観てきました。
感想半分、自分語り半分。

ネタバレも多分あります



  ~響け!ユーフォニアムという作品に対する個人的感想~
 似たような青春モノは星の数ほどありますが、この「響け!ユーフォニアム」という作品は「目標を達成した」「大会で勝った・いい成績を残した」などのプラス面の描写はほどほどにしており、マイナス面の描写が多めで現実味がある話の構成になっているのが評価が高いポイントで、同型の作品では一番好きな作品です。

 例えば、全国大会に行くぞ~という目標で頑張ってて負けるのは練習試合と決勝だけみたいな漫画も多いとは思いますが、この作品は結構違います。
 吹奏楽という使用題材の都合上、大会数が年1回しかないにも関わらず、地域イベント・オーディション・練習を駆使して挫折や悩みを上手く描いています。特にこのプラス・マイナスが上手にコントロールされていると思います。オーディションや練習を通しての挫折や苦悩の描写が多かったテレビアニメ1期では目標である「全国出場」を達成。一方で、話が人間関係メインでわりと順調に進んでた2期のラストでは「全国大会での成績が一番下の評価である銅賞」と悔しい結果で終了。沈みすぎず、上げすぎない。この適度なバランスがリアリティーを生み出し、共感を引きやすくさせ感動をもたらす駆動力になっていると自分は考えてます。



  ~誓いのフィナーレの感想~
・結末
 久美子が2年生になった時の話で、残念ながらこの年はゴールド金賞を取ったものの、全国出場の切符を得ることができませんでした。

 とはいえ、
 1年目は全国出場も銅賞。
 2年目は全国出場できず。
 3年目に全国金賞。

 こういうストーリーでいくのは多くの人の予想通りだったと思います。なので今回のゴールド金賞取ったけど、全国出場できずという結末はそこまでビックリするものではなかったんじゃないかな。


・上級生優先するか問題
 なんと言っても今回重点的に描かれていたのは、部活動にありがちな「上級生を優遇するかどうか問題」です。テレビアニメ番でも茅原実里が演じるキャラ(キャラ名は忘れました)と麗奈のソロパートオーディションは描かれていましたが、今回も上手な新入生と頑張ってるけど上手さでは劣る上級生のオーディションが描かれました。バチバチすることによるギスギス感はテレビアニメ版で重めに描かれたのもあって、今回は下級生が気遣う様子の方が主に描かれていました。(テレビアニメ版でも久美子が仲川先輩のことを気にする描写はあったけどそっちがメインではなかった) 避けては通れない話題ですが、既視感がほとんどない表現になっていて脚本の良さに素直に感心してしまいました。

 自分も水泳をやっていて、リレーメンバーどうする問題みたいなのはありました。専門の平泳ぎは中1でも部活内で1番速かったし、中1でも1群リレーメンバーだったわけなのですが上級生はどう思ってたんでしょうね。
 作品内であった「全国行けたから不満が出なかった。でもいけなかったら?上級生に出させて上げた方がよかってなるでしょ?」というセリフは印象的な一言でした。自分もその中1でメンバー入りした4人で全国に行ったのですが、「お前がいたからうちも全国行けたよ」となって、それだからこそ不満とかが出なかったのかなと今更ながらにこのセリフを聞いて思いました。スイミングスクールでそういうのを全く感じずに「速いやつが出るのは当然」といった感じで伸び伸びやってたので、当時は全くそういうのを疑問には思わなかったんですけどネ。




 この類いのスポーツ青春モノは全般的に好きなのですが、それには1つ理由があって「自分ができなかったことをやっているから」ということです。
 上にも書いたように自分は水泳をやっていたのですが、タイムの伸び悩みの時期こそあれ全国大会出場は小3から毎年できていたということは続ける大きなモチベーションの1つでした。しかし、中3の時に個人・リレーいずれでも全国に出れなくなってしまい、折れちゃったんですね。しかも水泳人生でこの時期が最も頑張ってたのに。つまりは挫折に負けてしまったわけです。なので挫折に負けずに頑張れる人は羨ましいし応援したくなってしまいます。
 北宇治~ファイトー!最後は金賞獲ってくれ!!





 平成中にギリギリ書き終わった…。令和でもよろしくお願いします。