2006年06月24日

ロード・オブ・ウォー レビュー 4


Story
アンドリュー・ニコル監督が『ナショナル・トレジャー』のニコラス・ケイジを主演に迎えて描くサスペンスアクション。裏社会で天性の才覚を発揮した“史上最強の武器商人”と呼ばれた男、ユーリー・オルロフの実像を...(詳細こちら


昨日の記事からの続きですが、早速ロードオブウォー観ました。

しかし、いつも思うのだけど、

ウォ

って打つのがめんどい。
絶対一回ヲを通ってしまうんだ…
ヲ…ああ間違えた!!う…ぉ…


ええい!ちきしょー!2度手間!
ウォって一発で出すのって、、、無いよね。こんだけ言っといて実は存在してたなんてことは、、無いよね。


まあいいや。
以下レビューです。


毎度おなじみニコラスケイジ主演。
刑事さんでは無いですよ、なんてのはいらないよね、すみません。

最近ではナショナルトレジャーが面白かったし、マンドリンもなかなか良かったり好きな俳優さんのひとり。
自分的にはあんまりこの人の映画はハズレが無いという勝手なイメージを持っているのです。


この映画をひとことで言うと、沢山!
短い時間の中で色々なメッセージがつめられてる。おなかいっぱいだし、すごく考えさせられる内容です。


まずちょっと意外だったのは、雰囲気。
ドキュメンタリーの雰囲気が作品の大枠を占めるんです。実在した人に基づいた作品のようだからまぁ理解できるけど、要はニコラス演じる主人公ユーリーが色々説明や解説をしながら進むんです。


物語は、ユーリーが武器商人として大成功を収めていくというもの。インターポールの捜査の手を法の隙間をうまく使ってくぐりぬけていく展開には興奮すら覚えてしまったけど、彼の成功はすなわち裏社会に銃などの武器を次々にもたらしていくということ、、、
劇中でも描かれていますが、彼が売った武器を使って戦争したり、虐殺が行われたり
しているわけです。

__しかし彼は武器を売ること自体に何も感じていない。
何が悪い。人を殺す道具だからか?たばこや車だって人を殺すけど?
実際こんな嫌味っぽいキャラではなく、本当に少しでも悪いとは思ってない様子。
自分は何故武器商人をやっているか、、、金のため?違う。才能があるからだ、、、、
たとえ目の前で何が起こっても__その武器で虐殺が始まろうと、誰が死のうと__取引を行う。
そのメンタルも含めて自分で認める「才能」なのだろう。


「今世界には5億5千万丁の銃がある。ざっと12人に1丁の計算だ。」


「私の課題は、1人1丁の世界」


冒頭のこの言葉が彼を表してます。


強い国は武器を作る。弱い国にそれを売り、金を手にしてまた作る。
弱い国は武器を使い紛争をする。


最後に出てくるのですが、世界の武器の輸出の多くが国連安保の常任理事国5カ国によってされているという事実はやりきれないです。



この映画の主なメッセージは銃社会への批判なんでしょう。
そこをあえて武器商人であるユーリーの人生を描くことで伝えようとしています。
ラストのどんでん返しとでもいう展開には驚きよりも…


どうしようもなさ、、なのかな。


これは是非この映画を観て感じ取ってほしいです。
ホント考えることの多いこの映画。文章力の無いあっしには伝えられないです。


星4つ。
いただきました、星4つです!


なぜ5じゃないか。

完全なドンパチ映画を期待してたからか(笑)
アクションシーンは皆無です。

でもきっとドンパチ映画より得られたものは多いなぁ。


やりきれなさ、どうしようもなさを感じるけど、


これをどうしようもないだけで片付けたくない気持ちも観た方が感じられれば良いんだろうなぁと思いました。
おすすめです。


love_sherlock_jam at 23:07コメント(6)トラックバック(11)映画・DVD | ドラマ 

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1. Posted by trichoptera   2006年06月25日 14:40
はじめまして。

銃社会の批判を説教臭くなく仕上げているところ、うまいなぁと思いました。

TBありがとうございました。
2. Posted by jam   2006年06月25日 22:32
はじめまして、コメントありがとうございます。
確かに映画的な面白さとメッセージをうまく伝えてる作品だと思いました^^

またTBさせていただく機会がありましたらよろしくお願いします
3. Posted by Ageha   2006年06月26日 10:36
はじめまして。TBどうもです。

見て楽しいのに、見終わってぞっとする。
なんともはや・・・な映画でした。

武器がなにか
物資のないところへ供給される
ありがたい食料のように
みえるからたちが悪かった。

マイケルムーアの映画よりも
案外反戦へのメッセージが強いかも。
4. Posted by mugi   2006年06月26日 20:30
初めまして、TBありがとうございました。

>強い国は武器を作る。弱い国にそれを売り、金を手にしてまた作る。
>弱い国は武器を使い紛争をする。

重い事実ですね。軍縮など望めそうもない世界の現実です。
5. Posted by jam   2006年06月26日 22:11
>Agehaさん
はじめまして、こちらこそ訪問ありがとうございます。

そうですね、テンポよく観れるのに終わってからぼーっとしてしまうような、不思議な感じがしましたよね。

ムーアのあの直接的な訴えよりも確かに響いてくるものがありますね〜
6. Posted by jam   2006年06月26日 22:14
>mugiさん
はじめまして、こちらこそコメントありがとうございます^^

本当に厳しい現実ですよね。
武器の無い世界を望むことすら現実的でないっていうことは悲しいことです

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