ちょっと途中にいろんなネタが挟まったので、旬が過ぎて決まった感もそこはかとなく感じるサイクルモード・ライド2017の試乗ネタ。
 そうはいってもせっかくなんで試乗したバイクのレポートを書いていこうと思う。

 で、今回はパナチタン。
 パナチタンについては以前にORTC11のVer.HとVer.Lに試乗したことがある。
 その試乗レポートもアップしてたと思ってたんだが、記事が見当たらんのでアップし忘れてたのかもしれん。
 なので今回はORTC11も(思い出せる範囲で)書いていこうと思う。
IMG_0093

★ ランキングに参加してます!
ぽちっとしてもらえるとウレシイです!
チャリツー・ブログランキングにほんブログ村 自転車ブログ 自転車通勤・通学へ

ロードバイク・ブログランキング


◆ ラインナップ中最軽量モデル     
 パナソニックのロードバイクはロードエンデュランス・ロードシクロクロスのジャンル、また、チタン、クロモリの材質にかかわらず、ほぼホリゾンタル・フレーム(弱スローピング)を基本デザインとしてきた。
 だが今回、FRTC01はそのホリゾンタルデザインを捨て、完全スローピング・フレームになった。
IMG_0138

 しかも、シートステイの接合部をトップチューブよりも少し下にオフセットするのも他のチタンフレームでは採用してない。
 ちなみにクロモリフレームはそのほとんどが集合ステイになってる。

 スローピング・フレーム
 オフセット・シートステイ
 このどちらもが高剛性につながる手法と言われている。
 構造的高剛性はフレームの軽量化に繋がる
 だからラインナップ中最軽量を目指したFRTC01はこういったフレームになったのか?
 ただ、オフセット・シートステイシートチューブの接合部の強度を持たせる必要から重量がかさむ、という側面もあるが、それを差し引いても後ろ三角を小さくして高剛性・軽量化を目指したのだろう。
【シートステイ部】
IMG_0139

【トップチューブ/シートチューブ/シートステイ接合部】
IMG_0140

◆ スペック&外観チェック     
車名  Panasonic FRTC01
フレームセット フレーム:3AL2.5V チタン合金
フォーク:カーボンフォーク(ストレート)
Wheel & Tire  SHIMANO RS21/
Panaracer RaceL Evo2 700×23C
変速(フロント) 6800系Ultegra
変速 (リア) 6800系Ultegra
ギア比(GD値) -
重量  1,230g(550サイズ・フレームのみ)
カラー 33色・オーダー
その他 チタンラグレスアルゴンTIG溶接、OSフォーク(445g)、ロストワックス・ストレートドロップエンド(6AL4Vチタン合金)

 大まかな特徴は冒頭に書いたので、あとは細かい部分を見てみる。

・3Dオプティマム・Xバテッド
 パナチタンの特徴であるチューブ外側のバテッド処理だ。
 通常チューブのバテッドというと内側でやるのだが、パナチタンは外側でそれをする。
 これが”武骨”という見る向きもあるが、様式美のようでいいと思う。
 ボディビルダーが筋肉のカットのは入りを誇示するような感じでなかなかカッコいい。
IMG_0136

 フォークはオーバーサイズ・コラム(1・1/8インチ)。
 ブレードはカーボンだが、コラムはチタン合金製
 ブレードはけっこうマッチョな感じだが、装着可能タイヤは26Cまでとのこと。
 最近はやりのワイドリム&タイヤがこのまま進行していくとちょっとキャパシティに余裕がない、ということも将来的にはあるかもしれない。
IMG_0094

 ダウンチューブは極端なメガチューブではなく、外観的にはFRTC11のVer.Lと似ている。
IMG_0096
IMG_0142

 シートステイはトップチューブの接合部より下方にオフセットされている。
IMG_0097

 ロストワックス製のロクヨンチタン・ストドロ・エンド
IMG_0098
IMG_0099

 展示車のコンポはデュラエースだが、試乗車はアルテグラ。
IMG_0141

◆ 思ったよりツアラーっぽい乗り味    
 FRTC01に乗ってみた第一印象はペダリングに対してかなりしなるというもの。
 FRTC11のVer.Hとは明らかに異質でVer.Lよりもしなる気がした。だいぶ記憶が薄れているケド…( ;∀;)
 ジオメトリを確認してみると01のチェーンステイ長は405ミリ。11は410ミリ。
 BBドロップは500サイズで63ミリ(01)と68ミリ(11)。
 ホイールベースは976ミリ(01)と978ミリ(11)。
 どの数値をとっても01の方が11よりもどちらかというと硬く感じたり、レスポンスを良く感じる傾向があるはずだ。
 でも実際は逆
 まあ、オレの記憶力の問題もあるが、この辺がフレーム・ジオメトリの奥深いとこかもしれん。

 ただオレが思うに、リア三角が小さくなることで剛性がホントに上がるのか?という疑問がある。
 たしかに相似形ならより小さい方が剛性は上がる
 でもこの場合、相似形ではなく、底辺はほとんど変わらないのに高さだけがかなり(目視で20〜30ミリ)減るというのは縦剛性は減るのでは?と感じる。
 しかも、シートステイの接合部に対抗すべきトップチューブがオフセットされてるから、シートチューブは若干なりともしなる方向に動きそうに思える。
 これがジオメトリの数値だけではわからない乗り味の正体なのでは?と思ってる。

 とにかくこのフレームはバネ感がある。
 それは11のVer.H、Ver.Lとも違うバネ感なのだが、それを生かそうと思うとペダリングが難しい
 このバネ感を走りに行かそうと思ったら、勘の鈍いオレなら2〜3000劼倭り込まないとペダリングのタイミングがつかめないと思う。

 ただその分、一生付き合っていけるともいえるけどね。

※スローピングの01とホリゾンタルの11ではサイズの意味合いが違うかもしれないのだが、そもそも01のサイズはどこのサイズを持って呼称しているのかがわからん感じなので、メーカーの呼称サイズを合わせて比較してみる。

◆ 試乗車のホイール問題       
 ところで、とりあえずパナチタンはカスタムオーダーをするので、コンポやホイール等はオーナ次第で本来製品スペックには関係ないけど試乗車の条件を明らかにするためにコンポ、ホイール、タイヤもスペック表に入れてある。

 というのも、これの前に試乗したFUJI SL Eliteのようにカーボンリム&チューブラータイヤなんかを履いてしまったら正直、試乗の感想は一変する。
 特にこの試乗コースのようなゆるい勾配とほぼ直線のみのコースとなるとフレーム部分の評価など登坂能力ぐらいしか感じられず、そこにリムが軽く乗り味の良いチューブラータイヤでゲタを履かせるのは正直反則かな思う。

 このパナチタンは逆に正直ベースのRS21。
 シマノのリプレイスホイールでこの下はRS11ぐらいしかない。
 タイヤは会社は売っ払ったったとはいえ一応なじみのあるPanaracerなのは順当なところ。
IMG_0134


【雑談】
 松下グループはPanaracerの製造元であるパナソニック・ポリテクノロジーを投資ファンドに売却(現在の社名はパナレーサー)はしたのだが、なんで母体のPanasonicを彷彿とさせるPanaracerの商標まで売ってしまったんだろうか?
 ユーザーはいまだにPanaracerはPanasonicが作ってると勘違いしてると思うよ…

 これがアングロサクソン系の会社なら間違いなく会社とブランドは切り離して売却している。
 そう!フォルクスワーゲンはロールスロイスに騙されて糞ベントレーを生産だけを高額で売りつけられた。
 一方、”ロールスロイス”のブランドは「ブランドまでアンタに売るとは言っとらんよ〜」とのたまいBMWに売却する、というギリギリアウトな買収劇があった…


 自分は普段の練習バイクにRS21のチューブレス版のRS61を履かせているのでだいたいその感じがわかる。
 なので、ホイールのバイアスがかかりにくい試乗ができると思った。

◆ まとめ            
 というところで、Panasonic FRTC01の感想をば。

・良かった点
  1. 強いバネ感でフレームの個性がある
  2. シリーズ最軽量
  3. 33色選べるカラーリング
  4. マッチョでカッコいい3Dオプティマム・Xバテッド
・悪かった点
  1. バネ感の体得は少々手ごわそう
  2. スローピング・フレームなのに同サイズFRTC11よりスタンド・オーバー・ハイトが大きめ
  3. 上限26Cまでのタイヤサイズ
 良い点で上げた33色のカラーリングだが、ほとんどのチタン乗りはチタンの地金のままの色で乗りたがるんやないかな〜と思う。
 むしろオレだったらヒートグラデーション(焼け色)でカラーを付けたいと思うよ、チタンなら…

 ということで、次回は飛び道具ともいえるYAMAHA YPJについて書こうと思う。

 でゎでゎ

★ ランキングに参加してます!
最後まで読んでくれてありがとう!
ぽちっとしてもらえると更新モチベーションがあがります!
にほんブログ村 自転車ブログ 自転車通勤・通学へ
にほんブログ村


ロードバイク ブログランキングへ