March 14, 2022

日本のレコード会社が消滅する日

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 Slashのソロアルバムをよく聴いていますが、日本盤は発売されない模様。デラックス盤のようなものもアマゾンで見かけましたが、全て輸入盤。

伊藤政則氏が「カネの生み出し方を知らない奴が多い」とかなんとか言って怒っていましたがw、自分の仕事がなくなるわけで必死です。

 配信がメイン、ディスクも海外で作ってとなると、ライナーノーツや歌詞カード、帯叩きも不要。アーティスト側からすればコストカットになるもの、レコード会社や音楽ジャーナリストにとっては死活問題。日本盤が出ないとなれば、雑誌に広告を打ってくれる人もいなくなる。

 来日公演が現実的でない現状、アーティストも必死こいてプロモーションする必要性を感じていないのかもしれません。

 音楽雑誌の編集者やジャーナリストが音楽ストリーミングサービスについて、「是」と言わないのも当然と言えば当然(自分もストリーミングで聞いてるんだろうけどw)。

 「発売日にレコードやへ行き、コンポの前に正座して聴く」みたいな儀式もなくなり寂しい気もしますが、これが現代のエンターテイメントビジネスの一つの象徴、流れですから仕方ない。

 このコロナ禍、伊藤政則氏のような「文章力」で読ませるのではなく、自らの足で稼いだ「体験力」で勝負している人は海外取材もできないわけで、八方塞がりで大変です・・。Burrn!誌で増田勇一氏のメタリカのライブレポートがのっていましたが、なんと配信のライブを見てレポートという状況。うーんと唸ってしまいました。

 インターネットはますます音楽業界を変えていく・・。

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December 30, 2021

REVIVE / NEMOPHILA

なかなか立ち直りのきっかけが見えないエンタメ市場。ライブ活動が制限される中、
ガールズメタルバンドにとっても深刻な状況が続きます。

Aldious        2回連続でボーカルが脱退・存続の危機  
Lovebites  世界進出の野望もコロナで実質休業中 ・ベース脱退
Babymetal   海外での人気が高いのが仇となったか?活動中止・解散?

 と光が見えないジャパニーズメタルバンドの世界。そんな中元気なのが「地獄のゆるふわバンド」「SHOW-YAの妹分」と言われるNEMOPHILA。そんな彼女たちがフルアルバムを発売しました。

 1月初頭に行われる渋谷公会堂でのワンマンライブはなんとソールドアウト!このバンドへの期待の高さを物語っていますね。

 さて、12月に発売されたばかりのセルフタイトルアルバムを聴いてみての感想は、「中途半端」。

 世界基準のメタル寄りにするのか、それとも歌謡曲寄りにするのか迷っている感ですっきりしないですね。パーツパーツは面白かったりするのですが、トータルの曲として面白くない。

 それからミックスの問題。

 CDではなくいわゆるストリーミングサービスで聴いていますので、偉そうなことは言えませんが、低音があまり響かないスカスカなサウンド。最近(?)のメタリカの音というか・・・。。

 以前ここで「AMAHIRU」のことを取り上げたこともあります、7弦を操るテクニカルギタリストSAKIは好きなプレイヤー。むらたたむはピョン吉のTシャツ着て叩いていた頃から動画を見ていました。ツインギターの絡みもかっこいい。結構思い入れがあるバンドですので、これからの活動に期待していきたいところです!




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October 10, 2021

音楽業界についてのもやもや

 Burrn!編集長の「(アイアン・メイデンのニューアルバム)Senjyutsuは最高傑作!」「メイデンにメタルの王道サウンドを求めてはいけない、メイデンというジャンルなのだ。」発言w。

 この人のはスポンサーのフィルターをかけて発言するので基本信用してないんですが、「音楽がどうとか言うより、結局自分の雑誌の存続しか頭にないんだな!」という事が透けてみえます。理解はできるものの、大人ってイヤねぇ・・・。

さて。

 相変わらず予断を許さない状況でありますが、やっと緊急事態宣言も解除され、様々な物事が少しずつ復活してきている状況になりつつあります。

 この1年半あまりで壊滅的なダメージを受けた音楽業界(+飲食業界も)。

 私は業界人ではないですので「外野の意見」として書かせてください。この業界は「他の人が何やっていようが知ったこっちゃない。俺は俺のこだわりでやりたいようにやりたいんだから。」と言う人が集まっています。そんな業界人の「個性の強さ」が面白さでもあるわけですが、裏返すと「各人が好き勝手やっている=結束力がない」ということになります。

 コロナウイルスの蔓延に伴う緊急事態宣言による飲食店の営業制限や音楽イベントへの「自粛締め付け制限」。趣旨は理解できますが、期間は長期にわたり、本当に効果があるのか?という検証もされずにダラダラと延長が繰り返されてきました。

 その政府の方針に対して大きな疑問はあるものの、違う見方をすれば「音楽業界の、まとまって行動するのが苦手」という点をつかれ、言われるがままに活動を休止(停止)するしかなった、と言う見方も出来るかと。

 こんな時こそ「自分にとってこれは仕事であり不要不急ではない!みんなの力で何とかしなければ」「業界でまとまらなくてはならない!」という気運が高まるのかと思いきや、ミュージシャンや音楽ジャーナリストといった人々は、、SNS上でも自分の活動の広報をすることに終始し、昔のライブの写真を延々と引っ張って発信するならまだマシな方で、やることがない人々は意味不明なゲーム配信、「美容院に行きました」など、まさに不要不急な情報を垂れ流す始末。

 昔の印税等で定期的に収入があったり、経済的に余裕がある方々は配信ライブなどを行っていましたが、「あくまでもつなぎの役割でしかなく、ライブショーの代用にはならない」ということがすぐ判明し、新たなビジネスチャンスとはならなかった。

 まあ音楽だけで生計を立てられているラッキーな方はほんの一握りで、多くのミュージシャン達は普段から行っているアルバイト等に精を出しているのでしょうが、「業界全体をなんとかしなくては」という旗振りをしようとする人もいない。

 ステージ上で「この場所は何があっても譲らない!」という「宣言」していた方も見ましたし、「このバンドで世界征服します!」レベルの台詞も聞きました。対バンで呼んでもらったバンドに対して「〇〇さんのおかげで今の自分たちがある。」などの超リスペクト発言。

 ライブステージという、自分たちが生きていく場所がガラガラと消失していく状況に対して、そしてそれに対して何か手を打つわけでもないし、みんなで対抗して協力するわけでもないという・・・。なぜ「水商売」と言われるのかという理由は理解できました。

 自分にとって音楽を含めたエンタメは生きていくのに必要なものですし、毎日常に音楽は聴いています。しかしまあ今回のコロナ騒動は、いろいろな意味でライブコンサートという私とって「神聖」だったものに参加する動機を見事にくじいてくれる機会にもなりました。

 リアルなライブをすがすがしい気持ちで見に行くことが出来るようになるのか?個人的にいまだに気持ちの整理はついていませんし、そのモヤモヤが消えないと正直チケットを購入する気にもなれないですね。


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August 14, 2021

良くも悪くも相変わらずのイングヴェイ節が炸裂〜PARABELLUM/ Yngwie Malmsteen

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 高速ネオクラシカルのパイオニアYngwie Malmsteenのニューアルバム「PARABELLUM」がリリースされました。

 PARABELLUMはラテン語で「戦に備えよ」という意味。なんか疲れた感じwのポートレートのジャケットが目印です。

(やはり)ドラム以外は御大がプレー

 ヤングギター誌ではインタビューアーが「歌がうまくなりましたね」なんておべんちゃらを言っていましたが、相変わらずのボーカル兼任。

歌声はティム’リッパー’オーエンスに似ています。ヘリウムガスを吸いながら歌ってる感じが好きなんでしょうか。ボーカリスト入れて自分の曲にあれこれ言われるのは気にくわないのでしょう。

全曲で1曲と考えれば楽かも?!

 常々「同じ事は繰り返したくない」「後退したくない」と語っているイングヴェイ。ボーカリストを入れて歌わせる行為自体が「後退」「繰り返し」なのかもしれません。専任ボーカリストがいない分、曲の焦点がぼけてしまい、あいかわらず没個性な曲の羅列に終始してしまっている感は否めません。

ざっくりいってしまうと彼の曲は3パターン

 1つはミッドテンポの演奏に乗せながら早弾きを繰り返す「Black Star」パターン。
2つめはテンポが速いリズム(+ダブルバスドラム)に乗せて早弾きを繰り返す「Far Beyond the Sun」タイプ。
3つめがアコースティックベースで、メロディアスなクラシックのメロディーを織り込んでいく曲(バラードもあり)。

このアルバムも終始こんな感じですので「この曲のタイトルは?」なんて考えずに全曲が1曲だと考えてしまった方が気が楽かも。

ファンとしてはそれでも期待してしまう

誰の指図も受けず自分がやりたいことを行っているイングヴェイ・マルムスティーン。変わらずの流れるようなギタープレーに関しては素晴らしいですし、時々キラッときらめくフレーズが出てきたりするので、ファンとしては諦めきれないのですが、「裸の王様」状態の彼にちゃんとしたボーカルを入れて歌わせるべきだよなあ、と皆さん思いますよね・・・。まあ当人はそんな気持ちはゼロと思われますが。




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August 03, 2021

オリンピックの無観客開催は適切であったのか

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 世界最大のスポーツイベント、オリンピック。開催者や、この日のために日々厳しい練習に臨んできたアスリートの方々も、お客さんを入れた形で行いたかったことでしょう。苦労してチケットを手に入れた人も「一体何なんだ・・・?」という。お客さん入れないのに厳しい交通規制は行われていたり、なんだかちぐはぐな感じです。

 世界最大のエンタメイベントとも言えるオリンピックが、通常の形で行えなかったのは他のエンタメ界にも暗い影を落とすことでしょう。

 「Rock In Japan」フェスティバル直前の中止にがっかりした方も多かったかと思います。

 「ゼロコロナ」を目指しているのであれば、大規模なイベントを行うことは永遠に不可能。主催者側としては観客数を絞るなどの「対策」はすでに行っていたようですが、さらに制限せよとの医師会からの要請を受け、差し迫ったこの時期での対応は不可能との判断を下した模様。

 日本の同調圧力はすさまじく、こんなところで押し切れないのが、日本のイベンターの弱さでしょうか。Jリーグなどは早くから「専門家」の意見を聞いた上で興行を行うなどスマートな対応をとっていましたが、音楽界の方々が「政治の世界にとり入る」なんてのは最も苦手な分野で、特にロックは社会への反骨精神が起源になっていますので、「知ったこっちゃない!」というのが基本。

 「Rock In Japan 中止に抗議2279件」と新聞に記載されていましたが(数として)そんなもんなものなので、一般的な人々にとってエンターテイメントは「無くても死なない」程度のものであるいうことを痛感させられます。私のように「音楽がなければ死んじゃう」というレベルの人は少数派であり、多くの人にとって「A地点からB地点に移動するときに聴く」程度のものでしかない。

 最近は配信で行うライブも多いですが、こちらはあくまでも本丸のライブがあっての二次的なものであり、エンターテイメントのイベントの多くは「人が集まってなんぼ」の世界。「興業」が稼ぎのメインとなっている今日この頃ですし、ミュージシャンは音楽、役者はお芝居が生活の糧となっているわけで、人を集めないとお金儲けが出来ない。ここら辺はオリンピックのアスリートと共通する部分もあります。

 ミュージシャン自身が「自分にとって音楽活動は遊びではない」と訴えていく姿勢も必要でしょうが、そこにひっついて生活している音楽ジャーナリストの方も、現実をシカトせず、訴えかけていくことが必要ではないでしょうか。

 東京近郊で大規模な興行を行うことは不可能となっている現状、アンダーグラウンドでファンクラブなど身内に対して「ライブやるよ」ということをプロモーションしていくしかない現状、「ライブハウスの興行」が命綱なバンドのSNSを見ていると、数ヶ月後の興業を毎日宣伝、既に終わった興業の「ふり返り」を延々と行うなど、痛々しささえ感じます。

 いろんな意味で9月に行われる予定の「Supersonic」には期待しています。頑張れCREATIVEMAN!

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June 13, 2021

ライブ配信に思う

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 「(音楽以外に)他に取り組むことがあるなら、そっちに行った方がいい」ポールスタンレーのお言葉。ミュージシャンを生業にしている人にはグサッと突き刺さる一言。

 とあるバンドの「ライブ配信」を視聴。ライブ試聴後チャットで視聴者がアンコールを求めていたのですが、バンドの方からは全く反応がなく・・。ん?

 あ、そうか・・・。

「ライブ配信中」のライブハウスのHPをチェックすると他のバンドのスケジュールが入っていました。ライブハウス側もひっそりと?営業を再開しており、いわゆる「ライブ配信」は「録画配信」にシフトしている模様。

 放送事故を防げますので、ビジネス上の判断として当然なのですが、「録画放送なんだな」と知ってしまうと、客としては気持ちが萎えてしまいます。実際「やっぱり配信は配信だよね」と少し寂しい気持ちで鑑賞を終えました。

 ツイキャスとかだと音もいまひとつ、「ライブの爆音」からはほど遠いですし、カメラワークもそこそこのレベル。これだったらちゃんと撮って作品として発売してもらった方がファンとしては嬉しい。

「ライブよりむしろ配信の方がいい!というレベルのクオリティーを目指す」と鼻息が荒いライブハウススタッフの方もいらっしゃいましたが、現在の一般家庭の通信環境では無理。リラックスしてみられるのは良いですが・・・。

ツアーレベルの回数でしょっちゅう配信しても、生活できるだけの儲けが出るバンドは少ないでしょうし(むしろ損するか 汗)、これからますますミュージシャンが生き残っていくのは厳しくなるかと・・。

「ミュージシャンは人を集められないとダメなんだよ(=金儲けできない)」とレブ・ビーチが語っていましたが、これは感染力が強いウイルス相手には一番難しいこと。これからもエンタメ業界は冬の時代が続く・・・。

欧米ではワクチン接種が進みつつあり、一部の脳天気なアメリカ人などは「コレで無敵だぜ」と友人とのBBQなども普通に行っているようで、そんなメンタルが正直うらやましくもあります。物事をシリアスに捉える人が多い日本では、そこまで行くのはまだまだ時間がかかりそう。

話が飛ぶようですが、いろいろな意味で今回の東京オリンピックには大変期待しています。

なんといってもエンタメの権化(?)のような存在ですし、これからの大規模イベント開催の指標となるのではないでしょうか?ここまで来て中止はないでしょうし、個人的には開催してほしいと強く思っています。そしてその「開催方法」に注目していきたいところです。

ここで感染拡大したら「あ、やっぱりダメなんだな」と全世界が認識するという大事なリトマス紙になるのでは・・・?



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March 07, 2021

AMARHIRU

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 本日はもっぱらトレーニング中にヘヴィーローテーションなこのバンドを紹介します!

「AMAHIRU」はMary's BloodのSaki(g)と元Dragonforceのフレデリク・ルクレール(b)による共同プロジェクトです。

 フレデリクがベースのみならずギターも担当し、SAKIとの「ツインギター、ボーカルはアーチー・ウイルソン。ドラムはRavenのマイクヘラーというメンバー。

 伝統的メタルの路線をベースにしつつ、ハードでエッジの効いたメタリックなギターリフの連発、しかもメロディアスな作品に仕上がっています。Mary's Bloodといえばシュレッドなギターも定番ですが、そちらのファンの方も大満足の内容かと思います!

星の数ほど存在する他のメタルバンドと一線を画すのは「和」を意識した曲でしょうか。


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 イントロから琴の演奏との絡みで始まる「忍者の魂」では尺八界のレジェンド三橋貴風氏とジョイント。「ラッキースター」ではアマランスのエリース・リードが参加し、楽曲にピリッとしたスパイスを与えています。

 ちなみに「AMAHIRU」はフレデリクが思いついた造語で意味は無いそうです。このバンド名、欧米の人にどのように響くんでしょうか?日本人の私的には「雨昼」という感じですが・・。

 トラディショナルだけどミステリアスな和洋折衷メタル。オールドファンかニュージェネレーションまで抵抗なく楽しめる一枚ですので、是非ご一聴を!





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February 13, 2021

IMMORTAL/Michael Shenker Group

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「ソロを弾いている時、俺自身がギターの弦になった感じがする」と語るギターの神、マイケルシェンカーの新作、「Emmortal」発売でございます。

 今回はマイケルシェンカー・フェストやTemple of Rock名義ではなく、「マイケル・シェンカー・グループ」としての作品となります。彼にしてみれば「俺がプレーしているものはすべてマイケルシェンカーグループだ」と言うことになるようですw。

 当初の計画としてはロニー”仕事人”ロメロをメインボーカリストに据えてのバンド形式で考えていたようですが、このコロナ禍の中、メンバーのスケジュールが確保できず、何人かのボーカリストで分け合うという形で落ち着いたようです。

 デビュー作「Lonesome Crow」から50年、未だに衰えない現役のギタートーンを響かせているのはさすが!としか言い様がありません。

 ギターの演奏は人間が身体を使って行っているのですから、加齢による影響があると思うのですが、彼の場合、再びの黄金期のプレーのレベルをキープしておりギターソロを含め相変わらずガンガン弾いています。常にギターのトレーニングは欠かしていないということで、彼のギター愛があふれている作品と言えるでしょう。

 ボーカルに関してはロニー・ロメロ、マイケル・フォスに加え、Primal Fearのラルフ・シーパーズ、ジョー・リン・ターナーが参加。ドラムはブライアン・ティッシー、ベースはバリー・スパークスというB’zのリズムセクション(違うかw)、キーボードはデリク・シェリニアンとスティーブ・マンという布陣。ドラムはサイモン・フィリップスとボド・ショプフも、「In search of the Peice of Mind」ではゲイリーバーデンとロビン・マコーリー、ドゥギーホワイトと・・・。

連記するだけで疲れちゃいますわ汗。

曲の善し悪しはともかく汗、マイケルのキレキレのギタートーンを聴くためだけでも聴く価値のある1枚といえるでしょう!




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January 03, 2021

2021あけましておめでとうございます

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明けましておめでとうございます!

 2021年はフロンターレの天皇杯優勝という幸先の良いスタート!あのガンバに「引きこもりサッカー」をやらせてしまうウチのチームが恐ろしいw。5−0の完敗、目の前で優勝決められたのがよっぽどこたえたのでしょうか。

 初回ということで今年のロック界の展望を書いてみたいと思います。

 2021年になったから状況がよくなる、という根拠のないポジティブ思考はウイルスには通用しません。感染者がどんどん増えている現状の中、打開策はあるのでしょうか?

 ロックミュージックの基本であるライブコンサートは「3密(密閉・密集・密接)」であるだけでなく、「客が叫びまくる」という飛沫飛びまくりの状況で成り立つイベントですので、条件として最悪です。

 マイケル・アモットが「来年の今頃、俺がどこにいて何をしているのかもう決まっているんだよ。そのくらいバンドのスケジュールは厳しい。」と語っていました。現在の音楽界が「興業(ライブ)」を中心として組み立てられていると言う事ですね。

 レコード(CD)がバカ売れして、レコード会社の社員のボーナスとしてベンツが出た、なんて時代はもう来ないのです。

 逆に言えばコンサートを行わないとお金が儲からない、と言うことにもなります。入場料だけでなく、マーチャンダイズの売り上げも大きい。

 演奏している方は、音楽的衝動というか、伝えたいこと、語りたいことがあってこの職業(ミュージシャン)についたのでしょうが、ビジネスサイドからいうと「ツアーをプロモーションするために新しい音源を出す」という考え方が中心になります。

 最近はネット配信でライブを行うバンドが増えてきています。バンド間の2極化が進むと思われます。

 すでにステータスを築いているビッグ・バンドは配信ライブを行えば全国・全世界のたくさんの人が見てくれることでしょう。本人が移動する必要も無く、視聴者の数に見合ったネット回線を用意すればいいのですから、「売り切れ」になることもない。これはステータスを確立しているバンドにとっては大きなビジネスチャンスです。

 それでは、これからビッグになろうと努力しているバンドにとって、ネット配信が救世主になるでしょうか?コレは厳しいかと。

 まず会場や機材を借りる資金を捻出できるのか?と言う点。マーチャンダイズも手売りできませんから、ネットで販売ということになり、かなり限定された世界でのビジネスとなります。

 対バンが多いライブハウスと違って、ネットでの有料配信となると、「一見さん(他のバンドのファン)」が見に来てくれることは少ないでしょう。ぶっちゃけ赤字覚悟でやるしかないというか、「やる前から赤字になるのとわかっているのにやるのか?」という話になってしまう可能性も大きい。

 ある程度は無料配信にして「ここから先を見たかったらお金払ってね」的なやり方にするか、大手動画配信サービスにPPVみたいな形で置いてもらうか?いずれにせよ見てもらわないと話になりません。

 実際にライブをやるのであれば、ライブハウスのあり方を変える。座席を置いて確実に3密にならないようにするとか、家電メーカーと組んで常に空気の状態がわかるようなシステムを導入するとか。酔って騒ぐ人が出ないようにアルコールの販売をやめる、などなど。
「地下組織の集会所」というイメージから、「町内会館」的な安心して訪れられる空間にしていかないとお客さんは来ないと思います。

 オープンエアであるという条件の違いはあるせよ、エンターテイメントの親玉であるプロ野球とかJリーグのやり方をよく見ていく必要があるかと思います。

 前述のようにCDを製作すると言うこと自体がペイしない時代になっていますが、このビジネス形態にしがみつくのであれば、今生き残っている分野を参考にするしかない。

アニメ系、アイドル系、ビジュアル系。

 CDにユニークな特典をつけて売るという形態ですね。しかしこれもバンドとしてのファンベースがないと「作ったけど売れ残ったわ・・まる損じゃん!」と言うことになりかねない。ファンが「お!コレなら買うわ〜」という特典を考えないと厳しいですね。

 CDを作ること自体多額のお金がかかりますので、割り切ってデジタル配信だけにするというのも一つのやり方かと思います。バンドが忘れられちゃったら元も子もないので「とりあえず忘れないで!」という意味で楽曲を発表する。

 大好きなバンド、これからお気に入りになるバンドに生き残ってもらうためには、まずバンドやアーティストに「存在」してもらっていないと話になりませんし、こんな時代だからこそ音楽を含むエンターテイメントを必要としている人がたくさんいます。私もその一人です。


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December 06, 2020

Whoosh! / Deep Purple

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 ロジャー・グローヴァーが「はっきり言って儲からないし、アルバムなんて作ってもしかないんじゃないか?と思った時期もあった」と語っていました。

 なぜスティーブ・モーズを加入させバンドを継続することを決断したのか。その答えは彼らのアルバムの中にあります。

 未だに新しい音楽を創造し出し続けていくことが好きなのだということ、これにつきるかと。

 音楽を理解し、楽器の扱いにも長けているメンバー間でのジャムから生まれてくる彼らの音楽は極めてハイレベル。

 そして「無駄な時間を省き、適切な決断をしてくれた」というプロデューサーのボブ・エズリンの貢献。作曲のクレジットにも彼の名前がクレジットされているので貢献度は大きい模様でいまや「6人目のメンバー」といってもいいのかもしれません。

 友人や知り合いにDeep Purpleの新譜をおすすめすると「リッチーいないんでしょ?」と答えが返ってきます。

 日本ではリッチー・ブラックモアの人気は未だに絶大ですし、Deep Purple=リッチー的な考えをする人が多いのも理解できます。

 スティーブ・モーズ加入後のDeep Purple、名前は同じでも70年代のパープルとは別のバンドだと考えた方が理解しやすい。

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 あまりインタビューなどには顔を出しませんが、スティーブとドン・エイリーの貢献は凄いものがあります。

「 俺たちはインストルメンタル・バンドなんだ」と語るパープルの「ニューアルバム」、リッチーやジョン・ロードへのこだわりが強い方は、1stアルバムのカバー「And the Address」から聴いてみると引っかかるところがあるかもしれません。

 メンバーの年齢もあって、新作が出るたびに「これが最終作」的な扱いをされますが、この勢いがある音を聴いているとまだまだやってくれそうな気もします。




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November 03, 2020

Bon Jovi 2020

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 延期されていたBon Joviのニューアルバム、「Bon Jovi2020」がついに発売されました。

 デビューアルバムからこのバンドのファンなので、一緒に人生をともにしてきた感じもあり、その名前をきくたびに、学生時代の甘酸っぱい思い出や様々な時代の思い出がよみがえります。

 現在のバンドは実質ジョン・ボンジョビのソロバンドとなのですが、内容としては現在のコロナの状況での生き方、世の中を見つめた内容となっています。

 「やはりBon Joviだね」という音ですし良い曲もあるのですが、聴き終えた後に「エンターテイメントとして楽しめたか?」というモヤモヤ感が若干残ります。爽快感がない!というか。

 この歳で「I'm Burning for Love!」とか「Shot through the Heart〜」なんて歌ってれるか!というのはわかりますし、内容がアメリカ社会を見つめた内容について中心になるのはわかります。

 ロックはエンターテイメント。

 もう少し楽しい要素がほしいと思うのは欲張りでしょうか。おっさんが「I'm burining for love」って歌ったっていい、と思います!

 ここらはリッチーの真骨頂だと思うので、オリアンティーと別れてちょっと時間が出来た(?)と思うので戻ってきてくれないかなあ・・・(切望)。


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October 08, 2020

R.I.P Edward Van Halen

またもやレジェンドが・・・涙


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 ギターの革命児でしたなぁ・・・。

 決してJumpでキーボード弾いてるだけの人ではないのですよ!>職場の同僚へ




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September 02, 2020

Rock Album / Whitesnake

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御大デビッド・カヴァデールが新企画を始動!

1984年の「Slide it in」から2011年の「Forevermore」までの楽曲の中からバンドの「ロックサイド」といえるものをピックアップ、新リマスターや大胆なアレンジを施して再リリース。

<コンセプト>
 長い歴史とともに曲のバリエーションの広さもこのバンドの強みですが、そんな中でもロックサイドに納められている曲はなじみも深く、聴いていて思わず口ずさんでしまうようなものが多いですね。なんで「Bad Boys」入ってないんだろう?とか素朴な疑問はありますが。

<人脈>
 この「ロックアルバム」はトリロジー(3部作)の第1作であり、この後「ラブソングス」「ブルーズアルバム」の発売が予定されています。

この作品をリリースきっかけとしてはプロデューサーのマイケル・マッケンタイアー、クリストファー・コリアという新しいブレーンとの出会いのなかで彼らに過去の楽曲をアレンジしてみたらどうかという提案にカヴァデールが応えた形になります。

<実際に聴いてみて>
 たしかに驚かされるアレンジ(Still of the Nightのエンディングはちょっと驚いた)があり新鮮ですし、ボーカルを全体的に押し出すつつ、各楽器の音がはっきりと聞こえてくるミックスになっていて斬新です。

 さらには新曲をさらっと織り込んでみたり、前回の「Slip of the Tongue」アニバーサリーといいまさに「商売上手やな〜」との声が出てしまいますが、それだけのアイデアとマテリアルがあるのが素晴らしいですね。

 アンセムあたりが真似しようとすると「切り札はグラハムボネットか〜おまえら・・脱力」となってしまいますが、ホワイトスネイクのような間口の広いバンドがやると安っぽい感じがしない。

 Whitesnakeの歴史の長さ、そしてデビッドがいままで築いてきた人脈の広さを感じつつ次の「Love songs」「Blues Album」の発売を待つことにしましょう・・・。

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August 16, 2020

マーティン・バーチ

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マーティン・バーチが亡くなったそうです。

「マーティンバーチ=俺のメタル史」といっても過言ではないほど彼のプロデュース作品にはお世話になっておりますので、ショックは大きい。今日は彼について一言。

<マーティンバーチの音作り>
彼が関わったアルバムのギターサウンドは「英国の誇り」を感じさせる”がなり系”の音作りとなっております。

そして特筆すべきはドラムの音!

存在感のあるドラマーが叩いていることも理由でしょうが、Rainbowの「Rising」とかIron Maidenの「Piece of Mind」に代表されるように、冒頭から「腹の底に響くような」サウンドが展開されリスナーの度肝をぬきます。ヘッドフォンで聴いていたら思わずびっくり!

マーティンバーチ=ブリティッシュ!

ホワイトスネイクにしてもレインボーにしても本格的にアメリカ進出を狙い始めてから彼の元を離れ、別のプロデューサーと組むようになっています。

そんな意味でもブリティッシュメタルの象徴的な存在ともいえる名プロデューサーでしょう。

続いて彼の偉業を・・・(順不同というか思いついた順w)

まあHR/HMファンなら当然聴いていると思われる名盤ばかりですね!

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<プロデュース・エンジニアした作品群(一部)>

Iron Maiden
Killers,Number of the best,Powerslave,Somewhere in Time,Piece of mind,Seventh Son of Seventh Son, No Player of the Dying,Fear of the Dark

Black Sabbath
Heaven and Hell,Mob Rules

Rainbow
 Ritchie Blackmore's Rainbow,Rising,Rainbow on Stage,Long live RockN' Roll

Deep Purple
Cocert For Group And Orchestra,In Rock,Made in Japan,Machine Head,Burn,Stormbringer,Come Taste the Band

Whitesnake
Ready An' Willing,Trouble,Love Hunter,Come an' Get it,Saints & Sinners,Slide it in,

Michael Shenker Group
Assault Attack

Jeff Beck
Beck-Ola

R.I.P.Mr.Martin Birch   

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August 13, 2020

俺たちに明日は・・・

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 SNSを覗きますと、観客を入れたライブを敢行するアーティストも出てきていますね。ライブ大好き人間、私のこと、行きたいのはやまやまでございます!

 そのチャレンジ精神は尊敬しますし、個人的にコロナウイルスなど全然怖くないのですが、しばらくライブハウスに行く気はありません。

1,「自由空間」ライブハウスで「アレすんな」「コレしろ」的に制限されるのは(もちろん理由は理解していますが!)。

検温しろ
このクソ暑い季節の中歩いてきたら、それだけで体温上がるのでは?自分の体調は自分が一番よくわかっています。変な疑いを持たれるのはゴメンです。

手を消毒しろ
「手を消毒したら感染を防げる」と思っているのでしょうか?感染したくなかったら、手を口や鼻の周りに絶対持って行かないのが基本です。戦時中みたいに身体中に薬ぶっかけないと爆?

集まるな
人が集まって「秘密・密会の空間」を共有するのがライブハウス。それと逆のことを指示されること自体が矛盾している。

叫ぶな
好きな歌を好きなアーティストと一緒に歌うのがライブの楽しさ。じっとして見てろって言うことがが・・・。マスクしてじ〜っと見てろと。。まあ出来ないことはないけど?クラシックのコンサートですか?

2,What if???

 今の感染者数の推移を見ていると、(ほとんどが無症状だけど)かなりの人がウイルスを持っていると考えた方が良いのでは?非常に感染力が強いウイルスだから、どんどん広まっている可能性があります。

 もし観客の中に感染者が出たらどうなるのか?それだけでワイドショーをはじめとするマスコミは大騒ぎ!いなかの自主警察じいちゃんも大騒ぎ!その日の観客・スタッフ・出演者の全員検査は当然として、魔女狩りが再び始まる悪寒。

「なぜそのライブに行ったんですか?」「やるべきじゃなかったんじゃないか?」「またライブハウスでクラスター!!」名前は挙げないまでも「渋谷ライブハウス・〇〇系のアーティスト」などなど・・。考えただけでムカムカします。

3,最後に
冒頭に「この時期にライブを敢行するアーティストは尊敬する」と書きましたが、これはブラックジョークではありません。マジです。

誰かが始めないと、もう永遠に始められないかもしれない。

世の中のコロナウィルスに対する認識も少しずつ変わってきていますし、感染者がいたとしてもほとんどが無症状ですから「まあ仕方ねえんじゃねえの」的なレベルで終われれば、ね。体調が悪い人はそもそも行かないはずですし(汗)、もし症状が出たら病院に行って治療を受ければいい話。

デカくてオープンエアな会場だったら「ガイドラインに従ってやってたのに」とも言えるかもしれませんが、ライブハウスは構造上換気の問題を克服するのは難しい。

こんなことを考えあわせると、たとえ来年のライブであっても、チケットを買うのは躊躇してしまう私でした。


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