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パリ(Paris)郊外のベルサイユ宮殿(Chateau of Versailles)で9月から開催される現代芸術家の村上隆の作品展に対し、フランス保守系団体などからフランスの歴史を冒涜するものだとの批判が噴出しているそうです



作品展の会期は9月14日〜12月12日 銀やファイバーグラス、金属などで作られた目を引き付けるカラフルな像が、宮殿の豪華な壁画やシャンデリアを背景に展示されるそうです


村上隆はベルサイユ宮殿美術館のウェブサイトで、ベルサイユ宮殿は西洋史の偉大な象徴の一つだと指摘


「わたしのイマジネーションの中のベルサイユは、完全に分離された非現実的な世界のようなものになった」と述べ、作品展ではそれを表現しようと試みたと説明しているそうです


しかし、ベルサイユ宮殿の熱心なファンの間からは、宮殿に対する侮辱だとの声が上がっているそうです


「ベルサイユ、わが愛(Versailles Mon Amour)」を名乗る団体は、「ベルサイユ宮殿にはムラカミとその会社の居場所はない!」とのメッセージをウェブサイトに掲載し、作品展開催に反対する署名集めを展開

すでに3500人以上の署名を集めたと主張しているそうです


「宮殿は広告板ではなく、われわれの歴史と文化の象徴だ」


マンガ的でカラフルな村上隆の作品は、ときに不謹慎で、ときに陽気なまでにひわいな題材を扱い、世界的にカルト的な人気があるが、誰もに受け入れられるタイプのものではないそうです



代表作には、胸の大きな少女が自分の母乳で縄跳びをする[HIROPON](1997年)や、裸の青年が自分の精子の新しい使い方を見つける[My Lonesome CowBoy]などがあるそうです


これら二作品はベルサイユ宮殿美術館の作品展には出展されないが、署名運動の発起人である地元の文芸評論家アンヌ・ブラッシー(Anne Brassie)はこの二作品を例に挙げ、村上隆にベルサイユで作品展を開く資格はないと論じているそうです


また、4000人以上の反対署名を集めた別の愛国文化運動団体[ベルサイユ防衛協会(Coordination Défense de Versailles)]の代表は、作品展は「違法」だと主張しているそうです


問題の作品は展示せず、ベルサイユ宮殿に合わせた作品を制作しているんだから良いんじゃないのとは思う
けれど、保守系の人たちにとって大事な場所みたいだし、そんな簡単に割り切れるものじゃないよな

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