2010年02月14日
「博多っ子の元気通信」は週に一度は世界的な週間雑誌「タイム誌」を題材にした記事やその他今話題のニュースを提供するニュース発信ブログです。
日本や世界での様々な日々の出来事を博多っ子サラリーマンの独自の視点で切り込み、読者の元気がでるように解説していきます。
さらに随時、タイム誌に筆者の意見を投稿し、ブログにも投稿内容を掲載します。 (6月23日号、7月31日号に引き続き10月31日号のタイム誌に5度目の投稿文が掲載されています。)
(速報) そしてウェブ版タイム・アジアの2月26日号、店頭販売タイム・アジア3月9日号に筆者の意見が2年3ヶ月ぶり、6度目にして掲載されましたのでお知らせします。
ウェブ版タイム・アジア2月26日号の「Inbox」に掲載された筆者の投稿分「Walls Will Tear Us Apart」
それでは今日の話題をお届けします。
コメント、トラックバック歓迎しますので、どうぞよろしく。(ただし、一旦お預かりして不適当だと判断するものは削除させていただきます)
(注-1) タイム誌に関する記事はカテゴリー欄の「タイム誌と自分の主張」をご覧ください。
(注-2) タイム誌への投稿文は、別建のブログ「Newsletter from Fukuoka」に掲載しています。
(注-3)平成18年4月から、タイム誌に関する記事のみを配信する「TIME誌で知る世界の時事ニュース」ブログを立ち上げました。
(注-4) 平成19年3月から、博多っ子サラリーマンの独自の視点で蔵書を紹介する「博多っ子の元気書評」を立ち上げました。
(注-5)平成19年6月から、博多っ子のヘボ釣りぶりを書いた「博多っ子の釣りバカ日誌」を立ち上げました。
2010年02月10日
【メタボ基準】
当初から異論があったメタボ基準に疑義が出てきたようです。
『メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の適正な診断基準を検証していた厚生労働省研究班(主任研究者=門脇孝・東京大学教授)は9日、診断の必須項目の腹囲の数値によって、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞の発症の危険性を明確に判断できないとする大規模調査の結果をまとめた。
現在の腹囲基準(男性85センチ以上、女性90センチ以上)の科学的根拠を覆すもので、診断基準の見直しに影響しそうだ。
現在の診断基準は、腹囲に加え、血糖、脂質、血圧の3項目のうち二つ以上で異常があった場合、メタボと診断され、保健指導(積極的支援)の対象となる。しかし、他の先進国に比べ男性の腹囲基準は厳しすぎる、女性の基準は逆に甘いと、批判されていた。
研究班は、全国12か所の40〜74歳の男女約3万1000人について、心筋梗塞、脳梗塞の発症と腹囲との関連を調べた。
その結果、腹囲が大きくなるほど、発症の危険性は増加したが、特定の腹囲を超えると危険性が急激に高まるという線引きは困難であることがわかった。』(2月9日付読売新聞)
【もともと異論あり】
このメタボ検診の実施に関しては、もともと厚生労働省の画一的なやり方について現場の医師や一部の専門家の間で異論があったのに加えて、2008年4月に始まったメタボ検診の実施後、8月には世界に複数あるメタボ診断基準を統一し、混乱を抑えようという協議が行われ、国際糖尿病連合(IDF)と米国コレステロール教育プログラム(NCEF)が中心となって呼びかけた結果、腹囲は世界的な基準としての必須項目から外されていたのです。
それを無視して突っ走った厚生労働省が今頃になって「腹囲計測では心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞の発症の危険性を明確に判断できない」では、一体この二年間は何だったのかと言いたくなりますね。もともと検診を始める前にしっかりとした基準を世界的な基準と照らし合わせて決めるべきだったことに加えて、検診実施後に世界的な基準の見直しが行われたにもかかわらず見直しをしていなかったのですから、怠慢と言われても仕方ないのではないかと思います。
自ら行った調査結果で胸囲計測に否定的なデータが出てきたのですから、早急に現在の検診方法について見直しを行い、僕らサラリーマンの不安を解消すべきだと思いますが、みなさんはどう思われますか? 胸囲検診がなくなったら助かる? そんなことではメタボからは逃れられませんよ。
<参考>
・「メタボ健診基準は妥当か−異論続出」・・・2007年12月24日付の僕のブログ記事
「人気ブログランキングに参加しています。貴方の貴重な一票を!」
2010年02月09日
【琵琶湖1.7個分】
『03〜09年にヒマラヤ山脈やその周辺で、琵琶湖1.7個分に相当する山岳氷河の氷が毎年減少したことが、日置(へき)幸介・北海道大教授(測地学)と大学院生の松尾功二さんの分析で分かった。02年に打ち上げられた米国の人工衛星の軌道データを活用して算出した。過去40年間の現地調査で推定された年間平均減少率の2倍に上るという。ヒマラヤの山岳氷河はアジア南部の貴重な水源で、市民生活への影響が懸念される。15日付のオランダの地球惑星科学誌に発表する。
氷河の面積は航空写真で分かるが、体積や重量の把握は難しい。研究チームは氷河の増減が重力を変動させることに注目。重力の影響を受ける衛星軌道の変化から、アジア中央部の氷河の重量の変化を算出し、毎年470億トンの氷河が減少していることが分かった。この量は海面を年0.13ミリ上昇させる効果がある。
国連環境計画によると、アジア中央部の山岳氷河の面積は約11万4800平方キロで、米アラスカに次いで広い。年470億トンの減少は氷河の厚さが年平均約40センチ薄くなっていることを示す。巨大な氷床のある南極では今のところ、急激な気温上昇がなく、当面の海面上昇を左右するのは山岳氷河になっている。』(2月6日付毎日新聞)
【深刻すぎる事態】
IPCCの第四次報告によれば、「現在のペースで温暖化が進行すると、ヒマラヤ山脈の氷河が2035年までに1995年当時の5分の1に激減する」としている。先月20日、IPCCはこの記述に関して、「明確で確立された基準が厳密に適用されていなかった」と釈明し、誤っていたことを認めたとの報道があった。
IPCCが誤りを認めたとおり2035年にヒマラヤ氷河が完全に消失してしまうことはないかもしれないが、依然としてこの報告の予測に近いスピードで氷河の溶解は進んでいるようなのだ。
今のスピードでヒマラヤ氷河の融解が進めば、遅かれ早かれ、ヒマラヤが飲み水を供給している黄河、メコン川、サルウィン川、ガンジス川などアジアの主要な河川は深刻な水不足に陥り、世界人口の4割に当たるこの地域の人々が極めて重大な飢饉に陥ることになるだろう。二酸化炭素削減に加えて、氷河融解に対する緊急の対策も必要となるだろう。それは、まさに目の前にある危機なのだから。
「人気ブログランキングに参加しています。貴方の貴重な一票を!」
2010年02月08日
【またしても】
榛名湖のワカサギ釣りが今年も中止となったというニュースが目に留まりました。
『榛名湖(高崎市)の結氷が進まず、榛名湖利用安全協議会(鹿野宏会長)は2日、ワカサギ穴釣りのための氷上オープン中止を決めた。昨シーズンに続く中止。ワカサギの氷上釣りは冬の最大の収入源だけに、湖畔の観光業者は肩を落としている。
同協議会によると、氷上オープンには厚さ15センチ以上の締まった氷が必要。最低気温が氷点下15度程度の冷え込みで氷が成長するが、今冬は同10度以下になる日も続かなかった。例年なら一番寒さが厳しくなるはずの1月下旬も、春を思わせる陽気となった日があったという。
前橋地方気象台の観測データによると、湖畔に比べ標高が約900メートル低い高崎市上里見町で1月下旬に、最低気温の平均が氷点下2・0度と平年に比べ1・1度高く、最高気温は12・5度と4・4度も高くなっている。
このため2月になっても湖の東側3分の1が凍らず、結氷部分も人が乗れるような状態まで成長しなかった。近年では、07年も全面結氷せずに中止。昨年も氷上オープン日を決めた後に暖かな日が続き、2度の延期の末、オープンを断念した。
榛名観光協会榛名湖支部の小林信彦支部長は「榛名湖の氷上釣りは簡単でファミリーに人気がある。天候のこととはいえ、心待ちにしていたファンの方に申し訳ない思いだ。2年連続の中止で、今後の誘客への影響が心配だ」と話している。』(2月3日付毎日新聞)
【緩やかに進む温暖化】
榛名湖のワカサギ釣りが出来なくなったという記事は2007年に初めて目にしてブログ記事としても取り上げましたが、またも同じような事態になってしまったようです。ワカサギ釣りの釣り客を当て込んで地元で商売をしておられる商店街や宿泊施設の方々にとってはまさに死活問題なのですが、自然が相手なので打つ手がないといったところのようです。
今年の冬は世界的に強烈な寒波が訪れて、地球温暖化なんて単なる杞憂だったのではないかと思われる向きもあるかもしれません。しかし、このワカサギ釣りの記事などを見ると、やはり地球温暖化の影響はじわじわと各地で進行しているのだなと思わずにはいられません。地域的あるいは時間的なバラツキはあっても、気候変動は年々ひどくなっており特に21世紀になってからの気温の上昇はそれ以前とは全く比べものにならないほど進行しているというのが真実のようです。
実質的な合意が先送りされてしまった昨年12月のCOP15。人間たちの思惑や対立とは無関係に気候変動は日増しにひどくなり、欲望深い人間をあざ笑っているかのようです。
「人気ブログランキングに参加しています。貴方の貴重な一票を!」
2010年02月06日
【休日・祭日は休刊日】
勝手な都合で恐縮なのですが、週末・祝日は休刊日にさせていただいて、じっくりと週日にいい記事を載せたいと思います。
休刊日には、ブログも肝臓もお休みします・・・努力目標です。(^∀^)
写真は、立花山の樹齢300年にもなるクスノキの原生林です。しばし、心が洗われるような森林浴に浸れます。
みなさんも心が疲れたとき、行ってみてはいかがですか?
《参考》・・・あと数枚のクスノキの写真を旅行記にアップしています。
・「近場の穴場−都市近郊にある原生林」(luckymentaiさんの旅行ブログ)
2010年02月05日
1月21日号のオンライン版タイムの記事「Starting Over: Can Obama Revive His Agenda?」に投稿しましたので公表します。
Like the Thinker Statue by Auguste Rodin, your cover photo of President Obama sitting in the Oval Office looks in deep meditation with some anguish over the gap between his conviction of doing good jobs and its unappreciation by the American public. One year after the inauguration of the presidency, his remarkable addresses to promise “change” such as health care, economic recovery and other complicated agenda sounds empty and unrealistic to the public now because it seems that the president hasn’t done anything substantive.
What he should do now is to act first and strong, and address later since the American public still trusts him, I believe.
【拙訳】
オーバルオフィスに座るオバマ大統領のカバー写真は、まるでロダンの「考える人」のように考え込んで、自らの仕事を立派にやっているという確信とアメリカの国民が彼の仕事に理解がないという二つのギャップに揺れ動いているようだ。大統領に就いて1年、オバマ氏の国民皆保険や経済回復、その他の複雑な政策課題に関して「変化」を約束した演説の数々は今では国民に空疎で非現実的に聞こえているのだ。なぜなら、大統領は何ら実質的な仕事をしていないように見えるからだ。
今大統領がすべきことは、先ずしっかり行動することであり、演説はその後だ。まだアメリカ国民は大統領を信頼していると僕は信じている。
「人気ブログランキングに参加しています。貴方の貴重な一票を!」
2010年02月04日
【政府が支援?】
ハウステンボスがいよいよ土俵際に立たされています。
『大型リゾート施設「ハウステンボス」(HTB、長崎県佐世保市)の再建問題で、前原誠司国土交通相は30日、企業再生支援機構の活用を検討する考えを示した。遊説先の長崎県内で、報道陣に「企業再生支援機構の活用ができるかどうか、所管の菅(直人)副総理と相談して取り組みたい」と述べた。
HTBを巡っては、大手旅行業エイチ・アイ・エス(HIS、東京都)が支援を検討しているが、高額の修繕費用などから断念の可能性が高まっていた。同機構の支援が得られれば、状況は大きく変わることになる。
ただ、同機構の支援を受けるには、HTBが提出する再建計画の審査や資産の査定などがあり、認められるかは不透明。また現在の更生計画で決められた債務返済期限は3月末に迫っており、時間切れの可能性もある。
前原国交相はこの日、佐世保市の朝長則男市長から再建支援を求める要望書を手渡されたことや、HISの沢田秀雄会長から電話で「(予想以上に多額の費用がかかり)対応しきれない」と言われた経緯を説明。両者それぞれに「国が支援できる制度がないか検討したい」と伝えたことも明かした。』(1月30日付毎日新聞)
【迫りくる期限】
ハウステンボスは、創業者である神近義邦がオランダ語で「森の家」を意味する「ハウステンボス」の名を冠して、オランダ400年の国づくりに学びながら、現在の時代を先取りする環境都市と生活ストーリーを作り、「人と自然が共存する新しい街」『自然の息づかいを肌で感じることのできる新しい空間』を目指して2千億円近い巨費を投じてつくられた町です。その規模は面積で東京ディズニーランドに匹敵します。1992年の開業当初はそのすばらしい景観やコンセプトに大勢の観光客が訪れ、1996年には425万人もの来場者を記録しました。
しかし、その後は人気に陰りが出て来場者が減少、2003年に会社更生法の適用を受けて破たんし、 今まで野村プリンシパル・ファイナンスが再建を進めていました。その努力もなかなか来場者数増加に結びつかず今回の事態に至っているのです。期待されていたHISによる支援もとん挫しかけており、3月末まで支援策が決まらなければ破産という事態に至ります。これは地元だけでなく九州全体にとっても大きな打撃となるでしょう。
【発想の転換】
僕も過去に何度もハウステンボスに観光に行きましたが、景観のすばらしさやゴージャスな造りなどには感動するものの、エンターテインメント性には乏しくどうしても足は遠のいていきました。実際野村プリンパルの運営になってからは一度も行っていません。やはりリピーターを増やすには東京ディズニーランドのような強烈な個性と仕掛けが必要なのでしょう。
はっきり言って、もうこれ以上日本人の客を呼び込むのは限界があると感じざるを得ません。後はリーマンショック前までそうだったように中国や韓国、台湾、香港などのアジア諸国からの来場者を如何に増やせるかでしょう。
であれば、日本の企業ではなく外資、それもアジアの資本に引き継がせて、特に中国系の人々を大量に呼び込む仕組みを創っていくしかないような気がします。果たして3月末までにそれが出来るか。今のような救済型の支援ではアジアの資本に引き継ぐまでの「つなぎ」と割り切るしかないのではないでしょうか。
思い切った発想の転換が必要になっています。
「人気ブログランキングに参加しています。貴方の貴重な一票を!」
























