劇映画としては先頃引退を表明した名匠リチャード・カーティス最後の脚本作になるのかな?
やはり彼の人へ向ける優しい視線というのは素敵
本作は、本来なら陰惨で悲惨なブラジルはリオデジャネイロの貧民街が舞台として登場するわけですが
その貧民街を主人公たち少年が駆け巡る度に、まるで巨大なアスレチックの様に映り
そこで暮らす子供達のしたたかさ、無邪気さに希望が見えてくる
でもここに批判も生じるだろうなと思う
同じくリオデジャネイロの貧民街を舞台にし、既に名作として名高いフェルナンド・メイレレス監督の映画【シティ・オブ・ゴッド】とあまりに違うから
映画に優劣は無いとは思うけど
描写自体はシリアスで有りながら、楽天的なストーリーはちょっとノレない、映画【シティ・オブ・ゴッド】と比べて子供っぽいって感じる人が多くでそうな気はします
でも本作、おやっと思ったのが
確認するためには見返さないといけませんが
リオデジャネイロと言えば必ず出てくる丘の上のキリスト像が出てきませんよね
終盤、絶望的な状況に置かれた主人公の少年
彼の立っている場所の背景にはキリスト像が鎮座している筈なのに
彼の背の高さでカメラのフレームが切れているから、キリスト像は映らない
確かにキリスト像は存在する
でも少年の目には映らない
彼は小さすぎてなのか、見ようとしていないからなのか、神の庇護を受ける事が出来ない
ここに演出の妙を感じました
まあ、見返してみてキリスト像が映っていたらビビりますが
少なくとも本作、終わりも良い感じだし、オススメだと思うんですが