2010年03月29日

虹を見たかい

(この記事はlove&ridemain-side,sunny-side共通となっています)

元々このブログは遠く離れたある人への近況報告のつもりで始めたものだということを以前に書いたことがある。


元々僕のものではなかったにせよ(人を物扱いするのは失礼極まりないけれど)すでに今は結婚し人の妻となりもうじき赤ちゃんを産んで母となる人なのでもはや僕の手の届かない人となり、もはやその人との繋がりも希薄となったしそれとは別に近況報告という当初の目的をはずれ自身の日々の記録としてのウェイトが高くなった。

今年僕は祖父という立場になった。


前述の彼女にも赤ちゃんが生まれるし海辺に住む古くからの友人にも赤ちゃんが生まれる。


もうひとり、長い間僕の恋人でいてくれた女性のお腹にも赤ちゃんが育っている(勿論僕の子ではない…と思う)。


こんなにも身近に小さな命が芽生えるのは何年ぶりだろうか…そして今までと違うのは新しく生まれてくる子供達は皆僕たちの孫のような子達なのだ。


人生にはいくつかの転機や折り返し地点のようなものがあって、その時に転機だと気付くこともあればずっと後になってあの時が自分の転機だったと思い出すこともある。


今回僕がおじいちゃんになったのは多分人生最後の折り返し地点であるような気がしてならない。


このブログを続けてきたのは自分の中の稚気がそうさせてきたと思う…だってくだらねェ話ばかりだもんね。

自分の立場が微妙に変化することで自分の気持ちにも少しずつ変化が生じて、それからブログの更新が滞るようになった。


もういいだろうという気持ちになった。


毎日の訪問者数がlivedoorが通知されて、数少ない読者の方が日々訪問して下さるのに申し訳なくて、ちょっとずつは更新してみるものの内容に身が入らないというか、自分で読み返してみても何を書いてんだか、という内容になってしまっていて、これはもうケリをつけなければと思ったんだ。


よってこの記事を最後にLove&rideを終わりにします。


足掛け4年ちかく続けてこれたのも見て下さった皆さんのお陰だと感謝しています。


長い間おつきあい下さりどうもありがとうございました。


ここで知り合った皆さんのご多幸をお祈りしています。


またブログ自体は抹消せずこのまま残しておくつもりです。


またいつかどこかで…

タラ


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2010年03月11日

異国のごはん

海外出張での食事ってのは善し悪しでさ、例えばヨーロッパだと割と気にせずなんでも食べられるんだけど、アジア諸国の場合二の足踏むようなもんが出て来たりするからさ、恐る恐るって感じになっちゃうんだよ…現地の人のお勧めなんて怖くて食べらんないもん。

前にどっかの国でメチャメチャ旨いから食ってみろって言われて注文したそれは卵のなかでひよこになりかかった(もう毛が生えてるんだ)状態のものが出て来た…殻の上の部分を外してというか壊して、中から雛になりかかったのがこっちを見つめてるんだ。


一口も食べずにごめんなさいだった。


薦めてくれた人は非常に不満そうな顔してたけどね、食えるわけないだろそんなもん!!


で、できるだけ穏便な食べ物を探すことになるんだけど、東南アジアに行った人なら良く判るだろうけど、どこの国に行ってもイセエビがあるんだ。


勿論日本の伊勢海老とは別物で、ありゃゴシキエビってヤツじゃないかと思うけどやたら馬鹿でかいエビでさ、チリソースで煮込んだのやスチームアウトしたの、これはなかなか旨いんだぜ?


いつもあんまり考えずに食ってるけど(伊勢海老だと思ってくうならメチャメチャ安いからさ)日本の伊勢海老に比べて大味というか、繊細さにかけるのは言うまでもない。


香港のアバディーンではエビっていうより深海生物って方が適切なくらいでかくてグロテスクでわさわさ蠢いてるのを漁師みたいなおっさんがイセエビ、ウマイ、クッテミロ!!とカタコトで連呼してたが近くにいた商社マンがあんなイセエビあるもんか、と小声で毒づいていたのに笑ってしまったが結局酒蒸しで食ってみたら旨かったな。


東南アジアはエビの産出量では世界一の地域だし、日本での消費の約80%を東南アジアからの輸入で賄っているそうだ…近頃名前を良く聴くバナメイ海老とかはここらの名産だしね。


だからってエビばっかり食ってるわけでもなく、今回のクアラルンプールではサテ(誤解を恐れずに言やまあ焼き鳥とか串焼だな)ばっかり食べていた。


オレは羊がとても好きなので、イスラム圏では羊を喰うのを楽しみにしてるんだけど、串焼きとか焼き鳥って言ったらビールだろ?

けどイスラム圏では飲酒は限られた場所でしか許されてないから(かなり高級なホテルのバァとかさ)お茶を飲みながら肉を喰うことになる。


家で飲めないんだから出張行った時くらい酒飲みたいけど、戒律に厳しい国だしさ、郷に入っては郷に従えって言葉もあるし。


でも打ち合わせの時相手が二日酔いで辛そうな顔してることもあるんだよな(笑)


東南アジアに行ったら是非エビを食べてみて下さい。

日本とはまた違った味わいで、なかなか癖になりますよ。


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2010年03月08日

Groval&Nasional

海外出張も先月で一段落し、もう飛行機に乗らずに済むという気持ちと、もう行くこともないという予想からまた行きたいな、という相反する気持ちが綯い交ぜになる。


ビジネスとはいえ各地に知人が出来たし友人と呼ぶに足る人もいる。

時には殴り合い寸前の喧嘩になったり(大陸系の人間は一様に気が荒いし血が熱い)、僕は僕で人間ができてないし未成熟で低俗な人間であるためあちらの喧嘩腰を必ず受けて立つので、大抵の場合理知的な解決に導こうとする日本人(それが正しいやり方だし洗練された高級な対処だと思う)には珍しいと思われたらしく、喧嘩の後は大抵仲良くなれた…つまり子供のような次元でおつきあいをしていたのだろう。


僕が取引していたのは主に東南アジアの人々だが彼等は一様に綺麗な日本語を話していた。


最近は中国や韓国にその座を譲りつつあるがそれでも世界第二位の国である日本の言葉を学ぶことはこれから躍進しようとする国の人にとって有意義なことなのだろうな…かって、というか今でも我が国で英語を学ぶことが有益と思われているように。


僕が感心するのは彼等の話す日本語がとても美しいことだ。


近頃では国内でも滅多にきかないような語彙や形容詞を彼等は多用する。

丁寧語というのはですます調ということだけでなく、美しい言葉を使うことで相手への敬意を伝えるものだという言語基本をちゃんと理解しているからだと思う。


今の若い人を批判するわけではないが、正しいきちんとした日本語を使う人は殆ど見掛けない…これは学校教育に全ての責任があるわけでもないだろうが、まず基本理解なしに言葉を変える、崩すということをしていると言葉そのものが変質してしまう。

使わないからという理由で語彙を覚えなくなり書かないからという理由で漢字を知らなくなり、結局口語体だけの言語に成り果ててしまうような気がする。

先日オリンピックに出場したスノーボードの選手の服装と態度が問題になっていたが、あれも同じ内容なんだと思う。


着こなしを知らずに着崩すことしか知らないからああいうことになるんだろ?


個人がどういう格好をしようがどんな言葉遣いをしようが自由だけど、パブリックとプライベートの区別をつけるのが大人であることを理解しようとしない、自分の態度を世間に主張する、それはただの愚か者だ。


ただ、それを誰が教えるのか…学校じゃない、親が教える、世間が教える、それだって本人が気付かなきゃどうしようもないことだけどね。


日本人ということを誇れなくてもいいが、人として誇りをもてる人間になって欲しいと思うし、一人一人がそういった覚悟と自覚をもつことがやがてより良い国へ導くしより良い世界を作るのだろうと思う。


どんどん国家の敷居は低くなり、ボーダレスな時代になっていく。

そこで分類上働くのは個性だし、グローバリズムのなかでそれはナショナリズムかも知れない。


海外との仕事で思ったのはどこの国の人間も自国の歴史、文化、教養については多くを知っていてそれは誰にとっても常識の範疇だということ。


我々はどうなんだろ?

あなた日本人だよね?枕草子について教えてよ、と聞かれて下を向くことのないようにしたいもんだよな(笑)


オレは答えられなかったんだ。


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2010年03月05日

Wreckage

誰にでも初恋の人ってのがいて、そういう思い出ってのはいつまでも心の中に残っているものなのだろうか。

僕の初恋はやはり妻ということになるのだろうけれど、実際のところその頃は幼すぎて二人の関係が恋だとは気付かないでいたと思う。

で、実際これが初恋なんだと自覚したのは高校に入ってすぐ、放課後部活を終えて教室に戻る暗い廊下で出合った彼女のことだ。

彼女は隣りのクラスの女の子で、その時は入学して間もない頃で同級生だということも判らなかった。


よく好みの異性とか理想のタイプとかっていうじゃんか。


彼女はこれ以上ないってくらい僕の好きなタイプの女の子で、その瞬間僕は一目惚れだった。

夕焼けが窓から廊下を浸蝕して、明るいんだか暗いんだか判らないような状況で僕たちは見つめあっていた。


こんなに可愛い人っているんだな、って思ったよ。


彼女の名前も年もクラスも知らなくて、僕は彼女を探していたけど(小学校から大学まで一環教育のマンモス学校で結構規模がでかかったんだ)なんのことはない隣りのクラスで、彼女も僕を探してたらしい。


学校へ行くのが楽しみでさ、朝教室に行くまでに彼女の姿を探しちまうんだ…そういうのって誰にも覚えがあるんじゃないかな。


彼女も僕を探してて、目を合わせてにっこり笑う…でも名前も知らないんだ。きっと名前を訊いたり話し掛けるのが恥ずかしかったんだろう、僕にだってそんな時期があったのさ。

出合って3週目の放課後、彼女から告白された。


彼女も僕に一目惚れだって言った。


彼女も僕のことを好きなのが判ってたけど、初恋の人に一目惚れされるって、そんなことってあるのかなってほっぺた抓りそうになった。


僕にはすでに妻(に将来なる女性)がいたけど、僕は彼女と付き合うことになった。


その頃からロクデナシだったんだな、って言われても仕方ないけれど、一番辛い時に側にいてくれた妻を捨てるなんて出来なかったし一目惚れした彼女に好きだと言われて断る勇気なんてなかったんだ。

中学までは妻と一緒だったし同じ高校に行こうね、と妻は言ってくれたけど我々の間には偏差値という深くて広い川が流れていて、妻が楽に入れる高校に僕は死ぬ思いで努力しても合格する可能性は低かったし、違う学校に通うことになった僕たちは部活やバイト、新しい友人と遊ぶことなどで生活が大きくすれ違ってしまい隣りに住んでるにも関わらず一週間顔をあわせない時もあった。


だから悩みながらもどんどん彼女に深入りしてしまって、クラスの友達にも付き合ってることがバレてしまう。

妻と付き合ってることを知ってる友人がとても心配…というかヤキモキして、オマエ大丈夫なのか!?バレても知らねェからな、とよく言われたな。


けど、そんなこと判っててもとまんないんだよ、こういうのって。

でも結果的にそんな心配はしなくて済んだ。

付き合って半年、彼女はオートバイの事故で死んだ、僕の目の前で。


砂の浮いたコーナでフロントをとられ対抗車線のダンプに轢かれて即死だった。


その後のことはあまり覚えてない。


彼女が死んで2ヶ月くらい僕はふぬけになって学校にも行かなかったし、その頃の記憶って殆ど無いんだ。





こんな昔の話をなんでしたかって言うと、先日の海外出張の帰り羽田に到着した飛行機のなかで荷物を降ろそうと立ち上がった僕の斜め前に彼女がいたからだ。


あの頃よりずっと大人になって、でも面影は全然変わらなくて、あの廊下で出合った時のようにとても美しかった。


あんぐり口を開けて、僕はとてもみっともない顔をしていたんだと思う。


不躾なくらい彼女を見つめていたんだと思う。


彼女は僕の視線に気が付いて、戸惑ったような顔で僕を見返し、少しだけ微笑んで会釈して席をたった。


立ち尽くしている僕に同行していた同僚がなにぼんやり突っ立ってんだよ、女の子に見とれてないでさっさと動けよな、と文句を言う。


声をかければ良かった、追いかければ間に合うかも…そんなことを少しだけ思ったけど、そうするには少し歳をとりすぎた。


追いかけたところで、声をかけたところで、それが一体何になるっていうんだ?


似ているだけで彼女じゃない。


ひょっとしたら血縁者かも知れないけど、だからといって彼女が帰ってくるわけじゃない。


あの子、知ってる子なの?と同僚が訊く。

いや、他人の空似だよ。

そう、たったそれだけの話だ。


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2010年01月30日

Title meaning

過日あからさまなタイトルをつけて記事を書いたところ、予想通り普段の何十倍の閲覧者数を記録した。


なんと237Hit(…!!)、やっぱりタイトルって大事なんだな。


思わずこのままベタベタのエロ路線で行こうかと思っちゃうよね。

けどオレはできるだけ美しいタイトルを心掛けているので、ぱっと見内容が把握しにくいとは思うし内容に沿っていないタイトルも発生してしまうことがある。

でも見て欲しいと思うなら判りやすい表題は必要なんだろうな。

逆に数少ない読者の方にはタイトルを見ればオレの記事だって判るんじゃないだろうか。

ランキングに乗るほどの人気Blogにしたいわけじゃないし(したくてもできないだろうけど)今見て下さっている方が継続してご覧いただければ充分ありがたいと思う。


でも、みんなにはオレの記事のなにが面白いのかなって不思議に思うことはよくあるんだけどね(笑)


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