DOB_Devil(TakashiMurakami) お酒のこと。理論は退屈で難しいね、実践が一番良いけど、とりあえず理論を。
まず、お酒には2種類あります。醸造酒と蒸留酒。

醸造酒とは、発酵によって原料の糖分をアルコール分に変えたお酒です。
例えば、日本酒、ビール、ワイン、シャンパンなど。

蒸留酒とは、醸造酒のアルコール分を蒸留によって高めたものです。
例えば焼酎、ウィスキー、ブランデーなど。
さらにウォッカ、ジン、テキーラ、ラムも蒸留酒です。
これを一般的に「スピリッツ」といいます。(蒸留酒=スピリッツ)

しかし他にもいろんな味のお酒がある。例えば前飲んだチョコレート味のカクテルにはチョコレート味のお酒が使われています。
これは、ウォッカのような味のない蒸留酒にカカオを漬けて味をつけたものです。
他にも、オレンジ・ミント・メロン・カシス・いちごなど、いろいろな味の(いろいろな果物を漬けた)お酒があります。これを「リキュール」と呼びます。

これら醸造酒・スピリッツ・リキュールといったお酒と、果汁やソーダなどを混ぜたものを全般的に「カクテル」といいます。

さて、いよいよカクテルの話です。

カクテルにも2種類あります、ロングカクテルとショートカクテル。
本来の説明とは違いますが、乱暴に説明します。

ロングカクテル=氷が入っている・大きいグラスに入っている・比較的弱いカクテル。トロピカルな感じのカクテルなんかもこれにあたります。まあどちらかといえば女性向け。

ショートカクテル=氷が入ってない・小さいグラス(いわゆるカクテルグラス)に入ってる・強いカクテル。前飲んだ「ギブソン」はかなり強かったはず。「マティーニ」もこれです。日本ではあまり女性は飲まないかも。

さらにカクテルを細分化するなら「ベース」という概念があります。ベースとは「何が(味としてではなくお酒として)メインか」ということです。
「スクリュードライバー」という、無知な女を酔わせるためのカクテル(?)があります。ウォッカとオレンジジュースのカクテルですが、この場合は「ウォッカベース」です。
ギブソンはジンベース。ジンが好きな人間はたぶん酒好き。

カクテルをバーテンダーにおまかせで頼むときのポイントは「ロングorショート、ベース、味の好み」になります。
例えば「ジンベースのショートカクテルで、辛口のもの」であればドライマティーニだろうな。
「ジンベースのロングカクテルで、チェリー味」だったらシンガポールスリングでしょう。
やっぱり僕はジンがすきなんだなぁ。

まずここまで覚えたか?醸造酒・蒸留酒(スピリッツ)・リキュール・ロング・ショート・ベース・オーダーの方法。これだけのことでも知ってるうちの社員は数えるほどしかいないと思うぞ。

以上、講義でした。実践はまたな。

■■■■■

 これは、僕が昔、元カノに宛てて書いたメールです。僕が彼女に対していかに優しく、甘く、またいかに大事にしてたのかなんて事を思い出しましたよ。
しかし、クレームドカカオって、カカオを漬けて作るのか?読み返してちょっと疑問。