MESS/AGE

JMB連携TB企画 第37弾 /We Love Marvin!
 僕がマーヴィン・ゲイに出会ったのは、いとうせいこうの「MESS/AGE」だった、そういえば。
 ヤン冨田がプロデュースしたこのアルバムで、いとうせいこうは「What's going on?」をカバーしている。カバーというか、ラップを織り交ぜながら、歌っている。

 思えば、このアルバムは日本のラップの岐路だ。F.O.E.やタイニーパンクスといった「リズムマシーンのラップ」から、「ブレイクビーツのラップ」に変わった、その瞬間のアルバム。

 私は、作家としての、あるいは言論人としてのいとうせいこうを好まない。正直言って、この人の知識っていうのはひどく中途半端なものだと思う。中途半端な知識を精一杯に使って難しいことを言うスタンス、いとう氏のそういうスタンスが好きになれない。どうも「虚勢」に見えてしまう。

 しかし、ミュージシャン(ラッパー)としてのいとうせいこう、コメディアンとしてのいとうせいこう、そしてみうらじゅんの相方としてのいとうせいこう、そういったいとうせいこうは大好き。
 なんでしょうね。いとうせいこうは、観客と直接触れた時に良いパフォーマンスを発揮できるタイプの人なのかも知れないと思う。インターフェイスとしてのいとう氏は大好き。

 って、マーヴィンについて触れてないじゃない。申し訳ないので。

メロウって女々しいんだけど

 って、ここでもほとんど触れてないし、、、オルズ