2009年03月12日

瀕死の新聞を救う方法 5

【新聞の危機】

新聞のビジネスモデルが崩壊の危機にある。アメリカでは日本よりも新聞メディアの危機がはるかに深刻だという記事がタイム誌に「新聞を救う方法」("How to Save Your Newspaper", page 32-35, TIME dated on March 2, 2009)という見出しで掲載されていた。一体、なにが問題でどうしたら解決できるのだろうか。

【崩壊したビジネスモデル】

記事を書いたのは、ウォルター・アイザックソン(Walter Isaacson)という元タイム誌のマネージング・エディター。

New York Times危機の最大の原因は、インターネットの普及による従来型の新聞のビジネスモデルの崩壊だ。具体的には、読者が記事にお金を払わなくなったことにある。ウォール・ストリート・ジャーナルなど一部のウェブ版の新聞を除いて、ほとんどの新聞メディアは現在ウェブ上での新聞記事を無料で配信している。そのため、ペーパーの新聞購読者が激減、併せて店頭販売の新聞も急激に減っており、さらにここ半年の急激な経済の落ち込みで新聞広告も激減しているのだ。

The problem is that fewer of these consumers are paying.

すなわち、新聞メディアの主要な三つの収入源、店頭販売・購読・広告のすべてが成り立たなくなりつつあると言うのだ。これでは新聞メディアのビジネスモデルは崩壊したも同然だろう。

Newspapers and magazines traditionally have had three revenuesources: newsstand sales, subscriptions and advertising.

新聞にとってもっと問題なのは、これら三つの収入源のうち、店頭販売、購読収入が激減する中で、広告収入に極端に頼るようになり、読者と向き合うよりも特定の広告主に向き合うようになってきていることだ。これはメディアの死を意味する。

【生き残りの道】

ではどうすればいいか。アイザックソン氏が提案しているのは、オンラインでのビジネスが後戻りできない以上は、iPodとiTuneの組み合わせで音楽メディアのあり方を根本的に変えたアップルのようなビジネスモデルを導入することだ。

iTunesすなわち、消費者がiTunesで音楽を一曲ずつ購入するように、新聞もひとつひとつの記事を5セントからでも購入できるようなマイクロペイメント(micropayment)の仕組みを導入することだと同氏は言う。

The key to attracting online revenue, I think, is toacome up with an iTunes easy method of micropayment.

そうすれば、収入源の確保だけでなく、ジャーナリズムに再び緊張感を与える。なぜなら、消費者に小額でもお金を払って読ませるだけの良質の記事がもとめられるからだ。

Charging for content forces discipline on journalists: they must produce things that people actually value.

日本の新聞メディアは、まだ定期購読者が多く、紙メディアが優勢なこともあってここまでの危機感はないかもしれないが、アメリカのビジネスモデルの崩壊は早晩、日本のメディアにも大きな影響を与えることになるだろう。あなたはどう思われますか。

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