT、独自規格で実験
三菱自と韓国LG化学、電池共同開発 電気自動車向け
NY株急反発、終値197ドル高で4カ月半ぶり高値

9/13 〜 9/17

[9/13] 月曜  1.03兆円  9,321.82  +82.65  +0.89%

東電、10年間で海外投資1兆円 米中印で発電事業
銀行「狭義の自己資本」実質7%に上げ バーゼル委
ガラス基板用研磨剤、昭和電工が4倍に値上げ 希土類急騰で

ACホールディングスが20円から46円と前日比+130%。先週からの低位株祭り続く


[9/14] 火曜  1.04兆円  9,299.31  -22.51  -0.24%

菅氏再選に円高の洗礼 東京円、83円09銭まで上昇
バフェット氏「米景気の二番底あり得ない」
PCやスマートフォン、4年で50億台超に インテル予測
HP、セキュリティーソフト会社買収で合意 約1300億円

菅氏再選が決まった瞬間に急激な円高


[9/15] 水曜  1.67兆円  9,516.56  +217.25  +2.34%

エフオーアイ社長を逮捕 115億円粉飾決算の疑い
政府・日銀が円売り介入 6年半ぶり、単独で
米市場でも円売り介入 政府・日銀、総額1兆円超に

IPO 3165:フーマイスターエレクトロニクス JQ 初値:970円 公開価格-3%
円高で売られるも、82円台を付けた直後に為替介入。先物は9140から十数分で9440まで急騰
後場GUから一段高で、一時9540円まで。輸出株が一斉に垂直高。安値からの上昇率はソニー7%、エレク8%、ニコン10%など。
ジャスダック指数マイナス、マザーズ、東証二部が小幅高で新興や小型は蚊帳の外


[9/16] 木曜  1.38兆円  9,509.50  -7.06  -0.07%

円売り介入、過去最大2兆円超 政府・日銀
シャープ片山社長、液晶パネル減産「9月で終了」
スクエニ、FF最新作を中国投入 オンラインゲーム大手と提携

介入の余韻からGUも寄り天。ドル円は85円台で安定推移


[9/17] 金曜  1.24兆円  9,626.09  +116.59  +1.23%

外為どっとコムに業務停止命令 金融庁
GSユアサ・三菱商事、欧州で車載電池合弁
金型大手2社、政府主導で統合 ものづくりの要守る
東工取、21日から深夜取引を午前4時まで延長
証券優遇税制の延長「全力で取り組む」 日証協会長
KDDI、中国VBと提携 「サンシャイン牧場」風のゲーム提供

ソフトバンクが年初来高値。売買代金は1位
旭ダイヤモンドも年初来高値。引け後に自社株消却発表
FF14の中国展開が報じられたスクウェア・エニックスが+8.90%の大幅高
欧州最大規模の工場建設と報じられたユアサは大商いもGUから伸びず


●週末のニュース

中国が閣僚級交流停止、丹羽大使に抗議 船長拘置延長
中東に水輸出・見返りに原油 政府、まずカタールと交渉
日立のHDD子会社、米上場へ 11年3月メド
沢井製薬、キョーリン株5%弱取得 買収にも意欲
BPのメキシコ湾原油流出、油井封鎖を確認 米政府
ガス田「白樺」、中国単独掘削なら対抗 首相が方針確認

オリコン9位とかニコゲーの話

 ニコニコ動画の「歌ってみた」から人気になった歌手がメジャーデビューを果たし、それがオリコン週間ランキングの9位に入ったと言うニュースがヤフーのトップページに出ていた。なんでも13,000枚を売り上げたらしい。CDが売れない売れないと言っている中でのこの快挙は注目を浴びそう。そう言えば民主党代表選では小沢一郎がニコニコ生放送に出演し、その映像がNHKのニュース7で流れるという一幕もあり、なんとなく世間一般にニコニコ動画の存在感を知らしめるニュースが結構出てきているような気がする。

 それはともかく、ニコニコ出身のアーティストがオリコンで9位になったと言うのは普通に凄いことだと思う。僕は本人のバックグラウンドをよく知らないのだが、1つにはニコニコ大会議の存在も大きかったんじゃないかと思っている。大会議と銘打ちつつ、その実態はライブイベントであり、出演者はあの舞台を通じて色々なことを感じ、経験することが出来たのではないか。その中で、より本格的に音楽を目指したいと思う者もいれば、やっぱり趣味の延長線上で、ネットで色んな人に聴いてもらえればそれで幸せかなと考える者もいて、そのどちらもアリなんだよと教えてくれているのがニコニコ動画なのだと思う。だから、今回の9位と言うのは象徴的な出来事ではあるのだが、決してそこがゴールではない。行き着く先がメジャーデビューという既存の路線上にあるなら面白くもなんともない。そういう道もあるというだけの話だろう。

 これまで自分の作品を世に知らしめるには、大体はマスな媒体にのるしか道が無かったが、今はそうではなくなった。金を稼ぎたいなら話は別だが、それ以外の価値を得るならネットで十分で、その最もポピュラーなプラットフォームとしてニコニコ動画は不動の地位を確立したと言って良い。今後どれだけ素晴らしいインフラを備えた大資本が参入してこようと、これまでに築いてきた人的、文化的資産を奪うことは不可能だろう。証券会社のように、手数料が安くなればホイホイ移るというもんではない。

 よく大会議などのイベントをして、金の無駄遣いだとか経営陣の道楽だと文句を垂れる株主様もいらっしゃるようだが、あれは長期的に見てユーザー=クリエイターを囲い込むのに絶対に必要な投資である。この時期は1人でも多くのニコ厨を獲得することに全力を挙げるべきで、そのための費用は惜しんではならない。黒字化などいつでも出来るのだからどうでもいいというのが、真にニコニコ動画の可能性を感じている株主の意見であろう。

 その意味で、ニコゲーの発表が行われると聞いた時、僕は少し不安を覚えた。これだけの会員数がいて、しかも有料会員が100万人に迫るほどの強固なファン層を持っているのだから、いずれはソーシャル的な仕掛けで利益を取りに行くのは必然の戦略だが、収穫の時期はまだまだ先だと考えていた。これまでの川上会長の発言などを見ても、そのあたりのことはしっかりと意識しているように思えて、ドワンゴ経営陣がきちんと長期的視野に立って物事を進めていることに大いに安心感を持っていた。それだけに、黒字化の余勢を駆って性急に事を運ぼうとしているのではないかと危惧したのである。

 だが、出てきたものは予想とは全く違う形をしていた。確かにアバターやアイテムを販売する仕組みはあるのだが、それを全面に押し出している感じはしない。あくまでもおまけの域を出ておらず、それがなければ攻略が進まないといった非情なシステムにはなっていないようである。そもそも、運営会社はニワンゴではなくスパイク(ドワンゴの孫会社)となっていて、ニコニコ動画のIDは使えるものの、サイトは完全に切り離されている。ニコニコ動画からニコゲーへの導線がほとんどなく、押し付け感が全くないのが素晴らしい。やりたい人だけ勝手にやれば?と言う具合で、これは恐らく現状でのベストなやり方なのではないかと思われる。

 大体、DeNAとグリーが熾烈な闘いをしていて、そこにmixiも海外大手を巻き込んでの不毛なソーシャル三国志が展開されているところに、今更正攻法で入っていくのは頭が悪すぎる。蛮族は蛮族らしく、ひたすらに我が道を行くのが蛮族としての正道だろう。果たしてニコゲーがこれからどういう進化を遂げ、それがどれほど利益に貢献するのかは全く未知数というか正直なところ期待薄なのではあるが、収益化を狙いすぎてユーザーからの離反を受けると言った最悪の事態とは無縁でいられそうで、その点はとても安心した。

 今週はkawangoがなにやら吠えて物議を醸しているようだが、あまり余計なことは言ってくれるなと思う。この世界では目立ったら終いと言っていたのは彼自身である。これまで通りのダークホース的な位置取りをしっかりと保ってもらいたい。マネタイズレースにおいてはDeNAもグリーも既にムチが入って一杯の状態であり、あんなものは放っておけばいずれ勝手に失速する。グルーポンを見てもわかるように、この業界は儲かるとわかれば一瞬でマークされて厳しい戦いを強いられることになる。カネの匂いをできるだけ抑えて自由が効く間にやれるだけやっておき、気付いた頃には根がびっしりと蔓延っていて手がつけられない状態となっているのが理想的なのである。

9/6 〜 9/10

[9/6] 月曜  1.03兆円  9,301.32  +187.19  +2.05%

日経平均銘柄定期見直し、日電硝と東建物を採用、三菱レイヨンとクラリオン除外
富士康科技集団、今後10年の成長目標を半分に修正

下げのきつかった半導体や機械関連に買い戻し、エルピーダは一時10%高
新興やJUKIなどの個別株が上がる、アメリカ休場時のお決まりパターン


[9/7] 火曜  1.00兆円  9,226.00  -75.32  -0.81%

エコカー補助金、一両日中にも底 6日の残高102億円
米HP前CEOのハード氏、米オラクル社長に就任
米オバマ政権、追加景気対策でインフラに4兆円投資
SBI証券、FX取引で顧客に現金還元 売買減少に歯止め

IPO 7148:FPG JQ 初値3,300円 公募価格と変わらず
ユニチャーム、アンリツなどCB発行相次ぐ
キャンバスが連続ストップ高。先月から短期で3倍以上に
大幸薬品ストップ高。新型耐性菌関連として浮上
GMOへの第三者割当増資を決めたアクロディアが寄らずのストップ高比例配分

[9/8] 水曜  1.00兆円  9,024.60  -201.40  -2.18%

欧州銀健全性審査、国債保有額を過小申告 米紙、銀行株が下落
エイベックスHD、株主限定ライブ中止へ
携帯向け新放送、NTTドコモを事業者に選定へ

欧州ストレステストへの懸念浮上でユーロが大幅安、円高で一時9000円割れ
メガネスーパーが連続ストップ高、6営業日で株価4倍に。その他の低位株もストップ高続出
大幸薬品は一時ストップ高手前まで上昇も、大引けは-9.12%の大幅安。高値から25%下げる


[9/9] 木曜  9,121億円  9,098.39  +73.79  +0.82%

全日空、格安航空参入を正式発表 大手より運賃50%安く 香港の投資家が一部出資
法人税の来年度引き下げ検討 首相が指示
都心オフィス空室率、過去最悪の9.17%に上昇 8月末
英BPを3段階格上げ フィッチ「原油流出停止で」

株主ライブ中止のエイベックスは-3.96%
メガネスーパーは一時3連続ストップ高で短期5倍に。キャンバスと共に大幅続伸
トレンドマイクロが買収観測報道で一時ストップ高も、真偽不明で高値から260円下げ
IPOのFPGは15.76%高の3600円。公募価格3300円を大きく上回る


[9/10] 金曜  1.66兆円  9,239.17  +140.78  +1.55%

日本振興銀行が破綻 金融庁、初のペイオフ発動
インデックスHDなど評価損計上 振興銀破たんで

日本振興銀行が破綻。関連銘柄が売られるも、全体に影響は見られず


●週末のニュース

ブラジルレアル、今年の高値更新 中銀は連日介入

何に投資するのか

 長文にすると、また何が言いたいのかわからなくなってくるので、要点だけ。

 3月の時点では、どうせいつかはリスクマネーが戻ってくるのだから何を買っても勝てる、と思っていたが、これは間違いだった。これからの想定シナリオは全世界デフレ。

 先進国の経済成長率は長期間低迷することが予想されるので、単純なインデックス投資も苦しくなるのではないか。期待されるリターンが低下すれば、これまでと同じ水準は許容できなくなる。3割成長していた株が、1桁成長の巡航速度に落ちた瞬間に叩き売られるのと同じように、市場全体としてはしばらく水準訂正が続いていく。基本は個別株投資。

 バリューの強みは、その価値が不変であること。銘柄そのものの価値が変わらないのだから、株価はそれ以外の要素で変動しており、言わば究極の市況連動。デフレの世界では、価値の変わらないものの価値は下がり続ける。昨日も今日も割安だったものは、明日にはもっと割安になる。

 マカフィーや3PARの買収は多くの示唆に富む。インテルやHPのようなビッグプレイヤーが、この先を勝ち残るために「未来」を買った。変化するものにこそ価値はあり、真に価値あるものには相応の値段が付くということ。

 時代と共に変化し、自らの価値を高めていくもの、あるいはその手助けとなるものに投資していく。ベタだが、成長する地域に貢献するもの、大きなテーマに沿っているもの、など。逆に安定感は好まれない。

 個別に明確なストーリーを持っている銘柄にはチャンスがある。株式に対する期待が剥げ落ち、玉も石も一緒くたに打ち捨てられている状況は、そうした銘柄を安く買う好機。どんな時代にも投資資金の需要はある。数字さえ見せれば、投資家は居ても立ってもいられなくなる。

 買うのは未来。いつか自分以外の誰かが買ってくれるだろうと言う消極的理由ではなく、今買わなければもう買えなくなるかもしれない、と自分でも思うような銘柄を選び抜く。当たり前のことしか言ってないようだが、そうした投資の基本に立ち返ることが大事なのではないか。

8/30 〜 9/3

[8/30] 月曜  1.06兆円  9,149.26  +158.20  +1.76%

家電・住宅エコポイント延長 政府、経済対策を決定
グーグル、有料映像配信に参入へ アップルに対抗
日銀、資金供給30兆円に 固定金利オペ6カ月物新設
富士フイルム、再生医療に参入 VBに40億円出資

先物はCMEを大きく上回るGUで9150円スタート、前場引け直前に9290円の高値をつける
が、昼に日銀が想定内の追加緩和を発表で出尽くし、大幅GDから陰線に。イブニングで一段安
為替は一時85円後半まで円安となったが、再び84円台に


[8/30] 火曜  1.17兆円  8,824.06  -325.20  -3.55%

概算要求、過去最大の96兆円超 歳出抑制が課題に
ツイッター、日本で黒字に 広告収入の大幅増見込む
日経平均急落、円高警戒で再び年初来安値 325円安
菅首相と小沢氏、一騎打ちへ ともに代表選出馬表明

GDから一方的に売られ続けリバ無し大幅安。年初来安値更新
富士フィルムの大型出資が決まったジャパンティッシュはストップ高
バナーズが急落し一時1円に


[9/1] 水曜  1.18兆円  8,927.02  +102.96  +1.17%

世界パソコン出荷予想、10年は19%増 年末に伸び鈍化

サイバー、ACCESS、ミクシィなど新興主力が強い。中計更新のフリービット大幅高


[9/2] 木曜  1.14兆円  9,062.84  +135.82  +1.52%

トヨタ、株価でホンダに抜かれる 新興国事業で明暗
日本電産、CB発行で最大1000億円調達 海外市場で

楽天が一時9%急落し市場の話題に。増資観測も会社は否定。株価は戻す
沢井製薬が-11.61%の大幅安。転換社債の発行で


[9/3] 金曜  1.01兆円  9,114.13  +51.29  +0.57%

HP、米3PARを1980億円で買収 デルとの争奪戦決着
バーガーキング、米ファンドに身売り 3370億円で

福田組が前場売り禁。このところ小沢銘柄として急騰し、売買が集まっていた
CB発行の日本電産は寄り底、下落率は-2.5%にとどまる
夜には雇用統計を受けて一時ドル円85円台もあったが、全戻し


●週末のニュース

米雇用者数、8月5万4000人減 市場予測より小幅
スズキ、インドに新工場 日本上回る年170万台体制
中国の自動車生産能力、4割過剰に 15年3100万台
ネット証券5社、売買代金6年半ぶり低水準 8月5%減
ソフトバンク、個人向け社債1300億円発行へ 金利1.24%
ペトロブラス5.4兆円調達、深海油田開発に充当

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