もうサイクルモード・ライドから1カ月経った。
 本来なら桜が満開手前の時期のはずだが、今年はもうあちこちで桜吹雪の様相だ。
 今年は各種花粉もすごいようで、花粉症と戦うローディーの姿もよく見かける。>σ(゚∀゚ )オレ

 ホンマは記憶が薄れんうちにさっさと記事にしてしまいたいのだが、年度末のごたごたでなかなか更新頻度が上がらんかった。

 で、今回はKhodaa Bloom FARNA PRO AEROの試乗レビューをしようと思う。
 このFARNAはちょくちょくあちこちのイベントで試乗があるので乗る機会が多いのだが、今回はディスク・ロード・フレームのバイクに乗ってみた。

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◆ ロードにディスクブレーキは必要?    
 冒頭からいきなりで申し訳ないが、自分は
ロードバイクにディスクブレーキは不要!
だと思っている。
 その理由もなんとなくではなくちゃんとある。
  1. ロードバイクの細くてグリップの弱いタイヤにディスクの制動力は不要(むしろ危険)
  2. だからといって制動力を落とすのは本末転倒(だったらリムでいいじゃん!)
  3. 転倒・運搬時にエア噛みする可能性がある
  4. 出先でエア噛みした場合復旧が困難
  5. ハブとフレームの更新が必要(←これが一番痛いかも?)
  6. バイク軽量化とディスクブレーキ対策が真逆
  7. 重量増

 それに対してディスクブレーキ導入の利点は

  1. コントロール性の自由度
  2. 全天候型

の2点のみ。


 これについて一つ一つ話すとそれだけで1トピ立ってしまうので今回は省略するが、明らかに機材更新を促すことが目的の新規格導入で技術的な正当性は非常に低いと思っている。

 それでも今回ディスクロードに乗ったのは技術向上の確認と自分の感覚に現時点のディスクロードのベンチマークが欲しかったからだ。


◆ ディスク・ロードの台頭    
 機材スポーツであるロードバイクはどうしても機材メーカーの動向に左右される。
 数年前の11速化はエンド幅が130个飽飮されたせいもあり、ハブやホイールの更新程度で済んだが、今回はホイール/フレームの両方の更新がいるためそのインパクトは絶大だ。
 いくらUCIが『ディスクは危険だから使っちゃダメ!』っつってもゴリ押しし続けた。

 業界はなかなか首を縦に振らないUCIをしり目にとりあえずディスクブレーキ仕様が認められたシクロクロスで既成事実を積み重ねるようにディスクブレーキ化を推し進めた。
 比較的試乗の狭いシクロクロスをディスクロードの試金石として利用し、
  • リアエンド135mm(142弌
  • ホイールのスルーアクスル化
  • サスペンション(?)フレーム化

のロードテストをした。

 最後のサスペンション(?)フレームというのを説明すると、各メーカーが出してきたフレームで衝撃を吸収するフレーム構造ことで、一般にはコンフォートフレームなんて呼んでるけど、決して「コンフォート=快適」なためのものではないのでムリヤリ名前を付けた
 最近わりと流行だが、これはおそらくライダーのカラダのためというより、ディスク化で前後フォーク先端部分に集中する応力をフレーム全部で積極的に受けるために導入してる気がしてならない。

 なので今回このバイクは乗り味だけでなくブレーキ性能に着目して試乗した。

◆ コントローラブルなブレーキ特性   
 ところで、自分はディスクブレーキ自体を否定しているわけではない。
 現に今乗るMTB(油圧)やグラベルロード(機械式)はディスクブレーキでその恩恵を最大限に受けている。
 なのでその経験も脳内で加味しながら試乗した。

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 今回試乗したのはKhodaa Bloom FARNA PRO AERO DISK 9100
車名  Khodaa Bloom FARNA PRO AERO DISK 9100
フレームセット フレーム/フォーク:カーボン
フレームセット重量:1530g(500mm)
Wheel & Tire  MAVIC Ksyrum ELITE UST DISK
変速(フロント) シマノ DuraAce9100
変速 (リア) シマノ DuraAce9100
ギア比(GD値) -
重量  7.6
カラー マットレッド
サイズ 470mm、500mm、540mm
価格 完成車:65万円(税抜)
フレームセット:29万円(税抜)

 本来なら長目の下り坂での速度調整、ダウンヒル中のコーナリングブレーキなどを試したいところだが、ここの試乗コースではそれはかなわない
 なので両サイドの折り返し地点で少しハード目のブレーキをして確認。
 で、ここで急に言うことを変えるようだが
これがめちゃめちゃ安定していて良い!
 タッチは油圧式なので良いし、握ったら握った分制動力がシルキーに上がっていく。
 シマノがここ数年で急速にロードに対応させていることがわかる。
 よく言われるディスクローターが左に偏ってることもこのテストコース程度では体感できなかった。

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 あと、このバイクの実力を上乗せしているのはチューブレス仕様のキシリウムだと思う。
 オレはMAVICは好きでないけどこのホイール&タイヤはとても良い
 反応も良いし乗り心地もすごく良い。
 サイトでは9マソのプライスタグが付いてるんやけど、専用タイヤ込みでこの値段なんかな?
 だとしたらすごいコスパだ。

・晴天時はアドバンテージ無し
 話をバイクに戻す。
 このブレーキ、すごく良いんやけど、それだけだ。
 ことブレーキに関してはキャリパーブレーキ+アルミリムに比べて特段良いワケではない。
 カーボンリムに比べると初期制動は若干優ってるがそこだけ。
 晴天・舗装道路だとほとんどアドバンテージがない。

・荒天時こそ威力発揮!
 このブレーキで一番良い組み合わせはカーボンリムに組み合わせた荒天時
 一度雨の鈴鹿でカーボンリムを使ったけど初期制動はないに等しい。
 雨でもサーキットならともかく、公道で使う気にはサラサラならない。
 でもディスクブレーキならダウンヒルでもリムの変形を考えずにガンガンブレーキングできるし、荒天時はそれこそディスクの独壇場
 
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 しかしそのためにこのバイクは800g以上の重量を犠牲にしている。
 同じFARNA PRO AEROのキャリパーブレーキ仕様完成車は6.8Kgしかない。
 完成車はホイールが違うので厳密には違うが、もともとクイックとスルーアクスルと仕様が違って同じホイールは使えないのでその部分は考慮しない。

◆ よく進む上り特性     
 このバイク、フレームジオメトリが自分が乗るフィブラによく似ている
 フィブラはトップチューブの形状が特殊なのでシートチューブ長は大きく違うがそれ以外はフィブラのXSサイズとFARNAの500サイズはそっくりだ。
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 で、このバイクのオレ好みのところはヘッドチューブが短いこと(113 フィブラ125弌法
 しかも少し特殊なヘッドパーツを使ってて、だいたいどのフレームにもある富士山(ダストカバー)がない。
 その代わり、フレームに沈み込むようにフラッシュサーフェイス化したダストカバーがあり、スペーサーを外せばトップチューブとツライチまでステムを下げられる
 下はフィブラのステム上部。
 この矢印部分が詰められたらと思ったんだが、このフレームはこれが限度。
BlogPaint
 実はKINOFITを受けた時、フィブラではこのハンドルを限界まで下げても下がり切らんかったのよ。
 で、その時一番目指していたサドルとの落差を作れんかった。
 でも、似たようなジオメトリでギリギリまで下げられるこのフレームならいいところまで追い込めたかもね。

◆ 坂道は良いがダンシングが合わない   
・パワーロスが少ない
 このバイク、坂道を淡々の登っていくのもフィブラと似ている。
 ペダリングがしっかりつたわり、軽いウィップを感じながらグイグイ登る。
 このウィップがフレームなのかホイールなのかはわからないけどね。
 クルクルペダルを回しながら坂を登ってると後ろから軽く押されてるような感じでとても楽しい。
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・ダンシングで返りのピッチが速い
 ところがダンシングになると途端にとっちらかる
 おそらくこれはオレのダンシングスキル合ってないポジションのせいだと思う。
 もともとダンシングがヘタなのでポジションがしっかりに詰まってないとダンシング中に腰が動いてしまう。
 さらに自分の重心移動とケツからくるピッチが合わんもんやからますますバラバラになっていく。

 これがクロモリフレームやったらガチガチにポジションを決めなくてもウィップが緩やかやからなんとか合わせていけるけど、カーボンの硬さに最近身体が着いて行けてないんやと思う(ノД`)・゜・。

 ただ、もう少し身体を前に出せるセッティングにできればイケそうな気がするのでフレーム自体は悪くはないと思うヨ。
 オレのスキルのなさもあるが、ストライクゾーンの狭いカーボンロードをこの程度の試乗で判断するのはなかなか難しいと思う。
 まあ、オレ自身、感覚勝負の人間なのでポジションが合ってないと全然ダメなんよねぇ…

◆ まとめ          
 自分の中ではディスクロードはまだいらん、と思う。
 たしかに荒天時の制動力を考えれば良いモノがあるが、自分自身基本的に雨の日は乗らない。
 この間の鈴鹿のようにレース当日が雨になるときもあるが、こと鈴鹿に関してはカーボンリム&キャリパーブレーキでもなんとかなる。
 ジムカーナみたいなクリテコースだとちょっと怖いケド、たぶんそんなときは棄権すると思う。
 ただでさえクリテって目が三角の人ばっかで落車が多いのに雨のクリテなんか参加して落車したら明日から仕事ができん!
 しょせん本業があるホビーレーサーは安全第一
 たとえディスクブレーキなら多少安全になるとは言っても雨の日は出ないに越したことはない。
 あとあとのメンテも面倒だし…

【良いところ】
  1. スムーズで安定感のあるブレーキ
  2. パワーロスが少なく扱いやすいジオメトリ特性
  3. かなりハンドルを下げられる特殊ヘッドパーツ
  4. キシリウム&チューブレスタイヤとの相性の良さ

【悪かったところ】
  1. キャリパー仕様に比べると800g重い車重(完成車)
  2. 過去のパーツが使えない新規格
 オレにとっては悪い点の2番が一番大きく、かなりの機材を更新せんとアカン、ってのが最大のネガっすね、お財布に取って…( ;∀;)


 心残りは同じフレームのキャリパー仕様も乗っておけば良かったってこと。
 そしたらもう少しはっきりイロイロ分かったかもね。

 でゎでゎ

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