2006年10月03日
2006年08月03日
2006年06月10日
サルサ
2006年05月28日
欝入りました
しばらくこの件についての記事を書いていませんでした、というかこのBlogの更新も滞っていたので、書いてるはずもないんですが。
私は、癌になる前から欝を患っていて。
癌の治療中も、精神安定剤と睡眠導入剤が手放せない人間でした。
今も睡眠障害が残っていて、どんなに疲れていても、眠りが浅くて短いので、あんまし長生きしそうもないなー…と思っているのですが。
欝再発です。
ヤバイなー、とは思ってはいたんだけど。
彼と別れるかも、という状態になっても乗り切ったので大丈夫かなぁ、と甘く考えていたのですが、ダメでした。
ものすごい自罰思考にとらわれています。
自傷行為は今までしたことがないので命にかかわるようなコトはしないと思うけど、やっぱり苦しいのは一緒で。
不安でたまらなくなります。
何が不安なのかもよくわからないのです。
職場、恋、家庭、病気。
不安要素はたくさんあるけど、どれが原因なのかわからない。
ただ、叫びだしたいほどの灰色の渦が私の心に生まれてしまって、それをどう処理したらいいのかわからないのです。
ここんとこ、不安な気持ちを取っ払うかのように、毎日の中に仕事や恋愛を詰め込んでいましたが、何の解決にもなってないんだよな。
ということで、今日は安定剤飲んで寝ます。
明日は仕事を休みます。
私は、癌になる前から欝を患っていて。
癌の治療中も、精神安定剤と睡眠導入剤が手放せない人間でした。
今も睡眠障害が残っていて、どんなに疲れていても、眠りが浅くて短いので、あんまし長生きしそうもないなー…と思っているのですが。
欝再発です。
ヤバイなー、とは思ってはいたんだけど。
彼と別れるかも、という状態になっても乗り切ったので大丈夫かなぁ、と甘く考えていたのですが、ダメでした。
ものすごい自罰思考にとらわれています。
自傷行為は今までしたことがないので命にかかわるようなコトはしないと思うけど、やっぱり苦しいのは一緒で。
不安でたまらなくなります。
何が不安なのかもよくわからないのです。
職場、恋、家庭、病気。
不安要素はたくさんあるけど、どれが原因なのかわからない。
ただ、叫びだしたいほどの灰色の渦が私の心に生まれてしまって、それをどう処理したらいいのかわからないのです。
ここんとこ、不安な気持ちを取っ払うかのように、毎日の中に仕事や恋愛を詰め込んでいましたが、何の解決にもなってないんだよな。
ということで、今日は安定剤飲んで寝ます。
明日は仕事を休みます。
2006年05月20日
自己嫌悪中です
あぁもう…我ながら恋愛に関しては抑制の効かない人間で嫌になります。
彼と連絡がつかないのだ。
時々、こういうことが起きる。
私も彼も、携帯は手放さない。
鳴っていることに気がつかないはずはない。
ない…ない…連絡がつかない。
うわぁぁん。
散々落ち込んで、いつも最後の最後で
「まぁ、いつかは終わるとわかってたんだから、それが今なんだろう」
と思って諦めて、心の隅っこにしまいこんでおく。
そうすると彼が、何事も無かったかのように電話してくる。
そしてまた、いつもの毎日が始まって。
だといいけど。
半年だ。
半年続いたんだから大丈夫、という考え方もあるけど、
半年だからもうそろそろ終わりか?という考え方もある。
一つの事柄は、良いほうにも悪いほうにも考えることが出来る。
仕事とか友達とかいろんなことが上手くいっている時は、不安になる暇も無い。
誰かとつながり、社会を生きることで忙しくて、大事な恋ですら
「なるようにしかならないよ」
と開き直って別のことに集中してしまえる。
なのに、歯車がイッコだけ狂うと私はあがきすぎてしまう。
こんなとき、彼との約束を思い出す。
情けないことに、こういうときよりどころになるのは
「ずっと一緒」
「終わるときも納得して話し合いで決めよう」
なんて言葉じゃなくて、
彼の部屋には私の物がたくさんある。
着替えやタオル、仕事の本。
近々、彼が長期出張に出かけてしまう時には、彼の大事なものを預かる約束もしている。
そんな小さな小さな約束。
それを思い出して、大丈夫、私はまだ彼にとって必要なはず、と言い聞かせる。
情けないくらい弱い。
かっこ悪い。
恋ってホントにいつも私をかっこ悪くさせる。
冷静さを奪って、じたばたさせて。
でも止められない。
何でこんなに好きなんだろう。
何で彼じゃなくちゃ、ダメなんだろう。
そう思いながらも、携帯を気にしないように気にしないように気にしないように(気にしてるってことじゃないか…)。
彼と連絡がつかないのだ。
時々、こういうことが起きる。
私も彼も、携帯は手放さない。
鳴っていることに気がつかないはずはない。
ない…ない…連絡がつかない。
うわぁぁん。
散々落ち込んで、いつも最後の最後で
「まぁ、いつかは終わるとわかってたんだから、それが今なんだろう」
と思って諦めて、心の隅っこにしまいこんでおく。
そうすると彼が、何事も無かったかのように電話してくる。
そしてまた、いつもの毎日が始まって。
だといいけど。
半年だ。
半年続いたんだから大丈夫、という考え方もあるけど、
半年だからもうそろそろ終わりか?という考え方もある。
一つの事柄は、良いほうにも悪いほうにも考えることが出来る。
仕事とか友達とかいろんなことが上手くいっている時は、不安になる暇も無い。
誰かとつながり、社会を生きることで忙しくて、大事な恋ですら
「なるようにしかならないよ」
と開き直って別のことに集中してしまえる。
なのに、歯車がイッコだけ狂うと私はあがきすぎてしまう。
こんなとき、彼との約束を思い出す。
情けないことに、こういうときよりどころになるのは
「ずっと一緒」
「終わるときも納得して話し合いで決めよう」
なんて言葉じゃなくて、
彼の部屋には私の物がたくさんある。
着替えやタオル、仕事の本。
近々、彼が長期出張に出かけてしまう時には、彼の大事なものを預かる約束もしている。
そんな小さな小さな約束。
それを思い出して、大丈夫、私はまだ彼にとって必要なはず、と言い聞かせる。
情けないくらい弱い。
かっこ悪い。
恋ってホントにいつも私をかっこ悪くさせる。
冷静さを奪って、じたばたさせて。
でも止められない。
何でこんなに好きなんだろう。
何で彼じゃなくちゃ、ダメなんだろう。
そう思いながらも、携帯を気にしないように気にしないように気にしないように(気にしてるってことじゃないか…)。
2006年05月14日
更新復活します
最近更新を怠けてました。
ごめんなさい。
アメブロ版を読んでくださってる方はもうご存知かと思いますが。
A男君とは終わりました。
今はY男君という彼氏がいます。
ダンナとはまだ離婚していません。
A男君に振り回されて、それすらも楽しいと思っていた私ですが、
もう彼に振り回されることはない。
とは言っても、私とA男君はたくさんの人のつながりを共有しているので、
会うこともきっとあるだろうけど、
でももうあんなに激しく、喜怒哀楽の感情を引きずり出されることはないだろうな。
Y男君とは、付き合うようになってもう半年になる。
ちょっと年下ですが、精神年齢は同じくらいかな。
彼は、私が結婚していることも、病気のことも全部知っている。
彼は自分のことを精神的に弱い、と言うけれど、
強くありたいと努力している姿を尊敬している。
それに、A男君の弱さを5年も見てきた私からすれば‘並’です。
私もかなり豪胆になったものだと思います。
そういう意味ではここまで私を鍛えたA男君はすごいとも言える。
ごめんなさい。
アメブロ版を読んでくださってる方はもうご存知かと思いますが。
A男君とは終わりました。
今はY男君という彼氏がいます。
ダンナとはまだ離婚していません。
A男君に振り回されて、それすらも楽しいと思っていた私ですが、
もう彼に振り回されることはない。
とは言っても、私とA男君はたくさんの人のつながりを共有しているので、
会うこともきっとあるだろうけど、
でももうあんなに激しく、喜怒哀楽の感情を引きずり出されることはないだろうな。
Y男君とは、付き合うようになってもう半年になる。
ちょっと年下ですが、精神年齢は同じくらいかな。
彼は、私が結婚していることも、病気のことも全部知っている。
彼は自分のことを精神的に弱い、と言うけれど、
強くありたいと努力している姿を尊敬している。
それに、A男君の弱さを5年も見てきた私からすれば‘並’です。
私もかなり豪胆になったものだと思います。
そういう意味ではここまで私を鍛えたA男君はすごいとも言える。
2006年04月03日
基本的にグータラなので
やばいのです。
でも、楽に改善したいのです。
でも、楽に改善したいのです。
2006年01月24日
『大人(アダルト) (初回限定盤DVD付) [Limited Edition]』
明日発売やん。
2005年11月30日
仲直りのアイテム
コレを買ってよ、とA男君に言われて、
「いいよ」
と言ったが、その後でケンカした。
買うのか?
「いいよ」
と言ったが、その後でケンカした。
買うのか?
2005年11月09日
巻く前に
髪が伸びました。
まだ巻ける長さではないので、とりあえずまっすぐに伸ばしてみようと思います。
一年後には巻き髪になることを目指して♪
まだ巻ける長さではないので、とりあえずまっすぐに伸ばしてみようと思います。
一年後には巻き髪になることを目指して♪
2005年11月01日
ソフト無くした…
仕事で使っているパソコンに自腹でウイルス対策ソフトを入れているのですが。
再インストールしようとしたら、ウイルス対策ソフトのCD-ROM無くしてました…。
仕方ないのでまた買う。
アホだ。
再インストールしようとしたら、ウイルス対策ソフトのCD-ROM無くしてました…。
仕方ないのでまた買う。
アホだ。
2005年10月31日
DVDメディア
わりと頻繁に消費してます。
でも20枚入りのほうが単価は高いのはなぜ?
参考までに20枚入りも。
でも20枚入りのほうが単価は高いのはなぜ?
参考までに20枚入りも。
2005年10月23日
拾われた私
A男君と言い争いになり、彼は大雨の中を一人だけタクシーで帰っていった。
周囲の人がぎょっとするほどの剣幕で私を怒鳴りつけて。
私は雑居ビルの一階に置いていかれた。
私は傘を持っているのに全身ずぶぬれというひどく惨めな格好でうずくまっていた。
A男君と会わなくては。
このまま帰ってもきっと彼は私に電話をしてくるだろう。
酒を飲んでしまった私は一度帰ったら自力で彼の家まで出かけられない。
今から彼のところに行ったら、彼は私を部屋に招きいれてくれるだろうか。
そんなことを思っていたら、目の前の階段を降りてきた男性が、
段で足を滑らせ、そして私と目が合ってしまった。
バツが悪そうなので仕方なく私はにっこり笑ってしまった。
「見た?」
と彼が言い、私は笑いながら黙って首を縦に振った。
「ていうか、何でそんなびしょぬれなの?」
彼は私の前にしゃがみこんで言った。
「ツレに置いていかれて、帰ろうかどうしようか悩んでるとこ」
私が言うと、彼は
「ツレってオトコ?」
と言うので、
「彼氏じゃないけどオトコ。好きな人」
と答えた。
「こんな雨の中置いていくような人なの?戻ってこないの?」
と聞かれて
「目の前でタクシー拾って一人で帰っちゃった。戻ってくるような人じゃないの。」
「何でそう言い切れるの?」
「今までも、そんなことばっかり繰り返してきてきたから。何回されたか忘れるくらい」
私が答えると、彼は絶句した。
「とりあえず、こんなとこに居たら風邪引くよ。あったかいとこ行って、何か食べよう?」
彼は言った。
「それはナンパ?」
私が尋ねると
「ナンパ、って言うかもしれないけど、会っちゃったから」
彼は言った。
そして彼は、多国籍料理を出す近くの居酒屋に私を連れて行った。
私たちは良くしゃべった。
アルコールのせいもあっただろうが、話は弾んだ。
その間に、何度かA男君から電話が来た。
「電話、出なくていいの?」
と彼が言い、私は笑って無視していたけど、ヒステリックとも言える頻度になったので、トイレに行くフリをしてA男君に電話をした。
彼はキレていた。
置いていかれた側の私が、彼の電話を待ちわびておらず、何度電話してもつながらないことに苛立っていた。
私は適当にごまかして、今から行く、と言って電話を切った。
席に戻ると、私を拾った男が
「連絡ついた?」
と聞いてきた。
お見通しだ、と思って
「今から別れ話してくる。もっとあなたと話したかったけど。また会える?」
と聞いた。
彼が、もちろん、と言ったのでメールアドレスを交換した。
私を置いていくからこんなことになるんですよ、と心の中でA男君に毒づいた。
その後、彼の部屋で予想以上の大喧嘩になって、もう会わないだの何だの言ったが、
彼は自分がしたことのひどさを自覚しているから、私から切らない限りまだまだ続くのだろう、と思った。
だから、さらりと帰った。
帰ると、私を拾った男からメールが来ていた。
‘修羅場中かもしれないな。元気だせよ。良かったらまたメールして’
と書いてあった。
私はこういうふうにしか生きられないんだ、とつくづく思った。
周囲の人がぎょっとするほどの剣幕で私を怒鳴りつけて。
私は雑居ビルの一階に置いていかれた。
私は傘を持っているのに全身ずぶぬれというひどく惨めな格好でうずくまっていた。
A男君と会わなくては。
このまま帰ってもきっと彼は私に電話をしてくるだろう。
酒を飲んでしまった私は一度帰ったら自力で彼の家まで出かけられない。
今から彼のところに行ったら、彼は私を部屋に招きいれてくれるだろうか。
そんなことを思っていたら、目の前の階段を降りてきた男性が、
段で足を滑らせ、そして私と目が合ってしまった。
バツが悪そうなので仕方なく私はにっこり笑ってしまった。
「見た?」
と彼が言い、私は笑いながら黙って首を縦に振った。
「ていうか、何でそんなびしょぬれなの?」
彼は私の前にしゃがみこんで言った。
「ツレに置いていかれて、帰ろうかどうしようか悩んでるとこ」
私が言うと、彼は
「ツレってオトコ?」
と言うので、
「彼氏じゃないけどオトコ。好きな人」
と答えた。
「こんな雨の中置いていくような人なの?戻ってこないの?」
と聞かれて
「目の前でタクシー拾って一人で帰っちゃった。戻ってくるような人じゃないの。」
「何でそう言い切れるの?」
「今までも、そんなことばっかり繰り返してきてきたから。何回されたか忘れるくらい」
私が答えると、彼は絶句した。
「とりあえず、こんなとこに居たら風邪引くよ。あったかいとこ行って、何か食べよう?」
彼は言った。
「それはナンパ?」
私が尋ねると
「ナンパ、って言うかもしれないけど、会っちゃったから」
彼は言った。
そして彼は、多国籍料理を出す近くの居酒屋に私を連れて行った。
私たちは良くしゃべった。
アルコールのせいもあっただろうが、話は弾んだ。
その間に、何度かA男君から電話が来た。
「電話、出なくていいの?」
と彼が言い、私は笑って無視していたけど、ヒステリックとも言える頻度になったので、トイレに行くフリをしてA男君に電話をした。
彼はキレていた。
置いていかれた側の私が、彼の電話を待ちわびておらず、何度電話してもつながらないことに苛立っていた。
私は適当にごまかして、今から行く、と言って電話を切った。
席に戻ると、私を拾った男が
「連絡ついた?」
と聞いてきた。
お見通しだ、と思って
「今から別れ話してくる。もっとあなたと話したかったけど。また会える?」
と聞いた。
彼が、もちろん、と言ったのでメールアドレスを交換した。
私を置いていくからこんなことになるんですよ、と心の中でA男君に毒づいた。
その後、彼の部屋で予想以上の大喧嘩になって、もう会わないだの何だの言ったが、
彼は自分がしたことのひどさを自覚しているから、私から切らない限りまだまだ続くのだろう、と思った。
だから、さらりと帰った。
帰ると、私を拾った男からメールが来ていた。
‘修羅場中かもしれないな。元気だせよ。良かったらまたメールして’
と書いてあった。
私はこういうふうにしか生きられないんだ、とつくづく思った。
2005年10月13日
彼女の恋の終わり
悪友であり親友であるMちゃんから電話が来た。
彼女は泣いていた。
電話の向こうで彼女は
「彼と別れようかと思ってる」
そう言った。
彼女も結婚しているけど、好きな人がいる。
私と同じように、相手を自分にはまらせたけど自分もはまってしまった。
お互いに自分のことは全く見えていないけど、
彼女は私の、私は彼女の恋愛が今どんな問題を抱えていて、
どうしたら解消されるのかを的確にアドバイスすることが出来る。
数日前に彼女は
「アクマちゃんもA男君と別れちゃったし、
このへんでやめにしてお互いに慰めあって生きていこうか?」
と笑いながら言っていた。
あれ?と思った。
私のいる目の前でも彼と電話して、メールして、のろけていたけど、
辛くなりすぎてるんじゃないかな、と思った。
そしたら案の定。
「どうしたらいいんだろう?」
いつも自分のことは自分で決める彼女が私に訊いた。
私は
「やめるなら今だよ。
今を乗り越えることは出来るけど、この機会を逃したら、険しくて引き返せない道を選ぶことになるよ。
どんな道かは、私とA男君を見てたらわかるでしょ。勧められないよ」
と言った。
言いながら、
‘自分でわかってんじゃん’
と思った。
「もう一度彼に会って、終わりにするかどうか考える」
と彼女は言った。
もう私は何もアドバイスしないことにした。
不倫の恋は、お互いが納得するまで終われないものだから。
そう考えると、4年も続けていてまだ納得しない私は執念深い。
同じくらいにA男君も。
何度他の女を選んでも、結局私のところに帰ってくる。
いつも旅に出るみたいに恋人を作って、そして私のところにやってくる。
そして今も彼は旅の途中…?
彼女は泣いていた。
電話の向こうで彼女は
「彼と別れようかと思ってる」
そう言った。
彼女も結婚しているけど、好きな人がいる。
私と同じように、相手を自分にはまらせたけど自分もはまってしまった。
お互いに自分のことは全く見えていないけど、
彼女は私の、私は彼女の恋愛が今どんな問題を抱えていて、
どうしたら解消されるのかを的確にアドバイスすることが出来る。
数日前に彼女は
「アクマちゃんもA男君と別れちゃったし、
このへんでやめにしてお互いに慰めあって生きていこうか?」
と笑いながら言っていた。
あれ?と思った。
私のいる目の前でも彼と電話して、メールして、のろけていたけど、
辛くなりすぎてるんじゃないかな、と思った。
そしたら案の定。
「どうしたらいいんだろう?」
いつも自分のことは自分で決める彼女が私に訊いた。
私は
「やめるなら今だよ。
今を乗り越えることは出来るけど、この機会を逃したら、険しくて引き返せない道を選ぶことになるよ。
どんな道かは、私とA男君を見てたらわかるでしょ。勧められないよ」
と言った。
言いながら、
‘自分でわかってんじゃん’
と思った。
「もう一度彼に会って、終わりにするかどうか考える」
と彼女は言った。
もう私は何もアドバイスしないことにした。
不倫の恋は、お互いが納得するまで終われないものだから。
そう考えると、4年も続けていてまだ納得しない私は執念深い。
同じくらいにA男君も。
何度他の女を選んでも、結局私のところに帰ってくる。
いつも旅に出るみたいに恋人を作って、そして私のところにやってくる。
そして今も彼は旅の途中…?
2005年10月11日
彼の家族
もうお別れが見えていて、それでも会うのが止められなかった。
二人でお酒を飲みながら他人事のように、この先どうなっていくんだろう、と話した。
私は、
「私が人妻だって知ってても、病気のことを心配して、私のことを気にかけてくれていたあなたのお姉さんやお母さんに会えなくなるのが寂しいな」
と言った。
すると彼は
「別に俺に関係なく遊びにいけばいいじゃん。おかんや姉貴や姪っこはお前のこと気に入ってるから」
と言った。
なんかすごい関係だな…と思ったが、
「それでいいの?」
と言うと彼は
「いいよ。俺にかまわず付き合ってけば?」
と言った。
それは、私のことを完全に生活から追い出さないようにするためでもあるんだろうな、と思った。
私も、彼の生活から完全に追い出されたくないし、本当に彼の家族には良くしてもらっているのでできるだけ恩返ししたいな、と思う。
可愛い彼の姪っ子たちが大きくなっていくのを見たいとも思う。
彼が実家に帰るたびに、彼の家族は私の体調を彼にたずねるそうだ。
そして、身体によさそうなものを分けてくれたり、お守りをくれたりする。
本当にいい人たちだ。
家族になることはないだろうが、そういう人たちに育てられた彼をやっぱり好きだと思う。
二人でお酒を飲みながら他人事のように、この先どうなっていくんだろう、と話した。
私は、
「私が人妻だって知ってても、病気のことを心配して、私のことを気にかけてくれていたあなたのお姉さんやお母さんに会えなくなるのが寂しいな」
と言った。
すると彼は
「別に俺に関係なく遊びにいけばいいじゃん。おかんや姉貴や姪っこはお前のこと気に入ってるから」
と言った。
なんかすごい関係だな…と思ったが、
「それでいいの?」
と言うと彼は
「いいよ。俺にかまわず付き合ってけば?」
と言った。
それは、私のことを完全に生活から追い出さないようにするためでもあるんだろうな、と思った。
私も、彼の生活から完全に追い出されたくないし、本当に彼の家族には良くしてもらっているのでできるだけ恩返ししたいな、と思う。
可愛い彼の姪っ子たちが大きくなっていくのを見たいとも思う。
彼が実家に帰るたびに、彼の家族は私の体調を彼にたずねるそうだ。
そして、身体によさそうなものを分けてくれたり、お守りをくれたりする。
本当にいい人たちだ。
家族になることはないだろうが、そういう人たちに育てられた彼をやっぱり好きだと思う。
2005年10月02日
ピンクリボンキャンペーン
今年も始まりましたね、ピンクリボンキャンペーン。
私は、6月にPET検査を受けたので、マンモグラフィは受けないつもりです。
来年は受けないといけないなぁ。
ところで。
先日、職場に生命保険会社の営業の方が来ました。
で、癌の怖さと検査の必要性を説明(ついでに癌保険の説明と勧誘)してくれたんだけど。
…ダメだった。
話を聞いているうちに、頭の中が一年前に戻ってしまった。
体が震えているのを気付かれたくなくて、一生懸命穏やかな表情を作っていた。
本当は涙が出そうだった。
心臓がドキドキした。
苦しくてその話はやめて、と言いたかったけど言えなかった。
点滴で抗がん剤を投与されている間の血管の痛みやその後にやってくる気分の悪さ、ごっそり抜けた髪を手にした時の喪失感、死ぬかも、と思いながら暮らした半年。
あんなことはもうしたくない。
もっと辛い治療を受けている人も悪い状態まで進行してしまった人がたくさんいて、その人たちから見たら
「治ったのに」
と思うかもしれないけど、本当に怖かったのだ。
風邪引いただけで死に至るかもしれなかった。
笑っていても心のどこかで心配していなくてはいけなかった。
そして何より、
「今、自分はがん患者だ」
という事実が重過ぎた。
私のこの考え方にはいろんな人が色んなことを言った。
今でも
「いつまでも病気のこと気にしてても仕方ないよ」
と言う人もいるし
「本当に苦しい経験だったからそういう思いに囚われてしまうのは当然だよ」
と言う人もいる。
私の身体は発症した癌をとりあえず押さえ込んでいる。
治療という山は越えた。
だけど、心はまだ全然病気を乗り越えていないのだ、本当は。
私は、6月にPET検査を受けたので、マンモグラフィは受けないつもりです。
来年は受けないといけないなぁ。
ところで。
先日、職場に生命保険会社の営業の方が来ました。
で、癌の怖さと検査の必要性を説明(ついでに癌保険の説明と勧誘)してくれたんだけど。
…ダメだった。
話を聞いているうちに、頭の中が一年前に戻ってしまった。
体が震えているのを気付かれたくなくて、一生懸命穏やかな表情を作っていた。
本当は涙が出そうだった。
心臓がドキドキした。
苦しくてその話はやめて、と言いたかったけど言えなかった。
点滴で抗がん剤を投与されている間の血管の痛みやその後にやってくる気分の悪さ、ごっそり抜けた髪を手にした時の喪失感、死ぬかも、と思いながら暮らした半年。
あんなことはもうしたくない。
もっと辛い治療を受けている人も悪い状態まで進行してしまった人がたくさんいて、その人たちから見たら
「治ったのに」
と思うかもしれないけど、本当に怖かったのだ。
風邪引いただけで死に至るかもしれなかった。
笑っていても心のどこかで心配していなくてはいけなかった。
そして何より、
「今、自分はがん患者だ」
という事実が重過ぎた。
私のこの考え方にはいろんな人が色んなことを言った。
今でも
「いつまでも病気のこと気にしてても仕方ないよ」
と言う人もいるし
「本当に苦しい経験だったからそういう思いに囚われてしまうのは当然だよ」
と言う人もいる。
私の身体は発症した癌をとりあえず押さえ込んでいる。
治療という山は越えた。
だけど、心はまだ全然病気を乗り越えていないのだ、本当は。
2005年09月24日
何が足りない?
激鬱に陥っている。
A男君のこととは関係がなかった。
彼は私のことを鬱の状態から一瞬で救ってくれるけど、鬱に入る引き金にはならない。
鬱に入るのは、本当に風邪みたいなもので、突然
「あれ?」
と思ったときにはやってきている。
今回のはちょっとひどい風邪みたいな感じだ。
胎児のように丸まって泣いてしまう。
胸に大きな風穴があいているような気分だ。
その穴は濃いグレーの霧で満たされている。
そう説明する私にダンナが言う。
「人から‘可愛い’とか‘美人’とか言われる外見をしていて、
やりたかった仕事にも就いて、
贅沢は出来なくても欲しいものは買える程度にお金があって、
親に愛されて、ダンナにも想われて、
優しくてかっこよくてちやほやしてくれる男友達が何人もいて、
深い話もできる女友達だっていて、
周囲の人間はきっと‘足りないものなんてないんだろうな’って思う環境に生きてるのに、
それでも心に穴を空ける‘足りないもの’って何?」
わからない。
理屈なんかじゃない。
足りないのは健康な体、とかそういうことでもないと思う。
きっと足りないのは、‘足りることを知る’ということ。
A男君のこととは関係がなかった。
彼は私のことを鬱の状態から一瞬で救ってくれるけど、鬱に入る引き金にはならない。
鬱に入るのは、本当に風邪みたいなもので、突然
「あれ?」
と思ったときにはやってきている。
今回のはちょっとひどい風邪みたいな感じだ。
胎児のように丸まって泣いてしまう。
胸に大きな風穴があいているような気分だ。
その穴は濃いグレーの霧で満たされている。
そう説明する私にダンナが言う。
「人から‘可愛い’とか‘美人’とか言われる外見をしていて、
やりたかった仕事にも就いて、
贅沢は出来なくても欲しいものは買える程度にお金があって、
親に愛されて、ダンナにも想われて、
優しくてかっこよくてちやほやしてくれる男友達が何人もいて、
深い話もできる女友達だっていて、
周囲の人間はきっと‘足りないものなんてないんだろうな’って思う環境に生きてるのに、
それでも心に穴を空ける‘足りないもの’って何?」
わからない。
理屈なんかじゃない。
足りないのは健康な体、とかそういうことでもないと思う。
きっと足りないのは、‘足りることを知る’ということ。