DOB_Devil(TakashiMurakami) 
 彼女の髪はいつもしっとりとまとまっていて、細かった。
 その髪を撫でながら唇や頬や首筋にキスをして、彼女の胸に顔をうずめて、匂いをかいでいたい。
 現実にはもう二度とそんな時間は来ないのだろうけれど、そんな想像をしているだけで、僕はあの時と同じくらい幸せな気持ちになるのです。
 彼女を見る僕の目は、彼女のためだけの特別な目。彼女にはいつも「変態の目」と言われたけど、あの目を見たことがある人間はおまえだけなんだ。
 おまえはやっぱり特別だよ。触れたい。お前の体と、お前の時間に。