唇からナイフ もしくは余計なお世話

イヤなものは嫌。御迷惑と知りつつだいたい毎日、憎まれ口満載でやらせて貰います (ほぼ古本状態だったが気が変って少しずつ書き足すことにした/13年9月)

エンゼル・ハートが観たい


アラン・パーカー死す。無性に『エンゼル・ハート』が観たい。サイファーと名乗るデ・ニーロの芝居がみたい。ルイ・サイファー=ルシファー、即ち魔王。

或る歌い手が
契約違反をして姿をくらましたので行方を追ってくれと私立探偵のハリー・エンジェル(ミッキー・ローク)を雇う悪魔の役をデ・ニーロがやるんだが、好いんだなこれが。
出来ることならこういう悪魔になりたいし、無理ならせめて弟子入りしたいと思わせるにじゅうぶんの貫禄。


覚書しておくと『ファウスト』に出てくるメフィストフェレスはルシファーの子分の位置づけらしくその分だいぶ軽い。いや、その軽さが恐いんだがね。

Angel-Heart

アラン・パーカー死す


どういう理由か原体験か、イングランド生まれなのに黒人好きな、というよりも差別を受ける弱い人々の、だからこその彼らの芯の強さ、反骨、を応援し続けた正義漢たっぷりのとてつもなく上手い監督だった。

『ザ・コミットメンツ』で、英国に於けるアイルランドはアメリカで言えば南部なんだと教えられた。
『ミシシッピー・バーニング』、『エンゼル・ハート』が大好きだった。フィラデルフィアやニューオーリンズのあの空気感というのは、逆に英国人だから出せたのか。音楽の造詣と愛着も並はずれている。ながく闘病していたと聞いた。残念だ。

覚書 2


哲学者曰く、「自分の外で、事物は何事もなくそこに在るのみ」なのだが、そうは思えぬ哀れな君よ、大いに苦しむがいい。
誰が己を好き、誰が嫌い、誰が貶めようと画策しているか、又は救世主たるか、存分に想像し、一喜一憂せよ。
そうしてそれを肥しとなし永遠に引きこもれ。不条理なスフィンクスとなれ。

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