2007年01月09日

上海環球金融中心

7d5f33c6.jpg今、一番気になる建築、それが「上海環球金融中心」。

知らない人の為に、簡単に説明すると、六本木ヒルズを建設した「森ビル」が上海に建設する世界で2番目の高さを誇る高層ビルってこと。

現在、世界一は台湾の「台北101」(508m)だ。「上海環球金融中心」は高さ492mで、世界第2位の高さになる予定だ。

しかし、時を同じくして、アメリカのフリーダム・タワー(高さ514m)やUAEのブルジュ・ドバイ(なんと高さ705m)が竣工する事になっており、世界2位の座は短期間に終わる。

外観は、図のように、巨大な栓抜きのような形をしてる。当初は、丸の「穴」だったが、日本の日の丸に似ているなどといった中国側からの問題指摘があったため、現在の台形の「穴」に変更されたという逸話がある。最近は、名前でももめた。森ビルとしては「〜ヒルズ」としたかったが、これも反対にあったようだ。

当初の計画は、2001年の完成を目指して1997年10月に着工し、完成すれば台北101が完成するまでの間世界一の高さになる予定だったが、アジア通貨危機などを機に計画が2度頓挫し、世界1位の座は獲得できなかった。その後、計画見直しなどを経て2003年にプロジェクトが再始動し2004年11月に建設を再開したという経緯がある。

名古屋では、トヨタ自動車の拠点となる「ミッドランドスクェア」が名古屋駅前に建設された。正月3日に引っ越しが始まり、ニュースになっている。ビル全体は3月にオープンの予定だ。

高層ビルは今、高さ500mが主流となってる。近い将来、ブルジュ・ドバイの705mが、突出して高くなるが、近い将来、高さ1000mの時代が来るのは目前である。

私は、トヨタに、高さ800mの「ミッドランドスクェア」を建設してほしかったと思う。世界一というPR効果は、名古屋の知名度を世界に知らしめる絶好の機会になるだろう。また、名古屋のランドマークとしてより効果を期待できるはずだ。世界一高い展望は、観光の目玉になる。

「上海環球金融中心」の全体事業費は1050億円。高さ800mの「ミッドランドスクェア」は3000億円もあれば出来るだろう。毎年1兆円以上の黒字を出すトヨタなら簡単にできるはずだ。

なんの変哲もないデザインの「ミッドランドスクェア」には、がっかりである。



「上海環球金融中心」の主な施設

地下2階〜3階:ショッピングモール

飲食店や販売店など約50店舗で構成される。

3階〜5階:会議室

7階〜77階:オフィス

中国国内だけでなく海外の企業も入居する。約1万人が働く事になる。

79階〜93階:ホテル

ハイアットホテルアンドリゾーツグループが経営。客室数は約180室でスイートルームが中心。

91階〜93階:飲食店

ホテル同様、ハイアットホテルアンドリゾーツによる経営。

94階・100階:展望台

100階部分は、地上472mで世界最高所の展望台となる。(現在はカナダのCNタワー(447m)が最高所)


構造

* 高さ:492m(地上101階、地下3階)
* 延床面積:381,600平方m
* 建築面積:14,400平方m
* 敷地面積:30,000平方m

* 事業主体:上海環球金融中心有限公司
* 設計:KPF、入江三宅設計事務所
* 施工:中国建築工程総公司、上海建工総公司
* 監修:森ビル

luis_barragan at 12:17│Comments(0)TrackBack(0)上海ルポ 

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