September 23, 2007
なにもかもが新しい。
1)「草原と鉄屑/SENTIMENTAL BUS」
今日のCDです。
2)NATSU:凄くポップに聴こえるかもしれないんですけど、詞の内容とか
の凄ーく根本を開けてみると全部“ファック”なんですよ(笑)。
ファックから来てる感情がなんかモヤモヤしてるっていうの
が、今までのセンチメンタル・バスの歌詞の源になってて。
だからどんなにサウンドが壊れててもしっくる来る。逆にポ
ップ過ぎると私は“ノー”を出しちゃうんですよ。なんか気持
ち悪い感じになっちゃって。声とか言葉遣いが全然そうじゃ
ないんで、相当騙してるんですけど(笑)。
アキノリ:シンセサイザーのピアノって、いくら強く叩いても100%以上
の音って出ないんですよ。でも、僕のお師匠さんみたいな
人にそんな話をいつだったかした時に、「それは違う」と言
われまして。「本当に悲しい出来事があって、それを凄い
悲しむ思いがあれば悲しいサウンドが出て、それはお客さ
んにもちゃんと伝わるはずだ」と。僕がいつもシンセサイザ
ーの鍵盤をバーン!とやるのは、100%以上の音を出したい
からなんですよ。シンセサイザーも、エレキギターとかド
ラムとかと同じ立場の楽器でいたいっていうか、「バンド」
でいたいんですよね、どうしても。
3)アキノリ:多分ポップミュージックっていうのが好きなんでしょうね。
ポップミュージックって、ロックがあってそれを取り巻く
総称みたいなものだと思うんですね。大衆音楽。大衆音楽
である以上人に聴いてもらえるのが一番嬉しいっていうか。
100人に聴いてもらって100通りに感想があって欲しいと願
ってるんですね。で、ポップでないものになればなる程聴
いてもらえる確率が下がってくる。故に歌謡曲と紙一重な
感じがある&望んでいる。で、紙一重違うと言い切れるも
のを残すにはどうしたらいいのかっていうのを日々考えて
るって感じなんスかね(笑)。
NATSU:私も理由はありますね、ポップたる所以というか、今までポッ
ップでないものもやってきたわけなんですけど、いろいろと
似つかわしくないことを。やっぱりね、似合わない。私がや
ると。似合わないことはカッコ悪いことだと思うから、似合
う手段を使って言いたいことを言うっていう方法を、アキノ
リくんと出会ってやっと見つけたって感じですね。
━ROCKIN'ON JAPAN. 05 1999 VOL.167「SENTIMENTAL BUSインタビュー」━
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