”サンダー”ボルトが驚きの100m世界新2008ゴールデンリーグ第1戦 トピックス

2008年06月02日

2008リーボック・グランプリトピックス

ウサイン・ボルトが世界に衝撃を与えた2008リーボック・グランプリの、男子100m以外の話題をお送りします(男子100mに関しては「”サンダー”ボルトが驚きの100m世界新」で)。この日は荒天だったそうで、男子100m以外はびっくりするような記録は出ていません。

おなじみのスピアモン

男子200mは、世界陸上で2大会連続メダルを獲っているおなじみのウォーレス・スピアモン(Wallace Spearmon,アメリカ)が、20.07で優勝しました。世界トップに立ったことはないものの、常に上位で安定した力を見せてくれる選手です。

X-マンが400mに登場

200mで世界歴代3位の記録(19.63)を持ちながら、昨年は怪我をしたり逮捕騒ぎを起こしたりなど競技生活が安定しなかった「X-マン」ことゼイビアー・カーター(Xavier Carter,アメリカ)が400mに出場、44.70で優勝しました。北京は400mで狙ってくるのでしょうか。

劉翔が欠場

男子110mハードルは世界記録保持者の劉翔(りゅうしょう,中国)が欠場し、テレンス・トランメル(Terrence Trammell,アメリカ)が13.11(追い風0.6m)で優勝しました。

クレメントは安定感が出てきたのか

男子400mハードルは、現世界王者カーロン・クレメント(Kerron Clement,アメリカ)が48.40で優勝しました。抜群の走力を持ったハードルの下手な選手という印象でしたが、だんだん安定感が出てきましたかね。

カントウェル敗れる

男子砲丸投げにはアメリカのトップ3(イコール世界のトップ3と言っていいでしょう)が揃って出場しました。今季好調のクリスチャン・カントウェル(Christian Cantwell)を破って、21m29を投げた現世界王者のリース・ホッファ(Reese Hoffa)が優勝、2位は20m91を投げた2005世界王者のアダム・ネルソン(Adam Nelson)でした。カントウェルは20m83で3位に終わりました。

しっかりと勝つキャンベル=ブラウン

女子100mは現世界王者ベロニカ・キャンベル=ブラウン(Veronica Campbell-Brown,ジャマイカ)が10.91で優勝しました。北京で100mも狙うと言われているアリソン・フェリックス(Allyson Felix,アメリカ)は11.13で5位に沈みました。

女子200mに期待の若手

女子200mはビアンカ・ナイト(Bianca Knight,アメリカ)という大学生選手が優勝しました。2005年の世界ユースで100m優勝、200m2位になった選手です。今後注目していきましょう。

女子400mはリチャーズ

女子400mには昨年のゴールデンリーグ全勝のサンヤ・リチャーズが(Sanya Richards,アメリカ)が登場。50.04で優勝しました。アリソン・フェリックスが北京では日程の問題で400mに出場できないため、自分の走りができればリチャーズ選手にライバルはいなさそうですね。

スタツィンスキがまた世界新に挑戦

女子棒高跳びは、先日4m90の自己新記録を出したジェニファー・スタツィンスキ(Jennifer Stuczynski)が、4m80で制しました。その後世界新となる5m02に挑戦するも、3回とも失敗に終わっています。ただ、1本跳ぶごとによくなっていったようなので、世界記録更新が現実味を帯びてきたかもしれません。

>>2008リーボック・グランプリリザルト(IAAF)



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