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005A
騎士…寒くないか?…そうか…よかった。
…思い出すな。お前と一緒にホムンクルスの研究に打ち込んだ日々を…。
夏には海に行ったな…海獣と無邪気に戯れるお前の笑顔がまぶしくて…
俺は教師と生徒という関係を忘れそうになったよ。

005A2
いや…実際に忘れてしまったんだ。
俺たちは教師と生徒の関係を踏み越え…世界も研究も捨てて…
二人きりで生きていくと決めてしまったんだ…。
そうか…全部は覚えていないか。
大丈夫だ…そのうちに思い出す…俺はずっと隣にいるからな…。

005A3
クラーク先生!…どうして私たちを裏切ったのですか!?
エリオくん…やはり追って来たか。…今は俺たちをそっとしておいてくれないか?
…やっと、二人になれたんだ。
教師でも生徒でもない…二人に…。
005A4
許さない…私は、許さないぞ…そんなの倫理的に許されるものか!
教師と生徒との、禁断の愛…だなんて!
私は…クラーク先生!アナタを倒して…騎士を取り戻す!

005C
どうしてだ…どうして私の想いは届かない…!?
届いていたさ…届いた上で、俺と騎士はこの選択をした…
するしかなかった…そういうことなんだ。
後悔する…絶対に、後悔するぞ…!教師と生徒で、そんな関係…。

覚悟はできているさ…。
005C2
ちょっと…ちょっと待ってください…
どうして儀式が始まったとたんに、こんなお芝居がはじまってしまったんですか…!?
もしかして…嘘と本当の境界線が壊れた結果…
クラークさんたちは自分の嘘を本当だと思い込んでしまった!?
そんなバカな…でも…そう考えれば辻褄が…。
005C3
ああもう!なんて私はバカなんでしょうか…
こんな儀式を作ってしまった昔の私を破壊したい!
騎士様…今の貴方にこんな話をしてもわからないかもしれませんが…
貴方だけが頼りです。貴方だけは…真実をつかみ続けてください!

010A
お二人は…ワタクシたちを捨てるのですね。
大切にしていた関係を壊してでも、お二人で行くというのですね…。

ああ、すまない。これが、俺たちが選んだ道だからな。
誰に後ろ指をさされても、二人で生きていく。それだけが幸福なんだ。

010A2
誰に祝福されなくてもいい。認められなくてもいい。不幸だっていい。
コイツがいれば、俺の人生はそれでいいんだ。
先生の生徒でいられて、みんな喜んでいたんですよ。ミレイさんも…エリオさんだって…。
みんなで楽しく研究を続ける道だって、あったはずじゃないですか!
010A3
すまない…でも、決めたんだ。
だったらその覚悟…見せてくださいませ。ワタクシに…。
…わかった。それでお前の気が済むなら…。
010C
…お二人の覚悟はわかりました。ワタクシも、覚悟を決めねばなりませんね…。
マリサくん…。
今日でワタクシはクラーク先生の生徒ではありません。
騎士様の級友でもありません…。ただの他人です。
町で偶然見かけても、声を掛けません。無視します。手紙も送りません。だけど…。

010C2
これだけは、許してください。お二人の無事と、幸せを、祈ることだけは…。
マリサくん…。
最後に一つだけ…騎士様…。ワタクシはアナタを…お慕い申し上げていました…。
010C3
ちょ、ちょっと…!
マリサさんまでクラークさんの謎設定に引きずられてしまっていますよ!
で、でも…ミレイさんなら大丈夫ですよね?たぶん…引きずられませんよね!?
騎士様ぁ…お願いしますよぉ…あとはもう…
騎士様がどれだけ真実を手繰り寄せられるに、かかっていますから!

015A
なあ、騎士…本当、ってなんなんだろうな?
俺たちは誰も傷つけたくなかった…教師と生徒の関係であり続けてもよかった。
そのままでもきっと楽しかったし…それでよかった。
それも本当だ。でも…気持ちは変わる。
015A2
俺の中では、あのままの関係でいることは本当じゃなくなってしまったんだ。
心のどこかに、嘘が生まれてしまったんだ。
嘘はだんだんと大きくなって…本当を覆いつくしてしまった。
嘘が本当になってしまった。そうなればもう、耐えられない。

015A3
こうして、お前と二人でいることでしか…
俺は、本当、でいられなくなってしまったんだ。
先生!
ミレイくんか…来るころだと思ってたよ。

015A4
ミレイね…難しいこと、わかんない。
騎士さんと先生のこと、応援したいって気持ちもある…でもね、心が苦しいの。
騎士さんを、先生にとられちゃうって思ったらね、胸の奥が、痛くなるの。
こんな気持ち、先生…教えてくれなかった。
こんな気持ち、どうしたらいいのかってことも…。

015A5
だからね…いつもと同じ。
撃ちぬくよ。先生に教わったこの弓で…撃ちぬく!

そうだな…お前は、そういうヤツだ…。わかったよ。…かかってこい。
015C
なんか、ミレイ…すっきりしちゃったな…。たぶん、ミレイ、子供だったんだよね。
気持ちをどうしたらいいか、わからなかっただけなんだよね。

ミレイくん…。
なるほどなー。これが、オトナになるってことなんだよね。そっかー。これがオトナかー。
015C2
ミレイね、オトナって、もっといいものだと思ってた。
強くて、楽しくて、かっこいいものだって。
でもね…オトナって、弱くて、つらくて、かっこわるいものなんだね…でも…でも…。
なんだか…どうしようもなくて…悪いだけじゃなくて…
だから…ミレイね…先生のこと、恨まないね。

015C3
騎士さん…幸せになってね…。
ミレイといるよりも、ずっとずっと、幸せになってね…。
大丈夫だ…騎士は、俺が幸せにする…。
約束破ったら、ミレスティルでばびゅーんってして…騎士さん、奪っちゃうからね…。

015C4
待ってください…完全に痴情のもつれになってますよ…。
騎士様…どうか気を確かにもってくださいね。
騎士様が真実をつかみ続けていれば…全部、もとに戻せますから…。
さあ、最後の儀式は、目の前です…!

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マスターティーチャー・クラーク