canvas ロードバイクに乗り始めて2年ほどの時にスペシャライズドが提唱するBG-Fitを受けた
 
 そしてその後バイクも代わったし(ってか盗られたし…泣)、乗り方も変わってきたので以前から興味のあったKinofitを2年前に受けた

 正直、当初この二つ、フィッティングのアルゴリズムというかプロトコルというか、手法の違いぐらいだなという理解しかしてなかった。

 でも今回、ふとしたことからKinofitの意義が分かった気がする出来事があった。

※ これはボク個人の感覚での理解なので、間違ってるかもしれないし、木下さんからクレームが来るかもしれないが、オレの戯言としてユル〜く読んでもらえると助かる。


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◆ 静的なBG-Fitと動的なKinofit     
 BG-FitKinofitのオレの感覚の違いを端的に表すなら『静的なBG-Fitと動的なKinofit』だ。

・BG-Fit
 まずBG-Fitの”BG"はBody-Geometryの頭文字。
 ジオメトリとは自転車の場合フレームの各部のサイズ、角度などを指す。
 フレーム・スケルトンとほぼ同義語だ。→小さすぎる700Cフレームのネガティブで少し書いてる)
 で、BG-Fitの場合、乗り手の各部分のサイズや可動域を測り、それをジオメトリとしてフィッティングの基礎とする
 BG-Fitではボディアセスメントと呼んでいる。
 なので実際のフィッティングの際、細かく体のサイズ、可動域を計測する。
 そして実際にローラー台でペダリングをして各部を微調整するのだが、基本的にはボディアセスメントに重きを置いている印象だ。

 フィッティング後に乗り方のバランスも変わる、ということから、3か月後にもう一度フィッティングをするというところは理屈として良いところだと思う。

・Kinofit
 キノフィットの場合はいきなりローラーを回すところから始まる
 木下智裕さんがペダリングの状態を見てまずサドル高の調整から着手。
 サドルがざっくり調整出来たらそれをベースにステム、ハンドルの調整に入る。
 サドルの上下をした分、上体の姿勢も変わるため、まずそこを合わせる。
 クリートの調整はその後だ。
 BG-Fitがした周りを固めた後、ハンドル周りを決めていったのとは真逆の手順だ。
 オレの勝手な想像だが、木下さんの想定しているペダリングはなんとなくやまめの学校のおじぎ乗りに似ている気がする。
 上体をしっかり決めないと骨盤の前後の傾きが変わってしまい、そうなると上死点の通過がちゃんと見れない、といった感じだ。
 そして下死点についてはサドル高とクリート位置で調整。
 で、その動きの中でじわじわ妥当な位置を探っていくといった感じ。
【木下智裕さんと。キノフィット@スマイリー008サイクルズ
DSC_0268

◆ 完コピしたはずのポジションが…     
 BG-Fitは各部の数値をはじき出してしまえば基本的にバイクを乗り換えてもその数値をコピーすれば良いという考えのようだ。
 この辺り、バイクメーカーが考え出した手法、って気がしなくもない。
 実際、PhibraはBG-Fitをしてもらった数値をもとに組んでもらった。

 その後にKinofitを2回受け(複数回受けるのはBG-Fitの2回目と同じ理屈)、BG-Fitの数値から若干変わった。
 で、今回、Kinofitを受けた後のPhibraのポジションをTNI7006Mk-IIに完コピして3本ローラーに乗ってみたのだが、そこでちょっと驚いてしまった。
 ポジション的にはほぼ完コピしたはずの7006Mk-IIで足が全く回らない
 これはどうしたことか?

◆ フレームの交換が利かないKinofit     
 今回、サドル、ハンドル、ブラケット、ペダルのポジションをほぼ完璧に合わせた。
 ただ、ペダルは同じものがないのでPhibraはスピードプレイ7006Mk-IIはSPD
 靴の違いを出さないために、どちらもスニーカーを履いてのペダリングもしてみた(この場合、どちらもクリートの調整は関係なくなるが)。
 Phibraならスニーカーでも150rpm以上で軽々回せるのに、7006Mk-IIだと130rpm辺りで足が回らなくなり、150rpm辺りだといっぱいいっぱいになってしまう。
 3本ローラーなので車体重量は関係ない。
 タイヤの違い(Phibra:チューブラー、7006Mk-II:チューブレス)はあるかもしれないが、ここまでひどい差は生まれないと思う。

 近々タイヤとペダルも揃えた状態で試してみようと思うが、結果はそんなに変わらないと思うくらい劇的に違った。

 ポジションはイロイロな要素が関連するのでかなり憶測が入っていて申し訳ないが、バイクのポジショニングはフレームジオメトリーに影響されるのではないか?と感じた。

 単にカラダのサイズにバイクのサイズを合わせるだけでは不十分
 フレーム・ジオメトリのペダリングへの影響も盛り込まないとダメなのかもしれない、ということだ。

 実際、Kinofitは2回目以降はリフィットと呼び、初回より若干フィーを安くしているのだが、その条件は「同フレームであること」だ。
 これは、フレーム・ジオメトリーが変わることによりペダリングも変わってしまう、というのを暗示しているのかもしれない。

 そうなるとシマノのバイクフィッティング・システムのように、実際のバイクを使わないフィッティングシステムは意味がない、ということになるのかもしれない。
 まあ、あれは効率良くロードバイクを売るための道具で、実際のユーザーがマトモに乗れるようになるための手法とは別モノなのかもしれない。

◆ 王道がないポジショニング      
 つまり、「これさえやればポジショニング完璧!」というものは存在しないってこと。
 ロードバイクの雑誌などはそういった話が大好きで、そういう特集記事がよく組まれている。
 実はちょうど1年前のサイスポでKinofitも特集されていた。
 そこでのコピーは「自分だけのポジション黄金比を探せ!」だったが、あの特集では木下さん自身、雑誌社の思惑とのすり合わせに相当苦労したようだ(雑誌社は短絡的なキャッチフレーズ的な記事を望み、木下さんの思いはそうではないという部分)。

 で、あの『黄金比』とは、フレームジオメトリーとポジショニング、それに乗り手のカラダとペダリングなど、様々な要素の中で生みだされる黄金比で、パパッとお手軽に出るものではないし、普遍的なものでもない。
 なので彼は「リフィット」を重視する。
 フィッティングが変われば走りが変わり、走りが変わればまた適したポジションも変わってくると考えている。
 乗り手の進化に合わせてポジショニングも進化させないと意味がない。

 で、Kinofitを”動的”といったのはフィッティングのやり方も動的ならば、作り上げたポジションもまた動的、そして流動的。進化的と表現しても良い。
 そして彼自身の経験値も動的に進化していて、その部分においてはこの間受けた出張やまめの学校の高城さんも似ていると思う。

 オンロードと同じぐらいオフロードを重視しているところも似ている。
 実際、オンロードはオフロードの一部であるともいえる。

 真似してみようとして真似できなかったKinofit。
 これほど驚いたのと感心したことって最近ちょっとなかった。

 ちなみに対比としてBG-Fitを出したが、あれを否定したわけではない。
 どこに着眼点を置き、どうポジションを作り上げていくか、というのにたまたま受けた2つが対照的で面白かったから比較してみた。
 合う、合わないもあるしね。

 でも、自分自身加齢とともに衰えていく体力をちょっとでも有効に使えるようにしていきたい。
 脚力はもうなかなか上がらないけど、ポジショニングでケイデンスがこれほど上げられるのなら今後の方向性にちょっと希望が出てきた。

 ということで、今回はここまで。

 でゎでゎ

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